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[ 冒険/スリラー/スパイ小説 ]
チムニーズ館の秘密
バトル警視
アガサ・クリスティー 出版月: 1955年04月 平均: 5.43点 書評数: 7件

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早川書房
1955年04月

東京創元社
1976年01月

東京創元社
1976年09月

早川書房
1976年10月

早川書房
2004年02月

No.7 3点 レッドキング 2021/02/03 20:58
架空のバルカン小国の政権争いと失われた宝石を巡り、冒険家、凄腕政商、大物外交官、怪盗、豪邸貴族、いい女、元気娘、謎の女、探偵、英仏刑事etc入り乱れてのクリスティー「スパイ冒険活劇もの」の集大成。幾つかの人物入代りネタの他、ほんのちょびっと宝探し暗号物のオマケも付く。

No.6 5点 虫暮部 2019/08/26 10:20
 奇妙な偶然の一致や、なんでそうなるのか不思議な言動が満載。ミステリの国と言うスラップスティックな架空世界の物語、と割り切っても、物凄く面白いとまでは思えなかった。其処此処に見受けられる妙なユーモア感覚は評価出来る。

No.5 7点 2017/09/07 23:31
久々に読んだクリスティーは、バトル警視初登場の冒険スリラーです。まあバトル警視はほとんどの作品で脇役なんですが、特に本作では口数も少なく、いつの間にか主人公たちのそばに立っているなんて、影みたいな存在です。で、最後にはある人物についての調査も既に済ませてしまっていることがわかったりして。
本作では、あるパターンの技巧が何重にも仕掛けられています。同じ手をこれほど繰り返し使っている作品は、クリスティーに限らず珍しいのではないでしょうか。最後の一つには、明かされる直前には気づいたのですが、よくもまあここまでと呆れてしまいます。また、ミカエル王子殺害犯人の設定は、アンフェアと非難されないようにした構成が巧みです。クライマックス、主人公危機一髪のシーンは、考えてみれば無理があるのですが、驚かされました。
というわけで、個人的にはかなり気に入った作品でした。

No.4 5点 了然和尚 2015/11/10 11:12
本格物ではないスパイ、冒険物の系統なのですが、既読感があり軽い感じで読みやすかったです。逆に言えば、人物や構成が薄く、平凡でした。「偽りの人物とその正体を知る者の排除」というのが既読感の正体だったようですが、クリスティーでは最もよく出てくるモチーフではないでしょうか。

No.3 6点 クリスティ再読 2015/09/29 21:51
バトル警視その4。
これクリスティ流の「ルリタニアン・ロマンス」じゃないかなぁ。
「ゼンタ城の虜」みたいな、架空の小国での冒険ロマンスをそういうんだけど、「ゼンタ城」みたいな雰囲気が結構濃厚に感じられる(クリスティが読んでないわけないね)。

作品的には「秘密機関」的な垢抜けなさが解消し、いろいろめまぐるしく展開するが、趣向がそれぞれ違って退屈な感じはない。伏線をきっちり丁寧に張りすぎてるおかげで、真相はサプライズだけどまあこれ、ヨメるよね。しかし、オトメのツボは充分心得たオチなので、そこらは合格。
バトル警視はナイスなオジさまだけど完全脇役。ヒロインのヴァージニアはあっけらかん美女で素敵。

ま、後年のバトル警視モノみたいなクセモノ作品じゃなくて単なるキャラ小説で、展開が速いから少女マンガにしたらハマると思う...と思ったらあるみたいだね。それも「忘れられぬ死」「ゼロ時間へ」と一冊になってるそうだ。よりによって激シブいノンシリーズだけで集めたものだなぁ。評者とあるマンガのあとがきにあった「クリスティはマンガ化が契約上難しい..」というのを真に受けてたが、芦辺拓氏によるとどうやらそんなことはないらしい。まそれでも権利は高いだろうから、編集の言ったテキトーな言い訳を真に受けたのかな。

No.2 6点 ボナンザ 2014/11/05 00:22
軽快なストーリー展開に、クリスティならではのどんでん返しが楽しめる佳作。

No.1 6点 あびびび 2012/07/11 17:18
チムニーズ館は歴史を作り、刻んだイギリス社交界の名門。そこで某国の王子が射殺される…。しかし物語りに悲壮感はなく、ドタバタ的にどんどん先に進む。

