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まさむねさん
平均点: 5.89点 書評数: 1315件

プロフィール高評価と近い人 | 書評 | おすすめ

No.1315 6点 春のたましい 神祓いの記- 黒木あるじ 2026/05/07 22:04
 これまで地域の祭りで鎮められていた八百万の神々。しかし、感染症の流行や過疎化の影響で「祭り」の中止が相次いだことにより、神々が怒り、暴走して異変が頻発。これを受けて組織された祭祀保安協会の九重十一(「きゅう・じゅう・じゅういち」ではなく「ここのえ・とい」)が、各地で荒ぶる神々を鎮めていきます。アシスタントの八多岬とのコンビもいい感じっス。ホラーや怪奇小説という枠を飛び出し、現代社会の課題を浮かび上がらせる面も持っていて、どの短編も考えさせられました。
〇春と殺し屋と七不思議:村の廃校での怪異現象に九重十一が対処。七と八の違い…なるほど勉強にもなった。
〇われはうみのこ:日本海に面した小さな町の浜にに大量の魚が打ち上げられる。地域の活性化に取り組まんと東京から移住してきた男は…。ここから八多岬が登場。
〇あそべやあそべ、ゆきわらし:限界集落に一人住む鉄吉老人が抱える秘密。哀しみと愛があふれる結末が印象的。
〇わたしはふしだら:八多岬の人間性満載。「ふしだら」の語源とは。
〇春のたましい:九重の神転がし?も楽しいが、盲目の口寄せ巫女・キヨの人生たるや…。本書の締めにふさわしい。

No.1314 5点 桃井くんの手土産- 松尾由美 2026/05/06 09:15
 大物作家・逢坂徹を担当することになった編集者歴3年目の桃井くん。50代の逢坂先生は気さくで穏やかではあるものの、原稿を遅らせる癖があり、編集者としては気を遣うところ。ここは腕の見せ所と、手土産を吟味して逢坂邸を訪れる桃井くん。話の流れから、ちょっとした謎も提供することになり…という設定。また、先生は秘書として姪を雇っていて、彼女との関係もいい味を添えています。
 手土産のお菓子もおいしそうで、読み味は良いです。一方、その推理が真実なのかは判らず、その推理もちょっと無理やりな感じも。まぁ、軽く読む分にはいいかな。
①羊羹と詩人:希少な羊羹を求めて朝から店の列に並ぶ桃井くん。常連客の間で見なくなった詩人の噂が…。
②吹き寄せられた人々:偶然にスリの現場をスマホで撮影した桃井くん。スリは誰?個人的には本作中のベスト。
③編集長と秘密の庭:編集長の子ども時代の記憶の謎。
④小豆色の思い出:桃井くんの実家に飾っている絵画を譲ってほしいという申し出が。でも約束の日に現れず…。
⑤レモン色の密室:秘書・由佳里さんはレモン味のお菓子は大体好きらしい。彼女の大学時代のエピソード。密室ってのは言い過ぎだけどね。
⑥オリーブと口髭:様々な面でこじつけ感強め。すっきりしないラストは続編のためなのか?

No.1313 6点 北帰行殺人事件- 西村京太郎 2026/04/29 20:44
 半年ほど前に『下り特急「富士」(ラブ・トレイン)殺人事件』を楽しく読ませていただき、ではその前日譚も読んでみようか…と手にした次第。
 急に退職を申し出て、故郷の北海道・稚内に戻るという橋本刑事。しかし、飛行機で行くと言っていたのに空港には現れず、一方で寝台特急ゆうづる13号と青函連絡船の中で二人の男が殺される。ともに裸にされ、後ろ手に縛られた上で、口紅が塗りたくられていた…。
 冬の北海道を舞台としたサスペンスフルな展開で、グイグイ読まされました。流石は西村先生。なお、東京を離れてこんなに自由に動いていいのだろうか…とかは考えないようにしました(汗)。

No.1312 5点 犯人はキミが好きなひと- 阿津川辰海 2026/04/27 23:46
 「好きになった女性が必ず犯罪に関与している」という、(ミステリ向きな)特異体質を有する男子高校生と、その幼馴染であり、探偵を目指す女子高校生が織りなす短編集。
 ちょっとしたラブコメ要素に関しては、まぁ個人の好みの問題として評価云々はしないけれど、いかにもワンパターンに陥りがちな設定に対し、様々な「使い方」を施している点はプラスに捉えたいと思います。そして本格要素も盛り込まれています。
 一方で、うーん、何だかなぁ…といった短編もあったし、全体としても、もっと突き抜けてほしかったな…と感じたのも事実。設定上の制約もあるのかなぁ…。決して不味くはないけど相当に薄めのコーヒーを飲んだような印象。

