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[ 本格 ]
フローテ公園の殺人
別題『フローテ公園殺人事件』
F・W・クロフツ 出版月: 1959年01月 平均: 6.91点 書評数: 11件

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ノーブランド品
1959年01月

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1960年01月

東京創元社
1960年01月

東京創元社
1975年09月

グーテンベルク21
2013年03月

No.11 5点 レッドキング 2022/07/22 22:13
クロフツ第四作。目撃証言の時間割アリバイ表に、冤罪擦り付けトリックと、顔無し死体ネタ・・「恐怖の谷」1915年で、これ23年か・・の併せ技。まったり進行から突然にサスペンス展開が来たりする。

No.10 6点 弾十六 2022/03/20 21:56
1923年出版の長篇第4作。グーテンベルグ21の電子本で読了。橋本福夫さんの翻訳は端正でした。
フレンチ警部登場前の最後の長篇で、前三作と同じく二部構成ですが、第一部が南アフリカ、第二部がスコットランドで、舞台を変えています。でも、作者は南アフリカをあまり知らないで書いてる感じ。臨場感が薄いのです。そこが最大の不満。多分、当時の南アフリカ警察は、もっと田舎くさい感じだと思う。うって変わってスコットランド編では生き生きとした描写が続き、登場人物と共に楽しい旅ができます。日常の細部も第二部が格段に充実しています。
キャラの書き分けも全然出来てないので、前三作と似たり寄ったりの人物が登場。まあでも、やや行き当たりばったりの地道な捜査でウロウロする感じがなかなか良く出来ています。こういう作風だと、普通は描かれない日常生活の意外な小ネタが思わず飛び出してくるのが、私にはとても楽しいのです。ミステリ的にも、なかなか工夫があり、最後の場面は思わずワクワクしちゃいました。これで南アフリカ編のディテールが充実してればなあ…
以下トリビア。
作中現在は冒頭が11/11木曜日(p179及びp820から)、該当は1920年。(そういえば、この日は第一次大戦の終戦記念日だが、全くそのことへの言及がない。南アフリカだから関係ないのかも)
銃は「小さな自動拳銃(a small automatic pistol)」が登場するが、型式は記されず。FN1910を推す。
p44/5274 十一月も下旬(in late November)◆南半球なので北半球の五月に相当。気温は25から15℃くらいのようだ。11月11日なので late じゃないよねえ。
p160 合計六ポンドの紙幣(a roll of notes value six pounds)◆巻いた紙幣六ポンド分、財布に入れない紙幣は巻いて携帯するのが普通なのか。1910年から南アフリカ連邦は英国自治領となったが、South African Reserve Bankが紙幣を発行するのは1921年からなので、この紙幣は英国のものだろう。英国消費者物価指数基準1920/2022(47.62倍)で£1=7430円。
p646 真珠のペンダント十五ポンド十五シリング、イアリング七ポンド十シリング、腕時計五ポンド十二シリング六ペンス… 一つは二十ポンドの毛皮のショール代(for a pearl pendant, £15 15s., a pair of earrings, £7 10s., a wristwatch, £5 12s. 6d.; (…) for a fur stole at £20)
p656 四百ポンドの年収(on his £400 a year)◆297万円。
p708 検屍審問(inquest)◆大英帝国なのでインクエストがある。
p708 死体を見に別室へ下がった(left to view the body)◆当時のインクエストでは陪審員の義務。
p732 この娘は色の浅黒い、いやにツンとした美人(The girl, a dark and haughty beauty)◆橋本さんも浅黒党。「黒髪の」
p840 宿泊料は四ポンド十六シリング◆三日間の宿泊費か?釣り(四シリング)はチップ
p851 二シリング◆情報代として。743円。
p851 今度の男は、小柄で、色が浅黒く、機敏そうな顔つき(this time small, dark and alert looking)◆しつこいようだが「黒髪の」
p901 クリスマス・ホワイトという黒人(He was a coloured man called Christmas White)◆停車場のポーター。名前を揶揄ってる?
p911 ウォーリック・キャスル号(the Warwick Castle)◆客船会社Union-Castle Lineは〜Castleという名の客船を運航していたが、作中現在にはWarwick Castleも、後に出てくるDover Castle(p2953)も実在していない。
p990 女は皮膚の色は浅黒く… 動きのない、重苦しいタイプの顔だった(She was dark, and her face was of a heavy and immobile type)◆肌の色なんて書いてない。「黒髪で」
p1091 結婚しようというのに二百ポンドや三百ポンドの《はした金》が何になって?(for what was two or three hundred pounds to marry on?)
p1193 I・D・B諸法律が厳重に施行されるようになって以後は、ダイヤモンドの不法所持から起こる犯罪が減少したことは事実(since the I.D.B. laws had been more strictly enforced, crime arising from the illicit possession of diamonds had decreased)◆ illicit diamond buying [buyer] 不法ダイヤモンド購入[バイヤー]
p1226 油ぎった浅黒い顔、ユダヤ系の容貌(was dark and oily of countenance, with Semitic features)◆しつこいようだが「黒髪の」
p1319 公衆電話室(a call-office)◆
p1507 旅費として二百五十ドルの小切手を(a cheque for £250)◆南アフリカから英国まで。「250ポンド」が正解。
