皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] 悪魔はここに 星影龍三シリーズ |
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鮎川哲也 | 出版月: 2007年06月 | 平均: 7.60点 | 書評数: 5件 |
光文社 2007年06月 |
No.5 | 8点 | 測量ボ-イ | 2019/06/01 16:55 |
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粒よりの短編集。
特に「薔薇荘」が秀逸ですが、他もなかなか。 「薔薇荘」については、有栖川氏がある作品で、「ミステリ創作学校と いうものがあるとすれば、その教科書になりそう」とうまい表現をさ れています。 採点は他の作品だけなら7点になるかもですが、「薔薇荘」のあるの でプラス1点。 |
No.4 | 8点 | 斎藤警部 | 2016/10/20 23:33 |
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重厚なる傑作撰、星影龍三篇。特別ゲストに鮎川哲也氏。まぁ損はせんよ。
道化師の檻/薔薇荘殺人事件/悪魔はここに/砂とくらげと (光文社文庫) 「薔薇荘殺人事件」は花森安治の解答篇付き! |
No.3 | 7点 | ボナンザ | 2014/04/09 23:21 |
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薔薇荘と道化師の檻は不滅の名作。
前者は達也が嗤うに並ぶフーダニット、後者は三大密室に並ぶ密室ものである。 悪魔はここにも鮎川には珍しいタイプの作品で、個人的には犯人当てとしても楽しめた。 |
No.2 | 8点 | あのろん | 2014/03/04 16:06 |
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星影龍三の鼻持ちならない性格と、間の抜けた鮎川哲也のコンビのアンバランスが楽しめるこのシリーズ。
「薔薇荘」は犯人当て小説の最高峰といってもいい名作だと思います。 粒ぞろいの本格4作品、まさに宝石箱です。 |
No.1 | 7点 | E-BANKER | 2010/12/25 23:48 |
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星影龍三登場作品をまとめた光文社版の作品集。
4編どれも”小粒ですがピリリと辛い”というべき、高レベルの作品です。 ①「道化師の檻」=密閉空間からの脱出が問題となるアリバイ崩し。真相はアリバイ崩しの基本-「時間軸の錯誤」です。 ②「薔薇荘殺人事件」=犯人当て小説として発表された作品。なかなかの秀作で、ロジックによる見事な解決が気持ちいい! 「○○○○」を見抜くところまでは迫れましたが、真相はさらにもう一段階捻りがあるんですよねぇ・・・冒頭の場面に騙されてしまいました。 ③「悪魔はここに」=「どの殺人現場にも逆向きのものが・・・」というあらすじ紹介を見て、てっきり「チャイナ橙?」と早とちりしましたが、真相はもっと単純なもの。でも分かりやすくて、こっちの方が好きですね。 ④「砂とくらげと」=絞殺死体とくらげに刺された死体が同居する現場って・・・かなり突飛な設定ですし、ちょっと偶然要素が強すぎる気はしました。鮎川氏も自分を卑下しすぎ! 以上、4編。 ②~④は鮎川氏本人が星影の友人という設定で登場するというサービス振り。その辺も、洒落っ気ある作者らしいとこですね。 ②は評判どおりの名作だと思います。 (他の短編集収録作と重なってると思いますが、ご容赦ください) |