海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ 本格/新本格 ]
放課後
東野圭吾 出版月: 1985年09月 平均: 5.52点 書評数: 67件

書評を見る採点するジャンル投票


講談社
1985年09月

講談社
1988年07月

講談社
2003年09月

No.67 6点 じきる 2020/08/23 19:34
荒削りだけど、東野らしさはデビュー作から既に滲み出てる。

No.66 5点 take5 2019/10/07 22:54
ミステリーとしてトリックが幾重にも張り巡らされていて、
女子高生の描写も当時としては頑張っていたのでしょうか、チープな感じは否めないですが。
とにかく上記の二つが妙に混じってないのです(主観ですすみません)。
読んでいてすっきり進まないので、東野圭吾さんはやはり西暦2000年位を越えて熟成した作家さんと感じました。

No.65 7点 mediocrity 2019/10/02 01:11
乱歩賞受賞作。学園物だが数学教師が主人公であり、学園物特有の軽さはない。殺人は2件だけだが、状況が刻々と変化するので退屈しない。やはり一番驚いたのは動機だ。あれが殺人を犯す所まで発展するのか疑問だ。最後は突飛。それまでにあれだけ匂わせたら、あの人を絡めざるを得ないので、無理やり付け足した感じがする。

全体としては、デビュー作からこれだけ読ませるのはさすがだと思った。

No.64 7点 蟷螂の斧 2019/05/17 20:15
意外と評価が低いのが驚きです。評価者の半数の方が動機に触れ、その動機についての否定派が肯定派の倍数となっていますね。そんなところが要因かと・・・。現代なら、それほど話題にならないのかも?。時代を感じます(1985年発表)。高評価は、数点の二段構えの構成が光っている点です。まあ、伏線など○が怪しい等、あざといものもありましたが・・・(笑)。

No.63 5点 MS1960 2017/04/22 14:50
【ネタバレあり】まあまあかな。結末に大きなインパクトがなかった。途中の伏線で奥さんが絡んでいることは想定できたし。刑事のハンカチが妙に白かった、というのは伏線ではなかったのね。奥さん、刑事、はたまた生徒たちが一蓮托生で犯人は主人公その人、というシナリオを想定したが外れた。

No.62 5点 風桜青紫 2016/01/15 00:56
トリックよりも犯人の動機のほうがよっぽど印象に残る。これに限らず、女子高生とキスするだの、デートにさそわれるだのなんともせこいスケベさが漂う作品だ。しかしまあ、このチープさがなんかほっこりするし、飾り気のない密室トリックも好印象。そこそこ楽しめた。とはいえラストの「なんか意外性欲しいよね」的なとってつけたようなオチはいただけないけど。

No.61 7点 斎藤警部 2015/12/13 16:24
いっけん軽やか青春ミステリみたいな題名しといてからに。。ま乱歩賞作品がそんな軽いわきゃないんですけどね、このズシリと重くガチリと硬い結末はなかなかの怖さ。 伝説の龍はここから天空を翔け始めたのですね。。

No.60 8点 ニックネーム 2015/12/13 11:26
高原陽子が良かった。

No.59 7点 ロマン 2015/10/20 19:41
著者の江戸川乱歩賞受賞作品。初期の作品だけに、途中の伏線で結末が予想される。しかし、密室トリックを敢えてアリバイ成立のためのネタにしたり、真相を隠すための行為がいくつもあったりと、構成の凝りようは現在の作品の片鱗を窺わせる。読んでいて素直に楽しめた。動機については現実社会でも、くだらない理由で殺人が起きるので悪いとは思わなかった。

No.58 6点 メルカトル 2014/02/07 22:32
再読です。
プロット、ストーリー、トリックなどは決して悪くない。いやむしろ、デビュー作にしては上出来の部類じゃないだろうか。でもねえ、ちょっとテンポが悪くないですかね。読んでいて、飽きるとまでは言わないけれど、なんだか淡々と進行していく感じで、波というか変化に乏しい気がする。まあしかし、乱歩賞を受賞したのもなんとなく理解できるし、新鮮味はなくても女子高生の生々しい会話などはよく描けていると思う。本当はもっと乱暴なんだろうけど。
伏線の張り方はちょっとあからさま過ぎて、そこだけ浮いた感じというか違和感があるのですぐに気付いてしまう。その辺りはやはり若書きということなのだろうか。
だが、全体としてはよく書けているのではないかと思う。現在の人気作家ぶりを予感させるには十分な出来じゃないのかな。
終盤まで、眠気を催すような文章もあるにはあるが、謎解きの場面から突然覚醒したように、俄然面白くなるというか、作者の本領を発揮するので油断ならない。

