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ミステリ魂。校歌斉唱! メフィスト学園 メフィスト編集部 |
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アンソロジー(出版社編) | 出版月: 2010年03月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 1件 |
講談社 2010年03月 |
No.1 | 6点 | メルカトル | 2020/05/12 22:33 |
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事件は学園で起きている!凄腕ミステリ作家陣が放つ、謎と伏線!!起立!ミステリの授業を始めます―学園ミステリ傑作集。
『BOOK』データベースより。 様々な形の学園ものミステリのアンソロジー。全てミステリ雑誌『メフィスト』に掲載されたちょっと長めの短編です。 『無貌の王国』 三雲岳斗 図書閲覧室で手首を切って自殺した少女の謎。本当に自殺だったのか、何故この場所で? 真相が明かされた後に待っているものは。6点 『≪せうえうか≫の秘密』 乾くるみ 校歌に纏わる暗号を解いていく物語。かなり地味でややこしい。5点 『ディフェンディング・ゲーム』 石持浅海 ある国(日本)の海軍士官学校の近辺で同時発生した4件の強盗未遂事件を、士官学校生が追う。 6点 『三大欲求』 浦賀和宏 嫌な性格で隠れオタクの主人公の歪んだ青春物語、途中までは共感できる点もある。しかし意外な展開に、そしてラストは・・・ 7点 『三猿ゲーム』 矢野龍王 こんなのばっかり書いているのか、この作者は。三猿というアイディアは良いが、途中のプロセスが何だったのか、疑問に思う。 6点 押し並べて、まずまず面白かったとは言えますが、特にこれといった突出した作品は見当たりませんでした。 総合点は6点で。 |