海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ 本格/新本格 ]
七回死んだ男
西澤保彦 出版月: 1995年10月 平均: 7.39点 書評数: 84件

書評を見る | 採点するジャンル投票


講談社
1995年10月

講談社
1998年10月

講談社
2017年09月

No.84 6点 みりん 2023/04/17 19:57
母親や他の年配のキャラより達観していて精神年齢が高い高校生主人公というのがなかなか新しく、ループモノにありがちな「主人公の無能な行動にイラつく」ということもなくストレスなく読めた。

No.83 6点 斎藤警部 2021/02/09 18:33
ご都合特殊設定ハピネス最高!品の無いドタバタ最悪(笑)!何が因果律だよ。。笑 日程だの抑止力だの伏兵だとか何だとか。とは言えしかしまあ、よくここまでバターン考えたものですね。殺人を防ぐための ”アレ” の範囲が泥縄式に際限なく拡がって行くのが何とも滑稽!本筋とは何だか違うような?本筋そのもののような?気になる謎や違和感もしっかり道連れにするからミステリ興味も充分キープ。本格ミステリにおける「真犯人像」のパロディという趣向が見えなくもない。重い社会問題である⚫️⚫️をこれ幸いと?ミステリ核心へ軽妙に引っ掛けるとは、何たる!!w ロジックの多重解決とは非なる、問題の多重解決というか回避、なかなか斬新。文庫あとがきの北上次郎氏もおっしゃる通り探偵役の在り方としても画期的なのかも。何気にショッキングな筈のメイントリックその2(?)もこの終始パープーなムードの中で一瞬しか響かなかったwもったいない!(でも後から結構じわじわ来ないこともない) 逆叙述トリックとも違う、半叙述トリック?? んだどもエンディングのイヤコメディぶりは後味最悪!!w  ことはさん、語り口の件、同感です。もうちょっと最低限のシリアスな緊張感というのが無いものかと。。 それと、これはネタバレ案件と思いますが、、、、Dマンさんご指摘の通り、、、 弁護士の扱い、惜しいよなァ。。。

No.82 7点 Gorgonzola 2020/05/05 12:33
ポップで読みやすい。容疑者が溢れていて、あらゆる手を尽くすドタバタ感が笑えた

No.81 8点 雪の日 2020/04/15 14:59
とても読みやすく、トリックも楽しめました。

No.80 3点 ことは 2019/11/17 01:26
世評では高評価だけど、自分はまったく楽しめなかった作品って、結構ありますが、このサイトでの点数と、自分の読後感で、一番乖離があるのがこの作品。
まず、何度も似たような話が続く展開が飽きるし、なにしろ、語り口が受け付けない。上滑りな口調で、事件がどうなってもどうでもよくなってしまった。(語り口に対するコメントがまるでないのが意外。これってわたしだけ?)
そのせいか、全体の趣向も「あ、そうなの」といった感じでまったくひびかない。
やはり作風の相性ってあるんだなぁと思う。

No.79 5点 ボナンザ 2019/05/13 20:44
勘のいい人ならとある会話のシーンでハハンとなると思う。

No.78 6点 邪魅 2017/02/23 12:17
文章も読みやすいですし物語にも引き込まれました
充分と楽しめる出来ではありました
しかし、作中に仕掛けられたトリックに少し期待し過ぎたきらいがあり、それが明かされてもあまり驚けなかったのが残念です

No.77 9点 sophia 2016/05/31 19:38
よく考えてありますね。
ちゃんちゃんこの伏線に感心しました。
SFミステリーという括りの作品では一番面白かったです。

No.76 9点 パンやん 2016/04/04 09:18
一気読み!メチャクチャ面白い。SFミステリーとあるが、さにあらず、これは本格ではないか。SF音痴の小生でもサクサク読めて、全くだれず、しかも無駄の無い構成がお見事。スラプスティック調の西澤ワールド、誰か映像化しないの?

No.75 8点 パメル 2016/01/21 21:29
同じ時間を繰り返す異常体質の持ち主が
巻き込まれた殺人事件をめぐるSFミステリ
この体質が発現するルールの範囲内で論理的に解明していく
殺人事件が起きているのにも関わらず明るい世界観
コミカルで楽しい作品

No.74 9点 ロマン 2015/10/20 14:54
SFミステリーという枠組みを、確立させた作家さんの一人だろう。しかし西澤氏の作品は、単にSF背景の中で殺人事件が起きましたと言うものではない。そのSF要素そのものが無くては、トリックが成り立たたないのだ。主人公は月に何日かタイムスリップに会い、同じ日を何度か繰り返す特異体質なのだ。その最中に殺人事件が起きてしまう。普通は起きてしまった殺人事件の真相を、解き明かすのみである。しかし起きた殺人事件をやり直して、どうすれば殺人が起きないのか右往左往する処が読み応えが有るのだ。最期に謎を、隠している処も楽しめた。

