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[ 本格 ]
帽子収集狂事件
ギデオン・フェル博士シリーズ
ジョン・ディクスン・カー 出版月: 1956年01月 平均: 5.94点 書評数: 18件

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No.18 4点 虫暮部 2022/12/01 12:19
 真相にはちょっとびっくりしたが、そこに辿り着くまでの事件の成り行きには物語の躍動感があまり感じられず、もっと何かあるだろと期待は募るものの叶えられないままいつの間にか解決編へ突入してしまい、そこで最も判らないのは最後に捜査陣が何故あんな票決に至ったかであって、捜査の過程で新たな人死にが出た件に関する責任を頬かむりしているように見えるのだがそのへんどうなんだフェル博士?

No.17 5点 文生 2021/08/31 21:18
エドガー・アラン・ポーの未発表原稿の話が出たときはワクワクしましたし、帽子収集狂の存在はミステリアスで、霧のロンドン塔での殺人もそこはかとない不気味さがあっていい感じです。しかし、それらが一体となってどんどん面白くなっていくのを期待していたのに、それぞれの要素が大して交わることもなく、えらく地味なところに着地したのにはガッカリしました。

メインの事件のトリックもそれなりによくできてはいるものの、乱歩のいう「密室以上の不可能トリック」と呼べるようなものではありません。魅力的な要素は多々あるものの、全体としては凡作の域を出ない作品です。

No.16 6点 ◇・・ 2020/03/29 17:21
帽子を盗みまわる愉快犯。ポーの未発表原稿盗難事件。ロンドン塔で発見された他殺死体。果たして三つの事件は関係があるのか。しかしある理由で読者が、事件の全貌を突き止めるのは難しい。
江戸川乱歩は本作を「陰惨とユーモアの異様なカクテル」「密室以上の不可能トリック」と評している。
ただ、ユーモアほど、実は難しいものはない。カーのユーモアと波長が合う人には面白いが、そうでない人には馬鹿馬鹿しい話と感じるかもしれない。

No.15 6点 クリスティ再読 2019/10/12 20:18
乱歩が褒めた有名作。都筑道夫流でいえばモダン・ディティクティブで評者的には印象がいい作品である。とはいえ、道具立てが、1)陰気な伝説満載のロンドン塔、2)ポー未発表原稿で第4のデュパン物?3)アリスのマッド・ハッタ―で、そりゃ「カー好きそうだね」はわかるんだが、それぞれの関連性が薄いのが難点、というものでしょう。どれも面白いネタなんだから、もっと掘り下げればいいのに。小説としては欲張りすぎて散漫になっていると思う。
というかね、ロンドン塔だけでもちゃんとやれば、異議のない代表作だったかもしれないよ。本作のミステリとしての一番の難点は、地理的関係が日本人にゃよくわからない、ということだからね。それぞれの塔や門の由来を丁寧にやるだけで、雰囲気も盛り上がれば位置関係もよくわかって、うまくトリックを埋め込めれたかも。というわけで、評者は「なんとなく惜しい感の強い作品」というのが結論。
(そういや本作、朝にロンドン到着したランポール君がフェル博士らと一杯やって死体を検分して、その深夜に事件が解決してる、という詰め込み過ぎの時系列なんだよね...いっくらなんでも一日の出来ごとにしちゃ、多すぎないかな。さて、手持ちのカーも尽きた...どっかで補充しないと)

No.14 5点 レッドキング 2019/07/30 18:58
原タイトルは「マッドハッターミステリー」。マッドハッター!おお あの「きちがい帽子屋」か! で、「アリス」「あわてんぼうウサギ」「セイウチ親爺(当然フィル博士)」と、いかにもあの登場人物達になぞらえたキャラが出てきて、これに「首をお刎ね!」の「ハートの女王」なんかがそろってたら、まんま「不思議の国のアリス殺人事件」だった。
自作自演犯罪や過失の隠蔽、不倫、思いつめた金銭欲求といった複数者のちっちゃな行為の偶然の重なりが「霧の倫敦の不可能殺人」を演出してしまう。
ところで乱歩、なぜこれ「世界推理小説ベスト10」だかに入れたんだろう。これに、被害者が最後に目撃された場所と死体が発見された場所の「移動不可能性」でも描かれてて、あの場所移動トリックが絡めてあったとかならばともかく、これではカーの代表作というには、ちともの足りない。
想像するに、「ポーの世界最初のミステリー原稿」ネタが、乱歩の心の琴線に触れたのではないかと・・・。

