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なおゆうさん
平均点: 6.76点 書評数: 25件

プロフィール高評価と近い人 | 書評 | おすすめ

No.25 9点 理由- 宮部みゆき 2004/04/09 22:01
事件そのものより事件を取り巻く人間模様を描きたかったのだろうか。それはそれで成功していると思う。リアリティにあふれ、惹きこまれてしまいました。ミステリとしてではなく、純粋に文学小説として読んだほうがいいかも。

No.24 7点 天に昇った男- 島田荘司 2003/11/23 15:11
冒頭の拘置所・処刑場での場面は本当に怖かった。が、・・・・・ラストで完全に裏切られた。あれはないよね・・・・・。

No.23 8点 仮面舞踏会 伊集院大介の帰還- 栗本薫 2003/10/25 22:41
面白かった。特にチャット形式で書かれてるところは、すいすい読めて、タイプが遅い人のチャットでの間の悪さなど、すごくリアリティがあって楽しめた。展開としては、状況説明の繰り返しが多く、ちょっとダルイところもあったが、通信上で解決、なんて趣向が面白かった。

No.22 4点 レベル7- 宮部みゆき 2003/10/23 00:04
出だしの謎めいた舞台設定は良かったんだが。後半になるにつれて、あっと驚く意表を突く展開もなく、スーッっと読んで終わってしまった。ほんと、宮部作品って、個人的好みで評価が分かれると思う。

No.21 7点 御手洗潔の挨拶- 島田荘司 2003/09/29 21:05
「数字錠」トリック等より情緒先行という感じ。好みが分かれるところ。
「失踪する死者」いかにも島田荘司らしいトリック。
「紫電会研究保存会」ホームズを意識した?懐かしい雰囲気です。
「ギリシャの犬」依頼、暗号、決戦、大団円、と、基本がうまくまとまっているという印象。ものすごく驚く展開はないが、安心して読める一編。

No.20 10点 奇想、天を動かす- 島田荘司 2003/09/21 01:35
いわゆる社会派のところもダレずにグイグイ読めた。まさにこの頃の島田荘司は脂が乗ってたんだなあと、最近再読して実感した。

No.19 9点 毒を売る女- 島田荘司 2003/09/21 01:24
「毒を売る女」
ちょっと昔の良質の一時間ものドラマ、または切れのあるショートショート、といった小作品集。これらは、島田荘司の初期の作品群なんでしょうか、どれもみずみずしく、創作の勢いに乗っているという印象です。

No.18 5点 踊る手なが猿- 島田荘司 2003/05/26 11:03
短編集。どれも先が見えて、期待していたどんでん返しもなく、島田作品としては物足りない。

No.17 7点 御手洗潔のダンス- 島田荘司 2003/05/25 00:53
中短編三作品は楽しめた。しかし、最後の「近況報告」はいかがなものか?同人誌への寄稿や、「季刊島田荘司」に載っているのならまだ分かるが・・・。

No.16 8点 死者が飲む水- 島田荘司 2003/05/11 11:01
牛越刑事の地味〜な捜査ぶりが、退屈さを感じさせるどころか、読後妙に好印象として残るから不思議。奇抜すぎるトリックも、意外な真犯人像もないけれど、静かな良質の社会派推理小説を読んだという感じです。

No.15 6点 ステップファザー・ステップ- 宮部みゆき 2003/03/25 22:54
これはジュニアノベルズかと思ってしまった。全くの個人的な好みの問題だが、双子が交互にしゃべるところのノリや、主要人物達の漫画的な「いい人」オーラに全くなじめなかった。

No.14 9点 占星術殺人事件- 島田荘司 2003/03/23 16:47
初読の衝撃が忘れられません。しかし、今読み返してみると、御手洗、若いですな(雰囲気が、何となく)。

No.13 9点 異邦の騎士- 島田荘司 2003/03/07 00:45
初読の12年前は、この作品の若さと情熱のエネルギーにただ圧倒されたのを覚えています。再読した今も、細部で気になるところはあるが(例えば「鏡」)、それを補って余りあるほどのみずみずしさがあふれている作品です。

No.12 7点 悪意- 東野圭吾 2003/02/17 23:41
ミステリとしてのトリックも良くできているし、文章も申し分ない。それなのに「10」出せないのは、後半出てきたあの悪意に関するエピソードがどうも中途半端に感じられたから。なんだか、あれらの過去がそのまま読後感の悪さに繋がっているという感じで、それらを土台にして、または料理して、感動まで持って行けるというところまで行ってほしかった。

No.11 6点 吉敷竹史の肖像- 島田荘司 2003/01/14 23:24
この本のメインの中篇「光る鶴」は、あの状況で犯人が赤ちゃんを外に連れ出した心理が最後まで納得いかず、その点が私的にはマイナスポイント。以外に面白かったのは、「事件史年表」。吉敷シリーズをすべて読み直したい衝動に一瞬かられた。それにしても、対談やエッセイがない、純粋に小説だけの本が読みたいなあ。

No.10 8点 蒲生邸事件- 宮部みゆき 2002/11/25 16:06
面白かった。ミステリの要素がほとんどなかったので、単純にSF小説として割り切って楽しめた。
(鞠恵が最後ああなってしまうのはちょっとかわいそうかな。結局この人も騙されてたといえば騙されてたわけだし)

No.9 4点 魔術はささやく- 宮部みゆき 2002/10/22 21:36
普通の小説としては楽しめたと思うが、ミステリとしてはちょっと・・・。催眠術か・・・全てそれで片付けてしまうのか・・・(汗)と気が抜けた。
催眠術を使った殺人(促進)事件を書きたかったというより、それらの事件は単なる伏線で、それをふまえて作者はラストの守と吉武の絡みを描きたかったんじゃないの?と思ってしまった。そのあたりの描写、気合入ってる感じですね。
物語の展開も、あっと驚くものはなく、これはこうだろうと予想したとおりに進んでいくので、物足りなかった。(プロローグが一番面白かった、と言ったら失礼か)
もうひとつ言わせてもらうと、守の周りの脇役達、いい人そろいすぎ。叔母、従姉、同級生の女性徒、バイト先の先輩、上司、警備員。ここまで人数揃うと、いい加減このいい人オーラは食傷気味。

No.8 7点 切り裂きジャック・百年の孤独- 島田荘司 2002/10/13 22:56
ロンドンの切り裂きジャックについての推理はなかなか説得力があって面白く読めた。思うに切り裂きジャックの事件そのものに、謎の霧が100年分堆積しているので、推理マニアはある種の憧憬の念から、ある程度重みがあって必然性のある推論なら、ああなるほどそれもありかもと思わせてしまう何かがある。
それに対してベルリンの方は、100年前の明かりがほとんどないイーストエンドじゃないんだし、警察も厳重取締りしてるしで、二晩連続路上殺人って、少々無理があるのでは。と思ったので、3点引いてしまいました。

No.7 6点 漱石と倫敦ミイラ殺人事件- 島田荘司 2002/10/11 22:56
作品の形式、文体、キャラなどなど、楽しんで読めたが、トリックが小粒な点が物足りなかった。

No.6 7点 ロシア幽霊軍艦事件- 島田荘司 2002/10/03 23:48
「季刊島田荘司」で改定前の稿を読んでいたからか、エピローグは不要のように思えた。妙に恋愛系に走りすぎていて、どうも・・・。
それに、倉持とアナのエピソードを具体化することにより、歴史の謎が謎でなくなってしまう(勿論、この本の中でのことだけど)。御手洗の推理は納得がいくけど、確定ではない、それが歴史だから、という曖昧な余韻が欲しかった。

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