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[ 短編集(分類不能) ] 夜がはじまるとき |
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スティーヴン・キング | 出版月: 2009年09月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 1件 |
文藝春秋 2009年09月 |
No.1 | 7点 | ∠渉 | 2014/04/14 21:53 |
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夕暮れがすぎて、夜がはじまりました。
『N』/★★☆☆☆ 古典的な題材を踏襲しながらきっちり怖い。強迫性障害が伝播していく話なのですが、怖い怖いと思いながら結末まで読んでしまう自分はもう強迫街道まっしぐらでした。「あぁおれキング読んでるなぁ」ってタイプの作品かな。 『魔性の猫』/★☆☆☆☆ 猫ってのはこの作品くらい悪い奴だと思ってる笑。なかなか悪童な猫を書いててなんかちょっと嬉しかった。 『ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で』/★☆☆☆☆ キングはロマンチストだけど、綺麗ごとは書きません。たとえ男と女の物語でも。 『聾唖者』/★★☆☆☆ 聞こえていようがいまいが、聞いていようがいまいが、耳はふたつあるわけだ。くわばらくわばら。 『アヤーナ』/★☆☆☆☆ 生と死の条理と不条理を"奇跡"を交えて書き上げた快作。胸がつまります。 『どんずまりの窮地』/★★★★☆ 正直この作品のインパクトで記憶が占められてて他の作品の記憶は曖昧です笑。とてつもないウ〇コ祭りでえげつない。ゲスいぞ、キング。これも巨匠の円熟の極みなのか、はたまたゲスの極みなのか。『どんずまりの窮地』って題名もこれまた秀逸。 『夕暮れ~』に次いで秀作揃い。愉しみました。 |