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HORNETさん
平均点: 6.27点 書評数: 813件

プロフィール高評価と近い人 | 書評 | おすすめ

No.813 8点 うるはしみにくし あなたのともだち- 澤村伊智 2021/06/20 20:52
 四ツ角高校3年2組カーストの頂点、羽村更紗が突如自殺した。葬儀は彼女の顔が隠されたままという不審な様子で行われた。すると彼女の死をきっかけに、次々女生徒が見えない力によって容姿を傷付けられていく。担任の小谷舞香はこの異変の真相を探るうちに、学校に伝わる怪伝説を知る。それは、カースト下位の女子が「ユアフレンド」というおまじないにより、上位女子に復讐をするというおまじないの存在だった――。
 リア充女子が実権を握り、不器量な女子は忸怩たる思いでその下に甘んじるという、スクールカーストを題材にしたホラー・ミステリ。昨今のイヤミス系でよく見る舞台ではありながらも、ホラー的な臨場感・疾走感と、「呪いをかけているのは誰なのか?」というフーダニットの魅力とが掛け合い、非常に魅力的な作品だった。
 

No.812 7点 エンデンジャード・トリック- 門前典之 2021/06/20 20:25
 長野縣松本市にある名家、宇佐美家が所有するゲストハウスで、ある男の転落死が起きた。事件は雪の降る夜だったのに、まるで天から落ちたように足跡が一切ない。翌年には、本館で男の首吊り死体が。事故・自殺で処理された両件だったが、さらにその5年後、同じ場所で立て続けに殺人事件が起きる―
 不可能犯罪の状況がこれでもかと次々に繰り出され、覚えきれないほど謎が謎が積み重ねられていく。そのうえ真相は…バカミスともいえるような突飛さだが、嫌いではない。氏の得意とする建築系のトリックではあるが、適宜図も挿入されていて、「マニアックな専門分野のトリック」でもない。結局作品全体で6件の殺人が起きるのだが、その山盛りな展開を収斂させる終末と、そこまでに散りばめた伏線は見事で、本格ミステリとして十分に楽しめた。

No.811 7点 救いの森- 小林由香 2021/06/20 20:10
 児童保護救済法が成立し、義務教育期間のすべての子どもに「ライフバンド」の着用が義務づけられた。危険を感じた子どもが起動させればすぐに駆け付け、その保護と対処をするのが「児童救命士」。新米児童救命士の長谷川は、直属の上司・新堂に不満を感じながらも、「子どもを救いたい」という使命感に燃え、緊張と不安の中業務にあたる日々。するとある日、わざとライフバンドの警告音を鳴らす少年と出会う……。
 児童虐待やいじめといった今日的なテーマを題材とし、子供の言動に謎をはらませて展開される各編は読み手を惹きつける。謎解きだけでなく、長谷川が一見やる気のなさそうな上司・新堂の真意を知り、次第に強い絆を作っていく過程や、長谷川を取り巻く職場の面々の姿も小気味よく、非常に読後感が良い。
 面白かった。

No.810 6点 Iの悲劇- 米澤穂信 2021/06/20 19:56
 南はかま市に吸収合併された山あいの小さな集落、簑石。6年前に滅びたこの場所に人を呼び戻すための「Iターンプロジェクト」を請け負うのは市役所「甦り課」。課に配属された万願寺邦和は、「出世街道から外されたのか…」とため息をつきながらも、成果を上げるために蓑石への定住者を増やそうと奔走する。しかし新しい居住者の間にはトラブルが絶えず…
 コージー以外の筆者の作風とタイトルから、重厚なミステリを想像していたが、雰囲気は違った。時折ユーモアを交えながらの連作短編。とはいえ、せっかく移住してきた住民が次々と離れていく過程で次第に不穏な空気は増していき、最後には全編を貫くどんでん返しが用意されている。
 想像していた雰囲気とは違ったが、十分に楽しめる一冊だった。