No.57 5点 バード 2013/05/28 13:48
読んでた時は結構楽しんでたのだが少し時間がたつと印象に残ってないといった感じ。
東野さんは作品数が多いからこういったことが結構ある気がする。この作品もその内の一つかな。

No.56 8点 ドクターマッコい 2013/04/18 10:37
12年ぶりに読みました。
主人公が犯人に犯行を告げるところなど
心が締めつけれるような書き方はさすがです。
トリックもさすがで、長く心に残る作品だと
思いました。

No.55 4点 ボンボン 2012/09/16 21:48
結構単純で、よくある感じの筋がいくつかあり、それらが絡み合った末、きちんと整理されて終わる。流れとしては巧くできているのだが、一つ一つの出来事が、どうも陳腐な感じ。
女子高生、女性教師、奥さんなど、いろいろな女性が出てくるが、表面的で、みな扱われ方がひどく、気分が悪くなった。

No.54 4点 serj 2012/09/09 21:49
ストーリーにのめり込めなかった。たんたんと物語が解決に向かって進むのを待ってるだけ、という印象。
なにより、犯人の動機に同じ女としても全く共感できなかった。
本来なら3にしたいところだったが、氏の処女作ということや、様々な伏線やトリックをふんだんに用いており、意欲を感じたため、この点せていただいた。

No.53 7点 まさむね 2012/07/07 22:06
 東野氏の原点となる,乱歩賞受賞作。
 加賀シリーズなどと比べれば,「若さ」を感じる点は確かに多々ありました。でもプロットとトリックは,デビュー作であることも考慮すれば,かなり良質といえるのではないでしょうか。チャレンジ精神&本格愛も感じて,何と言うか,新鮮で楽しめましたよ。

 ちなみに,私は「捨てトリック」の方が,端整で好みです。動機は,正直言えば相当の違和感があり,工夫の余地はあったような気がしますが,まぁ,ソコも書きたかった一部なのであれば,否定はしますまい…って感じでしょうか。

No.52 3点 スパイラルライフ 2012/02/07 13:24
トリックよりも物語性重視の作品(氏の大半の作品の傾向)に感じます。
だからこそ、犯人の動機やストーリーに着目して採点。どうしても飛躍、極端さを感じてしまい、辛めです。

No.51 6点 E-BANKER 2011/08/23 22:06
当代一の流行(ミステリー)作家となった作者のデビュー作。
第31回の乱歩賞受賞作でもあります。
~校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を2人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将・・・と犯人候補は続々と登場する。そして、運動会の仮装行列で第2の殺人が起こる!~

巨匠「東野圭吾」とはいえ、さすがに「若さ」を感じる作品だなぁという感想。
(もちろん、並みの作家ではないことはよく分かりますが・・・)
加賀シリーズなどでは、見事なストーリーテラー振りと緻密なプロットでスイスイ読ませますが、当然とはいえ、そこまでのレベルには至ってない。
本作の「核」は密室トリックと動機でしょう。
密室トリックは、正直弱すぎる。アーチェリーは全くの門外漢ですが、果たして「アレ」は「アレ」の代用品になり得るのでしょうか?
「捨てトリック」の方がよほど実現性が高い。(もちろん、アリバイとの絡みがあったことは認めるとして・・・)
「動機」はどうですかねぇー
まぁ、真の動機が明らかになったときは、「エーッ!」というような軽い衝撃がありましたが、作者が主人公・前島に語らせる「女子高生特有の動機」という奴も連続殺人を画策するほどのものではないような気がしてなりません。
そして、ラストに用意されたもう1つのサプライズ!
これにはヤラレました。個人的には、あの人物が本筋の真相に絡んでくるのか?と予想していただけに、逆の意味で驚かされた。

というわけで、作家・東野圭吾を知るためには、いろんな意味で欠かせない1冊のような気はしました。
(はぁー、女子高の運動会かぁー、体験してみてぇ・・・)