No.13 7点 弾十六 2018/10/31 20:28
JDC/CDファン評価★★★★★
フェル博士第2作 1933年出版 今回は創元文庫の新訳(2011年)で読みました。
四十年ほど前、創元文庫の旧版(1960年)で読んだのですが、冒頭から全然覚えていなくて、ほぼ初読状態。語り手の存在意義が良くわからないのですが(まーいつもそうです)展開が素晴らしく、ハドリーとフェル博士の漫才も珍しく笑える良い探偵小説でした。納得できる合理性はJDC作品の中でもピカ1だと思います。
でも登場人物に良いネタがたくさん転がってるのに全然生かしてない…(シーラちゃんだけ何故か生き生きと描かれてる…) 物語の全貌が明らかになり、読者が色々想像して補うと立派な「悲劇」です。
「帽子が有るのは何故?」という謎は、絶対EQのローマ帽(1929年)を意識してるはずです。ロンドン塔が舞台ですが、名所を紹介する観光ミステリにはなっていません。新訳は、セリフを上手に処理していて正解ですね。
(今回は歌のコーナー無し。「フェル博士には酒と歌が付き物」という真理に気づく前の読書だったので…)

No.12 5点 nukkam 2016/08/10 11:08
(ネタバレなしです) 江戸川乱歩が絶賛した1934年発表のフェル博士シリーズ第2作の本格派推理小説です。帽子が盗まれては思わぬ所で発見されるという事件が頻発し、ちょっとした社会問題になっていたという風変わりな謎で幕開けしているのはつかみとしては効果的だと思うし、(他作家による類似の前例があるとはいえ)緻密に組まれたトリックも印象的です。しかし密室とか足跡がないとか突然の出現(或いは突然の消失)とかのような演出高価の高い謎が提示されていないのでトリック説明のインパクトが弱く感じられます。第2の事件の真相も腰砕け感があり、私は残念ながら乱歩ほどの感激を得られませんでした。

No.11 7点 斎藤警部 2015/08/08 23:30
中学の頃サーッと読んでみて意味が分からず(どこがどう不可能犯罪なの?)高校の時に再読し、ははんなるほどとひとまず納得。 今思うと、アリバイトリックにフーダニットを絡ませたトリッキーな鮎川作品めいているような。そう思うと犯人の可哀想な境遇も鮎川風に見えて来る。

No.10 5点 蟷螂の斧 2015/06/03 09:20
乱歩氏のいう「『密室』以上の不可能興味が創案されている」ということは、本トリックが先駆的であったということでしょう。その点は評価したいと思います。著者らしさがないという点では、オカルト趣味に興味のない私にとっては逆に良かったですね。減点対象は、①地図があっても判りにくい物語、➁ランポールの存在意義がない、③偶然によるトリック(作為的であれば、もっと高評価なのですが、物語の結末から云えば無理ですね)。ロンドンの霧のようにモヤモヤ感が残ってしまいました。

No.9 5点 ボナンザ 2014/04/08 16:22
今読むとなぜ乱歩がこれをカーのベストに押しているのかわからない。
当時は斬新だったんですが・・・。

No.8 8点 おっさん 2013/11/26 13:28
次々と帽子を盗んでは、それを人目に付く場所(馬車の馬の頭、彫像の頭部 etc.)にさらす愉快犯がロンドンを跳梁していた。この犯人を“いかれ帽子屋”と命名し、一連のイタズラをセンセーショナルに報じた新聞記者の死体が、霧深いロンドン塔の構内で見つかる。ゴルフウェアの胸に突き立った、矢じり。そして頭には、彼の伯父が、先日“いかれ帽子屋”に盗まれたシルクハットがかぶせられていた・・・
プラクティカル・ジョークから飛び出した死に、あのエドガー・アラン・ポオの未発表原稿が影を落とす、おなじみ『帽子収集狂事件』の一席。