No.809 7点 The Best Mysteries 2020- アンソロジー(出版社編) 2021/06/13 11:55
矢樹純「夫の骨」・・・結末のひっくり返し方はなかなかのもの。
秋吉理香子「神様」・・・著者らしい作風。短編らしい巧みなまとめ方。
木江恭「さかなの子」・・・善人らしさを装っている人の本質にも踏み込んだ佳作。
近藤史恵「ホテル・カイザリン」・・・熟年女性の偏った世界観。
櫻田智也「コマチグモ」・・・おなじみおとぼけ探偵・魞沢泉の推理譚。
知念実希人「傷の証言」・・・精神鑑定医の見事な推理と、心温まる結末◎
真野光一「ウロボロス」・・・中途半端な結末にモヤモヤ。
薬丸岳「嫌疑不十分」・・・人物像のどんでん返しだが、うすうす分かっていた。

どれも一ひねりある良作ぞろいで、お得な一冊だと思う。

No.808 5点 或るギリシア棺の謎- 柄刀一 2021/06/12 17:21
 短編集「或るエジプト十字架の謎」に続くシリーズで今回は長編。
 南美希風とエリザベスの2人に縁の深い篤志家・安堂朱海の訃報が届いた。多くの会社をもつ企業グループのトップである安堂家は、装飾や習慣の諸所にギリシア様式を取り入れている風変わりな実業家一族。高齢であった朱海の死に悲しみを抱えて出向いた2人だったが、朱海の死に際して発見された謎の脅迫状が、自殺あるいは他殺の疑いを生むことになり―
 作者らしい、精緻なロジックによる丁寧な進め方が本長編ではまどろっこしさに。劇場的な展開でもない中で、この長さで興趣を維持し続けるのは難しかった。前回の短編集の方がよかったかな。

No.807 7点 白昼の死角- 高木彬光 2021/06/12 17:04
 こういう戦後間もない頃を舞台とした話は、なんか力がある。ましてや「光クラブ事件」という、実際にあった東大生による金融の事件がモデルとなっているとあっては…良くも悪くも、この時代にはパワーがあるなぁ。
 基本的には天才的知能犯・鶴岡七郎が犯罪を企て、警察の目をかいくぐりながら実行していく展開の繰り返しなのだが、その時代らしいバタ臭い犯罪の在り様が面白く、今読んでいても全く飽きない。ビル内にあるオフィスを密かに(かつ堂々と)利用してしまう手口や、銀行のロビーを拝借した手口など、何気ない風景の盲点を突いたトリックは感嘆に値する。
 著者の名作に数え上げられるのも納得した。

No.806 5点 探偵Xからの挑戦状!- アンソロジー(出版社編) 2021/05/23 19:50
 ものすごく評価が低いね。3人の方が書評して、平均2点台ってスゴくない?(私が書評するまで)
 私はちょっとしたクイズ本ぐらいの感覚でそれなりに楽しめました。そもそもこういう企画ものは、作家の方々も小ネタを出すぐらいの熱量しかもてないんじゃないかとも思うし…まぁ、だからこそ多少無理のあるトリックもあるのは否めないが。
 とりあえず「Season 2」も読もうと思えるぐらいの引きはあった。

No.805 7点 日没- 桐野夏生 2021/05/16 20:08
 小説家・マッツ夢井のもとに、「文化文芸倫理向上委員会」と名乗る政府組織からの召喚状が届いた。出頭先に向かった彼女は、断崖に建つ海辺の療養所へと強制的に収容される。そこで待っていたのは、マッツの書く小説を社会悪と断じ、「更生」と称して服従を誓わせようとする軟禁生活だった。脱出を試みるマッツの孤独な闘いの行く末は―。

