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[ 本格 ]
ナイルに死す
ポアロ、レイス大佐
アガサ・クリスティー 出版月: 1957年01月 平均: 7.90点 書評数: 41件

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早川書房
1957年01月

新潮社
1965年01月

早川書房
1977年10月

早川書房
1984年09月

早川書房
2003年10月

早川書房
2020年09月

No.21 7点 ミステリ初心者 2012/08/16 11:01
 長い! でも面白かったです。 しかし、長い!

 恋愛要素がつよい気がするので、女性にお勧めかも?女性なら苦なく読めるはず(偏見か?)

 犯人は、個人的に、っぽいひとでした。トリックが魅力だと思います。長い割りにワンポイントなトリックだったように記憶してます。

No.20 5点 mini 2012/04/05 09:52
今年は1年間に渡って”ツタンカーメン展”が開催される、皆様ご存知でした?
現在は6月上旬までの上半期に大阪が会場となっており、8月~12月までの下半期は東京に会場が移る
西日本在住の皆様、黄金のマスクを見るのは今がチャンスですよぉ~
今年の日本はエジプト・イヤー、ってのは大袈裟か(苦笑)

エジプトはナイルの賜物、そこで「エジプト十字架」に続いての第2弾はこれだ
私は作者が仕掛けてきたなってのは割と見破る方なんだよね
「死との約束」「ポアロのクリスマス」「葬儀を終えて」みたいな、いかにも狙ったな、みたいなやつは普段はアホなくせに勘が働くんだ
しかし「ナイルに死す」には全く騙された、私はこういうのに弱い、人間を信用してしまう性格なんだろうか露ほどにも疑わなかった
いかにも作者が視点を逸らそうとしてるタイプのは割と気付くんだけど、この手の真っ向勝負に人間の本性でこられると駄目だな、私はこういうの見抜けない
でも「ナイルに死す」は真相が分かったって人が意外と多いんだね、私にとっては上記で挙げた3作よりも「ナイル」の方が難しいと思うんだが
それにしてもだ、「ナイル」って作者の自信作の1つらしいが、そうかなぁ
たしかに作者の中でも最も華やかな作品の1つではある
しかし赤い鰊が多い割には、それらの人物描写が記憶に残ってないしなぁ、結局赤い鰊以上の存在になってないし、やたら能天気だし
やはり物語性と人間ドラマと人物描写が評価出来る話の方が好きだなぁ

No.19 5点 好兵衛 2011/04/23 16:51
クリスティーにしては長い作品。
自分は人物模写やロマンや物語に
あまり評価をおかないのですが、
それでも人物の設定が面白かったです。

クリスティー特有の皮肉っぽさたっぷり。

なので、あまり長さを感じず、さくさく読めましたが
肝心の殺人トリックはこれといって驚きを感じませんでした。
犯人はある行動から、とても分かりやすいですし。
犯人に対して、
自分の嫌いなタブーな部分が一つ入っておりました。

映画っぽい部分で楽しめる作品だなぁと思いました。

No.18 6点 ミステリー三昧 2011/03/29 13:17
<ハヤカワ文庫>ポアロシリーズの15作目(長編)です。
長さの割に大したことがない。むしろ無駄に登場人物が多すぎて、ポアロが重要としている「会話」の部分が読んでてしんどかったです。特に事件が発生してからは、これから全員に聞き込みするのかと思うと、だるさを感じました。基本、聞く内容は同じで、ひらすら単調なんですよね。部屋に入ったのはいつ?音は聞いたか?誰か見てないか?といった質問を何回も繰り返しながら、手掛かりを掴むとともに登場人物の性格を分析するといったポアロの基本捜査が、好きではない。
ただ状況や境遇が創り出したミスディレクションは巧かったと思います。クリスティの狙いがハッキリとしていて分かりやすいプロットなのですが、犯人の意外性は十分あると思います。

