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[ サスペンス ]
むかし僕が死んだ家
東野圭吾 出版月: 1994年05月 平均: 6.91点 書評数: 56件

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双葉社
1994年05月

講談社
1997年05月

No.36 9点 kenvsraou7 2011/03/06 22:57
登場人物は二人だけ。
あとは過去の書物や憶測でどんどん話が進んでいくので
ストーリーはすごく理解しやすい。
人のいない屋敷の中は不気味な雰囲気でホラーチックでは
あるがそこがいいのかも。
ラストのせつない感じが東野作品の真骨頂であろう。

No.35 3点 ムラ 2010/12/28 07:27
奇妙な感覚を抱きながら進んで行くストーリーでした。
虐待というテーマを含めながら話しが進んで行くのでなんとも重いです。
ビックリするほどのオチでは無いですが、伏線の張り方が巧妙なので、どんどんページを進めて行く事が出来ますね。

No.34 8点 Q-1 2010/10/17 03:16
沙也加の記憶や秘密が段々と紐解かれ明らかになってゆく・・・
明るい話ではないですが、爽快感や疾走感を覚える作品でした。

No.33 7点 seiryuu 2010/07/24 19:14
続きが気になり一気に読みました。
面白かった。
後で伏線に気づいた。
でも東野作品としては何か物足りないと思ってしまった。

No.32 6点 まさむね 2010/04/16 22:14
舞台移転が基本的になし,登場人物2名のみ,あとは日記と手紙…。この限定的な状況下で読ませてしまうのは,さすがとしか言いようがありません。
(以下ネタバレあり)
ただし,当初から「出生(というか幼年期の)失われた記憶探し」という,結末が一定程度想像しやすい謎であるせいなのか,はたまた「猫」や「玄関脇の絵画」等の伏線が分かりやすすぎるせいなのか,それとも日記や手記の記述がいかにも“叙述トリックですか~”のせいなのか,いずれにしても驚愕の結末ではなかった。むしろ,「彼は結局のところ無関係なわけね。ある種騙された!」
でも面白かったですよ。

No.31 7点 STAR 2010/03/16 11:05
(ネタバレあり!)
登場人物が2名で舞台もずっと同じなのに、ハラハラの展開です。一気に読んでしまいました。
伏線がはりめぐらされています。
手記・日記などはどうしても怪しいと思ってしまうので、ラストは少し予想はできました。
『むかし僕が死んだ家』というタイトルは作者が何らかの意図をもってつけたのかもしれないけれど、内容とはちょっと合わないと思いました・『むかし私が死んだ家』というタイトルにするわけにもいかなかったのでしょうけれど。

No.30 7点 E 2010/01/17 19:59
登場人物がたった二人で舞台もずっと同じ場所だったにも関わらず、迷宮を探っていくようなミステリーと一種の怖さを感じさせてくれました。何が起こるわけでもないのに、一つの事件の謎が終結された感じです・・・。

No.29 7点 ミステリー三昧 2009/09/22 13:02
<講談社文庫>失われた記憶を探求する物語です。
現在と過去を繋ぐ「糸探し」系のストーリーは東野作品の定番であり、全般的に謎が明確で登場人物も少なく読みやすさで群を抜いてます。私が覚えている中では『宿命』『分身』『変身』がそれに該当します。今回は舞台も限られているので、長編を読むというより、短編を読んでる気分で読書を進めることができました。ただ上記の作品に比べ、読後感が悪かったです。
真相は「推理」するモノではなく「感じる」モノではあったが、少しミステリ的に弱さを感じました。たまに扱われる手法が今回はラストの重要なキーになっているのですが、その部分にもう少し配慮があればと思いました。特に〇○○〇〇ー〇の件はいらなかったです。その一点で「怪しいぞ」と察する読者も多いはず。
あと「タイトル」に惑わされた感がありました。沙也加の「失われた記憶」探しであるはずが、たびたびスポットが祐介という「少年」に当たるので「これはもしかすると・・・」みたいに色々と想像してしまい、変なミスリードに陥ってしまった。「タイトル」はもっと意味深なものであり、考えさせられた。また、真相は意外性を突いたモノなので、特に「冒険小説」好きが読まれると楽めるかもしれません。そして「解説」がまたもや東野圭吾の人柄を知る上で参考になった。

