皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] パラレル・フィクショナル |
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西澤保彦 | 出版月: 2022年03月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 2件 |
祥伝社 2022年03月 |
No.2 | 4点 | 虫暮部 | 2022/07/26 16:52 |
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ネタバレ気味だが――結末のように予知能力を主人公以外にも解禁してしまうと、じゃあ他にも能力者がいるのでは、という話になる。すると、その人も予知夢への対応(実現もしくは改変する為)として行動をしたのかもしれない。
読み終えて振り返ると、作者の意図とは全然違った風景、予知夢能力者達による、先読みと潰し合い合戦のようなものが見えたりして。 そしてまた、夢に夢を重ねてしまうと、最終ページは本当に現実の出来事なのか、確言出来なくなってしまう。夢オチは怖いんだよ。 “プロバビリティの犯罪” なるタームは、ミステリ用語として別の概念が確立されているので、他の言い方を考えるべき。 |
No.1 | 6点 | sophia | 2022/05/19 17:20 |
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第二部までは面白かったのですが第三部で失速。××の予知夢の見方が都合よすぎて醒めてしまいましたし、ひねりすぎたせいでタイムパラドックスが生じてしまっています。「七回死んだ男」は完成度が高かったなあと再認識する結果となりました。もうひとつ付け加えるとするならば、作中で描かれる男女の歪んだ関係性がどうにも気持(以下自粛) |