No.17 6点 HORNET 2011/01/08 21:10
 些細な事象をつなぎ合わせて,真理にたどり着くポワロの推理はさすがで小気味よい。が,私は,事件の序盤で漠然と思い描いた真相と一致していました。はじめの殺人が起こるのが200p以上たってからというのも長く感じました。

No.16 7点 seiryuu 2010/11/07 14:22
昼ドラ並みのどろどろさを期待させる冒頭が好き。
メインはもちろんサイドストーリーもとても面白かったです。
丁寧な解説通りに慎重に読んでいたら、犯人が途中でわかってしまった。

No.15 7点 itokin 2010/10/03 14:03
疑惑の人の配置、読者の予想をつぶしながらの物語の構成は流石だが途中で犯人が解かってしまった。しかし、この時代の作品でこれ以上の展開を望むのは酷か。

No.14 8点 kanamori 2010/06/21 23:58
クリステイの特質が非常によく出ている佳作だと思います。
主要登場人物の造形の書き込みが丁寧で、それを逆手にとって読者をミスリードする技巧がさえています。
殺人事件がなかなか起こりませんが、序盤から旅情ロマンとサスペンスに気を配っていて、物語に引き込まれました。

No.13 7点 シーマスター 2010/02/06 23:02
文生さんや測量ボーイさんと同じく、このサイトでの「これほど高い評価」に驚きました。

映画はエジプトのロマンが満載で素晴らしいです。

No.12 7点 文生 2010/01/20 16:11
あまりの評価の高さにびびりました。
そこまで凄い作品とは思いませんが、クリスティのストーリーテラーぶりと巧妙なプロット、そしてトリックの使い方のうまさが光る佳品だと思います。

No.11 8点 okutetsu 2009/07/01 05:54
トリックとしてはありきたりですがお得意のミスディレクション炸裂で完全に騙されました。
有名作だけあって標準以上の出来だと思います。

No.10 7点 測量ボ-イ 2009/06/05 21:12
まあ水準以上の作品だと思いますが、皆さんの評価が高いの
にはビックリしました。このサイト、クリスティのファンの
方が多いのでしょうか?
原作(本)読んだ方はたぶん映画も見ているのでしょうが、
良い意味でその影響が出ているのではと想像します。

No.9 10点 NEO 2009/04/11 07:40
これも、クリスティーの最高傑作の一つです。飽きさせることなく最後まで一気に読ませてくれる。クリスティーって、どんだけすごいんでしょうか。

No.8 10点 2009/01/04 22:55
前半のストーリーは、様々な登場人物たちを紹介しながら、不穏な空気を漂わせつつ、まさにナイル川のようにゆったりと流れていきますが、再読すると、この前半がなかなか味わい深いのです。で、ほとんど半分近くになってやっと最初の殺人が起こると、話は一気に加速します。
ポアロものの中でも、『アクロイド』や『オリエント急行』のようなとんでもない発想はありませんが、いかにもクリスティーらしい犯人の意外性とトリックを組み合わせた、非常によくできた構成の作品です。
映画版でポアロを演じたユスティノフの巨体には、「おまえはフェル博士か」と突っ込みを入れたくなりましたが、どちらも名探偵ですので、まあいいことにしましょう。

No.7 8点 sasami 2008/08/26 10:36
登場人物が多く殺人もなかなか起きないので最初はつらかったんですが
殺人が起こったあとの展開は早くてその後は夢中で読みました
トリックも犯人当てにいたる論理もよかったです。
枝葉の部分ではいつものポアロの強引な決め付け(推理?)が冴えまくってます。
そしてポアロのもったいぶりな態度にイライラします。

No.6 6点 僧正 2008/06/07 23:28
ミステリを読みなれていると犯人がすぐにわかってしまいますが、それでも十分楽しめました。
邦題がかっこいいすよね。
直訳すれば「ナイルの死」なんでしょうが。

