皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
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まさむねさん |
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| 平均点: 5.90点 | 書評数: 1350件 |
| No.1350 | 5点 | 変な地図- 雨穴 | 2026/08/25 21:20 |
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| シリーズ第4弾。今回は、この間の探偵役・栗原氏が学生時代(就活時代)に追いかけることとなった事件の顛末。
相変わらず図解が多め(多すぎ?)に挿入されています。そして展開が異様に速い(笑)。推理確定の根拠が弱すぎるとか、設定にちょっと無理が…とかの突っ込み所も含めて、スイスイと読ませていただきました(そんなに丁寧に説明しなくてもいいよ、と思う部分もありましたが)。随分売れたようですし、これを契機にミステリーを読む層が増えればいいな、と思います。 |
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| No.1349 | 6点 | 口に関するアンケート- 背筋 | 2026/08/23 20:04 |
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| 小っちゃい本シリーズ、個人的な第2弾。でもあらためて比べてみると、白井智之「本を読むのが超速い人~殺人事件」より一回り大きかったのですね。物理的にはこちらの方が読みやすい。
ページ数は60頁強。サクサク読み流してもいいけど、読後しばし考えてみることも良。何気に深みもあり、練られています。 |
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| No.1348 | 7点 | 本を読むのが超速い人の頭の中ってどうなってんの殺人事件- 白井智之 | 2026/08/23 20:04 |
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| 本の横幅が私のスマホと一緒。2冊並べて文庫本のサイズ。小っちゃい本ですな。
ページ数も100頁未満。あっという間に読めますな。 エログロ封印で、何やら落語を聴かせてもらったような印象も。白井作品としては珍しいですな。 作者の実験的マインドを評価してこの採点。 |
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| No.1347 | 7点 | スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章- 麻根重次 | 2026/08/22 21:24 |
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| 安曇野の謎解きコンサルタントの活動(探偵役である所長は抑鬱症状が酷かったりするのだけれど)を描いた5短編で構成される連作集。奇妙な死体、密室&アリバイ複合型、暗号系など、バラエティに富んだラインナップではあるのですが、凡作とも思える短編も混じっていて、全体としての評価は悩ましいところ。以下の2短編(1作目と最終話)が好印象。
「スノウマンの葬列」:雪山で遭難した若夫婦の死体がテント内で発見された。夫の死体には小さな雪ダルマが複数乗せられ、妻の死体の手の中には切り取られた夫の小指が。説得力のあるホワイ作品。 「初めては毒殺」:随分と穴が…と思っていたのだけれど、いいねぇ。こういう締め方、嫌いじゃないです。 |
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| No.1346 | 6点 | あなたが正しくいられたとき- 芦沢央 | 2026/08/22 21:08 |
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| 2017年から2026年までの間に競作アンソロジー等に掲載された6短編を収録。作者自身が述べているとおりの「ごった煮」感はあるが、それはそれで楽しい。
①あなたが正しくいられたとき:河原での同窓会バーベキューの際、事故で夫と死別した元カノが娘を川に突き落とす瞬間を目撃。展開が読めそうで読めず一気読みだったが、そこまでするか、という気も。 ②代償:渾身の作品を書き上げたばかりの作家。妻に読んでもらったところ、酷似した作品がwebで公開されていると言う…。 ③薄着の女:古典的トリックを用いた典型的な倒叙モノ…なのだけど最後の2行にニヤリ。 ④立体パズル:心情が解るようで解らない。 ⑤待てば無料:③で登場した十時刑事がまさかの再登場。うーん。 ⑥投了図:将棋を題材にした短編集「神の悪手」にも連なりそうな作品。これは許してあげたい。 |
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| No.1345 | 6点 | 白魔の檻- 山口未桜 | 2026/08/20 22:51 |
