[ 短編集(分類不能) ] 満願 |
|||
---|---|---|---|
米澤穂信 | 出版月: 2014年03月 | 平均: 6.70点 | 書評数: 27件 |
![]() 新潮社 2014年03月 |
![]() 新潮社 2017年07月 |
No.27 | 7点 | 猫サーカス | 2022/01/06 19:24 |
---|---|---|---|
六編収録されているが、一番スリリングなのは「関守」。フリーライターの「俺」が都市伝説を取材することになり、車の転落事故が多発する「死を呼ぶ峠」に赴き、ドライブインを経営するおばあちゃんに話を聞く。のんびりした話から、だんだんと鬼気迫るものになり、驚きの真実に触れることになる。迫力という点では「万灯」もいい。在外ビジネスマンの冷徹な犯罪遂行を意外な落とし穴を捉えているのだが、ジレンマに陥り不幸な選択を迫られる結末が何とも皮肉。そのほか中学生姉妹が両親の離婚に際して親権争いで予想外の行動をとる「柘榴」、警官の殉職の裏に隠された周到な計画をあぶりだす「夜警」、元彼女が働く温泉宿での事件阻止をめぐる思いがけない顛末「死人宿」、そして殺人を犯して刑期を終えた女との再会と事件検証「満願」など、どれも巧妙に作り上げられていて着地も見事。奇妙な事件の意外な成り行きを、驚きと共に語る語り口は抜群であり、プロットの切れ味も良い。静かな心理ドラマを潜ませてたっぷり読ませる優れた短編集といえる。 |
No.26 | 7点 | じきる | 2021/09/11 11:24 |
---|---|---|---|
どれもじわりと苦い後味を残す、バラエティー豊かな短編集。
ミステリとしては作者の狙いがわかりやすいものもありますが、読み応え抜群で面白かったです。 |
No.25 | 8点 | ʖˋ ၊၂ ਡ | 2021/06/29 17:31 |
---|---|---|---|
人の願望が、謎を呼ぶ。人間の醜さ、愚かさが怖いほど迫ってくる。作者らしいほろ苦さも味わえる。 |
No.24 | 6点 | 蟷螂の斧 | 2021/05/26 17:26 |
---|---|---|---|
①夜警 7点 殉職し勇敢な警官といわれたが・・・彼の心のうちは?反転が心地よい
②死人宿 7点 自殺の名所と言われる温泉の脱衣所に遺書が・・・その持ち主は?アンチミステリー的 ③柘榴 4点 よくある題材だが本作は気色が悪かった。何故だろうと考えたところ、父親が受け入れ難い人物。そんな父親に〇が?といったところ ④万灯 6点 やや引っ張りすぎの感。アイデアはいいのだから、もっとインパクトのあるオチになったと思う。短編らしい切れの問題か? ⑤関守 8点 ライターは都市伝説にならないかと峠の4件の事故を追う・・・峠のお婆さんがいい味 ⑥満願 6点 うーん、期待しただけに・・・といったところ。家宝に対する気持ちなど理解できないからなあ |
No.23 | 8点 | ミステリーオタク | 2020/07/14 18:04 |
---|---|---|---|
史上初のミステリーランキング三冠に輝いた故野村克也氏のような中短編集。
『夜警』 美談の真相がジワジワと・・・ 『死人宿』 変わった趣向の「犯人探し」。途中でチョッとホームズの「三人の学生」を思い出したが、だんだんグダグダ感が鼻についてくる。そして終盤、「何それ...」と思ったが、しかし・・・ 『柘榴』 うーん、そう行ったか・・・ 何か今邑彩の短編集にでも出てきそうな話だ。いや、湊かなえかな。 『万灯』 本書の中で唯一100ページ超の中編だが、とても面白い読み物になっている。ただ最後は・・・助かる目はあると思うが。(出だしが「私は今、裁かれている」だからネタバレじゃないよ) 『関守』 これも中編に近いヴォリュームの作品でチョッとダラついてる感も否めなかったが、やはり面白かった。 本書の中で唯一「ある程度」ヨメた。 『満願』 イマイチすっきりしないが、これもよくできているし趣深い。 凡作なし。 実力派作家の真価が遺憾なく発揮されている好作品集。 |
