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[ 本格 ]
不可能犯罪捜査課
カー短編全集1/旧題『カー短編集1』
ジョン・ディクスン・カー 出版月: 1970年02月 平均: 6.11点 書評数: 9件

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東京創元社
1970年02月

No.9 6点 クリスティ再読 2023/01/18 10:43
昔から思ってたことだけど、カーって因縁話を語らせると筆が乗るんだね。

前半のマーチ大佐探偵役の6編は、悪い意味で「推理クイズ」風。評者はフィージビリティがすべて、とか全然思わないのだけども、不可能犯罪を解明するクイズ、というとやはりそもそもHOWの真相が「無理筋」になりやすい。そうすると短い枚数だと説得力がでなくて、どうも「魔法」がかからない。

いやだからこそ、後半のレトロな因縁話の方がのびのびと書いている印象になるんだな。「目に見えぬ凶器」なんて確かにネタは推理クイズなんだけども、王政復古期の時代がかった描写と因縁話がトリックを自然にみせる効果をあげている。この本は1940年の出版だけども、戦後の歴史ミステリ路線を予告したようなにも感じられた面白い。「もう一人の絞刑吏」も奇譚として面白いな...あれ、この2作って世界大ロマン全集の「髑髏城」に収録された作品だ。訳者は宇野利泰で同じだからね。本格系作家で大ロマン全集収録がカーのみ、というのに何か納得する。

(それでも真珠密輸に関する小ネタはユーモラスで面白い。いいなあ)

No.8 6点 レッドキング 2022/03/24 18:49
ジョン・ディクスン・カー第一短編集。
  「新透明人間」 窓越しに目撃した手袋だけの透明人間の射撃・・トリックや如何に・・6点。
  「空中の足跡」 女の足跡以外は雪密室状態の殴打事件。冤罪トリックや如何に・・6点。
  「ホット・マネー」 強奪紙幣の隠し場所たる「見えない家具」はどれ・・(でもあれ「見えない存在」なのか)4点。
  「楽屋の死」 クラブ楽屋での刺殺事件。アリバイトリックや如何に・・6点。
  「銀色のカーテン」 雨の深夜、路地の袋小路での「密室」ナイフ殺人。トリック(長編でも再登場)や如何に・7点。
  「暁の出来事」 夜明けの海辺、背中を撃たれ命脈を絶つ実業家。状況から自殺も他殺も不可能だった・・6点。
  「もう一人の絞刑吏」 失敗した絞死刑と真犯人判明の復讐譚がブラック小噺に収束。「不可能」は出てこず。3点。
  「二つの死」 ポー風怪異譚が合理的ミステリに解決。でも、怪異譚のままの方が良かったような・・4点。
  「目に見えぬ凶器」 十八番の歴史ミステリを舞台に、怪異譚と凶器消失トリックが結合鮮やかに。7点。
  「めくら頭巾」 雪のクリスマスを舞台に、耽美ホラー譚と密室事件解明の語り口見事。7点。
で、(6+6+4+6+7+6+3+4+7+7)÷10=5.6、オマケして6点。

No.7 5点 弾十六 2019/07/28 18:51
JDC/CDファン評価★★★☆☆
昔は『カー短編集』1〜3という表記だったけど、今や全6巻の堂々たる短篇全集に昇格。私が読んだのは1977年6月の24版。『カー短編集1』はカーター ディクスン名義で出版されたThe Department of Queer Complaints(1940)の翻訳です。(「見知らぬ部屋の犯罪」だけ収録されず。) マーチ大佐もの(シリーズ全10作中6篇収録)が中心、最後の3作はいずれもクリスマス特集号が初出。
以下、初出は『カー短編全集5』の著作リストをFictionMags Indexで補足。ストランド誌初出時の挿絵画家Seabrightの絵がひとつだけWebで見つかりましたがソリッドな感じ。(SF小説の挿絵だから?) 誰かこーゆー雑誌の挿絵を発掘して見せてくれないかなぁ。原文はSilver Curtain以外、入手出来ませんでした。

⑴ The New Invisible Man (The Strand 1938-4, Carter Dickson名義, 挿絵H. A. Seabright) : 評価5点
マーチ大佐が雑誌に初登場した作品。室内の描写が頭に入りにくいのでパッとしない感じ。雑誌掲載時には、挿絵で補ってる可能性ありか?
銃は「大型のオートマチック ピストル、三八口径」が登場。英国なので9mmパラのハイパワー(1935, 全長197mm)あたり?米国なら38スーパー仕様のコルトM1911(全長216mm)が有力候補か。ところでMorrow初版(New York 1940)のカバー絵を見ると、空っぽの手袋に握られてるのはレヴォルヴァです。(ウェブリー拳銃のようだが、38口径ならエンフィールド拳銃か) オートマチックと異なりレヴォルヴァなら××(p36)の細工が不要なので、実はカバー絵の方が正解かも。

