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[ クライム/倒叙 ]
失踪症候群
症候群シリーズ
貫井徳郎 出版月: 1995年11月 平均: 6.09点 書評数: 11件

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双葉社
1995年11月

双葉社
1998年03月

No.11 6点 斎藤警部 2019/10/28 13:25
シンプルな対称形のようでいて事は複雑また複雑。まるで世の中。と言って集約を唆る要素もよく見りゃ点在。まるで世の中。気づかせが露骨なだけにかのか大して重みを発揮しない叙述トリックもありました。割と重厚な心理描写や行動シーン(暴力大いに含む)でぐいぐい引っ張っておきながら、最終盤で急にご都合の誘惑に確信犯で負けてさっさと簡単に終わらせた、ような気もする。 まあ、ひたすら吸引力ある途中経過を楽しむのが良い娯楽小説ですね。それにしては作者らしくちょっと重い文章、ってのも悪かない。こんな勧善懲悪イヤだーって読者も数多おろうが、たまにはいいじゃないですか(でも完全にスッキリ終わるわけじゃないから)。 しかし、ドラムスの他にパーカッション、ギターも二人いて専任ヴォーカルを置いときながらベースレスのバンド(しかも素行が超凶暴)って。。。。。

No.10 6点 測量ボ-イ 2015/07/22 19:41
全体的にはまあまあ。
採点6点or7点レベルですが、残念ながら本格色がやや薄い
ので、前者で。

No.9 7点 Tetchy 2009/01/27 23:04
貫井氏といえば、『必殺仕事人』に代表される“必殺”シリーズの大ファンであるが、本作はその趣味を存分に活かしたシリーズと云えるだろう。とにかく環敬吾率いる彼のチームのメンバーの召集シーンからニヤニヤしてしまった。

特に注目したいのは本作に登場する犯罪の片棒を担いだ人々というのが、実は私たちとなんら変わりのない、ごく普通の人々だということだ。彼らは現状に不満を抱きつつ、毎日を過ごし、その現状から脱出したいがために、一線を少しだけ越えてしまった人々なのだ。その一線というのが、誰しも抱く「このくらいなら大丈夫だろう」という軽い気持ちで始めた犯罪行為というのが非常に心苦しい。
こういう作品を読むと、我々の安定した暮らしというものがいかに危うい日常のバランスの上で成り立っているかが実感させられる。

しかし最後の方で物語の軸足がぶれてくるのはちょっとマイナスか。題名が単なる取っ掛かりでしかなくなっている。

No.8 5点 vivi 2008/07/13 18:57
岡嶋二人氏の「眠れぬ夜の~」をリスペクトしたものですが、
岡嶋作品があくまでもエンターテイメントに徹していたのに対し、
この作品は人間の心情を描くことに重きを置いていた分、
ちょっと重い印象になりました。

それから、トリックらしきものがないというのが、ちょっと残念。
岡嶋作品には、にやりとする部分があっただけに・・・
でも、比べて云々いうことではありませんよね(^^;

読んでる間は、非常に集中できました。

No.7 5点 シーマスター 2007/11/27 20:21
あまり好みのジャンルではなかったが、貫井作品だから「何か」あるだろうと思い、読み通す。

環や武藤、また基地外ロックバンドなど、現実感が希薄なキャラクタを登場させる一方で、普通の人間たちの生々しい生活感を描く筆力はさすがに圧巻。

ハードボイルド(?)サスペンスとしては悪くないが、事件の芯がショボいし、いくつかタイミングがよすぎる所も鼻につくし、ラストも2時間ものによくありそうな安直な纏め方がイマイチ。

No.6 6点 いけお 2007/10/10 11:40
タイトルがなぜ「失踪」症候群なのかが疑問。
作品としてはハードボイルドっぽさもあって楽しめた。

No.5 7点 アデランコ 2007/08/10 20:35
キャラがたっていて良かった。
続編も読んでみます。

No.4 7点 VOLKS 2007/07/08 23:40
症候群シリーズの一作品目。主人公の男達が非常に魅力的に描かれている。必殺好きだと言う作者と同じ感性を持つ人には好感が持てると思われる作品。ただ、二作目「誘拐症候群」と比べると、インパクトに欠ける。

No.3 7点 760 2005/05/15 21:39
「慟哭」と同様、サスペンスそのものよりも、メンバーの描写が身にしみる。今回は家族もちのメンバーの一人が、やや中心に描かれているようでしたが、続作はどうなるんだろう?早速読んでみよっと。

No.2 6点 ギザじゅう 2004/09/12 16:12
なんとなく話が読めてしまうのは興ざめではあるが、男たちが本当に格好良く描かれていて、そういった面ではとても面白い。

No.1 5点 すー 2001/05/11 00:45
作者が仕事人が好きなのは解るが..平凡かな。


貫井徳郎
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