No.5 8点 こう 2008/05/14 22:00
クリスティの作品の中では最良作の一つだと思います。殺人がなかなか起きませんが登場人物の描写を丁寧に書き中だるみはしていません。
  同じく中期代表作である白昼の悪魔もそうですが映画化されており映画もいずれも面白かったです。
  国内の古典でメインプロットがほぼ同じものがありそれを読んだ時に途中で犯人がわかり損をした気分になったのを思い出します。

No.4 10点 あい 2008/05/01 15:15
面白かった。素晴らしいトリックと緻密なプロットによってうまくまとまっていた。

No.3 10点 イッシー 2008/03/08 12:02
トリックが大胆でおもしろかった。クリスティの傑作の一つ。

No.2 9点 こをな 2008/02/15 15:46
 かなり面白かったです。食事する間を惜しんで読んだ覚えがあります。
 ただ、アガサ・クリスティの本を沢山読破している人がこの本を読むと、殺人犯を早い段階で予想できてしまうかもしれません。


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アガサ・クリスティー
2018年07月
十人の小さなインディアン
平均:4.00 / 書評数:1
2015年01月
ポアロとグリーンショアの阿房宮
平均:5.00 / 書評数:1
2002年02月
アクナーテン
平均:3.50 / 書評数:2
2000年09月
そして誰もいなくなった(戯曲版)
平均:6.50 / 書評数:4
1998年09月
マン島の黄金
平均:6.00 / 書評数:4
1988年05月
殺人をもう一度
平均:4.67 / 書評数:3
1985年03月
海浜の午後
平均:5.00 / 書評数:2
1984年05月
ブラック・コーヒー
平均:4.00 / 書評数:4
1982年12月
教会で死んだ男
平均:5.00 / 書評数:5
1981年10月
リスタデール卿の謎
平均:5.25 / 書評数:4
1980年10月
蜘蛛の巣
平均:6.33 / 書評数:3
1980年09月
ねずみとり
平均:4.83 / 書評数:6
1980年08月
黄色いアイリス
平均:5.50 / 書評数:4
1980年06月
愛の探偵たち
平均:5.25 / 書評数:4
1980年05月
招かれざる客
平均:6.40 / 書評数:5
検察側の証人
平均:7.23 / 書評数:22
1977年01月
ベツレヘムの星
平均:5.00 / 書評数:1
スリーピング・マーダー
平均:5.82 / 書評数:11
1976年10月
未完の肖像
平均:3.00 / 書評数:1
1976年04月
ひらいたトランプ
平均:6.13 / 書評数:15
葬儀を終えて
平均:7.00 / 書評数:28
1975年01月
愛の旋律
平均:5.00 / 書評数:1
カーテン
平均:6.89 / 書評数:19
1974年01月
暗い抱擁
平均:7.00 / 書評数:1
運命の裏木戸
平均:3.33 / 書評数:3
第三の女
平均:4.43 / 書評数:7
1973年12月
娘は娘
平均:6.00 / 書評数:1
1973年06月
愛の重さ
平均:6.00 / 書評数:1
1973年01月
春にして君を離れ
平均:7.00 / 書評数:10
象は忘れない
平均:5.21 / 書評数:14
1972年01月
フランクフルトへの乗客
平均:1.67 / 書評数:3
復讐の女神
平均:5.75 / 書評数:8
1971年01月
ハロウィーン・パーティ
平均:5.40 / 書評数:10
カリブ海の秘密
平均:5.91 / 書評数:11
1970年12月
親指のうずき
平均:5.60 / 書評数:5
1969年01月
バートラム・ホテルにて
平均:5.00 / 書評数:9
1968年01月
終りなき夜に生れつく
平均:6.88 / 書評数:17
1966年09月
死の猟犬
平均:5.71 / 書評数:7
1965年01月
複数の時計
平均:4.00 / 書評数:8
1964年01月
鏡は横にひび割れて
平均:6.58 / 書評数:19
