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ぷねうまさん
平均点: 6.51点 書評数: 177件

プロフィール高評価と近い人 | 書評 | おすすめ

No.177 6点 黒の貴婦人- 西澤保彦 2009/05/29 02:11
まあ、可もなく不可もなく。
この人のシリーズものの短編集は毒にも薬にもならない。
けなしてるわけじゃありませんが。

No.176 7点 硝子のハンマー- 貴志祐介 2009/05/29 02:06
本格書いても面白いというのはすごい。
探偵が真相を解明した瞬間から倒叙がはじまるという構成も面白かった。

No.175 5点 沈黙の教室- 折原一 2009/05/29 02:01
この人の作品は著作を読めば読むほど点数がさがっていく印象。
故に読む順番により、点数が変わってしまうというこのサイト向きではない作家さんの一人ですね。
今作でも作者からの仕掛けがまるで透けて見えるよう。
トリック重視というよりもストーリー重視の作品のようで読んでいて楽しくはありました。

No.174 5点 名探偵はもういない- 霧舎巧 2009/05/29 01:56
登場人物表が読者による手書きになっているというだけで期待とハードルがあがるあがる。
さらに読者への挑戦状、意外な登場人物など本格好きにはたまらない設定を盛り込んでいる故に、読後の多少のガッカリ感は否めない。
悪くはないんだけどね。

No.173 4点 Jの神話- 乾くるみ 2009/05/19 15:38
完全にSFですね。導入部は綾辻行人の『囁き』シリーズを思わせる不穏な雰囲気に少し引き込まれたのですが、こんなことになってしまい、本当に、心から、残念です。

No.172 5点 瞬間移動死体- 西澤保彦 2009/03/14 07:41
ちょっと肩透かし。
もっともっと面白くなりそうな設定だったんだけどなあ。

No.171 1点 リアル鬼ごっこ- 山田悠介 2009/03/08 14:10
この本の使い道を色々考えてみました。

・ドアにかませてオートロックがかからないようにする
・自作のパラパラマンガの練習帳に
・一段高いものを取る足場に
・見つけたゴキブリを潰してそのままゴミ箱へ

僕は4つ目の使い方で処理しました。

No.170 3点 倒錯の帰結- 折原一 2009/03/05 17:45
このサイトでは評判が悪いようですが、僕は試み等含めて割と評価しています。
まあ、でも確かにこの手の本にしては酩酊感は薄い。袋閉じの倒錯の帰結なんか別にあってもなくてもどうでもいい感じだし。
しかも最後の最後の最後のオチが自分の〇〇のことて!
知らなかったので意味があるのかと何度も本読み返した。
お前の本読む奴が全員お前のプライベートに興味あると思うなよ!なぜかめっちゃ腹立ったので3点!どーん!

No.169 3点 叔母殺人事件 偽りの館- 折原一 2009/03/05 17:33
「もしかしてこうなるのではないかな」と思う方向に全て進んでいく。隠された真相もあの人の正体もオチも全て予想通り!
叙述トリックの満載の本なのに一度も騙されなかったのには、面白くなかったと文句を言う権利もあろう。
家に積んであるまだ読んでいない折原一の文庫本の山が遠く見えた。

No.168 5点 ある閉ざされた雪の山荘で- 東野圭吾 2009/02/22 02:42
例のトリックは評価するが、なんだか間の抜けた印象がするのは物語全体に流れる雰囲気のせいだろうか。
なんか登場人物全員クサすぎてリアリティがなく感情移入しにくいのだ。
それも演技なのだとして書かれていたなら、そんなクサい奴らの舞台見たくない。(批判になってない)

No.167 7点 依存- 西澤保彦 2009/02/22 02:33
シリーズを通して繰り返されるジェンダー論にはちょっと辟易。
まあ、正しいこと言ってると思うし、異論もないけど、なんか嫌なことでもあったんか作者は、と勘ぐってしまう。

相変わらずの推理の応酬はやはり楽しい。
でもタックがあんなこと言うとは思ってなかったのでちょっとショック…。
ああ、僕のタックは二度と帰ってこないかもしれないのね。(僕は男です)

