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[ 本格/新本格 ]
宵待草夜情
連城三紀彦 出版月: 1983年08月 平均: 8.00点 書評数: 19件

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新潮社
1983年08月

新潮社
1987年02月

角川春樹事務所
1998年07月

角川春樹事務所
2015年05月

No.19 7点 take5 2023/10/16 13:03
1983年版の、
作者自身の後書きがとてもいいです。
作品5つの中で、
個人的には四番目『花虐の賦』が一番。
かぎゃくのふ、で合ってますか?
賦って税金とかだとしたら暗喩が
効いていますね。
勘違いだとしたら恥ずかしいですが。

No.18 10点 タピオカ 2023/08/24 10:15
個人的には「戻り川心中」より好き。特に「未完の盛装」はお気に入り。これほど情緒に溢れて、手の込んだミステリの短編小説を読んだことがなかった。この本を知ったきっかけになったこのサイトには感謝しかない。

No.17 7点 みりん 2023/06/04 15:29
能師の妻 5点
野辺の露 7点
宵待草夜情 6点
花虐の賦 9点
未完の盛装 9点

連城短編の中では凡かなあと前半3作品までは思っていた。がしかしラスト二つの『花逆の賦』と『未完の盛装』は傑出している。女性の「愛憎」「悲哀」「情念」がすべて魅力的な謎となって、その真相が明かされたときには作者の筆致も相まって心を揺さぶる。そんな素晴らしい短編集です。

ところで短編集は読み終わった時、既に最初の話のオチを忘れるのってあるあるですかね。忘れやすい分再読の時に楽しめるから良いんですけど

No.16 7点 ボナンザ 2021/12/21 22:06
男女の濃密な心情描写を巧みにミステリに仕上げるのは流石の一言。

No.15 10点 じきる 2021/06/01 23:31
『戻り川心中』と双璧を成す、恐るべき短編集。溢れんばかりの濃密な情緒が持ち味です。
狂おしい愛憎が渦巻くお話ばかりですが、連城の手にかかればそれらが美しくも巧妙なミステリへと昇華されます。「花虐の賦」と「未完の盛装」が特に素晴らしいですが、その他の短編も逸品揃い。
隠れた名作的評価をされることが多いが、個人的には堂々たる最高傑作として推したいです。

No.14 7点 クリスティ再読 2020/09/30 12:17
連城全盛期でも後の方になるからか、たとえば「戻り川心中」と比較すると、ミステリと小説のバランスがやや崩れつつあるか?という印象を受ける。小説側の方に力点が傾きすぎに感じるんだね。まあそれでも立派なものではあると思う。
個人的には戦後を扱った「未完の盛装」が、浪漫情緒に流れ過ぎず松本清張風のテイストが出て、面白いと思う。だからこれがミステリとロマンのバランスが一番とれた作品になるようだ。まあ浪漫情緒が読みどころの「宵待草夜情」みたいに情緒に溺れるのもいいんだけどね...実に夢二テイストで「待てど暮らせど来ぬ人を...」のメロディが読んでて脳内に流れまくりでありました。「この花は血を吐いて死ぬわ...」がミステリの仕掛以上に効いた仕掛けで、そういうあたりこの人がミステリから離れる遠心力になってしまっているようにも感じるんだ。
まあそういうわけで、ミステリ的な仕掛けとややサドマゾ的な男女関係を組み合わせた作品は、評者はやや苦手感が強い。あざとく感じがちなのは、年を喰ったせいかなあ。