p1561 スカラ座は市の中心部にある華麗な大きな建物で、最近開場したばかりであるだけに、近代都市の映画館にふさわしい、宮殿のような豪華な装飾や設備を誇っていた(It was a large, flamboyant building in the centre of the town, but newly opened, and palatial in decoration and luxurious in furnishing as befitted a modern city motion picture theatre)◆映画館が劇場に変わって娯楽の中心になりつつあったのだろう。
p1561 金糸の紐飾りだけでできているのかと思うような制服を着た、巨大な身体の黒人のポーター(a huge negro porter, dressed in a uniform of which the chief component seemed to be gold braid)◆名前はシュガー(Sugah)
p1600 その手に二、三シリングすべりこませてやった◆情報代として
p1611 切符は二枚お買いになりましたわ──平土間席のを──二シリング六ペンスのね。特別席を除いたら一番いい席です(two tickets — stalls — two and six; best in the house except the gallery)◆映画館の切符、929円。最上等のgallery席のイメージが良くわからない。映画なのだから1階正面(stalls)が一番良さそうだが… (galleryは2階席っぽい感じ。2階正面が一番見やすい設計なのかも)
p2255 特別予備審問(a special court of magistrates)◆magistrateは「重罪被告人の予備審問を管轄する下級裁判所の裁判官」という事らしいが、制度をよく調べていません…
p2640 古い南ア案内書(an old guidebook of South Africa)
p2640 エドガー・アラン・ポーの小説(A tale of Edgar Allen Poe’s)◆有名作のネタバレをしている。
p2953 英国行きの「ドーヴァ・キャッスル」号(the Dover Castle for England)
p3025 昔ながらの振分け荷物を肩にした(with a bundle over his shoulder in the traditional manner)
p3056 厳格に言うと、先方から訪ねてくれなきゃ──こちらは新来者なんだから(strictly speaking, it’s his business to call on me — the newcomer, you know, and all that)◆訪問のエチケットか。
p3086 仕切室(コンパートメント)◆列車の客室の翻訳だが…
p3681 有名な事件(コーズ・セレブル)a cause célèbre
p3726 高価ではあるが、よく見かける型の二人乗りの小型自動車(It was a small two-seater of a popular though expensive make)◆型式は記されず。
p3749 その帽子はエディンバラの、ある有名な商会で売っているもので、金文字でS. C.の頭文字(a hat. It had been sold by a well-known Edinburgh firm, and bore the initials in gold letters, S. C.)◆帽子に入れるのはイニシャルが多いのかな?
p3895 ポケットから半クラウン銀貨を◆929円。当時のはジョージ五世の肖像。1920-1936鋳造のものは.500 Silver, 14.1g, 直径32mm。
p3895 五シリング出すから乗せてくれ◆1858円。ちょっとはずんだ対価。
p3915 それぞれに五シリングずつ◆貴重な情報への褒美。
p4125 故人の生まれた国、または原籍地(from what country or place the deceased gentleman came originally)◆戸籍制度は整備されていないので、教会を調査しようという意図か?
p4158 ロイド・ジョージ氏が首相をされていた頃(Mr Lloyd George’s arrival at Central Station when he was Prime Minister)
p4354 彼の手に半クラウンすべり込ませ◆情報代として。
p4673 その自動車は一九二〇年のダラック… ダンロップ・タイヤ(a 1920 Darracq, with Dunlop tyres)◆Talbot-Darracq V8 HP20だろうか。
p4725 レストランで住所録を調べてみる(An examination of the directory at the restaurant)◆directoryはソーンダイク博士の七つ道具としてお馴染みのKelly’s directoryのこと。下の「電話帳」(telephone directory)も同様。今で言う職業別電話帳に似たもので、street別、commercial(商売)別、trade(職業)別、court(貴人・公人)別などの様々な分類による一覧なので、調査に非常に便利。パブとかレストランにも常備されているようだ。
p4746 自分の持っている拡大地図と、電話帳の助けを借りて(With the aid of his large-scale map and a telephone directory)
p4755 電話は一ペニー入れれば通話できる自動式のものではなかった(the instrument was not a penny-in-the-slot machine)◆昔の公衆電話は交換手に対面で直接依頼しなければ、電話が繋がらなかった。その後、料金箱にコインを入れると交換手を呼び出せるようになり、さらにダイヤルすれば交換手なしで相手に繋がるようになった。英国の有名な赤電話ボックスK2は1926年から設置。
p4906 ボー街まで一緒にきて話す(you may come and tell it to me at Bow Street)◆ボウ・ストリート=「警察本部」
p4916 こちらで結婚式をあげたいと思えば、その前に、十四日間は、ここの教区に暮らしていなきゃいけない(If he wanted to be married here he would have to reside in the parish for fourteen days previously)◆この決まりは知りませんでした。未調査。
p4927 二晩の宿泊料と二度の朝食代とで、勘定は二ポンドくらいになる(That would be for two nights and two breakfasts and we think it will be about two pounds)
p5087 噂も九日を通り越す長い期間にわたって(during more than the allotted nine days)◆nine days’ wonder を踏まえている。