No.22 | 8点 | ぷちレコード | 2020/03/27 19:37 |
---|---|---|---|
人間誰しもが持っている弱く痛い部分を突かれるような、じわじわと締め付けられるような怖さが少しずつ迫ってくる。
後味は不穏であり不気味で背筋がゾクゾクして、でもそれが何とも魅惑的でどんどん深みにはまって抜け出せない。 極上のストリーテラーによる至福の短編集。 |
No.21 | 6点 | ボンボン | 2020/02/03 21:01 |
---|---|---|---|
もちろん寄せ集めではなく、そして連作でもない、本当の短編集というのもなかなかいいものだ。どの話もそれぞれの雰囲気に入り込んで味わうことができた。
ただ、昭和な感じや文学の風味がありそうでいて、それほど深みは無い、丁寧に描かれているようで、現実味に欠ける、というような違和感があって、どうも半端な感じがしてしまう。 そのへんをあまり気にしなければ、ミステリとしては面白い。「夜警」「万灯」「満願」が印象深い。「関守」の怖さも悪くない。 |
No.20 | 6点 | makomako | 2019/05/22 21:07 |
---|---|---|---|
発表された年に数々の大賞を獲得した注目すべき作品ですが、私は読むのをしばらく控えていました。
というのも米澤氏は初期の作品では本当に魅了され感動していたのです。ところがインシテミルあたりから私の好みから離れていったようで、その後の作品ではどうも読んだ感じがよろしくなかったのです。 今回この作品を読んで、さすがの物語構成力と文章を感じたのですが、やはり私の好みから言うとちょっと離れているなあと感じました。 良い作品と思いますが、好みから言うとこのぐらいです。 好みによってはきっと高評価となる方もおられると思います。 |
No.19 | 5点 | ボナンザ | 2018/05/20 18:53 |
---|---|---|---|
米澤流ブラックホワイダニット短編集。
肝心の表題作は今一つか。 |
No.18 | 7点 | 斎藤警部 | 2017/12/29 12:09 |
---|---|---|---|
夜警
某神父の或る原理を精魂こめて変型増幅し、警察心理小説の肉付けも立派な一篇。 困り者の部下を抱えた警官が、暴力亭主の現場に来てみれば。。。 これは良作。 8点強。 死人宿 失踪人とその経緯捜しに絡めたフーダニットならぬフードゥーイット、これから自殺するのは誰だという変形犯人捜しの末、妄想考え落ちの余韻を残して終わるのはニクい。 6点 柘榴 今一歩の腹落ちが欲しかった。。折角のドロドロ家族ドラマが。。惜しい反転!全体のバランスもちょっとグラグラで、結末のインパクトを直に左右するリアリティってやつが微妙に不足。でも面白い。 5点強 ・・・ いや、え⁉︎ まさかこのエンディング、実は⚫️が一枚上手って言う考え落ち!? だとしたら... 仮に作者がそこまで考えてなかったとしても妄想炸裂で一気に 8点 へジャンプアップ!! 万灯 “新技術の話はいつでも胸躍る”いい言葉だ。 厚みが魅力の南アジア経済サスペンスの末に、まさかのクイーンばりロジック攻め尽くしで振り出しに戻る(?)趣向。結末呆気なさのアンバランスは確かに在るが、、、目をつぶろう。読後しばらーーーーーく冷却の時間を強いられました。 8点 関守 峠の古びた茶屋を舞台に、ミステリ濃度は薄いがなかなかの犯罪ホラァ小噺。骨格より肉付けで押し切り。相撲で言えば琴奨菊の様な体型の一篇。 「先輩」の物語的役割がちょっとオチてない気がするが、、 5点 満願 “予感せよ”との強く甘い圧力は絶壁級。むかし下宿で世話になった奥さんは殺人犯となり、弁護士になった「私」と再会する。結末を予想しつつ、なんだそっちだけか、で淋しく終わるって仮説を併走させてもみたが、、、、、 参った、これですよ、これぞ連城スピリットの継承。色恋だけじゃない、っていう色恋の陰画の強さだね。 或る小道具の使いっぷりとそこに至らす伏線にも唸る。 9点弱 |
