皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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まさむねさん |
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| 平均点: 5.90点 | 書評数: 1341件 |
| No.1341 | 7点 | 猫鳴く森で謎解きを- 楠谷佑 | 2026/08/05 21:30 |
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| 男子高校寮のルームメイトである、兎川雛太と鷹宮絵愛のコンビによるシリーズ第2弾。今回の舞台は、ボランティア活動のために夏休みの1泊2日で訪れた、猫と会えるキャンプ場(エチカの動物好きが発動!)。他校生も参加している中で殺人事件が発生します。
読み進めながら、なかなか事件が起きないね…と多少やきもきする面もなくはないのですが、事件後の犯人特定に至る消去法的推理に関しては、非常に楽しく読ませていただきました。決して豪華絢爛ではないけれど、特殊設定なしでロジックを重視する端正な作品というのは、やっぱりイイですね(読中、有栖川有栖先生のお顔が頭に浮かびました)。 このコンビはまだ高校2年生。続編もぜひ書いてほしいものです。 |
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| No.1340 | 6点 | 成瀬は都を駆け抜ける- 宮島未奈 | 2026/08/04 21:57 |
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| ミステリーとは言い難いのだけれど、乗り掛かった舟?ということで、感想を書いちゃおう。
京大生となった成瀬あかりの、概ね1年間の出来事が描かれています。入学式早々から人間性全開。さすがは成瀬。京都で新たに出会った仲間たちも素敵です(個人的には、特に達磨研究会がお気に入り)。東京の大学に進学した島崎や、広島出身のかるた男子・西浦の登場も嬉しかった。 第一作から芯は変わってないけれど、確実に大人になっている成瀬の姿も読みどころでしょうか(ちなみにこの点は、第4話「そういう子なので」の中で、彼女の母も語っています)。 何にも惑わされず自分自身の信念を貫き、周りにも好影響を与え続ける成瀬のような生き方は、自分には到底できないからこそ、何とも言えない爽快感を感じました。本作でシリーズ完結だそうで、結構寂しいです。もっと読みたかったなぁ。 |
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| No.1339 | 6点 | 『瑠璃城』殺人事件- 北山猛邦 | 2026/08/01 21:16 |
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| 城シリーズ第2弾。生まれ変わり?ファンタジーなの?このシリーズ、そういうのもアリだったの?と些か戸惑いながら、読み進めることとなりました。
20世紀末の日本国内の「最果ての図書館」、第一次世界大戦下の仏独戦の最前線、13世紀フランスの「瑠璃城」、おおむねこの3つの時代が舞台。これらの舞台転換を図りつつの、密室や死体移動に関するトリックは面白く読ませていただいたのだけれど、生まれ変わりの設定(特に「例外」の部分)が結構解りづらい。ラストも巧く纏めているように思うのですが、いや待てよ、それだったらさぁ…、でも何か考えるのが面倒だからいいや…などモヤっとしたことも事実。私の読み方が甘いのだろうけど。 とは言え、不思議な世界観と物理トリックの組み合わせ、という点は確かに作者らしさに満ちて楽しめたので、採点としてはこの辺りで。 |
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| No.1338 | 5点 | 俺の恋バナを聞いてくれ- 新川帆立 | 2026/07/30 21:15 |
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| 各短編のタイトルから、ヤバイ男たちが登場して嫌な気分になるのではと、一定覚悟しながら読み始めたところ、ある意味で愛嬌すら感じる不器用な男たちの、恋愛がらみのちょっとイイ感じの物語でございました(感じ方は色々だと思うけれど)。ミステリーという側面では④、純粋な楽しさという点では①でしょうかね、個人的には。
①ハイスペ:漢詩が好きな東大卒・有名外資系コンサル勤務の29歳男子。人はこういうことで気づき、成長するよね。 ②スカブラ:スカッとブラブラする血筋(なんだそりゃ)の35歳男。一捻りの後、何気に考えさせられる話。 ③スパダリ:24歳のスーパーダーリン。正直、感情移入できなかった。 ④イケオジ:奥様を亡くした49歳の医師。そういうオチか…ということで。 ⑤ハングレ:19歳大学生の生き様。ハラハラさせながらの転換が良。そんなにグレてはいないことも良。 ⑥オレサマ:28歳の人気漫画家。好きになってくれる人がいて良かったね…って思えるか否か。 |
