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[ サスペンス ]
倒錯の死角−201号室の女−
倒錯シリーズ
折原一 出版月: 1988年10月 平均: 6.25点 書評数: 24件

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東京創元社
1988年10月

東京創元社
1994年10月

講談社
1999年10月

No.24 6点 虫暮部 2020/06/11 12:21
 母親の行動は不自然で説得力が足りない。真相解説の部分がくだくだしい。しかし作者の志の高さは判る。

No.23 5点 ボナンザ 2019/07/29 10:45
叙述トリックの折原の一作目にふさわしい作品・・・と言いたいところだが、種明かし前からあちこちにほころびが見えるつくりなので、それほど衝撃はないと思う。

No.22 5点 レッドキング 2018/06/18 22:10
ミステリとしての評価以前に その小説自体が肌に合わない作家がいて飛鳥部勝則とか この人がそうだ 自分にとってはまさしく「イヤミス」だ

No.21 6点 パメル 2018/03/01 14:43
「騙されないぞ」と気合を入れて読んでみた。
まず、登場人物が奇人変人ばかりで魅力的。三人の視点で書かれた日記、独白による構成でサスペンス調にストーリーは展開し、最後まで飽きさせないし、真相に辿り着かせない点は見事。ある人物が語ったことに違和感を覚えるが、全体に仕掛けられたトリックは、見えそうで見えてこず最終的には騙されてしまった。
最後に明かされる叙述トリックの真相(オチ)は、人それぞれ意見があると思うが個人的には納得できない。
最後まで楽しませてくれた分、落胆も大きい。

No.20 7点 名探偵ジャパン 2017/05/01 01:08
「読んだと思っていたのに、実は読んでいなかった」という作品は結構ありまして、本作もそのひとつでした。(折原一の作品は似たようなタイトルが多いので)
作者の実質デビュー作。「デビュー作にはその作家の全てが詰まっている」とはよく言われることですが、言い得てまさに。「視点」「時間軸」「反転」「誤解」叙述トリックに用いられるありとあらゆる技巧が駆使され、「これぞ折原一」というにふさわしい作品に仕上がっています。
「ある登場人物に対する錯誤」も、他の方が書かれているように「いやいや、それは間違えないだろ」と思ってしまいますが、最近の世間を見るに、そうとも言い切れないような気がしてきます。「姉妹?」と思ってしまう親子や、「えっ? そんな年齢なの?」と驚く芸能人など、たまに見かけますし(なにげにネタバレ)。時代がようやく折原に追いついたのでしょう(多分、違う)。

No.19 7点 あびびび 2014/07/09 17:23
(ネタバレ含む)この作者は初めて。倒錯のロンドを読んでいなかったので新鮮味があった。結末は怒涛のごとくで、頭の中を整理する必要があったが、狂人が狂人でなく、唯一正常に見えた人物が傾いていたのは予想外。それが叙述トリックの面白さだとは思うが…。

No.18 7点 蟷螂の斧 2012/03/03 08:35
折原ワールドに引き込まれ、面白く拝読。それぞれの登場人物の狂気がうまく描かれていると思います。結末に至る手段に若干無理があるのではと感じましたが、よく考えてみればそれ自体が本当の狂気であったので納得してしまいました。

No.17 7点 haruka 2011/09/07 23:59
細かい伏線をきっちり回収している点で、倒錯のロンドより完成度は高いと感じた。テンポの良い展開や薄気味悪いラストも上手いと思う。ただ、基本的なトリックが倒錯のロンドと同じなので、やはり早い段階でオチが読めてしまった。

No.16 5点 3880403 2011/06/06 15:36
倒錯のロンドが面白かったのでこちらも読んでみた。
この手の話に慣れてしまったせいか衝撃がなかった。

No.15 5点 spam-musubi 2010/11/24 13:32
清水というのは、レアな苗字ではないものの、かといって知り合いに
3人も4人もいるような苗字でもない。
清水さんが出ていった部屋にまた清水さんが入ってきたら、普通なら
違和感を持つのでは・・・というところに引っかかってしまった。

最後、これで終わりかと思ったところで、ある人が壊れていくのは
面白かったです。蛇足だとは思いません。
ただ、袋とじにする必要性は感じないですが。

No.14 6点 メルカトル 2010/10/22 23:30
ダークな雰囲気、やや粘着質な文体、多重構造、叙述トリック、どれをとっても折原氏らしい作品である。
がしかし、期待通りの出来かと問われると、疑問視せざるを得ない。
また、最後の袋とじには全く必然性を感じない。
むしろ蛇足といってもよいかもしれない。

