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[ 本格/新本格 ]
学生街の殺人
東野圭吾 出版月: 1987年06月 平均: 6.43点 書評数: 23件

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講談社
1987年06月

講談社
1990年07月

No.23 8点 じきる 2020/08/23 19:39
ボリューミーだけど、ストーリー全体に漂う雰囲気含めて好きな作品。

No.22 4点 風桜青紫 2016/01/15 01:11
なんだか退屈だった。いや、謎解きは『放課後』と『卒業』に比べても本格度が高いし、青春ものとしてもなんかいろいろアイデアを出していった感じだろうけども、いまいちどこを面白がればいいかわからなかった。小説としてはまたそんなにうまくない感じがする。主人公の青臭いというかナルシスト臭い語りもちょっとね……。困ったらとりあえず外国行っとけというノリがぼくにはよく理解できないです。警視の妙な万能ぶりがちょっと面白かった。『アクロイド殺し』のトリックはそこが主戦場じゃないんだから見逃してやろうよ……。

No.21 6点 斎藤警部 2015/12/13 16:29
何とかダニットの二重底がいい。そのわり何故だか印象が薄いが、読んでる間は愉しかったぜ。著者ならではの仕掛けもあったし。

No.20 6点 ボナンザ 2014/04/08 01:43
卒業よりもさらに進んだ名作。ボリュームはあるが、それだけ必要とも思わされる。

No.19 5点 バード 2013/10/16 21:10
自分は好みは派手なトリックとよく練られたロジック、この作品に関しては前者は無い。真犯人自体は消去法でわかるかもしれないが実は真犯人が殺人犯を操作していたということの証明は中々よく筋の通った説明で好みだった。
話のラストはいい感じで読み物としての雰囲気は〇、ただし事件自体は何となく盛り上がりも無くそれゆえ中盤あたりまではわりと退屈、それに少し長いかなとも思った。

No.18 4点 ムラ 2012/04/24 02:48
東野の初期の頃の小説だけあって、いまのさっぱりとして読みやすい文章とは違い、けっこう肉が付いていたイメージ。
ただ、密室なりアリバイなり動機なりと、退廃的な青春が詰め込まれていて作品としては完成度が高い。
ただ、事件の意外性としてはそれほど特筆すべき点が無いのが残念。
しかし、この頃の東野作品はやっぱり密室とかが多い。名探偵の呪縛での語りを読んだ後だと感慨深くなる。

No.17 5点 E-BANKER 2011/12/22 23:39
いわゆる初期の「青春ミステリー」に分類される作品。
前作「卒業~雪月花ゲーム」と共通する喫茶店が登場するなど、物語の舞台は共有している模様。

~学生街のビリヤード場で働く津村光平の知人で、脱サラした松木が何者かに殺害された。「俺はこの街が嫌いなんだ」と数日前に不思議なメッセージを光平に残して・・・。第二の殺人は密室状態で起こり、恐るべき事件は思いがけない方向に展開していく。奇怪な連続殺人と密室トリックの陰に潜む人間心理の真実とは?~

割と普通のミステリーだったなというのが感想。
本作の発表が1987年ということで、やはり何か一昔前の若者群像というか、まさに「私個人」が過ごした学生時代の匂いがして、そういう意味では親近感が湧いた。
で、本筋の殺人事件だが、何となく予定調和のような読後感。
第1、第2の殺人は、フーダニットはともかく、密室トリックはちょっといただけないレベル。エレベーターを使ったごく簡易的な準密室というイメージだが、わざわざ「密室トリック」と仰々しく紹介するほどではないでしょう。
そして、事件の背景として登場するA○だが、何となく浮いている感じがして、どうもしっくりこない。

そして、第三の殺人だが、これは安易なのでは?
出てきた重要な登場人物を割り振っていったら、必然的にこうなるようなぁという感じがしてしまった。
主人公である光平君にとってはツライ体験かもしれませんが、人生ってこういうもんだよっと言いたいね。

まぁ、こういう手の作品が好きな人や、とにかく「東野圭吾が好き」っていう方以外ならスルーしてもいい作品かと思う。
(こういう光平みたいな奴がモテるんだよねぇ・・・なぜか)