No.13 8点 2020/06/16 23:43
 『夜よ鼠たちのために』に続く、著者の第六短編集。「幻影城」誌上予告では「桜の舞」として発表される筈だった花葬シリーズ「能師の妻」ほか五篇を収録。叙情的なタイトルに似つかぬ問題作・衝撃作揃いの作品集で、表題作のみいわばお馴染みのネタを扱ってはいるが、これとて凡手ではない。どの作品も全般にややくすんだ色合いだが、美しくも峻烈なエピソードを絡めたドラマ作りは、あるいは『戻り川心中』を凌ぐかもしれない。特に芸道ものの二篇、「能師の妻」と「花虐の賦」は飛び抜けている。インモラル極まる前者は好みが分かれるだろうが、後者に至っては長編並みの贅沢な作りである。本書のイチオシはこれ。
 大正時代につかのま大輪の花を咲かせたのち歴史の闇に消えた新劇作家と、かれに師事した一女優。最大の成功を収め前途洋々たる船出の最中、突如として作家は剃刀で己の躰を傷つけたのち、橋上から身を投げ骸となって浮かぶ。かれの四十九日の法要を無事済ませたその晩、女優もまた同じ橋上で手首を切り後追い自殺を遂げるが――
 シンプルにして鮮やかな反転トリックも凄いが、やはり残酷にして美しい男女関係が買い要素。その苛烈さは編中の白眉である。
 「花虐の賦」と並び立つのはトリの「未完の盛装」。終戦直後の昭和二十二年、カスリーン台風襲来の夜に犯されたある罪とその時効の成立を、二重底三重底の反転要素で包んだ傑作。ただ脅迫状の日付に仕掛けられた手掛かりは、やや強引か。これがあるので前者には少々劣る。
 「能師の妻」は泡坂妻夫「黒き舞楽」同様、「究極の愛」を描いた作品。両編共奇しくも幼少期の運命的な邂逅が、その後の全てを決定付けている。消失トリックの真相は途中からほぼ推察できるが、それにしても・・・ 後に残ってしまうので、刃物で一思いにという訳にはいかないのね。
 以上三作がベストスリー。「野辺の露」の容赦ない胸糞悪さも、かなり良い。捨て篇の無い良短編集だが、凄惨なまでの縺れ具合が好みからやや外れるのでギリ8点。

No.12 6点 レッドキング 2020/05/08 17:20
・「能師の妻」 加被虐性愛とバラバラ殺人の斬新なホワイダニット。ハウ・フーの謎もほしかった。5点 
・「野辺の露」 哀しくも慎ましい慕情譚から陰惨で恐ろしい復讐譚への反転。4点 
・「宵待草夜情」 カフェ女給・病身画家・「宵待草」・・大正浪漫溢れる叙情画から犯罪暗黒画への反転か・・と思わせて、別の哀しい情景画への騙し絵的変換。7点
・「花虐の賦」 支配被支配の倒錯愛絵巻が真逆の物語絵巻へ反転・・と見せかけてさらに別の陰画へ再反転。7点
・「未完の盛装」 殺人の時効サスペンス劇がトリッキーな逆転劇へと収束・・と思わせて、全舞台の女の情念劇へのどんでん返し。8点
で、平均して、(5+4+7+7+8)÷5=6.2点

No.11 8点 雪の日 2020/04/14 13:47
能師の妻  8点
野辺の露  6点
宵待草夜情 7点
花虐の賊  10点
未完の盛装 9点
平均8点

No.10 7点 メルカトル 2020/03/21 22:27
大正九年の東京。祭りの夜に、カフェ「入船亭」の女給・照代が殺された。着物を血に染めて店を出てきたのは、同じ店で働く鈴子。鈴子の恋人・古宮は、彼女が殺したのかと考えるが。はかない男女の哀歓を描き、驚きの結末を迎える表題作ほか五篇。人の心の底知れぬ謎、深く秘められた情念から、予想をはるかに超える真実が立ち上がる。不朽の傑作ミステリー、待望の新装版。
『BOOK』データベースより。

これは名作でしょう。特に情景描写が半端なく素晴らしいですね。この人にしか書けないと思います。
いずれの短編も愛憎のもつれというか、痴情のもつれが底辺に流れています。それが普通ではなく捩じれた形で表現され、事件の意外すぎる真相や殺人の動機に関わってきます。中には一見理解不能なものもありますが、ある覚悟をした女の情念はここまで深いものだということを、絵空事とは思えないような筆致で描き切っています。

トーンが全体的にくすんだ感じがしますね。と言うより、滲んだような、不透明な感覚が発散されています。それでいて事件の様相がくっきりと際立っている辺りはこの人の真価を発揮しているように思います。
どの作品にも本格ミステリの要素が横溢しており、本格スピリットを忘れていない点も高評価につながりますね。

No.9 9点 青い車 2019/08/15 21:39
 トリックと情念の結晶とでもいうべき傑作集です。中でも『宵待草夜情』と『花虐の賦』は別格だと勝手に思っています。『野辺の露』の強烈な後味の悪さも好みです。