No.1311 7点 七つの海を照らす星- 七河迦南 2026/04/24 23:05
 第18回鮎川哲也賞を受賞した、作者のデビュー作。県境に近い片田舎の児童養護施設・七海学園を舞台とした連作短編です。
 1話目「今は亡き星の光も」の転換もなかなかだし、2話目「滅びの指輪」の真相はもとより、ラスト3行にはぞくりとさせられました。3話目「血文字の短冊」の仕掛けは軽量級かもしれませんが、個人的には好み。しかしその後は正直イマイチで右肩下がりなのかな…と感じさせられつつの最終話がポイント。
 各短編に未解決部分が残されていて、最終話に「まとめ」がなされるだろうことは想定していたものの、そう来たか…と大いに感心した次第。連作短編としての出来栄えは素直に評価したいと思います。みんな、本当にいい子だったし。切り上げてこの採点。

No.1310 6点 サマーゴースト- 乙一 2026/04/19 16:45
 夏に飛行場跡地で線香花火をすると現れる女性の幽霊。自殺系サイトで知り合った3人の高校生たちが、その幽霊に会いに行く…という、いかにも作者らしい設定の青春小説。150ページちょっとの長さ。
 驚きの展開が…という感じではないけれど、それぞれの心の動きや時にユーモラスな4人たちの会話等々、心地よく読ませていただきました。「死ぬまで生きる」って何かいい言葉だなぁ。

No.1309 7点 死の絆 赤い博物館- 大山誠一郎 2026/04/18 19:44
 シリーズ第3弾。前2作(の文庫版)と表紙カバーのテイストが異なっていたので(端的には赤くない…)、ぱっと見では同じシリーズと認識できなかった。勿論、サブタイトルに「赤い博物館」って書いてあるのだけどね。
 作者のシリーズものの中で、個人的にはこのシリーズが最もフィットしています。作者にとっても使い勝手のよい?設定なのかもしれません。今回もトリッキーな短編が揃っているし、短編それぞれにバラエティを持たせていることにも好感。作者のあとがきも良かった。
 一方で、推理に飛躍があるというか、「可能性」から「特定」につながるラインが見えにくい面はあろうかと(楽しく読ませてもらった上での感想だけど)。このシリーズは続きそうだし、次作も楽しみに待ちたいと思います。
 敢えてちょっとした突っ込みも入れつつ、各短編の感想を。
①三十年目の自首:時効が過ぎた殺人を自首してきた男のホワイ。ラストは想定しやすいか。
②名前のない脅迫者:事故で炎上した車のトランクから発見された死体は誰か。捻りが効いている。
③三匹の子ヤギ:コンビニへの立てこもり事件。音は聞こえなかったのかな?
④掘り出された罪:トリッキーさという面では一番か。でも重すぎて気づかれはしないか等々無理もあるぞ…。ちなみに捜査一課との推理合戦は必要だったか?
⑤死の絆:ホームレスの住む河川敷で、ホームレスと国会議員が殺されていた。これ、気づけなかったか?
⑥春は紺色:冴子の警察大学校時代の出来事。若き日の彼女が知れたのは悪くないけど、この真相は…飛び過ぎてないか。

No.1308 6点 マスカレード・ライフ- 東野圭吾 2026/04/14 19:24
 シリーズ第5弾。シリーズで重要な役割を果たしてきた新田浩介は、警視庁を退職し、ホテル・コルテシア東京の保安課長に。ほほう、なるほど。
 そのホテルで開催されることとなったミステリ新人賞の選考会。新人賞候補者の一人は、とある事件の重要参考人であった…。さらに、弁護士であり現在はアメリカに住む、浩介の父も客としてホテルに滞在。フロントホテル・マネージャーの山岸尚美には、30年ぶりに古い友人に会うと話しているが…。
 まぁ、上手いですね。あざと過ぎる展開とも言えるけれど、次々にページをめくらされました。特に後半の畳みかけ具合は流石です。
 ちなみに、どこまでリアリティがあるのかは別として、新人賞選考会の様子も興味深かった。新人賞候補となった作品「イノチノアマリ」。読んでみたかったなぁ。

No.1307 6点 急行霧島: それぞれの昭和- 山本巧次 2026/04/10 23:13
 時代設定は昭和36年。舞台は鹿児島発東京行きの急行霧島の車内。走行時間は26時間を超えますが、逆にその限られた時間軸の中で、数々の人間模様を浮かび上がらせています。当時の社会情勢をかみ合わせていることもポイント。
 主人公は戦争で生き別れになった父に会うため上京する上妻美里。2等席の向かいに座ったのは、お嬢様風の身なりをした同年代の少女。さらに、傷害犯を追う鹿児島県警の刑事2名に、大物のスリを逮捕せんとする鉄道公安官2名も同乗。宝石泥棒を企む者や、上妻の座る車両を監視するような態度をとる男性…などなど、事情を抱えた人間とともに、急行霧島は東進していきます。それぞれの物語の進展?も楽しく、それらの落としどころ?も好み。車掌の宮原や食堂車の佐々木佳代、さらに上妻と同席した人々など、列車内の他の登場人物も魅力的で、とても心地良い読書時間をいただけました。