1933年に発表された、ジョンディクスン・カー名義の第七長編にして、前年の『魔女の隠れ家』に続く、名探偵ギディオン・フェル博士ものの第二作です。
小学生のときに、創元推理文庫の田中西二郎訳で読んだきりでしたが、今回は、同文庫から2011年に出た新訳本(三角和代訳)で読み返してみました。
名手・田中西二郎の翻訳が訳しなおされるのも、時代の流れでしょう。ただどうせリニューアルするなら、必ずしも内容にふさわしくない訳題を、思い切って「いかれ帽子屋事件」にするくらいのことはしてほしかった。
ともあれ、載っているロンドン塔の平面図は、位置関係がわかりやすいものに改められ、巻末の新解説(中島河太郎→戸川安宣)も、かつて江戸川乱歩が本作をカーのベスト1に挙げた理由(初読時の筆者を含めて、おおかたの読者が首をかしげたであろう疑問)をくわしく解析した好内容なので、これから『帽子収集狂事件』を読もうという新しい読者には、この版が良いと思います。

さて。
謎の設定は、エラリイ・クイーンの『ローマ帽子の秘密』(1929)と好一対で、“場”の限定と尋問に次ぐ尋問も、カー流<初期・国名シリーズ>と言いたくなるくらいなんですが(まだ作風が固まっていなかった証左でもあります)、比較すると、こちらはものの見事に解明の論理が無いw 
意外な真相(種明かし)と説得力のバランスをとるのは、この作者ならではの、伏線張りの技術です。そのずるがしこいフェアプレイwww は天下一品。

意外な真相――○○○○で××××をつくる着想は、そのかみの乱歩や横溝正史を驚倒させたわけですが、いまとなってはトリックの基本原理のひとつですから、ミステリ慣れした読者には衝撃度もダウンしており、そのプライオリティだけで、今日、本作を傑作と持ち上げるのは無理でしょう(トリック・マニアだった若き日の筆者など、だから逆に、作品の良さがもうひとつピンとこなかった)。

でも、“意外な真相”を、キャラクターの思惑を裏切って止まらなくなる、玉つき事故のような偶然の連鎖としてとらえ直せば、これは俄然、面白くなる。
皮肉なことに、その面白さは、カー嫌いだった都筑道夫(<乱歩が選ぶ黄金時代ミステリーBEST10>の一冊として、本作が森英俊訳で集英社文庫から刊行されたとき、まったく気の入らない解説を書いてました ^_^;)が言うところの、モダーン・ディテクティヴ・ストーリイ以外のなにものでもないのですよ。

これで、もう少しキャラクターに(40年代の諸作のような)生彩があったらなあ。『魔女の隠れ家』に登場したアメリカ人青年タッド・ランポールが、引き続きフェル博士の助手役をつとめていますが、ストーリー上、まったく存在意義を失っているあたりも、過渡期の作という印象を強めています。

あと結末は、罪を憎んで人を憎まず式の人情噺になっていますが、昔から筆者は、ここがストンと納得できない。フェル博士とランポールだけのあいだなら、まあそれもありでしょうが、スコットランド・ヤードの警部たるハドリーまでが同意してしまうのは、どうかなあ・・・と。あくまで、適正な裁きがおこなわれることを示唆して、幕を閉じるべきではないかと思うのです。

No.7 7点 あい 2013/04/06 18:15
提出された謎が非常に魅力的なカーの作品は、解決でその対価を払う様にご都合主義と揶揄される事も多いが本作は不可能犯罪などのいつもの作風とは一風変わっているものの、多分に漏れず帽子の謎は非常に魅力的であったが、解決が現実的であった事に驚かされた。殺人の方のトリックはありきたりだが、うまく目がいかない様にしてあった。しかしロンドン塔の平面図が分かりずらくて物語に入り込みにくいのが難点だった。

No.6 5点 E-BANKER 2011/05/22 20:16
「魔女の隠れ家」に続くフェル博士シリーズの第2作目。
創元推理文庫から最近出た新訳版で読了。
~"いかれ帽子家”による連続帽子盗難事件が話題を呼ぶロンドン。ポーの未発表原稿を盗まれた古書収集家もまたその被害に遭っていた。そんな折、ロンドン塔の「逆賊門」で彼の甥の死体が発見される。古書収集家の盗まれたシルクハットを被せられた格好で・・・~