No.73 6点 2015/01/12 09:36
トリックは、途中で何となく気づいていましたが、発想が良いですね。
期待して読んだ分、点数が辛くなりました。

No.72 6点 メルカトル 2013/11/27 22:24
再読です。
まあ面白かった。しかしそれはあくまで、「遊び」或いは「実験」としての面白さであって、真摯に本格ミステリを標榜する読者には受け入れられ難いのではないかと思う。
ところが、本サイトでは非常に得点が高いので、これは私にはちょっとした驚きすら感じてしまう。どうやら本サイトだけではなく、他のサイトなどでもかなりの高評価なので、公平に見てそれだけの評価に値する作品なのであろう。ただ単に私がへそ曲がりなのか、それとも私に審美眼がないだけなのか、おそらくそのどちらかだと思う。
このSF的な設定は、それ程目新しいものではないので、それ自体は驚かないが、そこに「殺人」を絡ませたという点は目の付け所が良かったのではないだろうか。
蛇足というか、どうでもいいことだが、なぜこの作者は句点ばかりを用いて、読点をほとんど使わなかったのかが不思議だった「。」ばかりが目立って読みづらいだけだと思うのだが。
まあとにかく本作は西澤氏らしい、奇妙な味わいの作品であることは間違いないし、(私にとっては)意外にも本格ミステリファンにも十分受け入れられる変則的なミステリといえるようだ。

No.71 9点 smk 2013/11/11 01:06
SF設定の本格ミステリ。
伏線はフェアーに張られており、叙述としても好きな部類。
コミカルでリーダビリティも高く一気読みしてしまいました。

No.70 9点 ニセミチ 2013/08/06 07:42
ネタバレ注意!

堅苦しくなく読み易かった。
設定が面白かったし、登場人物それぞれが活きています。
空白の一日がとても爽快でした。
強いて言えば登場人物の名前が頭に入り辛いくらいです。

No.69 7点 ミステリ初心者 2012/05/28 14:57
 すっごい読みやすいです。読むのが遅い自分でも一瞬で読めました。
 ギャグも結構入ってますが、謎のほうもなおざりになってません。

 本格ではない気がします。SFだからという意味でなくて

No.68 8点 いいちこ 2011/12/27 19:25
ユニークなプロットが強烈で、ユーモラスな語り口はリーダビリティも高い。
一気に読ませる魅力を持っている。
トリックは意外性に欠けロジカルには到達できない難点はあるものの、シンプルで説得力がある。
一読の価値がある傑作

No.67 4点 蟷螂の斧 2011/09/08 15:33
評価が高いので読んでみましたが、ピンときませんでした。カバーの「意外な結末」に期待したのですが・・・。SFっぽいものは、やはり相性が悪いみたいです。犯人探しが主題でないのであれば、あえて殺人事件にしなくてもいいと思ってしまいました。

No.66 4点 misty2 2011/08/06 09:40
タイトルから結果推測が容易。
文の段落付けに個性が有り、終始慣れなかった。

No.65 6点 ムラ 2011/06/17 23:58
設定も面白かったしなにより主人公の軽い感じのキャラも良かった。文章のユニークさも見ていて面白いし、長さも気にならないので楽しんで読める。最後のとってつけたようだがドンデン返しをしてやろうという作者の粋な心も高感度。ドタバタはグダグダにさせないのが難しいけど上手く嵌ると面白いねほんと。
ただこれをパズルというのはどうかと思う。
個人的にはこの設定と主人公なら推理じゃなくてもいいから他の話も見てみたい