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| No.1337 | 4点 | ぼくが探偵だった夏- 内田康夫 | 2026/07/28 22:22 |
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| ミステリーランド作品。講談社文庫版で読ませていただきました。
浅見光彦が小学5年生の時に遭遇した事件。舞台は、夏休みに避暑で滞在した軽井沢であります。母親や兄はもとより、警官になりたての長野県警・竹村巡査(後の信濃のコロンボ)も登場し、シリーズ読者としての楽しさはあります。 一方で、内容としては、むむむ…といった感じ。少年少女にとっても薄味すぎるかもしれない。夏休みの冒険を扱うこと自体は、ミステリーランド作品として王道なのだろうけれども、さすがにもう少しパンチが欲しかったところ。 |
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| No.1336 | 5点 | 貴方のために綴る18の物語- 岡崎琢磨 | 2026/07/26 21:22 |
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| 駅のホームで老紳士に声をかけられ。仕事を依頼される赤塚美織。月曜日から土曜日まで一日一話ずつ郵送で届く18本の短編を読むこと、その感想のメモを持って週1回老紳士に合うことが任務。報酬は1短編8万円。18本×8万円から手数料1万円を差し引いた、143万円が全体の報酬額である…。
序盤から気になる記述があったため、全体としては概ね予想の範囲内であったものの、18の物語を読み進めていくことは楽しかったですね。出来栄えがマチマチなのが丁度いい感じ。各話の最後に挿入される美織の感想メモも丁度よいアクセント。 |
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| No.1335 | 5点 | 54字の物語- 氏田雄介 | 2026/07/24 23:56 |
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| 五十四字で紡ぐ物語
九十連発というスト イックスタイル。感 想ですらこの字数で は辛い。夏休みだし 親子で読んでみて! |
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| No.1334 | 8点 | 封鎖館の魔- 飛鳥部勝則 | 2026/07/23 23:17 |
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| 直球ど真ん中の館ミステリ、であると思う。過去から現在までの6つの事件に関わる謎が、それぞれに魅力的で、かつ、結末に結び付いていることが素晴らしい。開かれた密室での餓死、逆に密室に閉じ込められた中での死体の発覚など、大いに心をくすぐられます。そのうえでの、最終版の捻りも加えた絵解きは、グイグイと読まされました。動機がこれまた…。
これは、今年の各種ランキングで結構上位に位置付けられるのでは。(個人的には現時点での最高峰なのだけれど、未読の注目作品もあるからなぁ…。)ともかく、読んで損はない気がするのだけれども。 |
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| No.1333 | 8点 | 幻奇島- 西村京太郎 | 2026/07/18 23:48 |
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| これは純粋に面白かった。作者の傑作の一つと言ってもいいのではないかな。
石垣島からさらに南南東に126kmに浮かぶ「御神島」が舞台。飲酒運転がきっかけで、この島での診療所勤務を命じられた西崎。島には特異な伝承が根付いており、島民たちも何か謎めいて見える。そんな中で殺人事件が…。ミステリの基軸を保ちながらの伝奇的な展開が溜まらないです。ラストも素晴らしい。東京での出来事は結局…とか気になる点がないではないけど、それを凌駕する面白さがありました。 ちなみに、離島に医師が赴任…という設定は、初期短編「南神威島」と同一。この作品も伝奇性を備えたものでした。作者の裾野の広さをあらためて認識した次第です。 |
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| No.1332 | 7点 | 銃とチョコレート- 乙一 | 2026/07/15 21:37 |
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| ミステリーランド作品を読むのは久しぶり。それなりに読んでいると思っていたのだけれど、読み逃している作品もそれなりにあるのですよねぇ。結構文庫化されていることだし、未読の作品を捜してみようかな。