No.1306 6点 A先生の名推理- 津島誠司 2026/04/06 21:04
 各短編とも、非常に不可解かつ魅力的な謎が登場してワクワクさせてくれます。一方で、鎌倉駅前の喫茶店に現れるA先生の「解答」を聞くや、何とも言えない肩透かしを感じてしまう面も。①の衝撃が次第に薄れつつあった③に至っては、読中「まさか…」と想像しつつ、そのまさかのまさか。無理がありすぎるような…などと思ってしまうのは野暮なのかもしれない。また、警察の捜査って…と思ってしまうのも、おそらく野暮。外連味を大いに楽しみましょう。
①叫ぶ夜行怪人:深夜の大通りを叫びながら、そして光りながら歩む怪人。
②山頂の出来事:消えたり現れたり、あるいは上下逆さになったりする峠の小屋。
③ニュータウンの出来事:ニュータウンの半分が倒壊?
④浜辺の出来事:海底で助けを求める謎の女…。
⑤宇宙からの物体X:エイリアンが地球人を殺害?
⑥夏の最終列車:作者のデビュー作。A先生は登場しません。短尺で締りのある作品だけど、警察は気付くよね…

No.1305 6点 パズルと天気- 伊坂幸太郎 2026/04/01 22:16
 5編で構成された短編集。各短編は独立しているけれど、最終話で一部の短編の設定が醸し出されているよね…って感じ。伊坂さんらしい作品が揃っています。作者自身は「短編小説を書くのは得意ではない」と述べておりますが、いやいや、読み心地も良くて(バリバリの本格短編ではないけれど)良質な読書時間は確保できるのではないかな。
①パズル:おっと、そう来たか。幸せな気持ちにさせてくれる好編。
②竹やぶバーニング :仙台七夕の舞台でかぐや姫を捜索する物語。作者らしい。
③透明ポーラーベア:収録作中で最も初期(20年以上前)に書かれた作品。個人的にはあまりフィットしなかったけれど、専業作家となり始めた頃の作品という意味では趣深い。
④イヌゲンソーゴ:犬たちが主人公で、軽快かつコミカル。ラストも洒落てます。
⑤Weather:ステキな意外性。年代的にも、感じ入るものがありました。

No.1304 6点 狼少年ABC- 梓崎優 2026/03/29 21:09
 四編で構成される短編集。どれも綺麗に纏まっていて、それはそれで評価されるべきだと思うのですが、ミステリとしては解りやす過ぎる面も。④は別としても、もう少し捻くれるなり、突き抜けてもよかったような気もします。
①美しい雪の物語:舞台はハワイ島。巧く仕立てた作品で好感を持つけれど、歴史に詳しい方であれば…。
②重力と飛翔:傘と足跡の謎は、消去法からして自明かも。もうワンパンチ欲しかった印象も。
③狼少年ABC:幼少期の記憶を辿る…ってのは便利すぎる設定で、個人的にはどうかと。
④スプリング・ハズ・カム:アンソロジー「放課後探偵団」で10年以上前に既読。なので結末は分かっていたのだけれど、やはりこの短編集ではベストか。

No.1303 5点 僕の神さま- 芦沢央 2026/03/24 20:56
 4つの短編+エピローグで構成される連作集。小学5年生の「僕」と、皆から「神さま」と尊敬される水谷くんが主な登場人物。
 1話目でほっこりさせられつつ、2話目で川上さんが登場するや、ヘビーな展開に。3話目でヘビーさが和らいだかに見えて…という展開。こうした濃淡のつけ方は嫌いではなく、興味を保ちつつ終盤へ。全体として決して悪くはないのだけれど、正直、もっと驚きの何かが待ち構えていると予測していたところ、結構想定の範囲内で終わってしまったかな…という印象も。

No.1302 7点 僕たちの青春はちょっとだけ特別- 雨井湖音 2026/03/21 21:23
 高等支援学校を舞台とした物語。
 「ごみ散乱事件」、「ロッカーの中身移動事件」、「生徒失踪事件」とも、ミステリとしては小粒。でも、探偵役を含めて、軽度の知的障害を持つ生徒たちの物語であること、そして生徒たちの〝特性〟が人それぞれであること…等々から、非常に奥行きのある内容となっています。生徒たちの成長譚としても素晴らしい。瑞々しさあふれる彼らの青春は、確かに「ちょっとだけ」特別なのかもしれません。
 作者は、教育大学を卒業した、高等支援学校の職員であるとのこと。あとがきでは、設定の一部は完全なフィクションである旨も記されていますが、しかし彼らの心情や生徒間のつながりの描写は、作者だからこそのものなのでしょう。続編も読んでみようかな。