No.17 | 7点 | E-BANKER | 2017/10/18 22:40 |
---|---|---|---|
『磨かれた文体』『完璧な技巧』『至高のエンターテイメント』・・・帯には豪華絢爛な惹句が書かれている。
それもその筈、何しろ史上初のミステリー三冠受賞作なのだから・・・(因みに「このミス」「週間文春ミステリーベスト」「ミステリが読みたい」の全てで第一位) 2014年の発表。 ①「夜警」=横山秀夫の警察小説を思わせる第一編。主人公を通して語られる問題の男“川藤”。殉職した「川藤」の行動を追ううちに判明するある事実。そして反転・・・。心の弱さというのはやはり行動に出るということなのかな。それだけ交番勤務というのは窮屈なものなのかも。 ②「死人宿」=トラベルミステリー風な序盤から、徐々に妙な方向にねじ曲がっていく第二編。自殺志願者は誰なのかというテーマなのだが、思わぬラストが待ち受ける。“旨さ”を感じられる作品。 ③「柘榴」=これは・・・背筋がヒンヤリとさせられる第三編。大人よりも大人な美少女。だいたいこんな男に限って女にモテルんだよね・・・。東野圭吾「白夜行」の主人公・西本雪穂を思い出してしまった。作中では最も印象的な一編。 ④「万灯」=これは・・・皮肉の効いたラストが見事に決まっている。バングラディシュでのやり取りも惹かれたが、そうか・・・まさに「因果応報」ってことだな。殺人の動機っていう意味ではかなり納得がいった。 ⑤「関守」=ラストはこうじゃないかな・・・って思っていたとおりだった。なので、できればもうひと捻りあればということなんだけど、これはこれで十分ゾォーっとする。 ⑥「満願」=これを連城風というなら、まぁそうかなと思わせる最終編。静かで緊張感のある序盤から中盤を経て、主人公の気付きから意外な真相が判明するラスト! まさに短編の見本とも言えるプロット。 以上6編。 作者の熟練した確かな力量を感じさせる作品集・・・ということで良い。 「儚い羊たちの祝宴」は背筋がザワザワするような感覚を残す、仕掛けの強い連作短篇集だったが、それに比べると本作は「王道」のような作品集。ただし、解説の杉江氏も触れているとおり、最後に「ザラリ」という後味が残るというのがいかにも作者らしいということなのだろう。 世評からするとハードルを上げたほうがよいのかもしれないけれど、個人的には十分に満足できる水準だった。 このレベルの作品を連発できるようなら、作者は稀代のミステリー作家ということになる。 まっ、「三冠」というのは偶然なのかもしれないけど・・・ |
No.16 | 6点 | haruka | 2017/08/25 13:23 |
---|---|---|---|
「インシテミル」以来の米澤作品だったが、作風が大きく変わっていることに驚いた。「夜警」、「万灯」、「関守」は面白かった。それ以外はミステリーとして弱く、また小説としても微妙だった。 |
No.15 | 7点 | パメル | 2017/07/29 01:04 |
---|---|---|---|
切りつけてきた男を交番勤務の巡査が射殺した事件の真相に迫る「夜警」
いわくつきの温泉宿で拾った遺書の謎を解く「死人宿」など一作ごとに舞台や設定は異なるがいずれも奇妙で不可解な出来事とその真相を解くロジックが丁寧に書き込まれた六つの短編が収録されている 表題作「満願」は周到な伏線がしかれたうえで驚きの真相が最後に明かされる 「柘榴」・「万灯」は生身の人間が持つ心理をしっかり描きつつ思いも寄らない展開を用意している 個人的には「関守」が一番好みだが全体的に上質で読み応えのある作品が揃った一冊 |
No.14 | 8点 | sophia | 2017/05/16 20:31 |
---|---|---|---|
「夜警」は伏線がちょっと分かりやすかったかもしれません。
