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本格推理⑫盤上の散歩者たち 鮎川哲也編 |
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アンソロジー(国内編集者) | 出版月: 1998年07月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
光文社 1998年07月 |
No.1 | 5点 | Tetchy | 2010/04/21 22:09 |
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全13編中、もっとも優れていたのはやはり現在作家として活躍している光原百合と石持浅海氏の2名の作品だった。これら「消えた指輪(ミッシング・リング)」と「地雷原突破」は文章のみならず物語としてもしっかりとしており、本格ミステリが奇想天外なトリックのみに支えられているのではないことを見事に証明してみせた。
今回はなんと云ってもこの2人に尽きる。これを読んで改めて彼らの作品を読もうと思った。明日の本格はここにあるといっても過言ではないだろう。 |