何か、カーらしくない作品のような気がします。
「密室」や「オカルト」といったカー独特のエッセンスも希薄ですし、仕掛けやトリックについてもやや小粒な感じがしました。
何で、乱歩はこの作品をカーNO.1かつミステリーベスト10にも選出したのでしょうか?
文庫版あとがきで、戸川氏もその点に触れてますが、どうやら戸川氏も今ひとつそれが納得できてない様子・・・
アリバイトリックは、非常にポピュラーな手法。
見せ方がうまいので、面白く感じますが、長々と引っ張るほどのものではないですねぇー。
動機についても後出しで、読者にその動機を推理できる伏線はないような気がするのですが・・・
そう悪いという訳でもないのですが、そこまで評価するほどかなあ?という印象ですね。
(新訳版は実に読みやすい! やっぱり翻訳物は訳の良し悪しで大きく印象が変わっちゃいます)

No.5 6点 kanamori 2010/07/01 20:54
乱歩がカーの傑作と評価したことで知られるフェル博士ものの第2作。
ポオの未発表原稿とか帽子収集狂のエピソードが物語に巧く収まっていなくて、ロンドン塔の殺人のみ焦点が当てられる展開は少々面白味に欠けます。密室トリックではなく、××トリックものというのもカーらしくありません。

No.4 5点 りゅう 2010/02/05 13:37
(若干のネタバレあり)
江戸川乱歩がベストテンに選んでいる作品だが、そこまでの傑作とは思えなかった。
帽子収集狂による帽子盗難騒ぎ、エドガー・アラン・ポーの未発表原稿の盗難、ロンドン塔で発見された殺人事件等を絡めて、真相は結構複雑で面白いものとなっている。しかしながら、与えられた手掛かりのみで、読者が真相を推理するのは到底無理だと思われる。ロンドン塔から被害者の自宅までの移動時間が推理するうえでの肝となるのだが、小説の中ではそのことが本当にさりげなくしか記述されていない。これでは、読者が真相を推理することは難しい。推測の域を出ないとしか思われない推理を断定的な事実のように語るフェル博士には閉口した。

No.3 5点 ミステリー三昧 2009/10/08 14:37
<創元推理文庫>フェル博士シリーズの2作目(長編)です。
カー作品の作風には「不可能犯罪+論理的解決」が第一にあります。また「怪奇・猟奇性」「ラブロマンス」「ユーモア」を付加価値として作風に加えることもできます。
よって、以上5大要素が評価対象になるわけですが、この作品に関してはすべてが低ランク。淡々とし過ぎて、味気ない。私的には正直つまらない部類に入る作品でした。まず、密室以上の不可能トリック(解説にて)が納得できない。咄嗟に「不可能状況」が呑み込めず、読後もイマイチ構図が掴めない。そして「論理的な解決」も冴えません。偶然が絡んだ奇跡的な不可能状況が根本にあるため仕様がないが、伏線回収率も低く説得力が薄い。
また「怪奇・猟奇性」は極端に薄く、挙げるならば「帽子泥棒の行動」or「真相部分」のみで、物語全体を纏っているわけではない。「ロマンス」部分ではランポールがドロシーを新妻に迎えた点は朗報ですね。ただ、ランポールさんはもう少し発言しましょう。存在感なさすぎです。
初期の傑作らしいが、自分好みではなかった(理解に苦しむため)。
(2009/10/13追記)後で知ったが、この作品はアリバイ崩し系だったらしい。

No.2 8点 2008/12/01 19:39
ポーの未発表原稿がからんだ殺人事件という、マニア向けの趣向を凝らした作品です。
怪奇趣味も笑いもほどよい程度に抑えられたカーにしてはむしろ地味な展開ですが、不思議な雰囲気があり、ラストもシリアスに決めてくれます。最後の台詞を言うハドリー警視の表情が目に浮かぶようです。
原題は『不思議の国のアリス』(1865年)で一般的になった(バートン監督の映画ではジョニー・デップが演じた帽子屋)と言われるmad as a hatter(とても気の狂った)という英語の慣用句を基にしています。『Yの悲劇』の設定も出所は同じですね。

No.1 8点 Tetchy 2008/11/21 23:27
これはひたすらその突拍子の無さに驚愕した作品。
当時ミステリ初心者だった私は、フェル博士が導いた真相に唖然とした。
こんなこと考えるのは、カー、ホンマ、アンタしかおらんわ!
バカミスともいうべき作品だが、こういうケレン味が読後十数年経っても、妙な味わいを残させる。

しかし原題は“The Mad Hatter Mystery”。これはクイーンの『Yの悲劇』と何か関係があるのだろうか?


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