⑵ Clue in the Snow (The Strand 1940-1, Carter Dickson名義, 挿絵H. A. Seabright) 別題: The Footprint in the Sky : 評価5点
マーチ大佐第8話。夢遊病ネタって今は流行らないですね… ワンアイディアストーリー。靴のサイズは英国、米国、EUで違うということを今回調べてみて初めて知りました。UKサイズの4号は22.5cm、9号は26.8cm、10号は27.8cmとのこと。
p65 ソヴェリン金貨… 1500ポンド: 当時のジョージ6世Sovereign金貨は8g, 直径22mm。英国消費者物価指数基準(1940/2019)で55.52倍、1500ポンドは現在価値1121万円。

⑶ The Hiding Place (The Strand 1939-2, Carter Dickson名義, 挿絵H. A. Seabright) 別題: Hot Money : 評価5点
マーチ大佐第4話。「四五口径のレヴォルヴァ、消音装置つき」が登場するのですが、回転式拳銃の場合、銃口以外からも発射音が出てしまうことから、効果的な消音装置は無いはず。JDC/CDはデリンジャー(回転式弾倉なし)をレヴォルヴァと書いた前科ありなので、ここは自動拳銃(オートマチック)のつもり?(WebにSuppressed M1911A1 from WWIIという記事[写真付き]あり。亜音速の45ACP弾だと消音効果が高いようです。)
23000ポンドは英国消費者物価指数基準(1939/2019)で64.82倍、現在価値約2億円。「額面5ポンド以上の紙幣番号は勿論わかっている」ということは、銀行にはそういう記録制度があったのか。(1939年当時の最高額面紙幣は1000ポンド札。当時の英国高額紙幣は結構でかい211x133mmで、白地に文字だけのシンプルなデザインです。)
マーチ大佐は「オーギュスト デュパンの≪盗まれた手紙≫以来の最上の事件」と喜んでいます。偽装××(p94)が出回ってたというのはちょっと驚き。

⑷ Death in the Dressing-Room (The Strand 1939-3, Carter Dickson名義, 挿絵H. A. Seabright) : 評価5点
マーチ大佐第5話。ナイトクラブが舞台。「未来派スタイル」とマーチが賞賛する新しい犯罪の手口がやや面白いが、単純な話。映像化すると割と良くなるかも。
p106 バイ バイ ブラックバード: Bye Bye Blackbird(1926) 曲Ray Henderson、詞Mort Dixon。
p109 五十ポンド紙幣: 上述の通り、白地に文字だけのデザイン。White-note-50-poundsで検索すると見られます。現在価値43万6千円。

⑸ The Silver Curtain (The Strand 1939-8, Carter Dickson名義, 挿絵H. A. Seabright) : 評価5点
マーチ大佐第7話。不可能犯罪なんですが、あまり構成が上手くない。ラジオ向けに脚色した「死の四方位」(1944)の方が出来が良い感じ。イギリス海峡に面したラ・バンドレット(La Bandelette)は架空地名?主人公がやったギャンブルはバカラ。
p130 六千フラン: 仏国消費者物価指数基準(1939/2019)で319.16倍、ユーロ換算で1(旧)フラン=0.49ユーロ、6000フランは現在価値355583円。
p132 アルマニャック ブランディを注文して、最後の100フランをカウンターの上においた。: 原文では「100フラン札」(hundred-franc note) 上記の換算で現在価値5926円。当時の100フラン札は182x112mm、多色刷り、表にミネルヴァの絵、裏は鍛冶屋と豊穣の女神?(1937〜1939発行)
p132 一週間分の部屋代(His hotel-bill for a week)は四千〜六千フラン: 上記の換算で23万5千円〜35万6千円。原文の感じでは飲食費なども込みか?値段は結構高い感じです。賭博街だからでしょうか。

⑹ Error at Daybreak (The Strand 1938-7, Carter Dickson名義, 挿絵H. A. Seabright) : 評価5点
マーチ大佐第3話。「ライオンの手」(The Lion’s Paw)の地形はどこかに実在しそう。全体的にゆるい感じの話。大佐は「よく使う手」(p183)と言うのですが、現実にそーゆー事件が沢山あったとは信じがたいです…

