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そして二人だけになった
森博嗣 出版月: 1999年06月 平均: 5.67点 書評数: 49件

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新潮社
1999年06月

講談社
2001年11月

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講談社
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No.29 6点 sasami 2008/07/10 21:25
ラストのオチはひどいですね、、、
その手前でやめとけばよかったのにって思う。
とはいえ1人殺された後から終盤にかけての展開はおもしろく一気に読ませてもらいました。
トリックとそのトリックを実行できる環境設定づくりには感心しました。

No.28 8点 ぽぅぽぅ 2008/06/14 06:31
閉ざされたコンクリート施設の中で次々と起こる殺人事件・・・これを聞いただけでもう購入決定でした(笑)謎解き部分にたどり着くまでの展開はとても緊張感があり、期待通りの内容だったのでよしとします。

No.27 3点 Take 2008/02/20 00:12
残念ながら、この作品の面白さを理解できなかった。
そもそも森作品が肌に合わないんだなぁ、と感じる・・・。

No.26 8点 dei 2008/01/21 11:18
惜しい。
もう強引でも何でもいいから変に世界を壊さないでください。
会話に不自然なところが出るのは(あくまで手記だから)まぁいいとして、
あ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~もったいない!

ああ。別に嫌いじゃないんだけどね…となんだか愚痴のようになってしまったが
個人的には森博嗣のベスト作品だと思う。

No.25 1点 カッパのサンペイ 2007/10/09 17:49
読んでるうちに二つの可能性があると気付いた。某推理小説作家Aの作品にでてくるトリック。もう一つは多重人格。前者なら目新しさもないが、推理小説としては問題がない、後者なら推理小説として最低だ、と思いながら読み進めた。結局、前者と思わせて後者だった、というオチ。そのどんでん返しがやりたいだけで、この小説を書いたのか?読後、不愉快な思いしか残りませんでした。

No.24 1点 yoshi 2007/06/03 08:09
真相が明らかになってから最初の方を読み直すと、辻褄の合わない箇所があまりにも多すぎる。こんなんでいいのだろうか、と自問自答すること小一時間、結局本を壁に投げつけました。

No.23 6点 シーマスター 2007/05/26 21:35
力作であることは認める。

だけど、これって結局、某作家Aの「某作品S」と「某作品N」の2つのネタを、1つのストーリーの中で立て続けに噛ませてみたっていう話ではないのかね。

No.22 7点 元FLUGELSファン 2005/07/23 01:50
とりあえず読んでおいた方がいい作品なのでこの点数。
しかし、真相に対して、じゃああれは何だったの?あれは?と説明がつかない部分が多数ある。
すっきりしない点は大きな減点要素だけど、これだけ印象に残る作品は絶対読んだ方がいい。

No.21 7点 kita 2005/07/19 16:44
もしラストの手記がなかったら、9点を出したと思います。
それほど最初から手記にいたるまでの引き込まれ方はすごかったです。
確かに手記の前の解も実現可能かと言われたら、無理があるかもしれないですが、私はそれで納得しました。
それを一気に崩したあのラストは正直、あまり納得できるものではなかったですね。だから7点。それでも7点の価値があると思った作品です。

No.20 3点 野良猫 2005/07/16 21:49
読むのに疲れた。うーむ、森博嗣は当たり外れが激しいな。これは個人的には地雷だった。
どんでん返しそのものは悪くないと思う。が、こういうのはラストで「あぁ、騙された!」「やられた!」と読者が思わず降参してしまうような爽快感、カタルシスがないと駄目だと思う(例えば綾辻作品や東野作品の持っているような)。ラストですべてを明かされても「・・・で?」で終わってしまうのは大幅なマイナス。折原一の失敗作を読んでいるよう。後味も良くない。
それと憤慨したのが文庫の解説。文章で飯食ってる人間だったらもっと真面目にやってください。ただの森ファンの独り言じゃないか。

No.19 6点 ケニー 2005/07/06 20:57
「閉ざされた空間」そして、「どんでん返し」。この舞台設定だけで10点スタートだったのですが・・・強引さ(無理やり感?)に納得できません。残念。ただ、ページ数のわりには全く長く感じず、スムーズに読めた点は良かったです。

No.18 7点 SD 2005/05/25 22:30
確かにラストはいまいち かといって、そのラストじゃないと読者に「そうだと思ってたんだよな つまらん」と言われそうなネタだし・・・
でも全体としてはまぁまぁ好きかな(どないやねん!)

