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[ 本格 ]

F・W・クロフツ 出版月: 1950年01月 平均: 7.36点 書評数: 25件

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雄鶏社
1950年01月

東京創元社
1956年01月

早川書房
1957年01月

中央公論社
1961年01月

角川書店
1962年01月

新潮社
1963年01月

東京創元社
1965年12月

講談社
1972年01月

講談社
1975年01月

集英社
1999年06月

早川書房
2005年01月

東京創元社
2013年11月

No.25 6点 モグラの対義語はモゲラ 2022/04/10 19:54
読んだのは文庫本版。背中にバーコード無いしこれすっげえ古い版なのでは。
刺激的な幕開けですぐに話に引き込まれたのだが、地道な捜査を丁寧に描いているので、正直読んでいる最中にややダレた。フェリックスの嫌疑を晴らすパートになってからが、この作品の本番だからかもしれない。とはいえそこまで話をテンポよく描いても、恐らくこの作品の魅力を大きく削ぐことになるのは私でも分かる。ままならないなあ…。
トリックは、カタルシスを感じられたわけではなかったが面白かった。小さく今になっては結構ベタな(入れ替わりとか郵便とか)トリックを積み重ねに積み重ね、強力なアリバイを作り刑事たちに勘違いを産み出している。メモりつつちょくちょく推理しながら読んだなら、なお楽しめたかもしれない。
あと事件と関係ない話だが、ロンドンとパリの間の荷物の運送の早さに勝手に驚いた。まあでも船あるわけだしそんなもんか。当時の主要な移動手段だったわけで。

No.24 8点 クリスティ再読 2021/01/02 10:30
評者クロフツ苦手...と思ってるんだけど、いや処女作の本作、面白く読んでしまった。コイツは春から縁起がええわぇ。

二人はシャトレで乗りかえ、明日の朝会う約束をしてから、警部はコンコルド行きの電車に乗り、ルファルジュはバスティーユ広場に近いわが家に帰るために、反対の方角へ向かった。

はっきり言って、読者はこんな描写はどうでも、いい。しかしね、これがクロフツの本質みたいなものだと思うと、なかなかに趣き深いんだ。冗長といえばそうなんだけどもこういう「ノイズ成分の多さ」が、実のところきわめて警察小説的だと思うんだ。役に立たない情報を掻き分け掻き分け、前半ならロンドン警視庁のバーンリー警部&パリ警視総監ジョーヴェ&パリ警視庁ルファルジュで鳩首談合しながら、情報を総合しいろいろな側面を多角的に考察し、といったあたりのプロセスが、まさに警察小説の面白さになっていると思う。

逆に本作をいわゆる「本格」概念で見てしまうと、いろいろと傷もあると思うんだ。トリックのキモの部分の発見も、それを取り扱った人物を発見して「意外な証言」で最終盤に判明するわけで、「名探偵の推理」でも何でもない。もちろん真犯人はいろいろアリバイ工作したりもするんだが、意図的な工作はごく常識的な工作の範囲内であって、問題を紛糾させた「樽」の動きは、捜査を撹乱しようというパズラー的な意図があったわけではなくて、別な理由があった....
いやだから、これリアルな警察小説の面白さなんだと思う。最後に真相をつかむラ・トゥーシュだって部下を抱えた探偵会社の経営者のわけで、「個人の論理的推理」というよりも、足と注意力と手数と組織力の妙味、である。
しかも妙なロマンス・冒険色もないし、冒頭あたりのスリラー的展開も抑制気味で、本当に外面的な描写だけで押し通したのは、処女作で余裕がないというケガの功名かもしれないのだけども、本作に関してはこの無味乾燥さが絶大な効果を上げている、という風にも思える。

いや、世の中本当に、ムダなことでできているものだ。ムダこそ人生、というものじゃないのかね。

No.23 5点 レッドキング 2020/04/11 15:55
十代初読で「おお、深い!」 時を経て再読し「つ、つまらん。」 更なる再読で「樽はそんなにタルくない・・」 

No.22 7点 ◇・・ 2020/03/28 13:56
パリからロンドンへ、ロンドンからパリへ、死体の入った樽が行き来する。アリバイ崩しというジャンルを確立した名作。
この作品は<天才型名探偵>が登場し、最後の章で真犯人を指名するタイプではなく、警察や私立探偵がコツコツと証拠を集め、関係者の証言を取り、真相を明らかにしていく、実際の犯罪捜査に近いタイプである。
このアリバイ崩しの材料は読者にも平等に与えられているので、犯人との知恵比べが楽しめる。

