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本格推理⑧悪夢の創造者たち 鮎川哲也編 |
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アンソロジー(国内編集者) | 出版月: 1996年09月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 1件 |
光文社 1996年09月 |
No.1 | 7点 | Tetchy | 2010/04/07 21:57 |
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出来映えにかなり明暗が分かれたアンソロジーか。
黒田研二氏の『そして誰もいなくなった・・・・・・のか』、小波涼氏の『少年、あるいはD坂の密室』、剣持鷹士氏の『おしゃべりな死体』、そして林泰広氏の『二隻の船』が秀作。 それ以外はやはりどれも似た設定の繰り返しで、食傷気味である。これだけの数の本格を読まされるのだから読者を飽きさせない舞台設定というのがインパクトとして非常に重要な要素となる。まあ、素人にそこまで求めるのは酷かもしれないが、やはり金を出して買う商品であるからには損をさせてはいけないという見地からもこの考え方は妥当だと考える。でもレベルアップしてきたのは間違いない。 |