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[ 本格/新本格 ]
鍵の掛かった男
作家アリス&火村シリーズ
有栖川有栖 出版月: 2015年10月 平均: 6.75点 書評数: 20件

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幻冬舎
2015年10月

幻冬舎
2017年10月

No.20 7点 メルカトル 2024/03/23 22:42
中之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と断定。だが同ホテルが定宿の作家・影浦浪子は疑問を持った。彼はスイートに5年住み周囲に愛され2億円預金があった。影浦は死の謎の解明を推理作家の有栖川有栖と友人の火村英生に依頼。が調査は難航。彼の人生は闇で鍵の掛かった状態だった。梨田とは誰か? 他殺なら犯人は? 驚愕の悲劇的結末!
Amazon内容紹介より。

これは私の「みんな教えて」における質問に御回答下さった、優しいHORNETさんお薦めの作品です。
約8年ぶりに有栖川有栖を読みました。相変わらずソフトタッチだなと苦笑しながらも(悪い意味ではなく)、隅から隅まで噛んで含める様な丁寧な文章に安心しました。1000枚に届こうかと云う大作でしたが、微塵もストレスを感じることなく読めたのは、やはり作者の手腕のなせる業なのでしょう。

前半は「探偵」アリスの活躍が光ります。流石に長年探偵助手役を務めていただけあって、その手際は良く只者ではない事を匂わせます。薄皮を剥ぐ様に徐々に核心に迫ろうとしますが、手掛かりが増えるばかりで一向に事件の本質が見えてきません。容易に読者にヒントを与えない著者と、背後に何が潜んでいるのかを探ろうとする読み手との静かな対決が繰広がられる様子が伺えますね。中盤過ぎにタイミングよく火村が登場し、漸く事件解決の方向が見えるのかと期待するも、一筋縄では行きません。終盤まで犯人の影すら悟らせず、動機も見当が付かない状態で、私個人はお手上げ状態でした。
その問題の動機に関しては、意外にも現代的なもので確かに想像外ではありました。ただ後出しなのは気になりましたが。

HORNETさん、ありがとうございました。貴方が紹介して下さらなければ生涯読む事がなかったであろう良作に出合い、質問した甲斐があったと思っています。それと傍観していた私が言うのもおこがましいですが、みりんさんが復帰されて良かったですね。

No.19 5点 ボナンザ 2021/06/22 14:42
最後の二章に至るまでが長い。話の長さというより作家アリスの独白に多く割かれているので、私には冗長に感じられた。

No.18 8点 葉月 2020/09/02 20:59
重厚に人間を描いていて、いい意味で有栖川らしくない傑作だった。これからもこの路線の作品をたまにでいいから描いて欲しいと思う

No.17 6点 八二一 2020/07/01 20:21
舞台となる中之島の歴史、被害者の過去を追う足の捜査といった本格らしからぬ展開を、きっちり本格にしたのが鮮やか。

No.16 7点 ぷちレコード 2020/04/20 20:09
大阪中之島にある銀星ホテルに長い間逗留していた、身寄りのない年配男性、梨田の死は自殺なのか他殺なのか...。
一本一本の紐を解きほぐすような聞き込みと行動、そして考察は梨田の鍵の掛かった人生に丁寧に歩み寄り、難航する調査の中にあって確実な光を見出す。
ハウダニットの楽しさというよりは、全編を通してひとりの男の人生を味わう大人の小説として読み応えがある。都会の喧騒を忘れさせてくれる佇まいと居心地の良いホテルの贅沢な時間を存分に堪能できる。

No.15 6点 E-BANKER 2018/11/13 21:29
安定感で言うなら比類なきレベルになった感のある“火村・アリス”シリーズ。
今回は大の地元とも言うべき「大阪・中之島」を舞台に、ひとりの謎の男の生涯にスポットライトを当てる大長編作品。
2015年の発表。