で、この作品。「乙一×ミステリーランド」と脳内AI(?)に入力してみると、「優しめの幽霊系はいかがでしょうか」などと勝手に回答してしまうのだけれど、実際は、宝探しの冒険譚でズバッと攻めてきました。 で、自分は決して少年といえる歳ではないのだけれど(誰もそんなこと聞いてない?というか、自分の年齢の認識がズレすぎてる?)結構ワクワクしながら読ませていただきました。比較的静かなめなスタートから、中盤にかけてグイっと盛り上げてくれます。意外性もいい案配。登場人物の描き方も作者らしいし、ラストも洒落ています。ミステリーランド作品の中でも、相当の正統派であり、大人も一定楽しめるであろうという印象。 |
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| No.1331 | 6点 | 『クロック城』殺人事件- 北山猛邦 | 2026/07/12 18:37 |
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| 第24回メフィスト賞受賞作にして、作者のデビュー作。「そういえば、作者の城シリーズって読んだことないなぁ…」ってことで、まずは本作を手にした次第です。
多くの皆さまと同様の感想になります。「面白いけど、やたら広げた挙句に放りっぱなしにしてはいないか?」 SEEM対11人委員会はどうなった?というか終末的世界観ってどうしても必要だった?何より「真夜中の鍵」って何?「ゲシュタルトの欠片」も何?俺の読み方が甘いのかもだけど、教えてくれよー、との心の叫びが読後に。 とは言え、ハウも印象的だし、その後の首なしホワイが衝撃的であったことは確か。このシリーズ、今更だけどもう少し読んでみようかな。 |
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| No.1330 | 4点 | 間の悪いスフレ- 近藤史恵 | 2026/07/08 22:01 |
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| 小さなフレンチ・レストラン「ビストロ・パ・マル」を舞台にしたシリーズ第4弾。7つの短編を収録。
もとよりこのシリーズは、ミステリーとしての味付けは決して濃くないのですが、今回はより薄味に仕上げられた感じ。特に前半の作品は、薄いというかそもそも味付けしていると言っていいのか、このまま読み進めるべきなのか…などと思ったほど。その中でパ・マル(悪くない)な作品は以下の2つくらい。総合的にはこの採点かな。 ④幻想のフリカッセ:パ・マルの定番メニュー・若鶏のフリカッセを「たしかに母さんの味にそっくりだ」と懐かしむ兄弟。しかし、ある時期から母の料理が不味くなったらしい。その理由には一定納得。 ⑤ 間の悪いスフレ:パ・マルで働く高築君の従兄が同店でプロポーズすることに。その結果は?このシリーズらしい味わい。 |
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| No.1329 | 7点 | わたしがいなくなった世界に- 七河迦南 | 2026/07/06 21:03 |
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| 児童養護施設「七海学園」を舞台にしたシリーズ第3弾(ということでいいと思う)。
前二作と同様に連作短編仕立てで、最大の読みどころは最終章。予測どおりの点もあったのですが、それは全体のごくごく一部に過ぎず、終盤の絵解きには純粋に驚かされました。そういうことだったか…と考えさせられた面もあります。 一方でこの作品、読者の獲得という点では損をしているかも。最大限楽しもうとすれば、前二作を読んでおくべき、というか登場人物も含めて把握しておいた方が良いと思うのですが、第一作「七つの海を照らす星」からは17年、前作「アルバトロスは羽ばたかない」からでも15年が経過しています。あまり覚えていないし、前二作を読み返すのも面倒…という方も多いのでは。ちょっと手に取りづらくなるので、次作があるとすれば、インターバル短めの刊行でお願いしたいところです。 |
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| No.1328 | 5点 | 濱地健三郎の奇かる事件簿- 有栖川有栖 | 2026/06/30 22:05 |
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| 濱地健三郎シリーズ第4弾。7短編が収録されています。
ホラーとしてもソフトだし、ミステリとも言い難いので、宙に浮いているようなというか、位置づけがフワッとした作品が並んでいる印象。でも、それがほど良い読み味に繋がっているような気もします。 収録作の中では、ホワイの妙味もある「怪奇にして危険な状態」がベストで、その後に赤波江刑事が絡む「ある崩壊」と「目撃証言」が続く感じ。今回「助手」から「弟子」に格上げされ志摩ユリエが、引き続き良いアクセントになっていました。 |
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| No.1327 | 8点 | 探偵小石は恋しない- 森バジル | 2026/06/27 21:14 |
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| 軽快なテンポの中で、ああコレがアレで…などと想定しながら読み進めたわけですが…。なるほど、世評が高いことがよく分かりました。読了後、一部読み返すのも楽しかったですね。ラストのシーンは蛇足のような気がしないでもないけど。 | |||