No.166 7点 死神の精度- 伊坂幸太郎 2009/02/22 02:25
今まで読んだ伊坂作品で一番楽しめた。
まあ、でも相変わらず登場人物全員カッコよすぎ。
蘇部健一の爪の垢を煎じて飲ませてやりたい。

No.165 9点 独白するユニバーサル横メルカトル- 平山夢明 2009/02/22 02:21
とても面白い。面白すぎてびっくりした。
イメージとしては乙一のかなりイッちゃった感じ。それもイッてはいけない方向に(笑)

No.164 3点 六とん2- 蘇部健一 2009/02/22 02:14
初作のバカさの前では全てが霞む。
恐らくこの作家が注目されることは二度とないだろう。

No.163 6点 そして扉が閉ざされた- 岡嶋二人 2009/02/22 02:08
ベタ、ベタ、ベタ、のオンパレード。
こう書くと面白くなかったのかと思われそうだが、普通に楽しめた。
そして他に特に書くこともない。

No.162 3点 クビツリハイスクール- 西尾維新 2009/02/22 02:04
ここまでライトノベルの濃度を押し上げられると、少しぐったりしてしまう。
まあ、ミステリ的な要素も入ってるけど、もし無くてもこの人の作品読んでる人たちから一切苦情は出ないんじゃないだろうか。

次作以降を読もうか迷わせる作品。

No.161 6点 クビシメロマンチスト- 西尾維新 2009/02/22 02:00
話自体や展開、トリックなどは意外に面白い。キャラ萌え要素なしで同じプロットで書いてくれたら僕の中で良作になってたかもしれないな。
この能天気さとのギャップがいいと言う人もいるのかもしれないが。

ただ、やっぱりこの人の作品は向いてないのかもしれない。
どうでもいいもん、主人公の苦悩とか零崎とか。

No.160 6点 - 荻原浩 2009/02/22 01:52
ミステリーを読みなれていない人にオススメしたい探偵小説。
1組の刑事が捜査本部の圧迫に負けずに真相を突き止めていく様は読んでいて心地よかった。

ただ、僕は本格ミステリーの魅力は「実はね、こういうことだったんですよ」とそろそろとフリップをめくっていき(これは作中の探偵でも自分で本を読み返してもいい)、「これはこうだったんです。あとこれも」という過程を楽しむものだと思っているのだが、この作品のラストはいきなりドーンと眼前に正解をつきつけて「はい、終わり」という印象しか受けなかった。
要は伏線が少ないんだな。
アンフェアな記述も見受けられたが、書評で全くその手の批判が見られないということは、読者層からも本格ミステリとしては捉えられていないのだろう。そして、それでいいとも思う。

No.159 5点 世界の終わり、あるいは始まり- 歌野晶午 2009/02/22 01:39
妙にリアルな心理描写と、意外性のある急展開にかなり期待は膨らんだ。
でも、プロットを理解しだしてからは、まあ、そうだよなあ、そうなるよなあ、って感じで、特に他に見所はなかった。

こういう構成の物語って、映画とか小説でも少なからずみられるし、ミステリー作家として出版するなら、この構成を逆手にとったトリックなどを挟んでいて欲しかった。
ラストの雰囲気は嫌いではないですが。

No.158 7点 殺意の集う夜- 西澤保彦 2008/05/09 07:46
殺意の集った理由がバカ。叙述トリックの手法もバカ。ドミノのように起きる殺人もバカ。
体を張ったスラップスティックコメディ。

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ぷねうまさん
ひとこと
どんな「これはないだろ!」というような禁じ手やルール違反を犯していると言われている作品でも、興ざめせず、それを受け入れ、咀嚼し、評価することを「6枚のとんかつ」に誓います
好きな作家
綾辻行人、泡坂妻夫、殊能将之、舞城王太郎
採点傾向
平均点: 6.51点   採点数: 177件
採点の多い作家(TOP10)
綾辻行人(14)
西澤保彦(12)
米澤穂信(10)
森博嗣(9)
伊坂幸太郎(8)
麻耶雄嵩(8)
蘇部健一(6)
舞城王太郎(6)
殊能将之(6)
乙一(5)