No.17 2点 はせ 2005/05/03 23:34
だからさぁ、こういうのを森が書くからミステリに対して不信感を持ったりするわけよ。心の広い人なんかはフェアかアンフェアなんてどうでもいいと言うだろうし、それはそれでかまわないんだけど(むしろそういう心広い人間になれないのは自分かな?)、そういう風だからミステリ界全体に悪影響が出ちゃうの。もうさあ、森の作品はじっくりなんて読まないよ? どうせわかんないんだし。どんどん突っ走っちゃっていいから。

No.16 10点 数学崩れ 2004/10/27 15:38
現在のところ最高傑作と”私は”思う。
「笑わない数学者」の流れを汲んだ作品でしょうか。
違いは、トリックの難易度か。
油断してると騙される。でも、騙された方が幸せ。

No.15 6点 バファックス 2004/07/03 03:05
オチがついているんだから、書いたらいいのに。

No.14 4点 イデア 2004/04/01 12:51
こういうトリックは嫌い。

No.13 8点 なりね 2004/02/10 21:53
何回も読みかえさせそうな作品。
ラストに不評多し。自分もはっきり言って微妙。でも森先生らしい。
少し強引さを感じさせる箇所や納得がいかない箇所があるが、トリックには引き付けられる。
何気に森先生はアクション部も上手いですねぇ。

No.12 6点 モトキング 2003/12/09 14:26
良く出来た作品。ただ、トリックやストーリー展開は、そんなに目新しくもなく、水準以上の佳作という感じ。
森博嗣もS&Mシリーズで一度、叙述トリックをやっていたので、まあ、「叙述トリックもやる作者」という認識で読めばトリックは一目瞭然。
最後の結末というか「ねじれ」は、賛否両論あるが、森博嗣ならば、あの結末を作るだろうと思う。というか、あのラストが最も森作品っぽい。
この作品で特筆すべきは舞台設定。近年増えてきた海峡を横断する大橋梁の、いわゆるでかすぎるアバット部分…通称:アンカレイジに着目したのは素晴らしい。
近年は、古来から慣れ親しんできた「怪しげな洋館」とか「山奥にある旧家の大邸宅」とかをほとんど見かけなくなり、あまりに若い人たちにはなかなかに時代錯誤的なイメージが付きがちな本格モノだが、舞台を最新の技術力の結集である土木構造物に設定した点は、新鮮な試みだと言える。この分野でもこういった枠が広がっていくかも。さすが現役理系大学助教授というところか。
ただ、特殊な地形に立てられた高度なテクノロジーの集結物であるからこそ、一般にあまり馴染みが無く、説明的描写が厳しいかなとも思う。
それと、トリックのための「2つあるべき理由」が無理なく納得出来ることが、この舞台設定の一番の巧さだと思う。

No.11 6点 テツロー 2003/11/03 23:29
 ネタバレ込みですが。

 クイーンの「神の灯」の更に上を行く大トリック、それ自体は大層すばらしい。すばらしいのですが、何でそこまででまとめないのかぁーっ!! という文句が、やはりどうしても出てしまいますね。2人1役の部分や最後の落ちは、それだけで別の作品に仕立てるべきじゃないかなぁ、と。
 キャラクター的には、インタビューの部分の描写は割りと好きな描き方なのに、ストーリー部分だと少々鬱陶しいと感じてしまう。そこら辺りちぐはぐに感じてしまうのは、内的人格の違いという設定があるから、仕様がないのかもしれませんが。
 アンカレイジ脱出行の部分は、パニック物の映画みたいで良かったです。

No.10 9点 なな さんいち 2003/09/07 09:59
僕はこのラスト、好きです。
森さんは、ラストでよくひっくり返してくれるから好きです。
トリックも森博嗣作品で一番好きです。
ほんと、すごく良かったんですけど、犀川&萌絵シリーズのように人物に惹かれなかったので、評価10まではいかない。


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