No.9 7点 蟷螂の斧 2018/04/12 11:54
地道なアリバイ崩し一筋の作品か?と思ったところに意外性が用意されていた。そのギャップが面白いといったところですね。まあ、アリバイそのものは、あまり褒められたものではないのですが・・・(苦笑)。

No.8 7点 ボナンザ 2018/03/21 22:11
フレンチ警部以前の4作はいずれも名作だが、これも中々素晴らしい。いつものクロフツらしい丹念な捜査に、クロフツにしてはおおっと思わされるラストがうまい。

No.7 8点 あびびび 2017/06/16 14:58
こういうラストには慣れているはずなのに、地味なアリバイ崩しのクロフツということで、少し油断していた。思わず、「あっ!」と声を出しそうになった。

これでがぜん、クロフツの他の作品に興味を持つようになった。

No.6 7点 2017/05/31 22:50
南アフリカで起こった最初の殺人事件の顛末が印象に残っていた作品です。容疑者が逮捕されて裁判になるものの、証拠不十分で無罪になる、という展開で、無罪にはなっても結局容疑が完全に晴れたというわけではないので、容疑者は疑惑の目を向けられて居づらくなり、各地を転々とした後スコットランドに落ち着くことになります。で、第2の事件がそこで起こるのですが、この後半部分はさっぱり記憶に残っていませんでした。それもみなさん称賛されている最後の意外性さえも覚えていないというのは、我ながらなさけない。
今回の再読でも、最初の部分でこれはと思ったものの、この作者ならではのゆったりリズムに乗せられ、その疑念をいつの間にか忘れていました。その意味ではクロフツだからこその意外性と言えるかもしれません。後半の殺人未遂事件のアリバイ・トリックはあっけないものですが、まあいいでしょう。