No.21 6点 ミステリ初心者 2019/04/11 15:34
 ネタバレをしています。

 鮎川・横溝の例の作品を読んだ後に、この作品を読みました。突発的な犯行だし、一つ一つのトリック自体はそれほど大トリックというわけではないのですが、考えてみるとなかなか難しく全然あたりませんでした(笑)

 中盤までやや退屈で、読了まで時間がかかりました。警察が主観の小説は、事件の全貌が徐々に明らかになっていく展開が多く、少しだけ苦手です。もう少し、登場人物に個性があると良かったです。
 あと、証言が曖昧なことが多く、そこだけ気になりました。

No.20 8点 弾十六 2018/10/27 21:14
1920年出版 今回読んだのは2013年の新訳
実はクロフツを読むのは初めて。職業人出身らしい、丁寧な文体が地道な捜査を印象づけます。フランス側の描写もなんとなくそれっぽい雰囲気。(作者はフォリー ベルジェールが好きらしい) 全体の構成も面白く効果的。落ち着いた時間が流れる読書でした。ところで自動拳銃に関して「ジョン コッカリルあたりをもってゆく」(I should bring your John Cockerill)という表現が出てきます。当時の拳銃の代名詞?でも拳銃では全然Web検索で引っかからない(コッカリル鋼鉄製バレルのショットガンがヒットしたくらい)ので、大袈裟な表現かも。(クルップ砲をもってゆく、みたいな感じ?)
私が参照した原文には作者の前書き(1946年Pocket Classics収録に際して)がついていて、なかなか興味深い内容なので以下抄訳。
『病気療養中だったので暇過ぎて死にそうなので、一番アホくさい思いつきを書いてたら小説になった。妻は結構喜んでくれたが、病気が治って仕事に戻り、それっきりに。後日ふと読み返してみたら結構イケるのでは、と思い、書き直しつつ隣人に読んでもらい、ここ馬鹿げてるから変えた方が良い、といわれたところを直して完成。(なので献呈はその隣人に) 有名代理人A.P.Wattに原稿を送付。Collins社は1-2章は気に入ってくれたが3章は直しが必要とのこと。たしかに第3章(元は法廷シーン)は有り得ないものだった。書き直したものが採用され、出版されると聞いた時は天にも登る心地だった。自分でつけていた題はA Mystery of Two Cities(ディケンズ風) 後悔してるのは約120000語を費やしたが、80000語でも同じ稿料だと後で知ったこと。40000語は無駄だった…』
素人の日曜大工的な作品だったのですね。

<以下、ほんのちょっとだけネタバレ>


*****
ところで鮎川説(樽のキズ)に異議あり。新訳p159を読めば明快に「送り先や日時(先週というのは確実)は覚えとらん」という証言です。そして刑事から樽を発送した日時を聞いてから、運転手が帳簿で送り先を確認した(p161)のです。クロフツさんも日本の推理作家を手玉にとったのだから素晴らしいですね。
*****

No.19 7点 いいちこ 2016/08/29 19:10
トリックがやや拍子抜けで、犯行プロセスの各処でフィージビリティに疑問を残すものの、至ってシンプルな仕掛けで、冒頭の魅力的な謎と、樽の複雑な動きを演出した手際は見事。
紙幅の大半が地道な捜査過程に費やされるが、無駄のない叙述が生むスピード感が退屈さを感じさせない。
早々に犯人候補が2人に絞られ、読者視点では事実上1人に特定されている点は大きな難点だが、世評に違わぬ佳作と評価

No.18 7点 2016/05/17 10:12
ビヤ樽風のビールサーバを見ることはあっても、木板製の樽を見る機会は今ではほとんどありませんし、樽に何かを詰めて送ることなど想像もできません。
そんな古めかしい樽が小説の道具に使ってあっても、今でも十分に理解でき楽しめる推理小説だと思います。筋がよくできているからなのでしょう。

ロンドンとパリの二人の警部や弁護士、探偵を登場させて、彼らに個別の捜査をさせることで多重的な流れにして読者を飽きさせないようにしています。この時代の小説としては出来すぎの構成です。多重的というよりは、話がリレーのようにスムーズに受け継がれていくので、読みにくさはありません。

謎、トリック、真相を構成する行動は原始的です。でも、そんな細かな事象を積み重ねれば事件がこれほど複雑化することに驚かされます。犯人の凄さに脱帽です。いや、作者を褒めるべきです。終盤は迫力さえも感じました。

ただし、アリバイ崩しということを念頭におき、中盤から終盤にかけて、聞き込み情報をもとに推理に参加しようとすれば、頭の中は混乱します。こういう読み方はするべきではないということなのですね。