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| 北海道の過疎地域の病院に短期派遣されることになった城崎と研修医の春田。到着の日、山の中腹にある病院一帯が酷い濃霧に覆われ、麓に降りることが不可能に。閉ざされた中で、病院職員の変死体が発見される。さらに大地震が発生。有毒ガスが地階から溜まりはじめて…。
濃霧は別としても、その後の大地震+有毒ガスはさすがにご都合主義では…との思いが一瞬頭をよぎるのですが、一連の事件やその解決と巧く結びつけられているし、タイムリミット・サスペンスとしての趣向も加わるので、あまり深く考えずにスルー。 犯人特定のロジックは、正直ちょいと面倒に感じて、詳細を追いかけることを止めてしまいました。また、犯人特定に至る、とある「回数」に関しては、それを絶体的だという前提がどうなのか等、犯人とすれば言い逃れできそうな気もします(そのエクスキューズも多分あったのだろうけど)。 そういった面はありながらも、へき地医療という社会的なテーマも織り込まれていて、全体としては興味深く読ませていただきました。 |
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| No.1344 | 5点 | スープ屋しずくの謎解き朝ごはん- 友井羊 | 2026/08/12 21:25 |
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| 飲食店のマスターや店長がお客様の持ち込む謎を解決…という短編集は、即時に複数の作品を思い浮かべられるほど、見慣れたパターン。飲食物等の蘊蓄も織り込めるし、短編をつなぐ設定としても便利なのでしょうね。
で、本作の舞台はスープ屋さん。自分は訪れたことがない業態なのだけれど、確かに体にも良さそうだし、登場するスープのどれもが美味しそう。こんな店があったら是非行ってみたい。 一方、ミステリーとしては相当に弱い。伏線からバレバレ…という短編も。優しい飲み口で悪くはないのだけれど、もう少し塩分やスパイスを効かせてくれれば、さらに良いスープに仕上がったような気がします。 |
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| No.1343 | 6点 | くらのかみ- 小野不由美 | 2026/08/10 21:59 |
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| ミステリーランド作品。島田荘司「透明人間の納屋」、殊能将之「子どもの王様」とともに、ミステリーランド第一回配本(2003年7月)の一角を占めました。他の2作品が既に文庫化されている中、本作は20年以上を経ての文庫化。この時点で大いに興味を持っていたのです。
少年少女向けのホラー作品だと勝手に想像していたところ、結構本格度高めだね…と思わせられつつの「座敷童子」に関連させた巧みな仕上げ。こうした構成は、個人的にはおそらく初見のように思います。 一方で思うところも。人物相関図や現場見取図が、途中で挿入されているとはいえ、もっと早めに提示してほしかったなぁ…という気もしたし、何より、これってフェアゾーンなのか?(そういった視点で読むべき作品ではないのかもしれないけど)と多少モヤモヤしたことも事実です。何とも不思議な読後感。 |
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| No.1342 | 6点 | the SIX- 井上夢人 | 2026/08/07 22:00 |
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| 超能力を有する少年少女たちを主人公にした連作短編。
超能力と言っても、必ずしも社会生活に役立つものではなく、登場人物それぞれが、生きづらさや孤立を感じています。超能力を万能なものとして捉えず、むしろ本人を苦しめるという設定の作品は多々思い浮かぶのですが、殊に本作の各短編は、結びの良さもあって、特性の違いを尊重しあいながら共に生きる重要性という、いま最も必要かもしれない視点を再認識させてくれるものでした。各登場人物が揃い、その特性を活かして人命を救う最終話も、ベタな展開ではあるけれど、考えさせられます。 導入&説明部分が長くて締めの部分が急ぎ足すぎるなぁ…と感じてしまう短編も複数ございましたが、総じて印象は悪くなかったです。 |
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| No.1341 | 7点 | 猫鳴く森で謎解きを- 楠谷佑 | 2026/08/05 21:30 |
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| 男子高校寮のルームメイトである、兎川雛太と鷹宮絵愛のコンビによるシリーズ第2弾。今回の舞台は、ボランティア活動のために夏休みの1泊2日で訪れた、猫と会えるキャンプ場(エチカの動物好きが発動!)。他校生も参加している中で殺人事件が発生します。
読み進めながら、なかなか事件が起きないね…と多少やきもきする面もなくはないのですが、事件後の犯人特定に至る消去法的推理に関しては、非常に楽しく読ませていただきました。決して豪華絢爛ではないけれど、特殊設定なしでロジックを重視する端正な作品というのは、やっぱりイイですね(読中、有栖川有栖先生のお顔が頭に浮かびました)。 このコンビはまだ高校2年生。続編もぜひ書いてほしいものです。 |