 人の俗的欲求や汚れを一切許容せず、非現実的な潔癖さを求める不寛容な現代社会や、その風潮を利用して従順な国民をつくり上げようとする政治への、アンチテーゼとも受け取れる本作。主人公・マッツ夢井の慟哭は、ご都合的な正義主義に息苦しさや怒りを感じている人たちには共鳴するのでは。
 「粛清」を大義名分として、社会で成功している人間たちへの日ごろの妬みややっかみをぶつける療養所の職員は、「自分正義」を振りかざして日ごろの鬱憤をネットで書き散らす人たちに重なるものがある。
 組織への反抗と従順を繰り返すマッツの行く末が非常に気になって一気に読んでしまったが、結末は……賛否が分かれるところだろう。

No.804 7点 雪に撃つ- 佐々木譲 2021/05/15 19:16
 翌日から雪まつりを控える札幌。盗犯係の佐伯と新宮のコンビは、自働車窃盗事件の捜査に。機動捜査隊の津久井卓は、住宅街で起こった発砲事件の現場へ。一方、生活安全課の小島百合は家出少女が札幌に向かっているという電話を受け、動く。

 それぞれの管轄で動いている案件が、やがてつながりを見せ、一つに収束していくというのは本シリーズでもはやパターン化しているといってもよいが、そこに強引さは感じられず(それらに佐伯、小島、津久井が上手いこと関わるという点はあるが…まぁシリーズものだしそれは物語として当然)、相変わらず巧みな展開。ただ、3本の線が入れ代わり立ち代わり描かれるので、混乱しやすいというのはある。
 本シリーズの複線として、佐伯と小島の関係の進展もあるのだが、ラストにはこちらにも展開があり…
 やや複雑な本作ではあったが、シリーズ愛好者としては満足。

No.803 6点 汚れた手をそこで拭かない- 芦沢央 2021/05/09 14:14
 無理を言う客に、工務店がしぶしぶ譲った脚立で起きた転落死亡事故。うっかりミスでプールの水を流出させてしまい、その隠蔽に奔走する小学校教師。間違って来ていた「電気料金督促」の葉書、それを本人に渡せないうちに、電気代未納によりエアコンを付けず熱中症で亡くなった隣人……。
 一般人の日常(全作ではないが)から面白い着眼点で「怖さ」を生み出し、一編に編み上げる巧さはさすが。特に「埋め合わせ」(プールの水流出)は、軽微なミスを何とかうやむやにできないかと苦悩する人の葛藤や焦りが非常にリアルに描かれていて面白かった。

No.802 7点 夜がどれほど暗くても- 中山七里 2021/05/09 14:04
 「週刊春潮」編集部・副編集長の志賀倫成は、タレントの不倫疑惑記事など、芸能関係のスキャンダルを暴く記事作りを生業としていた。だがある日、離れて暮らしていた大学生の長男が、大学講師の夫婦宅に押し入り、夫婦を殺害して自身も自死。「加害者の親」として一転、世の好奇の目、社会的非難の「的」となる。「本当に息子がそんなことをしたのか―?」信じられない思いにくれる間もなく、世のバッシングにさらされる日々。そんな中、志賀の前に現れたのは、被害者夫婦の一人娘・14歳の奈々美だった。
 「社会正義」を大義名分に、自身の日々の鬱屈をぶつけて留飲を下げる大衆の「悪意」。これまでも氏の作品ではたびたび描かれているが、そうした人間の暗部についての描写説明がことさら上手く腑に落ちる。本作では、加害者の親である志賀と、被害者の娘である奈々美が次第に心を通わせていくのだが、現実にはそんなことは難しいだろうと思うからこそ、物語りとして面白い。
 夫婦殺害事件の真相ももちろん用意されているが、物語全体の主軸は謎解きよりも人間ドラマ。相変わらずぐいぐい読ませる展開で、満足のいく一冊だった。