最後は、主人公というべき男の正体に驚いてしまうが、クリスティは「時間も掛からず、楽しんで書いた」というから軽い乗りで読むべき冒険ミステリ。


アガサ・クリスティー
2018年07月
十人の小さなインディアン
平均:4.00 / 書評数:1
2015年01月
ポアロとグリーンショアの阿房宮
2002年02月
アクナーテン
平均:3.00 / 書評数:1
2000年09月
そして誰もいなくなった(戯曲版)
平均:6.50 / 書評数:4
1998年09月
マン島の黄金
平均:6.00 / 書評数:2
1988年05月
殺人をもう一度
平均:5.50 / 書評数:2
1985年03月
海浜の午後
平均:5.00 / 書評数:1
1984年05月
ブラック・コーヒー
平均:4.33 / 書評数:3
1982年12月
教会で死んだ男
平均:5.25 / 書評数:4
1981年10月
リスタデール卿の謎
平均:5.00 / 書評数:2
1980年10月
蜘蛛の巣
平均:6.50 / 書評数:2
1980年09月
ねずみとり
平均:5.00 / 書評数:5
1980年08月
黄色いアイリス
平均:5.33 / 書評数:3
1980年06月
愛の探偵たち
平均:5.33 / 書評数:3
1980年05月
招かれざる客
平均:6.75 / 書評数:4
検察側の証人
平均:7.26 / 書評数:19
1977年01月
ベツレヘムの星
平均:5.00 / 書評数:1
スリーピング・マーダー
平均:5.82 / 書評数:11
1976年10月
未完の肖像
平均:3.00 / 書評数:1
1976年04月
ひらいたトランプ
平均:6.15 / 書評数:13
1975年01月
愛の旋律
平均:5.00 / 書評数:1
カーテン
平均:6.78 / 書評数:18
1974年01月
暗い抱擁
平均:7.00 / 書評数:1
運命の裏木戸
平均:3.33 / 書評数:3
第三の女
平均:4.50 / 書評数:6
1973年12月
娘は娘
平均:6.00 / 書評数:1
1973年06月
愛の重さ
平均:6.00 / 書評数:1
1973年01月
春にして君を離れ
平均:7.00 / 書評数:10
象は忘れない
平均:5.25 / 書評数:12
1972年01月
フランクフルトへの乗客
平均:1.50 / 書評数:2
復讐の女神
平均:5.71 / 書評数:7
1971年01月
死の猟犬
平均:5.50 / 書評数:6
ハロウィーン・パーティー
平均:5.38 / 書評数:8
カリブ海の秘密
平均:5.89 / 書評数:9
1970年12月
親指のうずき
平均:5.50 / 書評数:4
1969年01月
バートラム・ホテルにて
平均:4.88 / 書評数:8
1968年01月
終わりなき夜に生れつく
平均:6.73 / 書評数:15
1965年01月
複数の時計
平均:3.83 / 書評数:6
1964年01月
鏡は横にひび割れて
平均:6.62 / 書評数:16
1963年01月
謎のクィン氏
平均:7.56 / 書評数:9
1962年01月
蒼ざめた馬
平均:5.11 / 書評数:9
1961年01月
クリスマス・プディングの冒険
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1960年09月
死人の鏡
平均:6.00 / 書評数:4
1960年01月
ポワロの事件簿1
平均:5.00 / 書評数:1
ポワロの事件簿2
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パディントン発4時50分
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無実はさいなむ
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平均:4.00 / 書評数:7
1959年11月
パーカー・パイン登場
平均:6.40 / 書評数:5
1959年01月
火曜クラブ
平均:6.42 / 書評数:12
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平均:5.00 / 書評数:11
なぜ、エヴァンズに頼まなかったのか?
平均:5.33 / 書評数:9
邪悪の家
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平均:5.39 / 書評数:18
青列車の秘密
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雲をつかむ死
平均:5.23 / 書評数:13
1958年04月
マギンティ夫人は死んだ
平均:6.22 / 書評数:9
1958年01月
死が最後にやってくる
平均:6.12 / 書評数:8
動く指
平均:5.64 / 書評数:11
魔術の殺人
平均:4.25 / 書評数:8
死者のあやまち
平均:6.00 / 書評数:12
1957年01月
杉の柩
平均:6.77 / 書評数:13
NかMか
平均:5.86 / 書評数:7
満潮に乗って
平均:6.55 / 書評数:11
ねじれた家
平均:6.14 / 書評数:14
殺人は容易だ
平均:6.11 / 書評数:9
もの言えぬ証人
平均:5.33 / 書評数:9
死との約束
平均:6.71 / 書評数:14
スタイルズ荘の怪事件
平均:5.92 / 書評数:37
五匹の子豚
平均:7.29 / 書評数:21
ナイルに死す
平均:7.88 / 書評数:40
ポアロのクリスマス
平均:6.55 / 書評数:22
メソポタミヤの殺人
平均:5.78 / 書評数:18
ABC殺人事件
平均:6.80 / 書評数:41
1956年01月
バグダッドの秘密
平均:5.00 / 書評数:3
ビッグ4
平均:3.80 / 書評数:15
茶色の服の男
平均:5.17 / 書評数:6
七つの時計
平均:5.29 / 書評数:7
ヒッコリー・ロードの殺人
平均:5.22 / 書評数:9
シタフォードの秘密
平均:5.42 / 書評数:12
書斎の死体
平均:5.50 / 書評数:12
葬儀を終えて
平均:7.15 / 書評数:26
1955年12月
ヘラクレスの冒険
平均:7.17 / 書評数:6
1955年11月
死への旅
平均:4.33 / 書評数:3
1955年10月
アクロイド殺し
平均:7.80 / 書評数:75
1955年07月
愛国殺人
平均:5.75 / 書評数:16
1955年06月
そして誰もいなくなった
平均:8.69 / 書評数:91
1955年04月
チムニーズ館の秘密
平均:5.43 / 書評数:7
1955年01月
エッジウェア卿の死
平均:6.22 / 書評数:18
1954年12月
ポケットにライ麦を
平均:5.93 / 書評数:14
1954年11月
アリバイ
平均:5.00 / 書評数:2
牧師館の殺人
平均:6.00 / 書評数:12
1954年10月
ホロー荘の殺人
平均:6.13 / 書評数:15
1954年03月
オリエント急行の殺人
平均:7.62 / 書評数:48
1954年01月
忘られぬ死
平均:6.00 / 書評数:9
1951年01月
ゼロ時間へ
平均:6.38 / 書評数:16
三幕の殺人
平均:6.24 / 書評数:21
白昼の悪魔
平均:7.08 / 書評数:24
予告殺人
平均:5.81 / 書評数:21