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[ 短編集(分類不能) ] 第四解剖室 |
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スティーヴン・キング | 出版月: 2004年05月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
新潮社 2004年05月 |
No.1 | 6点 | ∠渉 | 2014/12/07 14:45 |
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表題作『第四解剖室』の迫りくる緊張感とわが道を行くオチにもう心うばれてしまいましたが、他にもかなり良いのが揃っているなぁ、と。
『黒いスーツの男』/少年時代に見た不気味なスーツの男は実在したのか、夢だったのか。老人が回顧する少年時代のいびつな思い出。 『愛するものはぜんぶさらいとられる』/自殺願望を持つ、「トイレの落書き収集家」のセールスマン。彼のささやかな幸せが自殺を前に悲哀へとかわっていく。 『ジャック・ハミルトンの死』/どんな窮地にも絶えず、強固になっていった3人のワルの友情とその最期の物語。史実を基に作り上げたアメリカ大不況時代のファンタジィ。 『死の部屋にて』/囚われの身になった男の、尋問室からの大逆転、大脱出サスペンスアクション。こんなのもできるのかー。ブルース・ウィリスらへんにやって欲しい! でもってラストは<ダーク・タワー>シリーズの番外編が収録。ローランドがひたすら大変な目に遭います。ファンはやっぱり見た方が。 非常にバラエティ豊かで、とっくのとうにホラー作家の殻は破ってます。まぁでも怖いんだけどね。 |