No.801 3点 ホテル・ネヴァーシンク- アダム・オファロン・プライス 2021/05/09 13:43
 一代で隆盛を極めたホテルが、幼子の失踪・致死事件であっという間に没落。その後を引き継いだ息子や親族の人生が描かれつつ、失踪事件の真相が明らかにされる。
 長々と絵が描かれる一族の人生はそれなりに面白いものの、最後の真相解明にはほとんど寄与しない。明かされる真相も、物語の早々に振った伏線をずっと放置したまま最後にシュっと回収しただけのような印象。
 時代や世情に翻弄される成り上がり一族の栄枯譚として読んだ方がよいかも。

No.800 7点 パリのアパルトマン- ギヨーム・ミュッソ 2021/05/09 13:32
 アメリカの劇作家・ガスパールは、次の戯曲の執筆のため、クリスマス休暇はパリの貸家に籠ることにしていた。今回の滞在先は、昨年急死した天才画家・ショーン・ローレンツの元アトリエ。ところが仲介業者の手違いで、マデリンというイギリス人女性と予約が重なっていた。最初は対立した二人だったが、あるきっかけから画家が最後に描いたとされる、未発見の遺作3作を一緒に探すことになる。調べを進めていくうちに、数年前に起きた、画家の息子の誘拐殺人事件にも嫌疑を抱くようになり―

 当初、ダブルブッキングで火花を散らした二人が、次第に手を取り合って捜査を進める関係になっていく様は面白い。天才画家の遺作を探すことで始まったのだが、遺作を発見してから「ショーンの息子は生きている?」という次の謎が提示され、より深いミステリーになっていく展開が良い。後半は、出来事の時系列から真犯人を類推することができたが、思った通りであってもラストまで楽しみは尽きなかった。

No.799 7点 わたしが消える- 佐野広実 2021/05/01 20:27
 元刑事の藤巻智彦は、同僚の陰謀により濡れ衣を着せられて警察を退職してから、マンションの管理人として細々と生きていた。とある日、妻と離婚して疎遠になっていた、介護士を志す娘から、研修中として担当している身元不明の老人の身元捜索を頼まれる。渋々引き受けた藤巻だったが、それ以来身辺に不穏な動きが。老人の身元にはどんな秘密があるのか?第66回江戸川乱歩賞受賞作。

 「軽度認知障碍」と診断された元刑事が、どこか共感を覚えながら認知障害になった老人の出自を探る。はじめは娘の頼みを聞く程度の調べものだったのだが、調べていくうちに身辺に危険が及んだり、知人が不審な死を遂げたりと抜き差しならぬ状況に。何も語らない老人の過去に何があったのか?新鮮な設定ではないけれども、隠された真実を追う展開は目が離せなく、ぐいぐい読み進めてしまう。
 巻末の選評では筆者の警察組織への知識の浅さが大きな瑕疵であると指摘されているが、本作はそれは修正されているのか?ただそんなことは気にせずに読んでいたので十分面白かった。

No.798 8点 盤上の向日葵- 柚月裕子 2021/04/29 20:57
 埼玉県の山中で身元不明の白骨死体が発見された。一緒に埋められていたのは名匠作の伝説の将棋駒。かつて棋士を目指していた佐野巡査は、県警捜査一課のベテラン刑事、石破と組んで駒の持ち主をつきとめるべく、地べたを這うような捜査を進める。
 交互に展開される章で同時進行するのは昭和四十六年から始まる一人の少年、桂介の物語。幼いうちに母を亡くし、父親からは虐待を受けて育った彼だが、元教師がその人並みならぬ将棋の才能に気づき、東京へ出てプロを目指すよう助言するが、桂介は父親の支配から逃れられない――。

 相変わらず上手い、読ませる。白骨死体の正体は誰か、超のつく名品の将棋駒が一緒に埋められていたのはなぜなのか、その捜査と交互に進行する過去の物語が、最後に一つに結び付いていく。巧みなストーリーテーリングと力強い筆致に一気読み。
 とても楽しめた。

