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[ 本格 ]
フレンチ油田を掘りあてる
フレンチシリーズ
F・W・クロフツ 出版月: 1960年01月 平均: 4.67点 書評数: 3件

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東京創元社
1960年01月

No.3 5点 nukkam 2016/08/02 06:19
(ネタバレなしです) クロフツ晩年の1951年に発表されたフレンチシリーズ第28作(警視としては2作目)となる本格派推理小説です。前半はフレンチが5つの証拠をもとに容疑者を絞り込みますがそれほど強力な説得力があるわけではなくやや手詰まり感を覚えます。ここで第二の事件が起きますがこちらは倒叙スタイルで描かれているのが珍しい構成です。この事件はあまりにあっさりと解決されるのでちょっと拍子抜けですがこれによって第一の事件も解決に向かって進展していくのが上手いプロット展開だと思います。ただ空さんのご講評でも紹介されているように、このミステリーらしからぬタイトル(英語原題は「French Strikes Oil」)は「看板に偽りあり」という気もしますが。

No.2 3点 斎藤警部 2015/05/20 16:12
うぅ~~ん、この本はちょっとね。 前半くらいはそれなりに読めたけど、目を引く謎解きも意外な犯人も何も無かった。アリバイも蚊帳の外。。 何より物語が琴線に触れませんでした。

No.1 6点 2012/05/26 19:34
実際には油田を掘りあてるのはフレンチではありません。
フレンチが警視になってからの小説は、本作しか読んだことがないのですが、昇進しても彼の捜査方法には何の変化もありません。まあ今回は、上司から地位にふさわしくない仕事かもしれないが、と言われているのですが。一見列車事故と思えた事件にフレンチは疑念を抱き、死体解剖で彼の推測は確かめられます。
途中でホームズもの『プライオリ・スクール』を出してきていますが、ドイル作品を犯行の参考にした経緯と最終的な解決との間に、少々矛盾が生じているように思われます。
たぶん約30年ぶりの再読であるにしても、さっぱり記憶に残っていなかった作品ですが、決してつまらないわけではありません。半分を過ぎてから倒叙ものの要素を取り入れるという展開の工夫もあり、特に目新しいトリックは使われていませんが、なかなか楽しめました。


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F・W・クロフツ
2010年03月
フレンチ警部と毒蛇の謎
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2007年03月
少年探偵ロビンの冒険
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シグニット号の死
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1984年12月
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1983年11月
死の鉄路
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1983年05月
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平均:6.00 / 書評数:8
1982年07月
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1972年01月
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1969年01月
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1965年12月
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1965年02月
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平均:5.00 / 書評数:2
1965年01月
二重の悲劇
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1964年12月
海の秘密
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1963年01月
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1962年06月
蜘蛛と蠅
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1962年01月
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チョールフォント荘の恐怖
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山師タラント
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1961年01月
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二つの密室
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1960年12月
英仏海峡の謎
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殺人者はへまをする
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1960年07月
見えない敵
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1960年01月
フレンチ油田を掘りあてる
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フローテ公園の殺人
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1958年01月
関税品はありませんか?
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1957年01月
列車の死
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クロイドン発12時30分
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マギル卿最後の旅
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1950年01月
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