皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 本格/新本格 ] 鬼流殺生祭 明詞シリーズ |
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貫井徳郎 | 出版月: 1998年08月 | 平均: 5.45点 | 書評数: 11件 |
講談社 1998年08月 |
講談社 2002年06月 |
No.11 | 5点 | nukkam | 2016/07/05 18:43 |
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(ネタバレなしです) 舞台を明治時代(但し作中では「明詞」という仮想の時代)にして1998年に発表された本書は作者が本格派推理小説の「定型」を意識して書かれたためか謎解きに重点が置かれているところが私好みです。しかし読後の印象として残ったのはトリックや推理の冴えではなく、事件が引き起こした悲劇性でした。そういう点ではこの作者の「慟哭」(1993年)と共通しているように思います。 |
No.10 | 6点 | concon | 2012/01/05 22:30 |
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舞台(時代)設定が良く、雰囲気が味わえた。
歴史上の人物が出てくる遊び心も、十分に楽しめた。 登場人物も個性的で、よく書かれていた。 ただ犯人とトリックが自分としては不完全燃焼。 最後ハラハラドキドキでページをめくったのに肩透かしを食ったよう。 でもハラハラドキドキさせるのは、それはそれですごいこと。 |
No.9 | 7点 | E-BANKER | 2011/03/21 01:14 |
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九条&朱芳シリーズの第1作。
明治維新から数年たった東京を舞台とする本格ミステリーです。 ~維新の騒擾燻る帝都東京の武家屋敷で青年軍人が殺された。被害者の友人で公家の三男坊、九条惟親は事件解決を依頼されるが、容疑者・動機・殺害方法、すべて不明。調査が進むほどに謎は深まるばかり。困惑した九条は博学の友人、朱芳慶尚に助けを求める~ 呪われた血を持った大家族の旧家、「雪密室」、バラバラ死体など、本作はいわゆる「コード型ミステリー」の条件を1つ1つ踏まえた作りになってます。 ただし、フーダニット&ハウダニットについてはかなり評価が分かれるでしょうねぇ。この真相に行き着くにはロジックだけでは不可能でしょうから・・・ まぁ、それをカバーするためのホワイダニットなのでしょう。 真犯人は、「如何にも犯人らしい」人物なので読者も気付きやすいでしょうし、「裏の真犯人」とでも言うべき人物もまぁ想定内・・・ こういった「血の呪い」系のストーリーは、横溝や二階堂黎人などが得意とする分野ですし、既視感はどうしても感じてしまいます。本作の隠れキーワードになっている「○○○○○」についても、最初から伏線は見え隠れしてましたので、「やっぱりそうか」という感じでした。 まぁ、こういうコード型は好き嫌いがはっきり分かれるでしょうが、個人的にはストライクですね。ただ、二階堂氏らに比べるとどうしても迫力不足なのは否めないかなぁ。 (こういう作品は古い時代設定が似合いますね。本作も例に洩れずで、その辺の雰囲気はなかなかいいものを持った作品だと思います。) |
No.8 | 6点 | spam-musubi | 2010/06/21 18:38 |
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全体の流れはなかなか面白かった。殺人トリックと
霧生家の秘密で引っ張る筆力はさすが。 ただ、ミステリの種として、精神的障害・肉体的障害 (例:多重人格、両性具有)持ちこむのはあまり好き ではない。 それからあの家の構造。他の部屋を通らないと廊下へ出られ ないとか、あまりにもおかしすぎる。 |
No.7 | 6点 | いけお | 2008/07/21 21:28 |
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無駄な部分が多く、足跡からの噛ませ犬的推理のくだりは矛盾だらけ。
全体的な雰囲気や結末は逆にありだと思う。 |
No.6 | 2点 | ギャンブル伯爵 | 2005/07/19 03:07 |
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こういうオチは認めません。チンコとまんこの神秘性を暴涜しているし、怨念ごときに支配される人生って悲しすぎる。 |
No.5 | 7点 | 北浦透 | 2005/02/19 23:43 |
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ちょっと評価は甘いかも・・・。でも朱芳や九条を始め、人物は描かれているし、「探偵小説」の雰囲気も出ていたので。いわゆる「お家の事件」は、文字通りの古典的で、扱いづらいと思うのだが、読ませるだけの迫力は兼ねそろえてあった。 しかし・・・ミステリーとして、不満が残るのが本音。形式美にこだわってくると思ったが、そこまではいかなかったか。論理のインパクトもちと弱い。だが、水準は保っている作品といえるだろう。 |
No.4 | 5点 | バーチャルスター | 2003/09/08 20:29 |
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ものすごく探した作品です。インパクトがもうすこし欲しい。 |
No.3 | 8点 | ごんべ | 2003/07/02 18:06 |
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最初のこの作品を読んだ時、今までの貫井徳郎とは違った感じが… まるで京極夏彦のような舞台設定(厳密には全く違うのですが…)、少しおどろおどろしい内容。 でも面白かったと思います。 |
No.2 | 6点 | 水母 | 2001/05/23 14:19 |
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『えぇ?』な描写多数登場。でも好き。 |
No.1 | 2点 | すー | 2001/04/13 22:09 |
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これは・・いかがなものか。 |