No.1301 6点 じゃあ、これは殺人ってことで- 東川篤哉 2026/03/14 22:01
 烏賊川市シリーズの短編集。鵜飼探偵に助手の戸村、砂川警部に志木刑事等の常連メンバーの存在もあって、安心感をもって読めます。こういった短編集、私にとっては貴重です。ゆるキャラ探偵・剣崎マイカの登場も嬉しい。ユーモアに惑わされがちですが、ミステリとしての基軸はしっかりしています。
①李下に冠を正せ:ラストも含めてニヤリとさせられる。芯は「ホワイ」。
②深夜プラス犬:読ませる工夫は流石。でも埋めるまでする必然性が…という気も。
③博士とロボットの密室:ポイントは密室ではなく密室じゃないほう。
④どうして今夜の彼女は魅力的に映るんだろう:ミステリの側面はさておき、彼女にとって素晴らしいバイト先を見つけたのではあるマイカ。
⑤じゃあ、これは殺人ってことで:こういったダイイング・メッセージの使い方って、私にとっては初めてかもしれない。ラストも洒落ています。

No.1300 7点 D機関情報- 西村京太郎 2026/03/07 20:19
 「四つの終止符」、そして江戸川乱歩賞受賞作「天使の傷痕」を経て出版された作品。第二次世界大戦末期のスイスを舞台とするスパイ小説です。海軍の関谷中佐の成長譚という見方もできましょう。
 すこぶる楽しめました。瑞々しく、勢いもあります。作者が三十代半ばに書かれたということもあるのでしょう。作者の代表作の一つに挙げられるのも納得です。

No.1299 6点 コンビニ人間- 村田沙耶香 2026/03/07 19:57
 第155回芥川賞受賞作。「あ、このサイトにも登録されてるぞ」ということで、感想をもの凄く簡潔に。
 働くこと、働きたいと考えることは無条件に良いこと。幸あれ!
 …色々と考えさせられたけど、最終的にはこういう感想。浅くてスミマセン。

No.1298 5点 スワイプ厳禁 変死した大学生のスマホ- 知念実希人 2026/02/28 20:47
 スマホサイズのホラー短編。あっという間に読み終えちゃいました。結構怖かったです。本書と対をなすという「閲覧厳禁」も読んでみるべきなのか、ちょっと悩んでいます。
 ちなみに、ワンコイン(税込499円)で発売という戦略は、なるほどなぁ…とは思うのですが、コスパとしてはどうなんだろう。

No.1297 6点 オリエンド鈍行殺人事件- 藤崎翔 2026/02/28 19:06
 短編5本と掌編5本で構成。出来栄えはマチマチといった印象。
 マイベストは表題作(尺も最も長いです)で、終盤の転換が結構好き。「勇者たちのオフ」の大魔王も素敵であります。メタRPG系とでも言えばいいのか。「ファーブル昆虫記を読んで」も作者らしい。
 雑多感は否めないけれど、スキマ読書とかには向いているかも。

No.1296 6点 下戸は勘定に入れません- 西澤保彦 2026/02/23 21:38
 作者が昨年11月にご逝去されていたことを今さらながら知るに至り、後悔と共に、長く我が家で積読状態であった本書を手にした次第です。
 ある一定の条件でタイムスリップする設定の連作短編。条件とは、同じ日付の同じ曜日に、同じ銘柄の酒をその場で一緒に飲んでいた…って感じ。自分一人ではタイムスリップできず、道連れが必ず必要。そしてタイムスリップするのは意識のみ…という辺りも特徴的。いかにも西澤先生らしい設定です。
 「その段階でも一緒に飲んだと言ってよいのか」という回答が最終的になされていたのか(私の読み方が甘かったのか?)とか、結末はあまりにオジサン願望が強く出過ぎていないだろうかとか、思わないでもないですが、総じて楽しく読ませていただきました。タイトルや表紙の印象とは違った内容であったことも、むしろ好ましいです。
 遅くなってしまいましたが、あらためてご冥福をお祈りいたします。

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まさむねさん
ひとこと
ミステリとしての特別な知識なく乱読していますので、私の書評はあまりアテにしないでくださいね。
好きな作家
道尾秀介・東野圭吾・東川篤哉
採点傾向
平均点: 5.89点   採点数: 1315件
採点の多い作家(TOP10)
東野圭吾(59)
東川篤哉(45)
有栖川有栖(45)
森博嗣(37)
島田荘司(29)
道尾秀介(28)
伊坂幸太郎(27)
西村京太郎(26)
米澤穂信(23)
歌野晶午(21)