~中之島のホテルで梨田稔(69)が死んだ。警察は自殺と判定。だが、同ホテルが定宿の大作家・影浦浪子は疑問を持った。彼はスイートに五年間住み、周囲にも愛され二億円の預金があった。影浦は死の謎の解明を推理作家の有栖川有栖と友人の火村英生に依頼。だが調査は難航。彼の人生は闇で鍵のかかった状態だった。梨田とは誰か? 他殺なら犯人は? 驚愕の悲劇的結末~

皆さんも思ったのではないか? 「長すぎる!!」と・・・
まぁそれはさておき、本作では前半から中盤過ぎまで、多忙な火村に代わり、アリスが単身舞台となる銀星ホテルへ乗り込み、関係者への事情聴取やら梨田の故郷への捜査やら、いわゆる「探偵役」を務めている。
最初、これって島田荘司の御手洗シリーズでいうところの「龍臥亭事件」を意識してるのか?って感じてた。
「龍臥亭-」も冴えない中年男・石岡覚醒の物語だし、ついにアリスも探偵として昇華するのか・・・なんてね。

物語は川の流れのように緩やかに進んでいく。
火村でなくアリスの捜査行なんだから緩やかなのも仕方ないんだけど、これは作者の狙いなんだろうね。
梨田という人物が纏った謎をという衣をひとつひとつ剥がしていくという感覚。
それにはスピード感のある展開よりは、丁寧かつ重厚な物語の方が適しているということなのだろう。
真の探偵役である火村の登場以降はスピードアップ、急転直下で謎のすべてが解き明かされることになる。
新たな命の誕生というハッピーエンドでの締めくくりといい、作者のストーリーテラー振りもレベルアップした印象。

と、ここまで好意的に書いてきたが、これは表向きの感想。
裏の感想(?)はというと、以前から感じているとおり、本シリーズとは相性が良くない。
これまでこのシリーズで本当に面白かったと感じた作品はないし、本作読了後もこの評価は変わらなかった。
特に欠点はない(と思う)。ただワクワクするところがない。
多少のアラはあってもいい、もう少し読者を強引に振り回してくれる「何か」を期待してしまう。
本作でも、梨田の半生なんて、ここまでもったいぶるならもう少しブッ飛んだものでも良かったのにね・・・
(中之島に関する薀蓄は非常に面白く読ませてもらった。本作って絶対映画向きだよね)

No.14 7点 測量ボ-イ 2017/05/22 19:43
楽しく拝読。この前に読んだ別の作家の作品が読みづらかっただけに、
氏の作品は僕と相性が良いのを再認識。
さて作品の評価ですが、ホテルの一室で初老の男性が死んでいるところ
からスタ-ト。謎の設定は?
 ①この男性は、なぜこのホテルに長期滞在していたのか?
 ②死因は殺人だった場合、犯人は?
後者より前者の種明かしを丹念にひも解いていく過程に好感。①に関し
ては、アリスが探偵役ですね。
②の犯人ですが・・・ノーマ-クでした(苦笑)。
でも動機の一つは後出しだし、ここはまあどうでも良いか?

総合評価では、火村シリ-ズの中では高評価できる作品。

No.13 7点 響の字改 2017/05/19 17:00
うーんロジカル(褒め言葉)

いつものとはかなり違う導入から始まって序盤は有栖川刑事が被害者の過去を(中之島をうろうろ寄り道しながら)辿る様は中期清張の如し。
これは中弛みするパターンかと思いきや中盤の調査パートからどんどんテンポが良くなって終盤の火村先生登場からは丁寧に散りばめた情報と伏線をスパッと気持ち良く消化。エピローグもハッピーエンド感と言うか
「真相を解明することで関係者が救われたカタルシス」もあって読後感も良い。ただチョコレートの下りは不備があったんで-1点。
いつものシリーズとは違った切り口を上手に纏めていて本格とはいい難いかもしれないけど物語として面白かった。

