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[ サスペンス ]
逃亡者
折原一 出版月: 2009年08月 平均: 6.17点 書評数: 6件

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文藝春秋
2009年08月

文藝春秋
2012年02月

No.6 6点 測量ボ-イ 2013/12/08 13:48
「追悼者」に引き続きこの作品を読みました。
ボリュ-ムの割りに楽に読めたし、サスペンス小説としては
水準以上ですね。
不満点はラストがちょっと説明不足かな?最後の殺人の必然
性もよくわからないし・・・
と、いう訳で「追悼者」よりやや落ちで評価。

No.5 6点 E-BANKER 2013/03/19 23:55
文藝春秋社で折原といえば、「・・・者」シリーズというわけで、本作で果たして何作目なのでしょうか?
(それだけ長らくご愛顧いただいているということなのでしょう)
2009年発表の作品。

~同僚だった女性に持ちかけられた交換殺人の提案にのり、一面識もないその夫を殺した罪で逮捕された友竹智恵子。だが、警察の不手際から逃走に成功した彼女は、整形手術で顔を造り変え、身分を偽り、逃亡を続ける。時効の壁は15年。DVの夫、そして警察による執念の追跡から、智恵子は逃げ切ることができるのか?~

なかなかの大作だが、大筋は「いつもの折原作品」という読後感。
紹介文のとおりで、本作は実際に起こった『松山ホステス殺人事件』とその被告だった福田和子をモデルとしている。
「一章:追われる者」から「三章:霧の町」までは、警察の手から逃走した智恵子が新潟~青森~庄原(広島県北部の小都市だよ)と逃げ場所を求め転々としていく様が切々と描かれる。

「この展開いつまで続くんだ?」とか「叙述トリックはどうした?」と思っていると、「五章:最後の旅」から一転。
新たな登場人物が現れ、徐々に話が混迷していく・・・
ここまで来ると、いつもの折原ワールドに突入。
精神が捻じ曲がったような人物が入れ替わり立ち替わり、物語のなかで暴れまわる。
ただ、ラストはサプライズといえばサプライズだが、他の佳作と比べれば予定調和というレベルだと思う。
(何となく、過去の作品のアレとアレをくっつけたような気がしたのだが・・・)

まぁでも、それほど悪くない水準かな。
ちょっと長すぎるのは玉に疵だが、読者を引き込む力というのはそろそろ円熟の域に達してきたのかもしれない。
時間のあるときに一気読みすることをお勧めします。
(今回は馴染みのある地名がいろいろ出てきたなぁ・・・)

No.4 6点 蟷螂の斧 2012/04/29 18:53
謎のインタビュー(誰がインタビューしているのか?、時はいつなのか?時効が成立した後、または逃走中?)が合間に入り、面白く拝読。これが大きな伏線になっていたのですが見破れませんでした。叙述がなくても可のストーリーで、逃亡劇のニアミスシーンでは、昔の「逃亡者」(テレビではデビット・ジャンセン、映画ではハリソン・フォード)のようでハラハラ、主人公に感情移入してしまいました。(笑)

No.3 6点 メルカトル 2012/03/30 22:00
ある理由から殺人を犯したごく普通の主婦の逃避行の物語。
前半から中盤にかけては、さながらトラベルミステリの様相を呈している。
全国各地を転々とし、整形手術を受け、顔を変えて逃げ続ける女の足跡を追う描写は、なかなかのサスペンス振りである。
ところが後半予想もしない展開が待ち受けていて、どんでん返しも鮮やかに決まっており、最近の折原氏の作品の中では出来は良い方ではないだろうか。
若干長いのが気になるが、決して退屈する事はない。
なかなか読ませてくれる。

No.2 7点 haruka 2012/02/18 22:46
折原作品4作目にして初めて騙された。しかし終盤のどんでん返しの連続は伏線が弱く、やられた感はいまひとつ。とはいえなんだかんだで最後まで面白く読めた。

No.1 6点 kanamori 2010/10/17 18:30
殺人を犯した女性主人公が、整形で姿を変え各地を転々としながら時効まで逃げ延びようとする逃亡サスペンス。

最近は惰性で読んでいる感じの折原一ですが、本書は福田和子事件をモチーフにしたような数々の逃亡劇のエピソードがスリリングでなかなか読ませます。途中に挿入されるいわくありげなモノローグがなければ、危うく”折原=叙述トリック”ということを忘れさせる程です。結末もサプライズがあり、最近の作品の中では比較的楽しめました。


折原一
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