No.8 9点 斎藤警部 2017/08/26 18:22
能師の妻
女子でありながら能楽の卓越した伎倆を持つ義母と、その弟子である義息、明治中期、飛んで昭和高度成長期。 戦慄のニ重底ホヮイダニット「何故、屍体の一部を隠したのか」はもう一つの事件の常軌を逸したハゥダニットと相即不離で悪夢を誘う。 8点

野辺の露
義姉と私と義姉の息子、大正初期から昭和戦中。まるでエロスを纏ったブラウン神父のような、或いはブラウン神父の濡れ場を覗くようなw手紙形式反転劇。非対称の切実な叫び声に打たれる。 8点。

表題作
死期を想う元画家の男と、カフェ女給、大正中期の三日間。真相ちょっと説明過多とも見えるが、いえ何、そこは伏線回収の醍醐味と抒情炸裂の交叉点ですから。確かに事件解決としては不思議な緩みを抱える一点突破。しかしミステリ小説の全体は、連城ならではの泣ける逆フーダニット。しかし伏線の一つに「活動写真」か。。序盤の男女の会話がチャラくてびっくりしたwがしかし、そこから後の文章は水際立って美しい。8点。

花虐の賦
劇団主幹と、病夫を抱えた看板女優、大正末期。 「賦」とは叙情を廃し事物の客観的列挙で情緒を醸しだすハードボイルド的漢詩文体のこと。 力点と作用点の距離が長い大トリックに引き摺られます。中トリックでは、まさかの数学パズル的要素を、隠された情念物語に美しく絡めていたのに驚きます。語り手の存在が最後くっきりと力を増して浮かび上がるのも素敵。 先生。。 9点。

未完の正装
女と、男と、女の亡夫と。。終戦直後、少し飛んで高度成長期。唖然とするほど豊富なミステリ要素が濃縮された短い物語を構成するのは流麗過ぎず剛健な文体。ミステリの側があまりに強烈で小説サイドが押され気味、連城らしくない。。なんて贅沢な文句も出てしまいそう。いやいや本作のただ事でなく夥しい各レベル各種トリックの有機的噛み合わせはカー「三つの棺」を髣髴とさせかねません。だけど本作も一番外枠の大トリックはブラウン神父直系ですね。そして一本筋の通った文学的テーマの存在が作品を引き締めています。なんとまあ豊潤な。10点超え。

いやはや、連城短篇の濃密さ、精妙さは喩えようがありません。

No.7 9点 ALFA 2017/03/07 15:57
表題作を含めた5編からなる短編集。
明治から昭和(戦後)までを舞台にしている点で「花葬」シリーズにも比べられるが肌合いは少し違う。
評点は「能師の妻」7、「野辺の露」6、「宵待草夜情」7、「花虐の賦」10 、「未完の盛装」8
表題作はミステリ風味の恋愛小説。殺人については「殺したのは**であろう。」の一文のみで終わっている。
マイベストは、構えの大きさ反転の鮮やかさからも「花虐の賦」。
名作「戻り川心中」同様、肥大化した自我を持つ人物がキーになるが、真相が明かされてもあれほどストンとは腑に落ちない。この人物が現世的な成功者、つまり「リア充」そのものだからだ。
この人物の心がもっと危うい均衡の上に成り立っていたら、そしてそれがプライドとともに崩れ去ったとしたら「戻り川心中」と並ぶ名作になっていただろう。
それにしてもこの作者、重厚な主題を惜しげもなく短編にまとめるのはすごい!
「花虐の賦」や「能師の妻」など長編で書いてくれれば谷崎のような読みごたえがあっただろう。短編でも十分ずっしりしているが。

No.6 7点 蟷螂の斧 2015/11/10 11:00
氏らしさとは、雰囲気全体(筆づかい、ロマン性、トリッキー性等々)を言うと思いますが、私的好みはやはり、トリッキーな部分ですね。そういう意味では、「花虐の賦」「未完の盛装」が良かった。ただ「未完の盛装」における「去年の末」がしっくりこない点で減点対象となってしまいました。残念です。

No.5 8点 まさむね 2015/10/30 22:27
 マイベストは、「花虐の賦」。反転が実にお見事で美しい。傑作です。
 表題作「宵待草夜情」の全体を包み込む儚い空気感も素晴らしい。
 とにかく短編集全体が、大正ロマン溢れる筆致で男女の情愛を描いており、今の時代だからこそ、この雰囲気が活きてくるような気もします。
 「戻り川心中」や「夜よ鼠たちのために」とともに、これぞ連城!というべき短編集ではないでしょうか。