⑺ The Other Hangman (『探偵小説の世紀』1935) : 評価7点
切れ味の良い作品。もっと犯人がシャーシャーとしてても成立しそう。
舞台は1892,3年のペンシルヴァニア。電気椅子による米国最初の処刑はニューヨーク州1890年。
p193 ホテル代は週ぎめで2ドル: 米国消費者物価指数基準(1893/2019)で28.46倍、現在価値6131円。
p204 ジョン リーの故事: 絞首刑執行時(1885-2-23)、三度吊るされても死ななかったJohn "Babbacombe" Lee(c1864–1945)のこと。(原因は絞首台の不良らしい)
p219 日当50ドル: 上記の換算で現在価値153283円。

⑻ New Murders for Old (The Illustrated London News 1939 Christmas number, 挿絵画家不明) : 評価5点
読者には正体があかされない相手に語り手が物語って行く、という構成が良い。(途中で台無しにするんですが。) 主人公がなに考えてるのか全然共感出来ない無理筋なプロット。
銃は「自動拳銃、ベルギー製 38口径ブローニング」が登場。候補は小型のFNブローニングM1910か大型のブローニングハイパワー(1935)。尻のポケットに入れて身につけていた、という描写があるのでFN1910(全長153mm, 重さ約700g)の方か。
p233 ヨコハマ: 税官吏が銃を没収しようとした…

⑼ Persons or Things Unknown (The Sketch 1938 Christmas number) : 評価5点
JDCが大好きな王政復古時代、事件発生は1660年11月26日、金曜日と明記。なんだかコレじゃない感がするイマイチな話。(過去話に現代感覚を接ぎ木したような感じが変。)
p267 五百ポンドの年金: チャールズ2世時代の20シリング金貨は9gなので、金基準(1960)で5310円。英国消費者物価指数基準(1960/2019)で22.84倍、500ポンドは現在価値6064万円。

⑽ Blind Man’s Hood (The Sketch 1937 Christmas number) : 評価5点
クリスマス ストーリー。1870年の昔話が語られる。雰囲気は良いのですが、ちょっとピント外れな感じがJDC風味。
p301 大道の影絵師が6ペンスで切る細工物: 英国消費者物価指数基準(1870/2019)で118.04倍、現在価値397円。

Colonel March of Scotland Yard(1954-1956)というボリス カーロフ主演の英テレビシリーズがあり、某Tubeでep17: Silver Curtain(殺しの位置関係がわかりやすい)とep18: Error at the Daybreak(舞台が「ライオンの手」じゃないのが残念)が見られます。英語が得意でないのでチラッと見ただけですが、片目が眼帯のマーチ大佐でちょっとコミカルな感じ。(探すと他の動画サイトでep25: New Invisible Man[Margali’s Mysteryシリーズの一作になってます]があり、無料で見ることができました。銃はやっぱりレヴォルヴァでした…)

No.6 5点 斎藤警部 2016/09/09 01:52
題名がものものしい割に小粒な物理トリック短篇集。足跡無いとか人が消えたとかチャンチャカチャンのオンパレードだが、意外と渋い歴史ミステリ系も混じってたりする。私はカー贔屓な方なので4点には落とせません。

No.5 7点 ボナンザ 2014/04/08 16:26
カーのアイディアが詰まった名短編集ですね。
2の妖魔の森の家や3のパリから来た紳士のような決定作こそないものの、どれもよくできており、楽しい。

No.4 7点 E-BANKER 2014/03/22 20:24
不可能犯罪を捜査するため、スコットランド・ヤード内に設置されたD三課。
D三課長を務めるマーチ大佐を主な探偵役に据えた作品集が本作。
以下の①~⑥はマーチ大佐登場作で、⑦以降はそれぞれ別の人物が(一応の)探偵役となる。

