皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
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[ 本格/新本格 ] 暗闇坂の人喰いの木 御手洗潔シリーズ |
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島田荘司 | 出版月: 1990年11月 | 平均: 7.20点 | 書評数: 75件 |
講談社 1990年11月 |
講談社 1993年02月 |
講談社 1994年06月 |
講談社 2021年03月 |
南雲堂 2024年06月 |
No.15 | 8点 | shige-tee | 2003/01/18 14:06 |
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ストーリーや構成がしっかりしていて楽しめました。 トリックはう〜んという感じ。 相変わらず大味ですね。 トリックにこだわらずとも お話だけで勝負しても十分面白い作家だと感じました。 |
No.14 | 9点 | けんたんパパ | 2003/01/12 01:05 |
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あっとおどろくトリック満載ですな。んなアホな、と思いつつ読むのがまた楽しい。この人の本読んであんまりまじめに論理的なことを議論してもしょうがない。強引に読ませてくれるところがいいんでしょう、きっと。 |
No.13 | 9点 | なおゆう | 2002/10/02 20:49 |
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あの怖さの中にあっては、トリックの偶然性など気にならない。むしろ、偶然だからこそ怖いという感じ。そう思ってしまうくらいの筆力を感じてしまいました。 |
No.12 | 9点 | ギザじゅう | 2002/09/23 19:49 |
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トリックは偶然ともいえるが、特におかしいようにも思わなかった。それよりは巨人の家の秘密がおもしろかった。 大楠の伝承や雰囲気もよかった。 充分満足のいく作品! |
No.11 | 9点 | エラリィ | 2002/08/23 23:12 |
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怖い作品だと思う・・・。でもその圧倒的な構成力、感服です・・・。 |
No.10 | 9点 | テツロー | 2002/04/16 00:17 |
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メインのトリックはあまり感心しなかった。偶然自体は、別に良いのだが。むしろ、巨人の家のからくりの方が良かったと思う。分かる人はすぐ分かるのだろうが、僕は思わず膝を打ったので。 全体的に大変興味深く読めた作品でした。世界死刑史のペダントリーも良かった。こういう薀蓄を分かり易く披露してくれる作風って、僕自身は結構好きなので。後は石岡君の奮戦ですね。大楠に対する及び腰な態度や、冒頭での森女史との顛末など、「あぁ、やっぱり石岡君だなあ」と何か微笑ましくなった。スコットランドの旅行記の部分もよかった。クリスティーやカーの諸作で、イギリスの田舎町ってミステリの故郷という感慨を持っているので。 |
No.9 | 7点 | のり | 2002/03/30 01:22 |
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これ以降の御手洗シリーズにも見られるように、冒険小説的エッセンスがうまく絡んでいて、冒頭からどんどん惹き込まれました。すごい作品だと思うのですが、この解決編にはやはりちょっと落胆させられました。トリックやいつもはしてやられる犯人の告白文も今回はなんか予定調和で(本来そういうものなのかもしれませんが)、退屈な印象を持ってしまいました。 |
No.8 | 7点 | 元FLUGELSファン | 2002/01/30 19:56 |
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御手洗シリーズだからこそ許され、御手洗シリーズにとって不可欠な作品。 まあ単純に面白いですね。トリックはあんなもんでしょう。だって御手洗シリーズだもん。 |
No.7 | 7点 | モトキング | 2001/12/26 14:54 |
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過大評価するわけではないが、いわゆる「幻影城」時代を彷彿とさせる、乱歩調のおどろおどろしい雰囲気が抜群だと思う。 「黒死館」や「虚無」などに共通する日本に流入してきた外国文化を舞台背景に、御手洗ならではの論理性がガチンコで絡みついていく。 トリックについては、「また無茶な〜」と思う反面、あの偶然性には、論理で踏破できる「偶然である必要性」を感じたので、ある意味OKだと、個人的には感じた。「水晶」や「アトポス」よりははるかに地味だし。 後期の長編群の一発目として、また御手洗潔の今後の世界照準へのプロローグ的な作品としても、この作品は島田作品の中でも重要な位置を占めると思う。 感想としては、「雰囲気」+「御手洗大活躍」−「無茶しすぎ」で。 |
No.6 | 8点 | pecosmile | 2001/11/03 04:14 |
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確かに面白かったし、一気に読めましたが、 あのトリックは無茶すぎます。「偶然」で終わらすのなら なんでもアリになっちゃうよ〜(汗) 気味の悪い不思議な雰囲気はコワくてよかったと思います。 あと、やたら連発してた「恐ろしい」と「美しい」の 2単語が妙に気になりました…。 |
No.5 | 8点 | みゅう | 2001/09/05 02:29 |
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トリックはちょっと無理あるような気がしましたが、不気味で猟奇的な内容はなかなか面白くて、何度も読んでしまいます。最後に消えてしまった絵は一体どうゆう事だったんでしょうね? |
No.4 | 8点 | ayu | 2001/07/20 18:07 |
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サイドストーリー(?)がとても面白い。あの厚さにもかかわらずばーーーっと読めた。何度読んでも面白いと思います。 |
No.3 | 9点 | 小太郎 | 2001/05/28 13:30 |
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トリックはさすがに満点とは言い難いが、 それ以上にみるべきものがたくさんある。楽しめます。 |
No.2 | 2点 | BJL | 2001/05/25 21:10 |
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毎回大技をかけようとする努力には敬服しますが。 これは、ひどい。だって、ほとんど偶然じゃない。 |
No.1 | 10点 | 豹 | 2001/02/21 13:36 |
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タイトルからして恐ろしいが、中身もそれを裏切らない。 御手洗ものの最高傑作といえよう。 |