No.16 8点 seiryuu 2010/07/16 21:20
東野作品で好きな作品のベスト3に入ります。
読みやすくて状況描写が丁寧で読みごたえがありました。

No.15 5点 ミステリー三昧 2008/12/13 02:26
<講談社文庫>初期の本格ミステリ(長編/1987)
物語の最大の謎は「主人公の恋人の過去に何があったのか?」ですが、最初にこの謎が提示され、伏線が多く提示されていたにもかかわらず最後まで分からず仕舞いでした。連続殺人事件と人間関係の謎が複雑に絡み合い、真相が掴みにくくなっていました。ちなみに密室トリックは平凡でした。
事件の真相に潜むさらなる真実が最後に明かされるという構成が良かった・・・と思いますが正直覚えていません。

No.14 6点 COBRA 2008/06/13 14:55
硬派な雰囲気が漂っていた。

No.13 8点 こう 2008/04/21 01:34
 個人的にはミステリとしての完成度はともかく東野作品の中では一番好きです。話も無理なくまとまっていると思います。知名度でいうと東野作品の中ではさほど高くないかもしれませんし後の作品の様な凝った仕掛けや試み(悪意や山荘ものなど)があるわけではありませんが、伏線は鮮やかで読後感もよいです。
 

No.12 7点 Tetchy 2008/04/08 22:54
主人公がモラトリアムなためか、全体のムードとしてはまったりとした感じがしている。これこそ東野氏が書きたかった青春の空白期間だったのだろう。

ページ数からいって、当時の青春ミステリ第1期の締めくくりともいえる作品なのだろうけど、結末はいただけない。
結婚を経験した身としてみれば、あの晴れ舞台で主人公の犯人に対する仕打ちはないだろう。
幸せの絶頂からいきなり奈落の底へ突き落とす仕打ちである。

あと主人公の親父!
もっと息子を気に掛けれよ!!
理解しているふりして、その実、現実を直視しない典型的なダメ親父だ。

こういう、ちょっと理不尽なところが、東野氏の欠点なんだな。

No.11 8点 いけお 2007/10/10 12:31
論理性と人物の心理からくる動機の整合性が高い。
ありそうできそうで、実はなかなか無いできない完成度の高い作品。

No.10 8点 akkta2007 2007/09/25 21:04
題名のとおり学生街で殺人が起こる作品であった。
もちろん学生中心の作品であったが、周りの登場人物にも学者あり、OLがあり、本屋の親父がおりと多彩にあふれていて十分楽しめる作品であった。
またこれで最後かなと思いや、まだ続きがありさらに楽しむことができた。納得のいく作品であった。

No.9 7点 ばやし 2004/01/11 19:58
「おもしれーよ!東野圭吾!!」って叫んだかも(爆)わはははは(大丈夫?私!!)私は好きなんだよ−東野圭吾の小説が!!

No.8 7点 岡ちゃん 2003/08/03 12:09
伏線はりまくりで、最後に一気に解決するという気持ちよさが味わえる。トリックにもストーリーにも動機にも無理のない良作です。

No.7 5点 ごんべ 2003/07/02 14:15
学生時代のモラトリアムを引きずった主人公の生き方を多少は羨ましく感じながら読めた点では、この作品は青春モノなのかな?ミステリとしてはかなり薄味。いったん事件が解決したようであって、実は…なんて言うのも別に目新しくは無いけど(発表当時は斬新だったのかな?)、飽きさせない文体ですよね。

No.6 6点 ギザじゅう 2003/05/28 23:07
密室については無理もないけど、すぐにわかってしまう。
が、そんな事はどうでもいい。広美の謎、光平の迷いや呼吸を失った旧学生街など小説としてよく出来ている。

No.5 5点 元FLUGELSファン 2003/04/04 20:26
純粋な推理小説としては楽しめないな〜
フーダニット、ハウダニット一切なしで2時間ドラマを延々観させられている感じで。あまり回りの評価ほどは点数は高く付けられません。ただこの雰囲気が東野圭吾なんで否定のない点数で。

No.4 7点 きいろぱみい 2003/01/20 05:06
学生街の雰囲気がしんみりとして良い。
自分のすごした学生街に似ていたので
ノスタルジーに浸れた。


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