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| No.1340 | 6点 | 成瀬は都を駆け抜ける- 宮島未奈 | 2026/08/04 21:57 |
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| ミステリーとは言い難いのだけれど、乗り掛かった舟?ということで、感想を書いちゃおう。
京大生となった成瀬あかりの、概ね1年間の出来事が描かれています。入学式早々から人間性全開。さすがは成瀬。京都で新たに出会った仲間たちも素敵です(個人的には、特に達磨研究会がお気に入り)。東京の大学に進学した島崎や、広島出身のかるた男子・西浦の登場も嬉しかった。 第一作から芯は変わってないけれど、確実に大人になっている成瀬の姿も読みどころでしょうか(ちなみにこの点は、第4話「そういう子なので」の中で、彼女の母も語っています)。 何にも惑わされず自分自身の信念を貫き、周りにも好影響を与え続ける成瀬のような生き方は、自分には到底できないからこそ、何とも言えない爽快感を感じました。本作でシリーズ完結だそうで、結構寂しいです。もっと読みたかったなぁ。 |
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| No.1339 | 6点 | 『瑠璃城』殺人事件- 北山猛邦 | 2026/08/01 21:16 |
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| 城シリーズ第2弾。生まれ変わり?ファンタジーなの?このシリーズ、そういうのもアリだったの?と些か戸惑いながら、読み進めることとなりました。
20世紀末の日本国内の「最果ての図書館」、第一次世界大戦下の仏独戦の最前線、13世紀フランスの「瑠璃城」、おおむねこの3つの時代が舞台。これらの舞台転換を図りつつの、密室や死体移動に関するトリックは面白く読ませていただいたのだけれど、生まれ変わりの設定(特に「例外」の部分)が結構解りづらい。ラストも巧く纏めているように思うのですが、いや待てよ、それだったらさぁ…、でも何か考えるのが面倒だからいいや…などモヤっとしたことも事実。私の読み方が甘いのだろうけど。 とは言え、不思議な世界観と物理トリックの組み合わせ、という点は確かに作者らしさに満ちて楽しめたので、採点としてはこの辺りで。 |
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| No.1338 | 5点 | 俺の恋バナを聞いてくれ- 新川帆立 | 2026/07/30 21:15 |
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| 各短編のタイトルから、ヤバイ男たちが登場して嫌な気分になるのではと、一定覚悟しながら読み始めたところ、ある意味で愛嬌すら感じる不器用な男たちの、恋愛がらみのちょっとイイ感じの物語でございました(感じ方は色々だと思うけれど)。ミステリーという側面では④、純粋な楽しさという点では①でしょうかね、個人的には。
①ハイスペ:漢詩が好きな東大卒・有名外資系コンサル勤務の29歳男子。人はこういうことで気づき、成長するよね。 ②スカブラ:スカッとブラブラする血筋(なんだそりゃ)の35歳男。一捻りの後、何気に考えさせられる話。 ③スパダリ:24歳のスーパーダーリン。正直、感情移入できなかった。 ④イケオジ:奥様を亡くした49歳の医師。そういうオチか…ということで。 ⑤ハングレ:19歳大学生の生き様。ハラハラさせながらの転換が良。そんなにグレてはいないことも良。 ⑥オレサマ:28歳の人気漫画家。好きになってくれる人がいて良かったね…って思えるか否か。 |
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| No.1337 | 4点 | ぼくが探偵だった夏- 内田康夫 | 2026/07/28 22:22 |
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| ミステリーランド作品。講談社文庫版で読ませていただきました。
浅見光彦が小学5年生の時に遭遇した事件。舞台は、夏休みに避暑で滞在した軽井沢であります。母親や兄はもとより、警官になりたての長野県警・竹村巡査(後の信濃のコロンボ)も登場し、シリーズ読者としての楽しさはあります。 一方で、内容としては、むむむ…といった感じ。少年少女にとっても薄味すぎるかもしれない。夏休みの冒険を扱うこと自体は、ミステリーランド作品として王道なのだろうけれども、さすがにもう少しパンチが欲しかったところ。 |
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| No.1336 | 5点 | 貴方のために綴る18の物語- 岡崎琢磨 | 2026/07/26 21:22 |
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| 駅のホームで老紳士に声をかけられ。仕事を依頼される赤塚美織。月曜日から土曜日まで一日一話ずつ郵送で届く18本の短編を読むこと、その感想のメモを持って週1回老紳士に合うことが任務。報酬は1短編8万円。18本×8万円から手数料1万円を差し引いた、143万円が全体の報酬額である…。
