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760さん
平均点: 7.31点 書評数: 13件

プロフィール高評価と近い人 | 書評 | おすすめ

No.13 10点 悪意- 東野圭吾 2005/06/08 21:01
まず文章が読みやすい。手記形式がメインで、頭が悪い私も速攻でのめりこむことができた。あちこちにちらばったデータもストレス感じることなく拾って解説していく展開もいい。そして読み終わった後にはどっしりと胸に残るものがある。日高のイメージは前半は強欲な悪人顔、後半は誠実な熱血漢と感じてしまった私自身が、ラストのくだりの野々口や彼の母親と重なって、背筋がぞっとしました。一読の価値あり!

No.12 10点 富豪刑事- 筒井康隆 2005/06/08 20:42
すっげえおもしろかった!立場は逆ですが、ルパン三世を思い出しました。短編の各話毎、すべてにカラーがあり、技術的にも読んでて楽しい。特に1話目の文脈の切れなく場面が移り変わるシーンは気持ち良いことこの上ない! 読みやすさ、マンガ的に個性的なキャラ、奇想天外な謎解き、ちょびっとロマンスあり、と内容も文句なし。下記にもあるとおり、まさに「天才の推理モノ、一読の価値あり!」です。

No.11 3点 迷宮遡行- 貫井徳郎 2005/05/22 20:39
最後のころの展開が雑!貫井さん得意の心象描写をもっとしっかり書き込んでほしかった。急展開するストーリーの山(主人公が激変する事件)をラストぎりぎりでなく、真ん中あたりに持ってきたほうが良かったと思う。それに一番最後の、ありゃなんだ?
文庫の帯に「慟哭の次はこれを読め!」って書いてあったが、そりゃないよ・・・

No.10 6点 どんなに上手に隠れても- 岡嶋二人 2005/05/22 20:33
アイドルタレント誘拐事件ってことで、ちょっとノスタルジックな気分に浸れます。人命よりも仕事命!ってあたりもリアルで良かった。解説が東野圭吾さんなんで、お好きな方はどうぞ。

面白いし読みやすいのですが、読み終わった後の感動はあまり無かった・・・

No.9 6点 占星術殺人事件- 島田荘司 2005/05/15 21:52
このHPの評価を見て、では、ってことで読みました。トリックは、金田一知らなかったので「なんじゃそりゃ?」と純粋に感動しました。喫茶店で紙人形で作って確認したほど!
・・・しかし、読みにくすぎ!読んでてむちゃくちゃ疲れる。冒頭はもちろん、最後までしんどかった。従ってやや厳しくさせていただきました。

No.8 8点 御手洗潔の挨拶- 島田荘司 2005/05/15 21:51
「占星術」読んでから読みました。私は「占星術」より高得点。ホームズ読んでるようで、小気味良い読後感。「ギリシャの犬」が動きがあって面白かったですね(えぐくなかったし)

No.7 7点 失踪症候群- 貫井徳郎 2005/05/15 21:39
「慟哭」と同様、サスペンスそのものよりも、メンバーの描写が身にしみる。今回は家族もちのメンバーの一人が、やや中心に描かれているようでしたが、続作はどうなるんだろう?早速読んでみよっと。

No.6 8点 鳥人計画- 東野圭吾 2005/05/15 21:34
ウインタースポーツをする人なら、ゲレンデや舞台のホテル、スキージャンプの話に簡単に引き込まれることでしょう。私はそのくちでした。なんせ東野さんの文章は読みやすいから、さくさく進む。この鳥人計画、自分だったら・・・「それでも勝ちたい!」と思う。繰り返しますが、ボードやスキーをやる人は絶対楽しめる物語です。

No.5 8点 奪取- 真保裕一 2005/03/30 00:43
エンターテイメントとして面白し、偽札作りの描写もすごい調べている。ラストは私はまあOK。厳しい現実に対してやる気まんまんで立ち向かう主人公たちに元気付けられました。

No.4 6点 火車- 宮部みゆき 2005/03/12 00:59
初めてよんだ宮部作品です。いろんな疑問が徐々に解き明かされていくのは、まさに推理、という感じで楽しめました。ラスト、冷笑しながら犯行を求めるようなしたたかな人であってほしい。犬がひょっこり帰ってきてほしかった。ひとつ、感情移入し切れなかったのは主人公本間の動機。仕事のリハビリで無報酬なのにそこまでやるか?それとも恋?

No.3 5点 深紅- 野沢尚 2005/02/24 00:18
前半はどきどきして、後半はじっとり。
終わりもよかったのですが、残念、主人公に感情移入仕切れなかった。弟とのお風呂シーンは感涙。推理モンではないですよね?

No.2 9点 プリズム- 貫井徳郎 2005/02/24 00:13
容疑者が語り手へ、んで最初にもどる的な流れに思わずにんまり。読み後もすっきりしました。

No.1 9点 慟哭- 貫井徳郎 2005/02/23 23:46
社会人のしんどさ、父親としての劣等感、独りになって自嘲してしまう場面にインパクトを感じた。変わってしまう過程もすんなり落とし込めた。そして最後のオチ、とかなり満足。読み終わって暗い気持ちになるのは、まあしゃあないですよね。読み終えたのは随分昔になるが、ふとストーリーを思い出す、手応えのある、腹持ちの良い作品でした。

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