No.17 8点 あびびび 2016/04/15 18:36
全ページが捜査のような、そんな作品。中盤ころに犯人らしき人物が2名に絞られ、「樽」の行方を探る。ちゃんとした表があればもう少し頭が整理できたと思うが、これは自分自身ですべきかも知れない。

アリバイトリックは、見破った時点で驚きは半減してしまうが、そこに行くまでのプロセスが実に楽しい。さすが後世まで残る名作だと思った。

No.16 10点 青い車 2016/01/21 10:16
二度読みに堪えうる名作。犯人はほとんどわかりきっていますが、緻密な捜査で少しずつ核心に迫るその過程の面白さでぐいぐい引きつけられます。樽の移動を巡ってイギリスとフランスを股にかけたスケール感も魅力的です。トリックは知ってしまえばそれほど凝ったものではないかもしれません。しかし、その分読者にも推理可能と考えれば、けしてマイナスポイントではないでしょう。リストを作りながら読むと更に面白いかもしれません。
新訳版の海道、有栖川両氏の解説も愛が感じられて良かったです。

No.15 8点 ボナンザ 2015/11/07 21:20
アリバイ破りの金字塔である。
本書に限らずクロフツを読む際にはメモが必須。自力であーでもないこーでもないと格闘しながら読むとすごく面白い。

No.14 9点 ロマン 2015/10/20 15:42
謎のひとつひとつを様々な角度から検証し、丁寧に解きほぐして真実を明らかにしていくその過程が非常に面白かった。奇想天外なトリックや大どんでん返しで驚かせる、というタイプの本ではないが、全てきちんと説明がつくように精緻に組み立てられており、読み終えた時の充足感は大きい。アリバイや、決定的な3つの証拠が覆された時は思わず唸った。

No.13 10点 斎藤警部 2015/07/08 08:02
とてもとても若い頃、玉砕承知で手に取りました。クロフツでは4冊目でした。
ところがですね、読み始めてみると豈図らんや、このさっぱり子供向きでなさそうな地道な捜査の物語が面白くて面白くて、予想外のスピードで読み切ってしまった次第! 捜査は地味でも犯罪そのものは派手(特にそれが樽の中から露見する冒頭シーン)で動きもダイナミックでスケール大きい、というのが助けになったのかな。 とても頭のいい樽の動かし方はクールなパズルの様でありながらそこには必ず海の匂い、鉄と油の匂い、微かながら屍体の匂い、、が生々しく付き纏うのが堪らない。やっぱり小説描写が上手いんだな。 名作中の名作と思いますよ。「黒いトランク」という忘れ形見も残したね。きっと再読するだろうなあ。

No.12 6点 蟷螂の斧 2015/06/08 08:26
本作と「スタイルズ荘の怪事件」(クリスティ氏)が1920年の発表であり、判り易く本格ミステリー黄金期の幕開けとする説もあるみたいです。乱歩氏による黄金期ベスト10の「トレント最後の事件」(1913)からが通説か?。本作から影響を受けたとされる「黒いトランク」(1956鮎川哲也氏)のトランクの動きと同様、樽の動きが頭に入ってきませんでした(苦笑)。地道な捜査活動(アリバイ崩し)の原点的な作品であることを評価したいと思います。
有栖川有栖氏の解説には~そういえば鮎川は、「『樽』私見」というエッセイで、最初に『樽』を読んだ時は「こんな退屈で無味乾燥な推理小説はない」と辟易したのに、後日ページをめくっているうちに「本文にミスのあることを発見した」のがきっかけで、粗探しするごとく読み返すうちに、「この小説の途方もない面白さに開眼」したと書いていた。~とあります。退屈とは感じませんでしたが・・・(笑)。なお、ミスにも触れています。

No.11 8点 アイス・コーヒー 2014/03/05 16:37
古典的名作として名高い本作。そのアリバイ崩しや、事件経過は「タルい」ともいわれるが、個人的には最後まで飽きずに読めてよかった。ついこの前に創元で新訳が出たが、早川の方で読了。
ロンドンで発見された樽詰めの死体を巡り、二人の刑事が捜査を行う第一部、第二部は捜査の繰り返しではあるが、その展開が読者を惹きつける。(バーンリー警部とルファルジュ警部はよく似ているように思うが、これは著者の書き分けが足りないのかそういう設定なのか。)一方、第三部では新たな探偵が登場して有力容疑者から犯人を導き出す。手がかりの配置や、犯人のよく出来た計画には脱帽させられた。
ただ、ミステリとしては少し残念な点もある。アリバイトリックはそこまで革新的なものでもないし、結末の意外性もない。長々と読ませられた割にこれで終わり?という思いにもなる。この手の犯罪は、結局見破られてしまうわけだ。
純粋に面白いミステリとは言えないが、名作であることは間違いがないし、マニア必読の書であることもまた事実だろう。