No.5 7点 了然和尚 2016/03/09 21:48
いつものパターンなのですが、王道とでもいうのでしょうか。楽しめました。
列車による轢死ということで、死体の身元が怪しく(いわゆる顔のない死体)、人物の入れ替わりはすぐわかりましたので、注意して読むのですが、巧みにかわされます。(写真の件など)
犯人とか、トリックとかが途中でわかったらつまらないとかいう話もありますが、本作では、ラストのご対面の場面が「ほら。キタキタ」みたいな感じで素晴らしい構成力で楽しめます。
クロフツのフレンチ以前ではベストだと思います。

No.4 8点 ロマン 2015/10/20 22:08
第一部は南アフリカのフローテ公園殺人事件、第二部はスコットランド・イギリスに舞台を移して二つの事件が一つにつながる。登場する警部たちは終始一貫して 地味に 根気強く捜査を続ける。現場検証、アリバイ、粘り強い捜査と 推理が 延々繰り返されていく。最後のどんでん返しにはびっくり。

No.3 7点 斎藤警部 2015/09/26 01:42
心地よい退屈も時折入りつつ愉しい読書。上質の倦怠は歓迎だ。6点本の典型だなと安心していつもよりゆっくり読んでいたら、まさかの反転にやられた! 最後の数ページで1点加算! 意外にも犯人が意外な人物で。。 
捜査途上の描写が、まるで(作者なのに)事件の真相を知る由も無い人が書いているかの様に無色透明ニュートラル、まるで湧き水か甲類焼酎の様(詰まらないのではない)。その独特の静謐感には打たれます(けっこう動きの激しい物語なのに)。
創元推理文庫『名著復活』(いい言葉!)に選ばれただけの価値はまず有り。

No.2 7点 E-BANKER 2015/01/11 21:08
1923年発表。
フレンチ警部登場前の初期四作品のうち、「樽」「ポンスン事件」「製材所の秘密」に続く四番目に当たる。
創元文庫の復刊フェア2014の一冊。
(ここ最近復刊フェアでは必ずクロフツが入ってるよねぇ・・・)

~南アフリカ連邦の鉄道トンネル内部で発見された男の死体。それは一見何の奇もない事故死のようだった。しかし、ファンダム警部の迅速な捜査により、事件は一転して凶悪犯罪の様相を帯びてくる。しかし警部はこのとき自分がもっと悪質なトリックに富む大犯罪を手掛けているとは気付かなかった。やがて舞台は南アフリカからスコットランドへ移り、ロス警部が引き継ぎ犯人を追うことに!~

良くも悪くもクロフツらしい作品。
初期作品に共通しているが、今回も二人の探偵役(ファンダム・ロスの両警部)が登場し、とにかく靴の底をすり減らす捜査を地道に行う。
最初に有望と思われた道はやがて行き止まりであることが判明し捜査は混迷するのだが、地道な捜査の甲斐があって、ついに真相につながる光明を発見する・・・
まさにいつもの展開だ!
当然ながら途中の捜査行が丹念に語られるわけで、その辺りを退屈と取ることはできる。
(あろうことか、訳者があとがきで「退屈」と評しているのだ!)

最終章に突入し、今回も「クロフツらしい生真面目な作品だったなぁ・・・」と思ってきた矢先に訪れた最後の一撃!
これこそが本作のプロットの肝だろう。
もちろんアリバイ崩しも重要なガジェットなのだが、本作ではそんなことよりもこの僅か一行の衝撃で「読んだ甲斐があった」と思わせるに十分だろう。
まぁ、いくら○○でも、そこまで警察が見逃すのか? という当然の疑問はあるのだが、時代性もあるし、後から考えると伏線もフェアに張られていたなぁと思う。(クロフツのよくある“手”ではあるのだけど・・・)

ということで、クロフツびいきの私としては高評価したい作品。
スコットランドという舞台設定も好み。

No.1 7点 kanamori 2010/07/15 17:47
フレンチが登場しない初期4作の中の4作目の作品。
南アフリカとスコットランドを結ぶ比較的スケールの大きい事件で、初期作では「樽」に劣らない佳作だと思います。
前半の南アフリカ編は、礫断死体の扱いに関してもたもたした展開がやや冗長ですが、英国に舞台を移してからのロス警部の捜査はスリリングで、終盤の展開もクロフツにしては珍しく?意外性を重視しているように思いました。


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