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短篇小説日和 英国異色傑作選 西崎憲編 |
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| アンソロジー(国内編集者) | 出版月: 2013年03月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
![]() 筑摩書房 2013年03月 |
| No.1 | 6点 | 蟷螂の斧 | 2026/07/02 13:17 |
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| 十八世紀半ば~二十世紀半ばの英国短篇小説
①後に残してきた少女(ミュリエル・スパーク) 6点 「棄ててきた女」で書評済 ②ミセス・ヴォードレーの旅行(マーティン・アームストロング) 6点 子供の頃、宿泊した家の夫人が失踪したお話…友人の話を小説家が創作しながらの展開(オチはそれほどでもないが、構成が面白い) ③羊歯(W・F・ハーヴィー) 7点 祖父の発見した羊歯の生える場所を秘密にしていたが…植物研究家が発見?(若者が読んでいた記事「五十歳を過ぎてからの人生に価値はあるか?」~価値観の相違が際立っている) ④パール・ボタンはどんなふうにさらわれたか(キャサリン・マンスフィールド) 3点 白人の少女は、女性2人連れに声をかけられ、海へ連れていかれ…肌の黒い民族(入植された民族の心象らしいが) ⑤決して(H・E・ベイツ) 3点 若い娘は、退屈な日常を捨て、新しい世界へと出発か?…汽車の発車時間(いつかきっと、ショートショートの心象) ⑥八人の見えない日本人(グレアム・グリーン) 3点 日本人が食事しているレストランで、婚約者同士の会話がすすむ…将来の暗示(娘にとって「日本人って?」w) ⑦豚の島の女王(ジャラルド・カーシュ)) 7点 ある孤島で、大男、小人、手足のない骨が発見された…豚の生息する島でいったい何が?(何となく「瓶詰地獄」を彷彿) ⑧看板描きと水晶の魚(マージョリー・ボウエン) 6点 二つの水晶の魚。それを持っている者同士が結ばれると言われる。卿は水晶の魚を手にしようと…殺害したはずが(幻想的。輪廻なのかな?) ⑨ピム氏と聖なるパン(T.F.ポウイス) 6点 ピムは教会の下働き。パンが神と教えられ、パンを食べられなくなる。すると、パンが喋り出す…鼠のエサ(天国にも地獄にも行きたくないピムW) ⑩羊飼いとその恋人(エリザベス・グージ) 8点 自由を求め旅をする初老の女性。プレゼント用として羊飼いの人形を購入。しかし、手放したくなくなる…家具もない家を購入(お伽噺風) ⑪聖エウダイモンとオレンジの樹(ヴァーノン・リー) 4点 ある時、地中よりヴィーナス像が発掘された。指輪はめるとヴィーナス像は手を握り締めた…奇跡のお話(真の聖人は誰? ⑫小さな吹雪の国の冒険(F・アンスティー) 5点 弁護士は雪の国に紛れ込む。幽閉された女王を助け出す羽目に…竜との闘い(弁護士と女王とのギャップのある会話は楽しめる) ⑬コティヨン(L・P・ハートリー)) 5点 仮面舞踏会、参加者は78人のはず。でも79人いる。窓からの侵入者?…彼女のダンスのお相手は元恋人の声に似ている(よくあるお話) ⑭告知(ニュージェント・バーカー) 6点 男は図書館に寄った。だが、数冊立ち読みた後、何も借りずに本来の目的地に向かった…犯罪の匂い?(ショートショートらしいオチ) ⑮写真(ナイジェル・ニール) 6点 病床の少年。母親は、少年の写真を撮るため、無理やり写真屋に連れていく…医師の診断(ショートショートらしいオチ) ⑯殺人大将(チャールズ・ディケンズ) 8点 殺人大将は、花嫁を次々と食べていった。双子の姉妹の姉も犠牲に。「肉のパイさ」「肉はどこにも見えません」「鏡のなかをご覧よ」…妹の復讐(さすが、ディケンズ) ⑰ユグナンの妻 6点 久しぶりに会った友人。「僕に妻がいるといっても信用しないかね?」。彼女の肖像画はあるのだが…転生(小難しい) ⑱花よりもはかなく(ロバート・エイクマン) 8点 ネスタは、男性が関心を持つのは女性の容姿だけと思う。しかし、容姿の劣る自分も結婚できた…爪を研ぐ妻(何も語らないどんでん返し) ⑲河の音(ジーン・リース) 3点 河の近くに宿泊した男女。女性は何に対しても「こわい」という…翌朝(得体の知れない怖さらしいが、全然怖くないw) ⑳輝く草地(アンナ・カヴァン) 4点 垂直の草原。人々は命がけで、その草を刈る…その理油は?(SFチック) |
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