| No.1326 | 6点 | ミハスの落日- 貫井徳郎 | 2026/06/21 22:17 |
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| 海外の5つの都市を舞台とした、ノンシリーズの短編集。内容はもとより、土地ごとの雰囲気も感じることができて読み得だった印象。各話に「美女」が登場し、それぞれ重要な役割を担っていることも特徴の一つ。
①ミハスの落日:密室について感想を述べることは避けますが、神髄はその裏にある真相の切なさ。 ②ストックホルムの埋み日:ストーカーが恨みを果たそうと…。捻りという点では、個人的に本作中ベスト。 ③サンフランシスコの深い闇:夫が3回続けて事故死?保険金殺人なのか、保険調査員が追う。 ④ジャカルタの黎明::夫に捨てられ、娼婦となったディタ。周辺では娼婦の連続殺人が発生。悪徳刑事と太客の日本人…等々に囲まれながらの驚きの真相。 ⑤カイロの残照:アメリカの美女から指名された、ツアーガイドのマフムード。サスペンス風な展開の中で…。 |
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| No.1325 | 6点 | 倫敦スコーンの謎- 米澤穂信 | 2026/06/16 22:35 |
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| 小市民シリーズの短編集。謎は小粒ながら、その裏側の設定に作者らしさが表れています。小鳩くんと小佐内さんの絶妙なやり取りも含めて、楽しく読ませていただきました。理解しやすい謎の設定とその解答の一部が想定しやすいこと、これらも作者の作戦の一つなのでしょう。
①桑港クッキーの謎:船戸高校の卒業生がサンフランシスコ・ビエンナーレで受賞。そして彼の高校時代の作品が同校内で発見されたのだが…。締め方がこのシリーズらしい。 ②羅馬ジェラードの謎:ショッピングモールで二人が出会った謎。その解答の一部は想定できたけれど、お楽しみポイントは伏線を回収しながら見えてくる全体像。日常の謎系短編のお手本のよう。本作中のベスト。 ③倫敦スコーンの謎:調理実習で小佐内さんが遭遇した謎。これも綺麗にまとまっているものの、とある人物も主人公2人も、そこまでするものかな…と感じたりも。 ④維納ザッハトルテの謎:連作短編として本書をまとめる作品。その視点で捉えると流石の巧さ。ラストの苦味もいい。 ちなみに、本編の隙間を埋める?こうした短編集も大歓迎なのですが、「冬期限定~」以降の続編(大学時代編?)を読んでみたい…という気持ちが高まりました。米澤さん、ぜひお願いします。 |
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| No.1324 | 7点 | 時空旅行者の砂時計- 方丈貴恵 | 2026/06/14 21:41 |
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| 突然のタイムトラベルから始まりつつも、「あれ?結構クラシック・スタイルの事件?」などと読み進めてきたワタクシをあざ笑うかのように、中盤以降は怒涛の展開。でも、やはり当初の印象どおり、実はクラシカルな本格作品とも言えそう。ラストも個人的には好み。 | |||
| No.1323 | 5点 | 珈琲店タレーランの事件簿9- 岡崎琢磨 | 2026/06/07 22:33 |
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| シリーズ第9弾。デビュー作となる第1弾の出版は2012年でしたか。結構続いていますねぇ。
珈琲店「タレーラン」のレビューサイトに、「X氏」と名乗る投稿者から連続して低評価が書きこまれる。しかも、これらのレビューは、いずれも店内で実際にあった出来事をベースにしたもの。X氏は誰で、その目的は何? 推理云々というよりもストーリー運びから、キーパーソンが誰なのか特定できてしまう(さすがに動機までは分かりようがないけど)。その分、終盤の転換にご期待あれ…という意図なのだろうと読み進めたものの、さすがに無理がありすぎる面も(特に生首のくだりとか)。切り上げてギリこの採点ということで。 |
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| No.1322 | 6点 | 幽霊客船殺人事件- 天樹征丸 | 2026/06/06 09:29 |
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| 金田一少年世代(ギリ)としては、非常に懐かしく読ませていただきました。
登場人物的にも流れが予測しやすく、伏線が分かりやすすぎる面もあるのですが、本格度は決して低くありません。(ちなみに、“犯人”は当てられませんでした。とほほ。) このシリーズ、積極的に探そうとまでは思わないけれど、今後もブッ〇・オフとかで見かけたら、迷わず手にしそう。世代だからなぁ… |
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