シリーズ屈指の飲食シーンと小ネタで笑わせにかかる処はズルイけど
アリス先生は年を重ねる毎にじわじわと文章巧くなって行ってるから凄いですね(*´ω`)

No.12 8点 ボンボン 2016/09/30 23:58
派手な舞台設定や奇抜な出来事など一切なしで、実に丁寧に慎重に編み込まれた作品だ。途轍もなく地味ながら、退屈する隙を与えず、しずしずと地道に怒涛の展開を見せる。火村シリーズの長編で、ひとつの「玉に瑕」も「残念な勿体なさ」も感じずに読み通せたのは初めてかもしれない。
後半の火村のひらりひらりとキレる推理の安定感は勿論良し。前半のアリスの辛抱強い捜査の部分が「長い」ところだが、不思議にじわじわと引っ張られ目が離せなかった。
終盤で「人の世は、何と危うく残酷で、なんと出鱈目で得体が知れないのでしょうか」と総括するセリフがある。たしかに悲劇ではあるが、作品全体としては、登場するすべての人にまっすぐな目が向けられていて、読後感は温かく優しい。

No.11 5点 いいちこ 2016/09/26 19:48
Yoshiさんのご意見にほぼ同感。
長く地道な捜査が、新たな事実の発見それ自体を目的としており、最終盤までは直接的に謎の解決に向かわないプロットなので、盛り上がりや緊張感に欠けるのは確か。
それを考えると、ここまでの尺が必要であったか、やはり疑問が残るし、それでいて括目するほどの真相でもない。
読者を結末まで引っ張っていく求心力や、展開の手堅さには見どころがあり、作品全体として決してつまらない訳ではないのだが、これ以上の評価は難しい

No.10 10点 夏みかん 2016/03/08 17:09
とても読みごたえがありました。最後まで面白かったです。

映像化はするんでしょうか・・・・

No.9 6点 虫暮部 2016/03/08 10:58
 仮に本当に自殺だったとして、“間違いなく自殺である”という証明はなかなかハードルが高いのではないか。その場合、調査の引き際をどう設定するかが重要だが、その点について言及しないまま依頼を引き受けてしまったので、“おいおいアリス、大丈夫か”と思った。

 あと印象に残ったのが“猿真似をする技量もないのを糊塗するためにオリジナリティを求め、自意識を垂れ流すだけの下手な小説を書いてしまう勘違い野郎にも愛しみを覚えます”という影浦の台詞(作者の小説観を反映していると解しても良いだろう)。下手なオリジナリティより猿真似の技量を上位に置くか。有栖川作品を思い返してみると理解出来なくも無い(いや、メフィスト賞あたりに対する批判?)。

No.8 6点 白い風 2016/02/29 23:29
火村シリーズで長編でしたね。
今回は自殺か他殺かまだ分からない所からのスタートで今までと違った手法でしたね。
それ故に被疑者のことを調べる操作がメインでしたね。
ラスト近くに作家影浦の言葉を使っての”読者への挑戦”もあったのも楽しめました。
ただ個人的には長編なら学生アリス編を読みたいですね。

No.7 4点 yoshi 2016/02/12 17:18
決してつまらなかったわけではない。
だが読了しての感想は一言「長い! 長い割には真相がチープ!」
アリス(登場人物としての)や火村のファンだったら、長い方が嬉しいのかな。
「重量級」という形容は本の重さに対してではなく、
謎の深さに対して与えられる言葉であるべきと考える私には退屈な本だった。

No.6 7点 mozart 2016/02/08 17:27
これまで読んだ作家アリス+火村のシリーズの中では、質・量ともにずっしりとした内容で、読後感もそれほど悪くなく十分楽しめました。アリスがじわじわと梨田の過去と正体(?)に肉薄していくあたりは、関係者への聞き込みが中心の「捜査」で、ちょっと社会派ミステリー風でしたが、火村が登場して来てからは、天才探偵によるジグソーパズルのピースをしかるべき場所にはめ込んでいくという「通常の」本格ミステリーになっており、ある意味「二度」美味しい作品と言えるかも。

