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[ 日常の謎 ]
ふたりの距離の概算
古典部シリーズ
米澤穂信 出版月: 2010年06月 平均: 5.80点 書評数: 10件

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角川書店(角川グループパブリッシング)
2010年06月

KADOKAWA
2012年07月

No.10 6点 じきる 2020/08/30 16:28
マラソン大会のくだりが必要かは疑問だが、巧みな伏線の仕込みを評価。

No.9 6点 HORNET 2019/09/29 20:27
 私はタイトルからてっきり、ホータローとえるの関係性に進展があるようなラブコメ要素が入ったものだと思ってたので、そうでなくてよかった。本当の意味での「距離」だとは思ってなかった・・・
 日常的な高校生活の中にあるささいな場面を取り上げて、論理的に謎を解くシリーズらしさは健在。ホータローと福部の相変わらずの仰々しい物言いに苦笑しながらも、今回はいつもにもましてコミカルなやりとりがたくさんあって吹き出してしまうところがいっぱいあった。
 マラソン大会を舞台にして、20kmのあいだに関係者(?)に声をかけていきながら謎を解くという設定には賛否両論のようだが、私は「面白いなー」と思った。
 メインの謎「大日向が入部をやめた理由」については、こんなに婉曲的にお互いを探り合う高校生なんかいるか?とは思うが、まぁ小説ということで割り切って楽しんでいる。

No.8 6点 邪魅 2017/03/03 01:55
最初に読んだときは、前作までとの差に驚きましたが、再読してみれば以外に考えられているなと反省
しかし、今までの長編とは違って論理的に解決出来ないだろうという点で見れば、本角度は少し落ちるかなといった感じでしょうか
次回の長編に期待ですね

No.7 8点 青い車 2016/03/02 22:46
『クドリャフカの順番』では高校文化祭での騒動を描いていましたが、今回は現在と過去のパートを交互に並べ、マラソン大会の道中で謎解きが行われます。感心するのは、青春ミステリーという推理が緩くなりがちなジャンルでありながら、ひとつひとつの推理が意外にも緻密であるところです。部員勧誘の謎や、カフェの店名当てなど、しっかり地に足の着いたロジカルさが楽しめます。特に伏線の張り方が巧みで、派手な事件こそ扱ってはいませんが、作者が本格ミステリーを描く実力も備えていることを示しています。新入生、大日向友子の心情を描いた瑞々しい青春小説としても上質な良作。

No.6 4点 ボナンザ 2014/04/08 15:54
いよいよミステリと呼ぶには苦しくなってきた気がする。
今後に期待。

No.5 4点 まさむね 2013/08/17 21:32
 うーん,正直私には合わなかったなぁ。
 そもそも,マラソンしながら推理していくという設定って,必要だったのかなぁ?それほど必然性を感じなかったなぁ…と。情報小出し方式は,別にマラソン大会中でなくても設定可能だろうし,特段緊迫感が増しているわけでもないし…。
 サッサと走り終えて,その後にゆっくりと考えればよかろうに…とか,マラソンのタイムも相当悪かったろうに…とか,つまらないことを考えちゃうのは,私のオジサン度が増しているせいなのかなぁ。

No.4 6点 mohicant 2012/10/15 22:30
 謎自体は地味であまりおもしろみはないが、ヒントが小出しに出て、そこから推理していくという過程はおもしろかった。

No.3 4点 makomako 2012/07/20 06:26
米澤氏の作品でも古典部シリーズは好きなものなのだが、これはいただけなかった。「インシテミル」のように生理的に受け付けない感じがするのではないのだが、はっきりいってあまり興味のない話でした。
 まずマラソン大会で走りながら推理するというところから気に入らない。わたしはずっと運動部に所属していたが、何を隠そうマラソンが大嫌い。走りながら考えることはいつも後どれだけ走ればオシマイだからがんばろうだけでしたので、こんな設定は考えられない。
 謎となっていることも小粒なことは古典部なのだから当然だが、大して興味がないし文章もさえない。
 暇つぶしに読むのもちょっと苦痛ぐらいでした。

No.2 8点 虫暮部 2010/10/23 08:16
 手がかりを限定して小出しにする設定が巧み。途中に出てくる小さな謎も面白い。そしてこの作者の作品は、きっちり大団円に着地しないで幾分かの後味の悪さが残るところが良い。
 あと、装画のキャラクターにあまり顔は描かないで欲しい。イメージが崩れる(または限定される)。

No.1 6点 kanamori 2010/07/11 01:06
学園ミステリ、古典部シリーズの第5弾。
校内マラソンを走りながらの謎解きという趣向。
探偵役ホータローが過去の事象を回想するパートは、それぞれ小ネタを配し連作ミステリの趣もありますが、同時にいろいろ伏線を張ったパートでもあります。主題は大したことない日常の謎ですが、推理部分は結構楽しめました。


米澤穂信
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