序盤から気になる記述があったため、全体としては概ね予想の範囲内であったものの、18の物語を読み進めていくことは楽しかったですね。出来栄えがマチマチなのが丁度いい感じ。各話の最後に挿入される美織の感想メモも丁度よいアクセント。 |
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| No.1335 | 5点 | 54字の物語- 氏田雄介 | 2026/07/24 23:56 |
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| 五十四字で紡ぐ物語
九十連発というスト イックスタイル。感 想ですらこの字数で は辛い。夏休みだし 親子で読んでみて! |
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| No.1334 | 8点 | 封鎖館の魔- 飛鳥部勝則 | 2026/07/23 23:17 |
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| 直球ど真ん中の館ミステリ、であると思う。過去から現在までの6つの事件に関わる謎が、それぞれに魅力的で、かつ、結末に結び付いていることが素晴らしい。開かれた密室での餓死、逆に密室に閉じ込められた中での死体の発覚など、大いに心をくすぐられます。そのうえでの、最終版の捻りも加えた絵解きは、グイグイと読まされました。動機がこれまた…。
これは、今年の各種ランキングで結構上位に位置付けられるのでは。(個人的には現時点での最高峰なのだけれど、未読の注目作品もあるからなぁ…。)ともかく、読んで損はない気がするのだけれども。 |
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| No.1333 | 8点 | 幻奇島- 西村京太郎 | 2026/07/18 23:48 |
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| これは純粋に面白かった。作者の傑作の一つと言ってもいいのではないかな。
石垣島からさらに南南東に126kmに浮かぶ「御神島」が舞台。飲酒運転がきっかけで、この島での診療所勤務を命じられた西崎。島には特異な伝承が根付いており、島民たちも何か謎めいて見える。そんな中で殺人事件が…。ミステリの基軸を保ちながらの伝奇的な展開が溜まらないです。ラストも素晴らしい。東京での出来事は結局…とか気になる点がないではないけど、それを凌駕する面白さがありました。 ちなみに、離島に医師が赴任…という設定は、初期短編「南神威島」と同一。この作品も伝奇性を備えたものでした。作者の裾野の広さをあらためて認識した次第です。 |
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| No.1332 | 7点 | 銃とチョコレート- 乙一 | 2026/07/15 21:37 |
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| ミステリーランド作品を読むのは久しぶり。それなりに読んでいると思っていたのだけれど、読み逃している作品もそれなりにあるのですよねぇ。結構文庫化されていることだし、未読の作品を捜してみようかな。
で、この作品。「乙一×ミステリーランド」と脳内AI(?)に入力してみると、「優しめの幽霊系はいかがでしょうか」などと勝手に回答してしまうのだけれど、実際は、宝探しの冒険譚でズバッと攻めてきました。 で、自分は決して少年といえる歳ではないのだけれど(誰もそんなこと聞いてない?というか、自分の年齢の認識がズレすぎてる?)結構ワクワクしながら読ませていただきました。比較的静かなめなスタートから、中盤にかけてグイっと盛り上げてくれます。意外性もいい案配。登場人物の描き方も作者らしいし、ラストも洒落ています。ミステリーランド作品の中でも、相当の正統派であり、大人も一定楽しめるであろうという印象。 |
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| No.1331 | 6点 | 『クロック城』殺人事件- 北山猛邦 | 2026/07/12 18:37 |
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| 第24回メフィスト賞受賞作にして、作者のデビュー作。「そういえば、作者の城シリーズって読んだことないなぁ…」ってことで、まずは本作を手にした次第です。
多くの皆さまと同様の感想になります。「面白いけど、やたら広げた挙句に放りっぱなしにしてはいないか?」 SEEM対11人委員会はどうなった?というか終末的世界観ってどうしても必要だった?何より「真夜中の鍵」って何?「ゲシュタルトの欠片」も何?俺の読み方が甘いのかもだけど、教えてくれよー、との心の叫びが読後に。 とは言え、ハウも印象的だし、その後の首なしホワイが衝撃的であったことは確か。このシリーズ、今更だけどもう少し読んでみようかな。 |
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