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[ パスティッシュ/パロディ/ユーモア ]
ファンレター
折原一 出版月: 1996年01月 平均: 5.83点 書評数: 6件

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講談社
1996年01月

講談社
1999年02月

No.6 6点 E-BANKER 2011/01/21 22:10
講談社版では「ファンレター」ですが、文春文庫版では「愛読者」と改題し、同社の「~者」シリーズの1つとして発売されてます。
今回は文春文庫で再読。
謎の覆面作家「西村香」をめぐって巻き起こる事件の数々が、連作短編形式で綴られます。
①「覆面作家」=徐々に高まる人間の「狂気」。折原得意のプロットですね。
②「講演会の秘密」=これも同様。オチは想定内。
③「ファンレター」=これも同様。オチも想定内。
④「傾いた密室」=「手紙」形式が最後に効いてくる。決して「密室物」ではありませんので・・・
⑤「二重誘拐」=「だから何?」
⑥「その男、凶暴につき」=北野武とは何の関係もありません。パクリでもありません。
⑦「消失」=中西智明の作品とは何の関係もありません。パクリでもありません。
⑧「授賞式の夜」=①~⑦のオチ的作品。
⑨「時の記憶」=⑧で終わりでよかったんじゃない?
以上9編+αあり。
共通するプロットが何度も登場します。全体的にシャレのような作品なので、あまり目くじら立てずに軽~い気持ちで読みましょう。
(覆面作家・西村香とは、もちろん北村薫氏のことですが、ここまで下世話に書かれて、よく出版させたなぁーと思ってしまいます)

No.5 6点 こう 2010/03/19 22:30
 元々パロディとして書かれていますので肩に力をいれずに読める作品だと思います。
 本人はガイド本でボブランドールの「ファンレター」を挙げていましたがそこから手紙形式、狂人といった設定のアイデアを思いついたのかもしれません。

No.4 5点 シュウ 2008/11/25 22:58
こんな後味が悪い日常の謎系の話というのは初めて読みました。
最初の2話くらいまではまともな人物が登場しない狂った展開が気持ち悪かったんですが、慣れてきたらこれはこれで面白いかもと思えてきました。
個人的に北村薫はなんか合わないのでほとんど未読状態なのでその辺のパロディはよく分からなかったのですが、
北村ファンならもっと高評価なのかな?むしろ怒るかw

No.3 5点 おしょわ 2008/09/05 22:58
まぁ、悪くない連作、という感じです。

No.2 6点 シーマスター 2007/06/17 23:57
手紙形式の連作短編集。北村薫パロで遊びまくっている。

・「覆面作家」 意外性、インパクトにおいてこの本の中で一番。(第1話だったというのも大きいが)
・「ファンレター」 オチはあまりにもありきたり(ありきたり過ぎて見抜けなかった)が、そこに行くまでに結構読ませてくれる。
・「二重誘拐」 映画『ミザリー』の設定を○○錯誤で捻ってくる。怖いね。
・「授賞式の夜」 この辺(8話目)までくると、いい加減飽きてくるが「ここまで読んできて」のお楽しみがある。
・「時の記憶」「エピローグ」 果たして西村香の正体は・・・

折原ワールドへの入門書としてはいいかも。
(いきなりロンドなんぞを読むと「何じゃこりゃ」となりかねないもんね)

No.1 7点 由良小三郎 2002/08/21 18:18
覆面作家「西村香」という存在をめぐっての連作短編集です。折原さんと北村さんは近い存在なので、かなり内輪受けねらいかもしれない。ヒネリはそこそこという感じです。モデルがはっきりしてるので、西村作品の作品名や、作品の内容のパロっているあたりが、おまけだと思います。やや反則で、登場人物も類型的な作品ですが楽しめました。


折原一
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