No.797 5点 白が5なら、黒は3- ジョン・ヴァーチャー 2021/04/29 20:48
 青1995年、ピッツバーグ。ボビーは幼い頃からの親友、アーロンが出獄してきたところに出会う。以前は黒人のスタイルにあこがれを抱いていたアーロンだったが、出獄した彼は白人至上主義者に変わり果て、ある黒人青年に対し傷害事件を起こしてしまう。期せずして旧友の逃走に手を貸してしまったボビーは捜査に怯え、アーロンに怯える。そんなとき、黒人である死んだはずの父親が姿を現しーー

 短く読み易い。アメリカの黒人差別問題がメインテーマ、ミステリとしてはそこそこ。

No.796 6点 蒼海館の殺人- 阿津川辰海 2021/04/25 19:56
 高校生の田所信哉は、「紅蓮館」の事件以来学校に来なくなってしまった名探偵・葛城に会うため、葛城家の別荘「蒼海館」を友達の三谷と共に訪れる。そこには葛城の両親・兄姉を始め、叔父・叔母夫婦など一同が揃っていた。折しも強大な台風により帰れなくなった田所と三谷は、蒼海館に泊まることに。しかしその晩、大雨により出入りのできない館で、葛城の兄・正が殺され、閉ざされた空間での連続殺人の幕が上がる―

 複雑であるが精緻に織り込まれたロジックには感心するが、ちょっとやり過ぎではないか?とも思う。しかも要所要所で、「ある人物に何かをするように仕向ける」という要素があるが、そんなに思惑通りに人が動くとはとても思えない。真犯人を特定していく過程はロジカルなのだが、犯行手段にちょくちょく織り込まれているそうした要素が腑に落ちず、手放しで賞嘆する気にはなれなかった。
 とはいえ、令和の時代に館もの、クローズドサークルものに真っ向から挑む作風には非常に好感がもてる。是非、今後も書き続けて欲しい。

No.795 8点 悪の芽- 貫井徳郎 2021/04/25 19:37
 アニコンに殺到する人たちを標的にした無差別殺人事件が起きた。大手銀行で出世街道を歩む銀行員・安達は、そのニュースを見て戦慄を覚える。というのも、犯人は小学校時代の同級生で、自身がいじめのきっかけを作った子だったからだ。メディアは小学校時代に受けたいじめが、犯人の人生を狂わせたと報じる。自分は無差別殺人の原因なのか―。仕事も手につかなくなってしまった安達は、独自に調べ始める。
 無差別殺人はなぜ、アニコンを標的に行われたのか?ホワイダニットの謎解きを核としながらも、いじめの構図、社会の格差、日本人の階級意識など、さまざまな社会的テーマに切り込みながら進められていく物語に釘付け。さすが、貫井徳郎である。
 ベテランの域に入った作家だと思うが、昨年の「罪と祈り」に続いて、昨今ますます脂が乗ってきた感があるなぁ。

No.794 7点 揺籠のアディポクル- 市川憂人 2021/04/25 19:23
 タケルは、病原体に極度に弱い病気になり、「クレイドル」と呼ばれる無菌病棟で生活する。クレイドルには同じ年頃の女の子、コノハがいた。毎日顔を合わせるのは医師と看護師だけの隔絶された毎日。ある日、台風により病棟が孤立し、タケルはコノハと二人だけに。そこで、コノハが何者かに刺殺された―
 意を決して、「クレイドル」の外にタケルが出てから、怒涛の展開が。よくここまで考えて仕掛けたものだと唸らされる。
 面白い!

HORNETさん
ひとこと
好きな作家
有栖川有栖,中山七里,今野敏,エラリイ・クイーン
採点傾向
平均点: 6.27点   採点数: 813件
採点の多い作家(TOP10)
今野敏(43)
有栖川有栖(41)
東野圭吾(30)
中山七里(27)
エラリイ・クイーン(23)
米澤穂信(18)
佐々木譲(16)
島田荘司(16)
アンソロジー(出版社編)(15)
綾辻行人(14)