No.28 6点 yoneppi 2009/09/11 15:07
東野作品は有名どころを10冊くらいしか読んでなくて、タイトルに惹かれて読んでみた。評判もいいようなので期待したけど、それを超えるまではいかなかったかな。猫の記述はもう少し工夫しないと誰でも気づくと思う。

No.27 8点 VOLKS 2008/07/12 16:29
たった2人の登場人物で、2時間弱で読める長さにまとめてあるにも関わらず、非常に面白い1冊。(タイトルに関しては疑問が残ったが)改めて、作者の手腕に驚かされる作品だった。

No.26 7点 COBRA 2008/06/13 14:34
ホラーテイストにワクワクした。

No.25 8点 こう 2008/06/11 23:44
 作品至る所に伏線をはり、手記の叙述トリックも相変わらず上手い秀作だと思います。作品自体は非常に面白いものでしたが個人的にはタイトルが何故僕なのかよくわかりません。エピローグで語られてはいますが主人公の話はごくわずかでほとんどが沙也加の話ですので作者にはタイトルへの強い意図があるのでしょうが内容にそぐわない気がしました。

No.24 7点 白い風 2008/04/24 23:41
場所は長野の山の中の一軒家、登場人物は主人公と元恋人の沙也加だけ。
後は20数年前に亡くなった少年の日記に出てくる過去に人物。
その日記を読みながら自ら忘れ去られた幼少期を思い出そうとする沙也加。
一種叙述トリック的な手法で綴られているストーリー。
読み易いのも(なんせ人物が少ない)いい点かな。

No.23 7点 深夜 2008/01/30 20:20
伏線の連続と、興味を掻き立てる書き方で一気読みできる作品だと思う。ちょっと「永遠の仔」を思い出して、なんとなくだが、ラストは予想できた。

No.22 6点 こもと 2007/10/15 23:29
 登場人物は、たったの二人。 場所は時間の止まった、奇妙な館。 舞台設定はそれだけなので、普通、途中で気怠くなると思うんですが、後半になるにつれ盛り上がるんですよね。 さすがは東野氏、すごい『腕』だ。
 不気味に進む話に「ひ~~~っ」と半泣きになりましたが、結局、それだけ私が、ストーリーの中に引き込まれていたということですね。 おもしろく、そして悲しかったです。(え?矛盾してる?)
 私が読んだ頃は確か、解説にこの本の一番オイシイ部分が堂々と記されていて、激怒した人も多かったはずですが、今は変えてあるのかなぁ?

No.21 8点 いけお 2007/10/10 12:59
登場人物が2人だけというのがまず新しい。2人だけでこんなに拡げられるのがすごい。
ホラーっぽい要素もあり夢中になる感じは抜群でした。

No.20 7点 spam-musubi 2007/09/12 10:21
いわゆる普通の推理小説と違い、先の展開や落ち着きどころが全く読めない、
でも間違いなく推理小説という実に見事なプロットですね。

幼児虐待という非常に重いテーマを扱っていますが、この作者にかかると
(決してそのテーマを軽く扱っている訳ではないのに)重さを感じさせない
ところがさすがだと思いました。そういう意味では「片想い」もそうですね。

No.19 7点 akkta2007 2007/07/21 20:51
この作品、何と登場人物が2人だけである・・・
2人だけの世界のミステリーであるが、まったく目が離せない、
どんどん先が読みたくなるような作品である。

7年目に別れた元恋人から、過去の記憶を呼び戻すため「幻の家」を訪れてほしいと
頼まれる。その家は、めったに人が来ることがないような異国調の小さな家であるが、
その家の中で、彼女の記憶が徐々によみがえってくる・・・
そんなストーリーである。
一度しか訪れないその家でこの本の内容がすべてまとめられていることも、
すごいことだと関心した。いわゆる、一幕劇である。

ぜひぜひ読んでみてほしい作品には間違いない!

No.18 9点 さとりん 2005/08/01 14:49
出てくる人間は少ないのに、よくここまですごぃ内容が書けたと思う。
最後はホントにびっくり。

No.17 7点 ギザじゅう 2005/03/24 18:20
何となくあまり期待せずに読んだら、仰天。
登場人物ふたりという設定で、終始ふたりの推理で終わる。この手の話だとラストのおちが読めそうなのだが、これでは上手くおさめている。
膨大な伏線の張り方も見事で、本格方面からの評価も高そう。非常に読ませる作品だった。


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