No.50 5点 つよ 2011/05/03 00:01
記念塔として読むには。

No.49 3点 ムラ 2010/12/15 21:45
うーん
女子学生の繊細(?)な動機を評価できるかどうかというので好き嫌いが分かれるのでしょうか。
密室トリックもどこかにありそうなものですし。
個人的には殺人の動機にしては微妙なのでこの点数で。

No.48 5点 nukkam 2009/09/14 11:25
(ネタバレなしです) 東野圭吾(1958年生まれ)の記念すべきデビュー作が1985年発表の本書です。「青春推理」と宣伝されていますが確かに高校を舞台にしているとはいえ主人公の教師の1人称形式の物語で、読者が学生気分を味わうタイプではなく私には普通の本格派推理小説にしか感じませんでした(無論それが悪いというのではありません)。珍しい動機についてはどこまで読者が真剣に捉えるかで賛否両論あるようですが私はミステリーとしてはありだと思います。ただ動機の謎解き伏線が十分でないことには不満ですし、またミスディレクションはアンフェアに近い稚拙な手法だと思います。


キーワードから探す
東野圭吾
2024年11月
架空犯
平均:7.00 / 書評数:1
2024年01月
ブラック・ショーマンと覚醒する女たち
平均:5.00 / 書評数:3
2023年09月
あなたが誰かを殺した
平均:6.60 / 書評数:5
2022年08月
ガリレオの事件簿1 ポルターガイストの謎を解け
平均:5.00 / 書評数:1
2022年04月
マスカレード・ゲーム
平均:6.50 / 書評数:2
2021年09月
透明な螺旋
平均:5.00 / 書評数:4
2021年04月
白鳥とコウモリ
平均:7.38 / 書評数:8
2020年11月
ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人
平均:5.86 / 書評数:7
2020年03月
クスノキの番人
平均:6.25 / 書評数:4
2019年07月
希望の糸
平均:6.71 / 書評数:7
2018年10月
沈黙のパレード
平均:6.67 / 書評数:9
2018年03月
魔力の胎動
平均:7.00 / 書評数:1
2017年09月
マスカレード・ナイト
平均:6.00 / 書評数:4
2017年03月
素敵な日本人
平均:6.67 / 書評数:3
2016年11月
雪煙チェイス
平均:6.00 / 書評数:2
恋のゴンドラ
平均:6.75 / 書評数:4
2016年08月
危険なビーナス
平均:5.50 / 書評数:4
2015年11月
人魚の眠る家
平均:6.88 / 書評数:8
2015年05月
ラプラスの魔女
平均:5.44 / 書評数:9
2014年08月
マスカレード・イブ
平均:6.00 / 書評数:11
2014年05月
虚ろな十字架
平均:6.43 / 書評数:7
2013年11月
疾風ロンド
平均:6.17 / 書評数:6
2013年09月
祈りの幕が下りる時
平均:6.56 / 書評数:16
2013年04月
夢幻花
平均:6.69 / 書評数:13
2012年10月
禁断の魔術
平均:5.73 / 書評数:11
2012年08月
虚像の道化師
平均:5.44 / 書評数:9
2012年03月
ナミヤ雑貨店の奇蹟
平均:7.00 / 書評数:15
2012年01月
歪笑小説
平均:5.29 / 書評数:7
2011年09月
マスカレード・ホテル
平均:6.30 / 書評数:27
2011年06月
真夏の方程式
平均:6.15 / 書評数:27
2011年03月
麒麟の翼
平均:6.08 / 書評数:25
2011年01月
あの頃の誰か
平均:4.22 / 書評数:9
2010年10月
白銀ジャック
平均:6.13 / 書評数:15
2010年07月
プラチナデータ
平均:5.07 / 書評数:15
2010年01月
カッコウの卵は誰のもの
平均:5.21 / 書評数:14
2009年09月
新参者
平均:6.70 / 書評数:33
2009年04月
パラドックス13
平均:5.77 / 書評数:13
2008年10月
ガリレオの苦悩
平均:5.71 / 書評数:17
聖女の救済
平均:6.85 / 書評数:47
2008年03月
流星の絆
平均:6.50 / 書評数:18
2007年11月
ダイイング・アイ
平均:5.62 / 書評数:16