No.5 5点 パメル 2016/02/04 19:48
地道な聞き込みで少しづつ謎だらけの人物像が見えてくる
このじわじわ感が心地良い
推理のプロセスはエレガントだがその先にある真相は今一つに思える

No.4 9点 青い車 2016/01/31 18:12
 以前から有栖川作品は叙情的な文章が同期の作家たちより頭ひとつ上手いと思っていたのですが、本作ではそれが顕著に表れています。被害者や犯人を含めた登場人物全員に温かい目が向けられており、ラスト一行の締め方には心を動かされました。最初の方はあまりパズラー的な趣は強くなく、てっきり後期クイーン的な作品かと思っていましたが、火村が本格的に事件に介入してからは、いつも通りに推理がしっかり楽しめます。シリーズでも高ランクに位置する力作です。

No.3 7点 HORNET 2015/12/31 18:59
 大阪・中之島にあるホテルのスイートに5年にわたり長期滞在していた男が首つり自殺の体で発見された。警察はもちろん自殺で処理するが、同じホテルをよく利用し、死んだ男とも懇意にしていた大御所作家が、「自殺のはずがない。真相を調べてほしい」とアリス&火村に依頼する。
 いつもワトソン役のアリスが、今回は探偵役としてかなり活躍していた。物語は「犯人は誰か?」以前に「自殺か他殺か?」の検討から始まり、フーダニットの捜査が主ではなく死んだ男・梨田がなぜ銀星ホテルに長期滞在していたのか?どういう過去があったのか?などの梨田の人生の謎を解くことに置かれる。
 相変わらず読み易い文調と、アリスが探偵として活躍している面白さがあり、特に氏のファンである私には楽しかった。ただ、梨田氏の真相はかなり予想通り・予想の範疇だった。犯人は確かに予想外だったが、物語の本筋は「梨田氏は何者か?」であるので、結果として主たる謎は予想内で、副次的な謎について予想外だった、というようになる。
 やはりガッツリ「連続殺人、犯人探し」というフーダニットを有栖川作品でよみたいなぁ。

No.2 9点 makomako 2015/11/07 21:42
 ずっしりとした本格物です。有栖川氏の作品では学生アリスシリーズが好きで、私の中では火村英生シリーズはちょっと落ちるのですが、これはすばらしい。
 大阪中の島のホテルを舞台として、物語はゆっくりゆっくり進んでいく。自殺とされた男の正体が全く分からないが、とても不思議なお話という言わけではない。火村は当分の間脇役で、専らアリスが地味に少しずつ真相を探っていくこととなる。
 普通こんな展開では読者は退屈してしまうのだが、作者の筆力と中の島に対する愛着がにじみ出て決して退屈させない。もちろん最後まで犯人は全然わからず、でも解決のあとはすっきりしており、作者独特の悲しみも共感しました。
 このところ有栖川氏の新作が若干さえない気がしていたのですが、こんなに重厚で長いお話に出会えて満足しています。
 あとは学生アリスの最終長編を心待ちにしています。

No.1 6点 文生 2015/10/17 10:26
作家アリスシーリズ最長作というだけあって、ずっしりとくる重量級の作品である。

ただ、いつものようなロジックのアクロバットを期待してはいけない。
本作の探偵役は主にアリスがつとめ、事件の真相というよりも主に死んだ男の経歴を調べ上げる。そこから浮かび上がってくる被害者の人生こそが本作の主題であり、読み応えのある部分だ。

一方、事件の真相は終盤にやってきた火村の手で解かれる。こちらも悪くはないが、作品の長さを考えると明らかに軽量級。
エラリー・クイーンのライツヴィルシリーズのようなもので、ガチガチな本格を期待すると肩透かしを覚えるだろう。


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