皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] 殺人現場は雲の上 |
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東野圭吾 | 出版月: 1989年07月 | 平均: 3.47点 | 書評数: 15件 |
![]() 実業之日本社 1989年07月 |
![]() 光文社 1992年08月 |
![]() 光文社 2020年08月 |
No.15 | 5点 | 斎藤警部 | 2025/05/26 11:51 |
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「ビー子、ちょっとやりすぎじゃないの」
「ビー子 ・・・・・・ あなたこんなところで何をしているの?」 タイトルを裏切り、航空機内で殺人事件が起こる話は一篇も無い(って言うとネタバレか?)。 雲の上はおろか地上の機内でも殺人は起こらない(これもネタバレ?)。 もし本短篇集が掛け値なしの面白本と評価されていたら、この点は瑕疵だとか羊頭狗肉だとかイチャモンの定番になっていたに違いない。 何もかも細長いエー子、何もかも丸っこいビー子。 性格も容姿も知能(?)も対照的な二人のデス(と言ったらヤングのみんなに通じなかろう)が国内線周りで起こりまくる不審事をきっかけに、警察と協力して次々と事件を解決する。 中には殺人含む刑事案件も多いが、半分くらい(?)は日常の謎範疇。 このへんも明瞭に書き過ぎるとネタバレになる。 まあふわふわした話が多いけれど、それなりに締まったミステリ要素があり、退屈せずにスッスッと読めました。 ところで、ズンドコ型のビー子はいいとして、優等生で優しいエー子にもう少し個性が光っていたら良かったですね。 どこか思考回路に難があったり、ツンデレだったり、いい意味で発達障害の疑いがあったり的な。 さていよいよこれから真相明かされるぞって時に、普通こういうほのぼのミステリなら起伏少なくさらっと行きそうなところ、何が何だか分からなくなるよな惑わせ目眩しの強いダズラーが襲う(起承転結の転が二回来る感じ)、という傾向は在るようだ。 そこに俺の東野の踏ん張りが感じられる。 そいや意外な、二つの視点で "見えないxx" が登場する一篇があった。 激しいクロージングと優しいクロージング、それぞれに熱い二篇もあった。。 5.4の合格点! ステイの夜は殺人の夜/忘れ物に御注意ください/お見合いシートのシンデレラ/旅は道連れミステリアス/とても大事な落し物/マボロシの乗客/狙われたエー子 全七篇の中に、"敵を欺くには味方から" 趣向の光るアツい一篇がありました。 そいつがマイベストです。 実写化するなら中島歩に出演して欲しい。 |
No.14 | 2点 | じきる | 2020/09/26 16:38 |
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いくらなんでも全体的に薄過ぎる。
手抜きを疑ってしまうレベル。 |
No.13 | 2点 | ∠渉 | 2013/12/18 12:09 |
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決して悪くもないんだけど採点するとこーなっちゃう感じの作品。
他の東野作品をたくさん読んじゃってる分どうしてもねぇ、ってところもあるけれど、ビー子のキャラは好きだしちょっと笑えるし、作品として非常に明快なところはさすが大阪人っていう感じを受けた。 旅行なり出張なりで空の上の2時間3時間を過ごすのにはベストなのでは。 |
No.12 | 3点 | まさむね | 2012/09/30 18:47 |
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スチュワーデスの通称エー子とビー子が遭遇する事件を扱った短編集。
ミステリ的に中身が薄いうえに,登場人物の設定や描写に相当な「やっつけ感」を抱いたため,ちょっと読み進めるのが辛かったですねぇ。作者に期待するレベルとの落差が凄かったので,マイナス1点ですな。(既読の氏の短編集の中で,ワーストのような気がします。) |
No.11 | 3点 | ムラ | 2010/12/15 18:39 |
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ビー子のキャラが立ってたからまだ読めましたが、あまりにもエー子が普通すぎてちょっと読んでると飽きちゃいますね。ネタが普通だからキャラクター性やユーモアも期待したのですが、名探偵の掟のような笑いも無しでちょっと残念。
唯一「マボロシの乗客」は面白かったです。あの犯人とびー子が主役だったら楽しかったかも。 |
No.10 | 4点 | ミステリー三昧 | 2009/06/02 14:09 |
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<光文社文庫>ユーモア推理小説(連作短編/1989)です。
登場人物のキャラにユーモアがあるだけで(特に「ビー子」)珍事件の数々は憶測だけの推理で解決といったパターンが多く、さらにバカらしくアホらしいトリックもなく無難な感じの仕上がりで、ミステリとしてどこにユーモアがあったのかよくわかりません。これは東野圭吾の作品としてオススメできないです。 |
No.9 | 5点 | akkta2007 | 2009/02/13 12:58 |
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A子とB子の関係はとても面白いと思う。
物語全体としては、う~んどうなんだろう? スチュワ-デスの職業を描くのは難しいのだろうか? |
No.8 | 3点 | こう | 2008/10/14 00:54 |
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これは個人的には東野作品で面白くなかった作品です。呼称も良くないですしストーリーに引き込まれなかったです。他作品ではミステリ度がうすくてもストーリーテリングの力を感じる作品が非常に多いのに残念です。 |
No.7 | 4点 | なの | 2008/09/23 21:17 |
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「普通」
それ以上でもそれ以下でもなく・・・ 2時間ドラマにピッタリなテキストっすね |
No.6 | 3点 | Tetchy | 2008/09/23 20:17 |
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スチュワーデス(今ならキャビン・アテンダントだから、この辺は次回重版時に改訂しないのだろうか)の凸凹コンビという主人公と内容の軽さゆえに数日経ったら忘れてしまいそうなキオスクミステリ。
ライトミステリながらもそつの無さを発揮している短編集だが、しかしやはり今までの東野氏の同傾向の作品に比べるといささか軽い感じがするし、スチュワーデスという職業柄、空港や機内と場所が限定されるせいか、場面のヴァリエーションに乏しく、それがためが総体的に小手先ミステリのような感じが否めない。 |
No.5 | 3点 | COBRA | 2008/06/13 14:45 |
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大阪東京間の飛行機の中で読んだら終わり。 |
No.4 | 4点 | itokin | 2008/01/11 19:44 |
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並みの作家ならこれでいいかもしれないが、東野さんではだめ。 |
No.3 | 2点 | いけお | 2007/10/10 12:40 |
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東野作品とは思えなかった。 |
No.2 | 6点 | ばやし | 2004/01/11 20:15 |
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おもわず声にだして笑っちゃったり(笑)好きだな−東野圭吾★ |
No.1 | 3点 | 由良小三郎 | 2001/11/21 22:17 |
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中にはやっつけ仕事もあるということでしょう。 |