No.13 4点 seiryuu 2010/07/16 17:06
陰気。
「倒錯のロンド」とリンクしているところだけ面白かった。

No.12 7点 E-BANKER 2009/07/30 22:39
「倒錯」シリーズの第1作。
作者の「叙述トリック」を世間に認知させたという意味では、本作と「倒錯のロンド」が双璧でしょう。
覗く男と覗かれる女が織り成すエンドレスストーリー。そこに、女の不倫相手や空き巣の常習犯の男が複雑に絡み合い、摩訶不思議な世界が出現する・・・
個人的には、「倒錯のロンド」で初めて折原の叙述トリックに触れ、「これは面白い!」と感じ、次に手にしたのが本作。これで、ますます折原ワールドに嵌っていくことになった記念すべき作品・・・
まぁ、ある人物に関する仕掛けについては、「○○的に無理があるだろう!」という突っ込みはもちろん感じるのですが、そもそも狂人たちが織り成す物語のわけですから、それもありでしょう。
とにかく、折原作品の中でも、指折りの面白さだと思いますし、ここに出てくるキャラ(清水とか大沢とか田宮とか)は、後の作品にもたびたび登場してきます
ので、是非ご一読して独特の世界に浸って欲しいと思います。
(「倒錯シリーズ」の主な舞台は北区東十条、「~者シリーズ」なら埼玉県の久喜市周辺、という具合に、シリーズごとに場所を明確に変えているが面白い趣向)

No.11 5点 daiki 2009/06/02 00:51
狂人ばっかり。

No.10 8点 りんちゃみ先輩 2009/02/04 19:40
「倒錯のロンド」の次に読んだ折原作品だが予想以上に面白かった。比較すればこの作品の方が面白い。登場人物がすべて真面目にそしてドジである。笑える。なんと言っても「ケチなこそ泥」。最後のほうの袋とじ・・必要ですか?

No.9 9点 こう 2008/05/28 00:08
 初めて読んだ折原作品でした。折原一の登場で叙述、倒叙作品が見直されたといっても過言ではないと思います。折原作品を読んでからリチャードニーリィの存在を知り中町信の存在を知りました。それまで個人的にはバリンジャー、カサックくらいしか知りませんでした。
 中町信以上に叙述トリックオンリーなので読みなれると明らかに折原作品での犯人くさい登場人物がわかる作品もありますがこの作品は良く出来ていると個人的には思います。
 ただ叙述トリックオンリーなのでどうしてもバリエーションは少なくまた狂人を作品内によく登場させ、傍点を使用する騙りを頻繁に使用するのでフェア、アンフェアで分かれる所もあるかと思いますが個人的には折原作品はそういう作風と認めながら楽しめました。
明らかに最近の作品は質が落ちていると思いますが少なくとも初期長編はいずれも良作と思います。
 他作品も同様ですが本当に狂人が多く感情移入させやすいメインキャストがほとんどいないのは難点でしょうがそれも作品、トリック成立のためには仕方ないかなと思います。 

No.8 6点 いけお 2008/02/09 01:52
しつこいくらいに濃厚で満足できる。

No.7 6点 ぷねうま 2007/09/20 23:36
やろうとしていること、作者の心意気は熱く感じるが熟して表現しきれていない感じ。

No.6 5点 Tetchy 2005/07/16 23:10
このシリーズの特色は結局登場人物皆が狂気の底にどっぷり浸かってしまう不気味さにある。
その狂気が故に引き起こる事の真相を受け入れるか否かで折原作品の是非が決まるのだ。私の評価としてはどちらかと云えば非に傾いた中立の位置である。
やっぱりどうにも母親がいくら若く見えるからといって娘に見えるかってところがどうしても引っかかる。
今までの人生でそんな女性に逢った事がない。
文体のねちっこさは作者らしくてよかったが。

No.5 7点 ざき 2004/10/30 10:49
シンプルでうまくまとまっていて、折原氏の初期の代表作といったらこれでしょう。ただ最後の袋とじはいらなかったかも。これがなければ(というか最後のエピローグさえなければ)8点つけたろうになあ。


折原一
2020年11月
傍聴者
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1988年10月
倒錯の死角−201号室の女−
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