皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] 謎解きの醍醐味 ベストミステリー短編集 |
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鮎川哲也 | 出版月: 2011年10月 | 平均: 5.67点 | 書評数: 3件 |
光文社 2011年10月 |
No.3 | 6点 | 測量ボ-イ | 2020/08/16 20:49 |
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未読の短編集。と言っても、7編中4編は他の短編集で
読んだんですけどね。 突出した作品はないですが、今回のベストは「霧笛」で。 折角なので、未読作品からセレクトしました。 |
No.2 | 6点 | 斎藤警部 | 2016/01/25 17:19 |
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寄せ集めでもファンには嬉しいもの。フーダニット中心、良作も何気にちらほら。謎が興味を引く「塗りつぶされたページ」の論理展開は鮮やか。三本のエッセイも見逃せません! “南区南太田”なるタイトルには思わず「暗闇坂」を思い出してしまいましたがあっちは同じ京急沿線でも”西区戸部”だったか。
離魂病患者/夜の断崖/矛盾する足跡/エッセイ 日記/プラスチックの塔/エッセイ 南区南太田/塗りつぶされたページ/緑色の扉/霧笛/エッセイ ペテン術の研鑽 (光文社文庫) |
No.1 | 5点 | kanamori | 2011/11/25 17:56 |
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光文社文庫の”ベストミステリ短編集”の第2弾で、シリーズ探偵が登場しない短編7作品収録。前作はアリバイ崩しをテーマにしたものでしたが、今回は内容的にあまり統一性が感じられない。
「矛盾する足跡」は推理作家・鮎川先生が謎解きをする異色作。ユーモアミステリではなく、雪の山荘での足跡トリックものという正統パズラーで最後のオチまで楽しめる。同じくコード型本格の「霧笛」は船上が舞台のフーダニットで、細かい伏線の張り方はさすがです。 「塗りつぶされたページ」が、”謎解きの醍醐味”という意味では個人的ベスト。日記を塗りつぶす理由が意外だし、真相解明までの過程が緻密で面白い。 |