1963年01月
謎のクィン氏
平均:7.17 / 書評数:12
1962年01月
蒼ざめた馬
平均:5.27 / 書評数:11
1961年01月
クリスマス・プディングの冒険
平均:5.90 / 書評数:10
1960年09月
死人の鏡
平均:6.14 / 書評数:7
1960年01月
ポワロの事件簿1
平均:5.00 / 書評数:1
ポワロの事件簿2
平均:5.00 / 書評数:1
おしどり探偵
平均:4.80 / 書評数:10
鳩のなかの猫
平均:4.89 / 書評数:9
パディントン発4時50分
平均:4.79 / 書評数:14
無実はさいなむ
平均:6.43 / 書評数:14
秘密機関
平均:4.12 / 書評数:8
1959年11月
パーカー・パイン登場
平均:6.25 / 書評数:8
1959年01月
火曜クラブ
平均:6.20 / 書評数:15
ポアロ登場
平均:4.83 / 書評数:12
なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?
平均:5.55 / 書評数:11
邪悪の家
平均:5.76 / 書評数:21
青列車の秘密
平均:4.75 / 書評数:12
雲をつかむ死
平均:5.23 / 書評数:13
1958年04月
マギンティ夫人は死んだ
平均:6.18 / 書評数:11
1958年01月
死が最後にやってくる
平均:6.00 / 書評数:9
動く指
平均:5.71 / 書評数:14
魔術の殺人
平均:4.44 / 書評数:9
死者のあやまち
平均:6.00 / 書評数:12
1957年01月
杉の柩
平均:6.79 / 書評数:14
NかMか
平均:6.00 / 書評数:9
満潮に乗って
平均:6.58 / 書評数:12
ねじれた家
平均:6.00 / 書評数:16
殺人は容易だ
平均:6.11 / 書評数:9
もの言えぬ証人
平均:5.33 / 書評数:9
死との約束
平均:6.67 / 書評数:15
五匹の子豚
平均:7.26 / 書評数:23
ナイルに死す
平均:7.90 / 書評数:41
ポアロのクリスマス
平均:6.50 / 書評数:22
メソポタミヤの殺人
平均:5.74 / 書評数:19
ABC殺人事件
平均:6.81 / 書評数:42
1956年01月
バグダッドの秘密
平均:5.25 / 書評数:4
ビッグ4
平均:3.80 / 書評数:15
茶色の服の男
平均:5.50 / 書評数:8
七つの時計
平均:5.25 / 書評数:8
ヒッコリー・ロードの殺人
平均:5.20 / 書評数:10
書斎の死体
平均:5.43 / 書評数:14
1955年12月
ヘラクレスの冒険
平均:6.75 / 書評数:8
1955年11月
死への旅
平均:4.33 / 書評数:3
1955年07月
愛国殺人
平均:5.82 / 書評数:17
1955年06月
そして誰もいなくなった
平均:8.67 / 書評数:91
1955年04月
チムニーズ館の秘密
平均:5.43 / 書評数:7
1955年01月
エッジウェア卿の死
平均:6.22 / 書評数:18
1954年12月
ポケットにライ麦を
平均:5.94 / 書評数:16
1954年11月
アリバイ
平均:5.00 / 書評数:2
牧師館の殺人
平均:6.08 / 書評数:13
1954年10月
ホロー荘の殺人
平均:6.06 / 書評数:16
1954年03月
オリエント急行の殺人
平均:7.66 / 書評数:50
1954年01月
忘られぬ死
平均:6.00 / 書評数:10
1952年01月
シタフォードの秘密
平均:5.38 / 書評数:13
1951年01月
ゼロ時間へ
平均:6.39 / 書評数:18
三幕の殺人
平均:6.30 / 書評数:23
白昼の悪魔
平均:6.96 / 書評数:25
予告殺人
平均:5.77 / 書評数:22
1950年01月
アクロイド殺し
平均:7.78 / 書評数:76
1939年01月
ゴルフ場殺人事件
平均:5.47 / 書評数:19
1937年01月
スタイルズ荘の怪事件
平均:5.95 / 書評数:39