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世界推理短編傑作集5【新版】 江戸川乱歩編 |
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アンソロジー(国内編集者) | 出版月: 2019年04月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 2件 |
東京創元社 2019年04月 |
No.2 | 7点 | 蟷螂の斧 | 2021/05/05 11:23 |
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①「ボーダー・ライン事件」マージェリー・アリンガム 5点 世界短編傑作集3で書評済
②「好打」E・C・ベントリー 5点 ゴルフ場で変死体。落雷とされたが・・・ ③「いかさま賭博」レスリー・チャーテリス 6点 いかさまポーカーの勝負。セイントがやはり上手? ④「クリスマスに帰る」ジョン・コリアー 8点 妻を殺害。ショートショートらしいオチ ⑤「爪」ウィリアム・アイリッシュ 8点 マネキンさん今晩は―コーネル・ウールリッチ傑作短篇集〈4〉で書評済 ⑥「ある殺人者の肖像」パトリック・クェンティン 9点 昔、友人の父親が自殺。今思えば・・・。モチーフは「わが子は殺人者」に繋がっている ⑦「十五人の殺人者たち」ベン・ヘクト 8点 医者の告白。ミステリーの逆ヴァージョンで珍しい作品 ⑧「危険な連中」フレデリック・ブラウン 7点 「さあ、気ちがいになりなさい」(ぶっそうなやつら)で書評済 ⑨「証拠のかわりに」レックス・スタウト 5点 プロットは分りやすい。語り口を楽しむ作品 ⑩「妖魔の森の家」ジョン・ディクスン・カー 9点 「妖魔の森の家」で書評済 ⑪「悪夢」デイヴィッド・C・クック 4点 一人で夫を待つ妻の恐怖。オチはありません(苦笑) |
No.1 | 7点 | ことは | 2020/05/05 00:05 |
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この時代になると、ホームズ風の短編は採用されなく、コリア、アイリッシュ、ブラウンなど、異色作家短編集にもとられる作家が増えてきます。
時代の流れも感じるけれど、私の好みと少し外れてきているのも感じる。 カーは元版の「見知らぬ部屋の犯罪」から「妖魔の森の家」に変更。(元々翻訳権の兼ね合いで「見知らぬ~」だったらしい) 1作選ぶとすれば、やはり「妖魔の森の家」。これはよくできている。(翻訳としては乱歩訳(本当か?)の版が好きですが) 次点で「証拠のかわりに」。ウルフ物は、やはりこの程度の長さが最適。 |