No.4 7点 E-BANKER 2015/08/16 20:38
1987年に新潮文庫で出版された作品集。
今回ハルキ文庫で復刊されたものを読了。
やはりこれも“連城らしい”作品が並んでいる。

①「能師の妻」=能楽の老師に嫁いだ後妻。その後妻と義理の息子との師弟関係、そしてただならぬ関係・・・。義理の息子の死に隠された真実とは何か? 連城らしい“ねっとりした”筆致が夏に合わない!
②「野辺の露」=「不義の愛」、そして「不義の子供」・・・。自身の子供ではないかと信じた少年に纏わる犯罪。そして最後に判明する鮮やかな反転・・・。いかにも連城らしい短篇。
③「宵待草夜情」=時代は大正末期。その頃流行った「カフェ」とは、今で言うキャバクラって感じか? それはともかく、男女の織り成す愛情そして愛憎の物語。ラストに判明する真実って要は色○ってことか? それが大きな秘密だった時代ってことかな。
④「花虐の賦」=芝居の師弟関係にある男と女。女は前夫を捨てて師匠のもとへ走ったのだが、その末路は二人の死という結果に・・・。一見、美しい師弟愛なのだが、これまた鮮やかに反転を受ける。
⑤「未完の盛装」=これはスゴイ。連城らしい、連城にしか書けない技巧が詰まっている。過去の犯罪をネタに脅迫を受けているひと組の男女。しかし、ねじ曲がった真実が徐々に明らかになってくる・・・。ねっとりした筆致が何とも言えない。とにかく佳作。

以上5編。
何度も書くけど、こんな作品連城にしか書けない。
「戻り川心中」や「変調二人羽織」に通じる短篇集。
個人的にはどちらかというとトリッキーな本格や大胆な構図を持つ誘拐ミステリーの方が好みなのだが、こういう短篇集も十分楽しめる。

しかしすごい作家だ。
死を惜しむかのように新作が手を変え品を変え出版されているが、それだけ作品を待っている読者がいるということなのだろう。
本作も存分に味わって読むべし!
(個人的には⑤がダントツ。後は③かな。残りもまずまず。)

No.3 10点 あさぎ 2015/06/21 02:50
『戻り川心中』に匹敵、あるいは凌駕する連城ミステリの精華。
全5編、いずれも連城三紀彦全短編のベストを争う傑作ばかり。

あまりにも美しすぎる芸道小説でありSM小説であり、二段構えの死体解体の動機に驚愕する「能師の妻」。
不義の愛を描く恋愛小説としての美しさが、残酷すぎる真相を鮮やかに引き立てる「野辺の露」。
儚く切ない男女のすれ違いの中に巧みに伏線を隠匿し、ミステリと恋愛の情緒を結びつける「宵待草夜情」。
怒濤の勢いで詰め込まれたアイデアと反転の嵐に翻弄されるほかない「未完の盛装」。
そして、ホワイダニットの常軌を逸した奇想と〝異形の愛〟が完璧に融合した、「戻り川心中」と対を為す、全連城短編の最高傑作の地位を伺う大傑作「花虐の賦」。

『戻り川心中』と並んで、国産ミステリー史上に燦然と輝いているべき傑作集なのに、本作はあまりに埋もれすぎている。ようやく復刊されたわけだし、再評価されてもらいたいもの。

No.2 9点 teddhiri 2009/11/30 15:55
この作品は以前、「野辺の露」だけを読んで放置していたのだがやっと読了しました。もっと早く読んでおくべきだったと思わされる逸品ぞろい。特に「花虐の賦」と「未完の盛装」が凄まじい。前者は事件の構図の切り替え、後者の逆説的な論理によるどんでん返しのリフレインとこの2作に限っていうならば個人的には「戻り川心中」をも凌ぐクオリティーではないかと思う。

No.1 7点 こう 2009/10/19 02:11
 明治~昭和中期(主に大正)の男女の色恋を軸に、いずれも女性側に焦点が当てて描かれたいかにも連城三紀彦らしい作品集です。
 計5作品ありますが個人的には「野辺の露」の真相が一番気に入っています。トリッキーではありませんが初めに提示された真相を反転させるテクニックはこの作品集でも見事です。また文章も美しく「戻り川心中」が好きな方にはお薦めできる作品集です。 


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