「万灯」は冒頭の現在を受けてのオチの裏切りが見事。森下が急にヘタレになりすぎるところに違和感は残りますが。 「関守」は世にも奇妙な物語みたいな話。この短編集で一番完成度が高いのではないでしょうか。「サエノカミ」というキーワードを隠して話を進め相手の様子を窺うお婆さんの語り口が見事。 表題作「満願」は動機にいまひとつ納得できませんでした。人を殺すほどのことなのか。 |
No.13 | 6点 | いいちこ | 2016/10/12 15:59 |
---|---|---|---|
あまりにも高すぎる世評が災いし、期待外れの印象を受けるが、それなりに楽しめる水準に達していることも確か。
ただ、いずれの作品も、一定水準には達しているものの、突出した作品は見られない。 ブラックで捻りが効いた、似通った性格の作品が並んでいることが、単調な印象を助長している |
No.12 | 6点 | 測量ボ-イ | 2016/05/17 18:54 |
---|---|---|---|
謎解きにはあまり主体を置いていませんが、楽しみ度はそれなり。
ちょっとイヤミスっぽいところもあるけど、気にならない程度です。 氏の短編集をはじめて読みましたが、他の方の指摘にあるように、 文章がまるで連城三紀彦氏のよう。でもこれって、連城氏のファン の方は否定的に見るんでしょうか? |
No.11 | 1点 | R・M | 2016/03/10 06:42 |
---|---|---|---|
なんちゃってエログロストーリー。どこを面白がればいいんだか |
No.10 | 8点 | 青い車 | 2016/02/20 15:11 |
---|---|---|---|
警察官の救いようのない腐敗を描いた『夜警』。他人の絶望を前にした人の無力さを痛感する『死人宿』。歪んだ親子間の愛情に恐怖を覚える『柘榴』。信念が引き起こした殺人が意外な形で暴かれる『万灯』。一見無関係な点と点がおぞましい真相で結びつく『関守』。そして、ひとりの女性が守ろうとした物をめぐるホワイダニット『満願』。
いずれも高水準の短篇集です。米澤穂信の端正で読みやすい筆致が冴えた最高の作例で、このミス一位も納得のクオリティ。やはりベストは『満願』かな。次にお気に入りなのは『柘榴』か『関守』。 |
No.9 | 6点 | 風桜青紫 | 2015/12/28 20:11 |
---|---|---|---|
『夜警』は「こんな人間おるかい!」ってな、ふざけた話なんだけど、印象的なエピソードと伏線がよくからんでおり、なかなか良くできた本格ミステリ短編です。この水準の話が続いてくれれば、風桜の米澤嫌いも治るかもしれないと思ったんだが、まあ、話にアクセントがないからか無理矢理毒を押し込んだような『死人宿』に萎えてしまい、世にも奇妙な物語のつまらない回みたいな『関守』でがっくりしてしまい、有栖川有栖の使い捨て短編みたいな『満願』を退屈しながら読み終えたときには「これがこのミス1位……?」と首をかしげてる自分がおるわけです。
別に風桜はそこまで連城が好きなわけでもないけど、これを「連城三紀彦の再来」と呼んでいいものか疑問。リアリズムをアピールしながら到底有り得ないような話を書くのは確かに連城三記彦的なんだが、連城の作品はもう少し説得力があると思うのよ。たとえば親子をあつかった作品でいうと、『能師の妻』や『花衣の客』なんかは、たとえ現実にはありえん話でも、結末にいたるまでの登場人物の心の動きがよく伝わってくるから、なんとなく納得してしまう。けど『柘榴』は明らかに男のせこい妄想で書いたような「女の怖さ」だから、人物に共感が出来なくて、あんなオチを出されても、なんというか、イラついてしまうのです。父への偏愛の根拠が「ごはん食べたあとキッスした」と「声がエロい」だけじゃね……。直木賞の選評で女性作家からの風当たりが強かったのも納得。あと、これは私見だけど、女の子は傷がついてるほうが(乱歩や彬光的な意味で)エロいので、強めにしばいたところで、月子の弱々しいかわいさが倍増するだけじゃないかと思う。