No.10 5点 mini 2013/11/21 09:56
昨日20日に創元文庫からクロフツ「樽」の新訳版が刊行された、8年前に早川文庫からも新訳版が刊行されており、これで両文庫に新訳が揃った事になる
早川にとってのクロフツは古い訳の「列車の死」とかは別にして「樽」と「クロイドン」あたりだけ出しときゃいいだろ的な扱いだが、創元にしてみれば売れ筋の作家だろうから遅ればせながら早く新訳版を出したかったに違いない

実はクロフツは本国英国では忘れられた作家に近い存在で、おそらく世界で最もクロフツを愛好しているのは日本ではないだろうか、マイナー作まで翻訳され未訳作は僅かしか残っていない
英国では未だに根強い人気のある作家なのにごく一部作品しか翻訳されていない作家も多い中で、正直言ってクロフツは日本での翻訳に恵まれ過ぎている作家だと思う
と、こう書くとお前はクロフツが嫌いか?と問われそうだが、地味な捜査小説好きな私の嗜好には合っているのだ
人里離れた館に皆が集まって最後に大広間に全員を集めて探偵が推理を披露というパターンが大嫌いな私にとって、クロフツのスタイルは好きなんである

さて第1作「樽」だが、これは作者にとって最高傑作でも代表作でもないと思う、フレンチも登場しないしね
クロフツはごく一部作品しか読んでないが、私の読んだ範囲での最高傑作は「スターヴェルの悲劇」、持ち味発揮という意味での代表作は「マギル卿最後の旅」だと思う
「樽」はデビュー作だからなんだろう、習作とまでは言わないが、まだ作者がミステリーを書く事に慣れてない感じがする
当サイトで空さんも指摘されておられるが、本当のアリバイ崩しになるのは後半に真犯人が絞り込まれてからで、前半は樽の行方と移動経歴調査なのだ
つまり前半と後半とで二分されている感じで、しかもそれが計算ずくで結び付くとかじゃなくて、ただ単に2つに割れている印象なんだよなぁ、やはりデビュー時点の作者はプロットの立て方がぎこちないと思う
中期の「スターヴェル」や「マギル卿」を読んでしまうと、「樽」はどうしても不満が残る

No.9 7点 TON2 2012/11/04 02:31
地味なストーリーだと思います。超人的な探偵が登場するわけではなく、地道な捜査の中で明らかになった事実から、アリバイ等の謎を解いていきます。
普通の人間の綿密な捜査だからこそ、次から次へと引き込まれていきます。
犯人の異常な凶悪さと最後の大立ち回りは、ストーリー全体から浮いているように思いました。

No.8 9点 りゅう 2011/02/05 13:10
 ミステリの古典的名作として、大学生の時に初めて読み、結構面白かった記憶があります。久しぶりに再読しました。確かに今読むと、アリバイトリック自体は平凡だと思います。しかしながら、樽の移動を含む全体の謎は複雑で、謎解きとして十分に楽しめる作品ではないでしょうか。刑事や探偵の地道な捜査につきあいながら、刑事や探偵とともに考える要素が盛り込まれています。場所・時間の移動が激しく、プロットがかなり複雑なので、メモを取りながら読むことをお薦めします。

No.7 6点 toyotama 2010/11/11 18:01
いかにもデビュー作という感じ。
出だしがスリリングで、樽の追跡のシーンは手に汗握る展開であったのだが、だんだん尻すぼみになった感は否めない。
前半が良すぎたのが仇になったかもしれない。

No.6 9点 E-BANKER 2010/07/22 22:32
記念すべき作者の処女長編。
本邦作品へ強く影響を与えたことは周知のとおりで、横溝「蝶々殺人事件」、鮎川「黒いトランク」、島田「死者が飲む水」も同種のプロットをベースにしています。
今回、久々に再読。
まぁ批判はいろいろあるでしょうが、本書が100年近く前に書かれたことを考えれば十分賞賛に値すると思います。
「樽」の動きに翻弄されるバーンリー・ルファルジュの両警部、その2人の後、案外簡単にトリックを見破るラトゥーシュ・・・
アリバイトリック自体は今となっては正直、低レベルとしか見えませんが、「樽」の動きについての作者の仕掛け・欺瞞については十分に唸らされます。
やはり、時代が変わっても読み継がれるべき名作と言ってよいでしょう。


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F・W・クロフツ
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