①「新透明人間」=ひとりの間男が見張っていた部屋で起こった銃殺事件。しかも犯人は手袋のみの「透明人間」なのか? 何ともトリッキーな作品に思えるのだが、トリックはかなり昔の奇術を使ったもの。個人的には、二階堂黎人が「人狼城の恐怖」で捨てトリックとして引用していたのを思い出した。
②「空中の足跡」=いわゆる「雪密室」がテーマなのだが、このトリックは「うーん」という感じになってしまう。小学生の頃、「推理クイズ」辺りで必ず出てきたヤツだ。
③「ホット・マネー」=銀行強盗が逃走中に盗んだ金を隠したと思われるある一軒家。しかし、どこを探しても金は見つからなかった・・・。ポーの名作「盗まれた手紙」を意識した作品だが、東洋人には今ひとつピンとこない隠し場所。
④「楽屋の死」=テーマとしてはアリバイトリックになるが、この手のプロットは古典作品で頻繁に登場するヤツだ。でも、これって絶対リアリティないと思うけどなぁ・・・
⑤「銀色のカーテン」=これは典型的な物理トリック、っていう感じ。ここまでうまくいくか、という疑問は置いといても、こういう舞台設定を無理なく設定できる作者の着想にはやはり尊敬させられる。“銀色のカーテン”という表現も詩的でニヤリとさせられる。
⑥「暁の出来事」=これもプロット自体はなんてことないものなのだが、見せ方がうまいせいでオチが綺麗に決まっている。ひとりの登場人物の予想外の行動がカギになっている点も旨い。
⑦「もう一人の絞刑吏」=これは⑥までの作品とは色合いの違う一編。法律をうまく逆用したオチが決まっているが、やや分かりにくいのがマイナス。
⑧「二つの死」=仕事に疲れ、長期休養を言い渡された大富豪。世界一周旅行から帰ってみると、自分が死んだという報道に触れて・・・。プロットにそれほど捻りはないのだが・・・
⑨「目に見えぬ凶器」=実に魅力的なタイトル。密室状況の殺害現場から凶器が消えたというのが本作の謎。②と同レベルなら、「氷」が凶器という解答になるのだが、さすがにこれは捨てトリックだった。でもコレって本当に凶器になるのか?
⑩「めくら頭巾」=これはオカルト色が強い一編(特にラスト)。途中長々と読まされるが、結局真相は○○だったということ。

以上10編。
この時代にこんな短篇って、恐らくカーしか書かないだろうなぁ・・・といういかにもカーらしい作品集となっている。
長編にするにはちょっと食い足りない(中には長編に焼き直したものもあるのかもしれないけど)、というレベルのトリック&プロットが並んでいる印象。
でも、決して嫌いではない。特にマーチ大佐はもろにフェル博士やH/M卿とキャラが被っていて、カー好きにとっては堪えられない。
こういうトリックを次々と捻り出してくれた作者にはやはり感謝せねばならないだろう。
(個人的には⑤⑥⑨辺りが好み。①や②にも思わずニヤリ・・・)

No.3 6点 kanamori 2010/07/01 22:30
カー短編全集の第1弾。
本国では唯一ディクソン名義で発表された作品集のようです。
看板シリーズの両探偵ものは収録されていませんが、マーチ大佐ものが不可能興味を追求した作品が多く気に入りました。
大佐ものでは、「新透明人間」と「銀色のカーテン」の不可能トリックの巧妙さに感心しました。

No.2 7点 2009/07/11 19:53
不可能犯罪捜査課シリーズ中では、やはり『銀色のカーテン』が最も鮮やかに決まっていると思います。『空中の足跡』のトリックは、長編『テニス・コートの謎』の中でも途中で可能性が議論される方法ですが、ミステリらしいまさに逆転の発想です。『新透明人間』は奇術「スフィンクス」の有名トリックを利用して不思議さを演出していますが、いくら何でものミスは不要でしょう。
それより、シリーズの後に収録されている作品群がおもしろいのです。『二つの死』も不気味な雰囲気充分でしたし、何と言っても適法殺人という着想の『もう一人の絞刑吏』、さらにほとんどホラーの『めくら頭巾』の2編が傑作だと思います。

No.1 6点 Tetchy 2008/12/10 14:35
収録作10編中、6編がタイトルともなっているスコットランド・ヤードの不可能犯罪捜査課マーチ大佐を主人公にした連作短編集。
このマーチ大佐は基本的に本作でのみ探偵役を務め、他の作品では『剣の八』でもお目見えするが、その作品では他に出てくる探偵達の中に埋没してしまっている。

基本的に、カー特有のガジェット溢れたストーリーテリングと後期カーに見られる歴史を扱ったミステリ短編で構成されているが、ネタ的には小粒。穿った見方をすれば、ネタの小粒さをおどろおどろしい語り口や視点を描ける事で、ごてごてしく飾り立てて、隠そうとしているようにもとれる。

「空中の足跡」は推理クイズでよく取り上げられる足跡トリックだし、「ホット・マネー」の真相には「えっ、それだけ?」と呆気に取られる。
個人的には「銀色のカーテン」、「もう一人の絞殺吏」と「目に見えぬ凶器」が印象に残った。


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