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[ パスティッシュ/パロディ/ユーモア ]
名探偵の呪縛
天下一大五郎シリーズ
東野圭吾 出版月: 1996年10月 平均: 5.17点 書評数: 24件

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講談社
1996年10月

No.24 3点 いいちこ 2017/02/01 16:06
世上、前作「名探偵の掟」は高く評価されており、その続編たる本作はそれよりかなり低い評価となっている。
この点については同感であり、私自身は前作もそれほど高くは評価していないので、本作の評価は推して知るべしということになる。
作者の本格ミステリへの郷愁や、執筆にかかる心労が綴られた私小説であるが、素直な反面、圭角が全くなく、意外性も爽快感も感じられない。
また、本格ミステリの概念がないという舞台設定であるが、本格部分にそれが全く活かされていない。
全体として工夫が足りない印象が強い

No.23 8点 ニックネーム 2016/01/24 19:58
前作の続編だとは思わないほうがいいですね。

No.22 4点 バード 2014/03/25 10:18
前作の「名探偵の掟」が自分のどストライクだったので期待して読んだら・・・、う~ん。

前作の方が面白かった、はい。

No.21 7点 Tetchy 2012/04/08 02:01
作者東野氏自身と思われる作家が図書館に迷い込むうちに自分が天下一になってしまうというファンタジーな設定になっている。そのためか実に内容はメタフィクショナルだ。
常に読者の目を意識した天下一の言動は前作『~の掟』を踏襲した本格ミステリの約束事を意識的に揶揄したものだし、またその言葉は作者東野圭吾氏の生の声でもある。

そして読み進むにつれ、これは東野氏の本格ミステリからの訣別宣言を表した書だということが解る。かつて江戸川乱歩賞でデビューした作者はその後もトリックを駆使した密室殺人をいくつも著していたが、もはやそんな物に興味を失ってしまったと吐露する。
しかしその後も探偵ガリレオシリーズなども書き継いでいることから、初期作品からブラッシュアップされた本格ミステリを書くことを心掛けているのが解る。訣別しようと思いながらも本格ミステリが持つ独特の魔力に抗えない、そんな心情を東野氏はこの作品で見事に表している。つまり本書は小説の形を借りながら東野氏の本格ミステリへの思いを綴ったエッセイであると云えるだろう。

ただやはり本書はある程度本格ミステリを読んでからにしてほしい。そうでないと解らない面白味に溢れているのだから。

No.20 7点 makomako 2012/03/31 18:50
 前作「名探偵の掟」ですら最後にはちょっと長すぎたなあと思っていたのでまさか続編が出るとは意外でした。まあこんな切り口もありなんでしょう。さすがは東野圭吾、色々仕掛けてくるねえ。
 作者の本格物に対する考えや変貌した理由などがわかってそれなりに興味深い。最近の作品では謎がなくなったのではないのだが、本格志向が全くといってよいほどなくなってきている理由も分かるような気がしました。
 本格ものを書いている作者たちがしばらくして行き詰ってしまっていくのを尻目に、作者が話題作をどんどん発表できているのもこういった変革があってのことなんだと妙に納得しています。
 でも無邪気な本格物のファンとしては、初期に書いていたような作品をもう一度書いてくれないかなあと願うばかりですが。無理ですかね。

No.19 4点 つよ 2011/05/02 23:58
前作より落ちますね。

No.18 2点 ムラ 2010/12/15 22:15
前回はユーモアがあふれていただけに今回はちと面白味が足りませんでした。
愚痴作品としてもイマイチな感じ。

No.17 4点 まさむね 2010/02/20 21:10
作者の“本格”に対する認識を伺う意味では,おもしろい。
ただし,導入部(第1章)が冗長すぎること,「結局この数ページが書きたかったのね」と最終的に思ってしまう点がやや残念でした。
天下一探偵モノとしては,前作のほうが良ですね。

No.16 7点 ミステリー三昧 2009/12/02 02:32
<講談社文庫>天下一大五郎シリーズの2作目(長編)です。
ストレートなアンチミステリ『名探偵の掟』とは対照的に、この作品では少し変化球気味に(しかも前作より重い)メッセージをぶつけてきます。なので読み始めは意図が掴めない状況に陥りやすいかと思います。また、東野圭吾氏の作品を何点か読まないと、このメッセージは読者の胸に深く突き刺さらない。そんな意味で読者を選ぶ作品です。
私は「本格コード」に悪戦苦闘する東野圭吾の姿をこれまでの作品によって谷間見てきたので、思いのほか胸を刺されてしまいました(笑)。本格志向の作品に対しては『ある閉ざされた雪の山荘で』『仮面山荘殺人事件』『悪意』などの!!!!な作品があったけれど、対照的に『卒業』『白馬山荘殺人事件』『魔球』『探偵ガリレオ』などの????な作品もあって不満を感じたこともあります。ただ、作者との「本格に対する距離感」が合ったり合わなかったりとギャップを感じつつも「自分のミステリ観」を探る意味で読書自体は楽しめていたので、従来の本格志向から離れる決断をなされたことは非常に残念です(完全にではないと思いますが・・・)。
まぁ「逃げ」とは思いませんし、さらなる飛躍も期待できそうなので、全然OKです。作者の気持ちに触れる事が出来た。それだけでこの作品は高評価です。

No.15 5点 江守森江 2009/05/24 21:30
作者の本格に対する距離感を知る為だけに存在する作品。
内容自体は平凡。

No.14 3点 なの 2008/10/13 19:32
前作は好きなんですけど、これは駄作

No.13 2点 こう 2008/10/13 01:16
 「天下一」を主人公にした長編を書くとこうなってしまった、ということでしょうが前作が気に入っていただけに残念でした。三作目を書く予定がある様ですが一読者としてはシリーズものよりはただの本格作品が読みたいです。

No.12 5点 COBRA 2008/06/13 14:18
天下一は前作の方が、良かった。

No.11 2点 いけお 2007/10/10 13:07
自分には天下一は合いませんでした。

No.10 7点 akkta2007 2007/09/25 19:24
今まで読んできた東野作品の中では少し感じが違うかなと思った。
しかし作品における事件の発生、展開、読みやすさなどはさすが東野作品である。
読み始めると、ついつい最後まで読んでしまった。

No.9 4点 spam-musubi 2007/09/10 11:34
これはこれで、といった感じですか。
作家というものは、たまにこういった自己完結的な作品を作りたくなる
ものなのでしょうね。

No.8 10点 姑獲鳥 2007/08/04 21:37
作品の素晴らしさに感動したのですが、その反面悲しくなりました…

No.7 3点 SD 2005/06/04 05:50
読んでいて作者の想いを押し付けられるのが辛い
作者自身はこれですっきりするのだろうけど

No.6 6点 ギザじゅう 2005/03/01 16:09
この手の作品は好きだし、ラストの作者の心情吐露にも頷ける。が、その理念の作品への具体化が上手くいっているとは言い難い。だいたいラストのおちが読めてしまうのも、そのせいだろう。この試みは評価。

No.5 5点 綾香 2004/08/21 23:49
なんか天下一さんを好めないので、いまいちスキになれない作品です…。


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