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[ 本格/新本格 ]
闇に消えた男 フリーライター・新城誠の事件簿
フリーライター・新城誠&編集者・中島好美
深木章子 出版月: 2024年11月 平均: 5.00点 書評数: 2件

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KADOKAWA
2024年11月

No.2 6点 人並由真 2025/03/31 07:39
(ネタバレなし)
 37歳のフリーライター・新城誠は、行方不明の自分の弟が絡むらしい怪異な「消人屋敷」事件を、アマチュア探偵として解決。同時に年上の編集者・中島好美と交際を始めた。そんな新城のもとに、彼のアマチュア探偵としての噂を聞いた知人から、相談がある。それは新城の大学の先輩でもあるノンフィクション作家・稲見駿一の失踪にからむ案件だった。

『消人屋敷の殺人』の主役コンビの再登場。
 同作は、評者が久々に年間百冊以上のミステリをふたたび読み始めた2010年代半ばの時期に、当時のリアルタイムの新刊として出会った作品だったので、ちょっとある種の馴染み深さを感じたりもする。
 そーいう意味で、すこし懐かしい探偵コンビに再会するつもりで、手に取った。

 最後に明かされる大ネタは、まあそうでしょう、そうでしょう、作者が読者を驚かそうってスナオにするのなら、その手しかないよな、という感じ。
 正直、もうちょっと面白くなりそうなのに、悪い意味で地味に手堅くまとまってしまった感が強い。
 そもそも、くだんの箇所のみならず、大方の部分は大抵のヒトが分かってしまうんでないの? 欧米の某大家のアレとかアレとかも思い出す。

 一方でこの作品の真犯人は、探偵コンビの動きに、よく付き合ってくれたよな、とも思った。
 いかにも21世紀らしい、(中略)に関する技術ネタは、ちょっと面白かったが。

No.1 4点 虫暮部 2025/01/31 13:00
 主人公のフリーライターがどういう経緯で事件調査を引き受けることになったのか。そして最終的に指摘される犯人。両者を見比べると、どうもおかしな話になって来る。
 その立場で状況的に何の対処もしないわけには行かなかった、と言うことかも知れない。でも作中でその点についての言及が皆無。まぁ読者にしてみれば、説明されたって不自然さは否めないわけで、やはり役割分担による登場人物の配置が良くないのでは。
 例えば、探偵役が警察官や(当該事件を報道する為の)マスコミ関係のような、否応無しに外部から押しかけて来る圧力なら、この問題は発生しなかったと思う。


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深木章子
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