2007年07月
夜明けの街で
平均:5.00 / 書評数:21
2006年12月
使命と魂のリミット
平均:6.40 / 書評数:15
2006年07月
赤い指
平均:6.89 / 書評数:45
2005年08月
容疑者Xの献身
平均:7.93 / 書評数:107
2005年04月
黒笑小説
平均:5.88 / 書評数:8
2004年12月
さまよう刃
平均:6.65 / 書評数:26
2004年01月
幻夜
平均:6.76 / 書評数:17
2003年08月
殺人の門
平均:4.43 / 書評数:14
2003年05月
おれは非情勤
平均:5.80 / 書評数:5
2003年03月
手紙
平均:6.63 / 書評数:38
2002年11月
ゲームの名は誘拐
平均:6.23 / 書評数:31
2002年07月
トキオ
平均:6.94 / 書評数:33
2002年03月
レイクサイド
平均:6.09 / 書評数:34
2001年06月
超・殺人事件―推理作家の苦悩
平均:6.31 / 書評数:26
2001年03月
片想い
平均:5.91 / 書評数:22
2000年06月
予知夢
平均:5.39 / 書評数:31
2000年04月
嘘をもうひとつだけ
平均:6.09 / 書評数:32
1999年08月
白夜行
平均:7.93 / 書評数:121
1999年02月
私が彼を殺した
平均:6.25 / 書評数:48
1998年09月
秘密
平均:7.14 / 書評数:78
1998年05月
探偵ガリレオ
平均:5.24 / 書評数:58
1997年02月
パラレルワールド・ラブストーリー
平均:6.89 / 書評数:36
1996年10月
名探偵の呪縛
平均:5.17 / 書評数:24
1996年09月
悪意
平均:7.79 / 書評数:110
1996年07月
毒笑小説
平均:6.12 / 書評数:8
1996年06月
どちらかが彼女を殺した
平均:5.57 / 書評数:72
1996年02月
名探偵の掟
平均:6.52 / 書評数:56
1995年11月
天空の蜂
平均:6.88 / 書評数:32
1995年10月
怪笑小説
平均:6.07 / 書評数:14
1994年08月
虹を操る少年
平均:4.94 / 書評数:18
1994年05月
むかし僕が死んだ家
平均:6.91 / 書評数:56
1994年02月
怪しい人びと
平均:6.00 / 書評数:16
1993年12月
浪花少年探偵団2
平均:6.33 / 書評数:9
1993年09月
分身
平均:6.50 / 書評数:26
1993年02月
同級生
平均:6.20 / 書評数:20
1992年10月
美しき凶器
平均:5.69 / 書評数:16
1992年03月
ある閉ざされた雪の山荘で
平均:7.08 / 書評数:88
1991年12月
天使の耳
平均:6.33 / 書評数:21
1991年07月
回廊亭の殺人
平均:5.52 / 書評数:27
1991年01月
変身
平均:6.10 / 書評数:40
1990年12月
仮面山荘殺人事件
平均:7.09 / 書評数:94
1990年07月
犯人のいない殺人の夜
平均:6.76 / 書評数:29
1990年06月
宿命
平均:6.73 / 書評数:33
1990年04月
依頼人の娘
平均:4.46 / 書評数:13
1989年10月
ブルータスの心臓−完全犯罪殺人リレー
平均:6.31 / 書評数:16
1989年07月
殺人現場は雲の上
平均:3.36 / 書評数:14
1989年05月
鳥人計画
平均:5.85 / 書評数:20
眠りの森
平均:5.88 / 書評数:32
1989年01月
十字屋敷のピエロ
平均:5.88 / 書評数:32
1988年12月
浪花少年探偵団
平均:6.00 / 書評数:10
1988年10月
香子の夢−コンパニオン殺人事件
平均:5.11 / 書評数:9
1988年07月
魔球
平均:6.52 / 書評数:40
1987年12月
11文字の殺人
平均:5.05 / 書評数:20
1987年06月
学生街の殺人
平均:6.43 / 書評数:23
1986年08月
白馬山荘殺人事件
平均:5.46 / 書評数:26
1986年05月
卒業−雪月花殺人ゲーム
平均:5.28 / 書評数:39
1985年09月
放課後
平均:5.52 / 書評数:67
不明
たぶん最後の御挨拶