キーワードから探す
西澤保彦
2024年09月
ファイナル・ウィッシュ ミューステリオンの館
2024年08月
彼女は逃げ切れなかった
2023年03月
走馬灯交差点
平均:1.50 / 書評数:2
2022年03月
パラレル・フィクショナル
平均:5.00 / 書評数:2
2020年12月
偶然にして最悪の邂逅
平均:6.00 / 書評数:1
2020年08月
夢魔の牢獄
平均:6.00 / 書評数:1
2019年12月
逢魔が刻 腕貫探偵リブート
平均:5.00 / 書評数:1
2018年09月
幽霊たち
2016年11月
悪魔を憐れむ
平均:7.00 / 書評数:3
2015年06月
回想のぬいぐるみ警部
平均:5.00 / 書評数:1
2015年03月
さよならは明日の約束
2014年05月
下戸は勘定に入れません
2014年03月
探偵が腕貫を外すとき
2013年06月
ぬいぐるみ警部の帰還
平均:5.00 / 書評数:1
2012年10月
モラトリアム・シアター produced by 腕貫探偵
平均:6.00 / 書評数:1
2012年02月
幻想即興曲
平均:5.00 / 書評数:1
2011年10月
彼女はもういない
平均:5.00 / 書評数:1
2011年08月
赤い糸の呻き
平均:6.00 / 書評数:2
2011年05月
必然という名の偶然
平均:5.67 / 書評数:3
2010年10月
幻視時代
平均:6.00 / 書評数:3
2010年08月
からくりがたり
2010年03月
こぼれおちる刻の汀
平均:5.00 / 書評数:1
2009年09月
身代わり
平均:4.50 / 書評数:6
2009年07月
動機、そして沈黙
平均:6.00 / 書評数:1
2008年10月
スナッチ
2008年08月
夢は枯れ野をかけめぐる
平均:5.50 / 書評数:2
2008年04月
腕貫探偵、残業中
平均:6.00 / 書評数:2
2007年07月
収穫祭
平均:6.00 / 書評数:3
2006年11月
ソフトタッチ・オペレーション
平均:5.00 / 書評数:3
2006年10月
春の魔法のおすそわけ
2006年03月
キス
平均:5.00 / 書評数:1
2005年10月
フェティッシュ
平均:4.00 / 書評数:1
2005年07月
腕貫探偵
平均:5.40 / 書評数:5
2004年12月
生贄を抱く夜
平均:4.00 / 書評数:1
2004年08月
方舟は冬の国へ
平均:6.00 / 書評数:3
2004年06月
パズラー 謎と論理のエンタテインメント
平均:7.50 / 書評数:2
2004年04月
いつか、ふたりは二匹
平均:6.67 / 書評数:6
2003年11月
黒の貴婦人
平均:5.44 / 書評数:9
2003年06月
笑う怪獣 ミステリ劇場
平均:5.00 / 書評数:4
2003年05月
神のロジック 人間のマジック
平均:6.36 / 書評数:14
2003年03月
リドル・ロマンス 浪漫迷宮
平均:6.00 / 書評数:1
リドル・ロマンス 迷宮浪漫
平均:6.33 / 書評数:3
2002年12月
ファンタズム
平均:4.22 / 書評数:9
2002年08月
人形幻戯
平均:5.00 / 書評数:3
2002年03月
聯愁殺
平均:6.67 / 書評数:21
2001年12月
両性具有迷宮
平均:5.50 / 書評数:2
2001年10月
異邦人
平均:7.25 / 書評数:4
2001年09月
夏の夜会
平均:5.50 / 書評数:8
2001年03月
謎亭論処
平均:6.08 / 書評数:13
2000年12月
転・送・密・室
平均:5.80 / 書評数:5
2000年10月
なつこ、孤島に囚われ。
平均:3.41 / 書評数:17
2000年06月
依存
平均:6.91 / 書評数:22
1999年09月
夢幻巡礼
平均:6.00 / 書評数:5
1999年03月
黄金色の祈り
平均:6.33 / 書評数:12
1999年01月
念力密室!
平均:6.50 / 書評数:8
1998年10月
ナイフが町に降ってくる
平均:3.80 / 書評数:15
1998年09月
実況中死
平均:6.57 / 書評数:7
1998年06月
猟死の果て
平均:5.38 / 書評数:8
1998年04月
ストレート・チェイサー
平均:6.00 / 書評数:11
1998年03月
スコッチ・ゲーム
平均:6.38 / 書評数:16
1998年01月
幻惑密室
平均:5.87 / 書評数:15
1997年08月
仔羊たちの聖夜
平均:6.55 / 書評数:20
1997年07月
複製症候群
平均:5.18 / 書評数:11
1997年04月
瞬間移動死体
平均:5.93 / 書評数:14
1997年01月
死者は黄泉が得る
平均:6.73 / 書評数:15
1996年11月
麦酒の家の冒険
平均:5.70 / 書評数:33
1996年08月
彼女が死んだ夜
平均:6.95 / 書評数:21
1996年07月
人格転移の殺人
平均:7.25 / 書評数:36
1996年03月
殺意の集う夜
平均:6.35 / 書評数:31
1995年10月
七回死んだ男
平均:7.39 / 書評数:84
1995年06月
完全無欠の名探偵
平均:6.50 / 書評数:16
1995年01月
解体諸因
平均:5.88 / 書評数:24