このあたりの感情が計算できないようでは、夕子は読書好きといっても、電撃文庫ばかり読んでいたのではないだろうか。なんにしろリアリズムに向いてないであろう作風の米澤を「連城三紀彦の再来」とかいうのは納得がいかんわけです。あえていうなら、『万灯』は米澤の色がよく出てて好感が持てた。やれるところまでやりたいみたいな変な義務感で主人公がつっ走って、どんどんダメな方向に行ってしまうところ。結末はツッコミどころ満載でも、妙に殺伐とした世界観や、主人公の心の動きが妙につたわってきて楽しめた。米澤本人はこういうタイプの人間だからかは知らんが、説得力という点ではこの作品が強かったんじゃないかな。まあ、結末はツッコミどころ満載だが、エンタメ作品だしこれぐらいは許してもいいだろう。 なにやらけっこうな長文になってしまったが、まあ、えてして嫌いな作家というのはこのように言いたいことが増えてしまうわけです。米澤の短編集なら、『儚い羊たちの祝宴』のほうが非現実味を前面に出してるぶん、鼻につかないし、内容も充実していたかな。まあ、話運びは巧みだから読んでる分には退屈しない。『夜警』だけなら7点。総合で6点といったところ。 |
No.8 | 7点 | 白い風 | 2015/12/20 23:32 |
---|---|---|---|
少しダークさがある6編の短編集。
どれもラストが意外性があって楽しめました。 ただ、布石が分かる物とちょっとこれだけの状況でこの展開は読めないな~と思うものもあったけどね。 ミステリー的には「夜警」「関守」「万灯」の順でよかったかな。 少女の中のオンナを描いた「柘榴」はあんまり好きな内容じゃなかったけど、印象には一番残りましたね。 |
米澤穂信
- 2021年06月
- 黒牢城
- 平均:7.86 / 書評数:7
- 2020年01月
- 巴里マカロンの謎
- 平均:6.83 / 書評数:6
- 2019年09月
- Iの悲劇
- 平均:6.67 / 書評数:6
- 2018年12月
- 本と鍵の季節
- 平均:6.12 / 書評数:8
- 2016年11月
- いまさら翼といわれても
- 平均:6.00 / 書評数:9
- 2015年12月
- 真実の10メートル手前
- 平均:6.06 / 書評数:16
- 2015年07月
- 王とサーカス
- 平均:6.53 / 書評数:15
- 2014年03月
- 満願
- 平均:6.70 / 書評数:27
- 2013年01月
- リカーシブル
- 平均:5.40 / 書評数:5
- 2010年11月
- 折れた竜骨
- 平均:7.57 / 書評数:23
- 2010年06月
- ふたりの距離の概算
- 平均:5.80 / 書評数:10
- 2009年08月
- 追想五断章
- 平均:6.26 / 書評数:19
- 2009年02月
- 秋期限定栗きんとん事件
- 平均:6.35 / 書評数:17
- 2008年11月
- 儚い羊たちの祝宴
- 平均:6.59 / 書評数:34
- 2007年10月
- 遠まわりする雛
- 平均:5.86 / 書評数:14
- 2007年08月
- インシテミル
- 平均:6.17 / 書評数:47
- 2006年08月
- ボトルネック
- 平均:4.23 / 書評数:22
- 2006年04月
- 夏期限定トロピカルパフェ事件
- 平均:5.70 / 書評数:20
- 2005年07月
- 犬はどこだ
- 平均:6.25 / 書評数:16
- クドリャフカの順番
- 平均:6.50 / 書評数:20
- 2004年12月
- 春期限定いちごタルト事件
- 平均:5.25 / 書評数:20
- 2004年02月
- さよなら妖精
- 平均:6.44 / 書評数:18
- 2002年07月
- 愚者のエンドロール
- 平均:6.00 / 書評数:25
- 2001年10月
- 氷菓
- 平均:5.10 / 書評数:29