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[ 短編集(分類不能) ]
ジュリエットの悲鳴
有栖川有栖 出版月: 1998年04月 平均: 5.38点 書評数: 16件

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実業之日本社
1998年04月

角川書店
2001年08月

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2013年02月

実業之日本社
2017年06月

No.16 3点 ボナンザ 2020/03/17 21:34
残念ながらどれもイマイチな短編集。話もトリックも取り立てて目を引くものがない。

No.15 5点 虫暮部 2017/07/18 10:58
 これは有栖川有栖作品である、というどうしようもなく多大な先入観のもとで読むせいだが、シリーズ・キャラクターがいないだけでこうも会話から軽妙さが失われるものか。

No.14 7点 ボンボン 2017/06/28 00:25
素直に面白かった。すっかり気に入ってしまった。
かなり幅広く、バラエティに富んだ短編集だが、やはりどうしても「作家もの」がちらほら、そして「鉄」分も結構高め。相当に馬鹿らしいものも含め、何とも言えないそれぞれの良さがあり、全編通して大変読み易い。

『登竜門が多すぎる』は、徹底的にふざけきっていて、ある意味豪華絢爛な作品だ。
『夜汽車は走る』の情感たっぷりの雰囲気は、確かにノン・シリーズでなければ出せないものだろう。
『ジュリエットの悲鳴』は怖かった。人物も展開も、強烈に印象に残った。
そんな良作が並ぶ中、すっとぼけたショートショート『遠い出張』が何故かツボった。

新しく出た実業之日本社文庫で読んだが、何度かの引っ越しを経て、作者のあとがきも3編(と言うのか?)になっており、結構たっぷりしていて得した感じ。

No.13 6点 makomako 2017/06/17 17:29
 有栖川有栖氏がだいぶん前に書いた短編小説をまとめて一冊としたものです。シリーズものではないのでアリスや名探偵は出てきません。
 まあいろんな小説を書いていたんだというのが、読んだすぐ後の印象です。とんでもないSFの話もあります。
 作者はトリックを先に思いついてそれに合うようなシチュエーションを後から考えだしたような感じ。従ってトリックの出来不出来が作品に大きく影響しているようです。
 私は有栖氏の学生アリスシリーズや最近の長編のファンでありますが、短編に関しては出来不出来がかなり大きいように思います。
 

No.12 6点 まさむね 2012/09/11 22:41
 ノンシリーズものの短編集(一部掌編を含む)。
 作者の十八番たるロジックを期待された方にとっては,おそらく肩透かし感を抱くものと思われます。しかし,個人的には,バラエティ豊富で,むしろ好ましく感じました。
 「夜汽車は走る」が個人的なベストで,雰囲気と全体構成に味わいがあります。一転して,「登竜門が多すぎる」はパロディもの。これも良かった。ショートショートの中では,「世紀のアリバイ」が秀逸。イマイチと思った作品も正直ありましたが,全体的には楽しめましたよ。

No.11 5点 spam-musubi 2011/08/07 09:12
intermissionなんて入ってるからてっきり全体に何かしらの
つながりがあるのかと思ってしまった。
全体にそこそこ面白い作品が多いかな。

No.10 5点 HORNET 2011/01/08 20:30
 こんな有栖川有栖もいい,と思える作品でした。肩肘張らずに気楽に読めて楽しめます。「登竜門が多すぎる」が好きです。

No.9 5点 おしょわ 2010/01/24 22:35
昔のショートショート読んでるみたいな感じです。

No.8 2点 いけお 2009/12/06 00:25
合わなかった。短さより完成度に疑問。

No.7 6点 測量ボ-イ 2009/08/14 10:26
氏の短編集はどれも水準作以上で安心して読めますが、とび
きりの傑作にもなかなか出逢えない、そんな感じです。
この短編集では「タイタンの殺人」が一番良かったでしょう
か?宇宙人の中でおこる殺人、ユニ-クな構成です。

内容的には7点でも良いのですが、謎解き要素の薄い作品が
多いので、マイナス1点。

No.6 4点 こう 2008/11/25 22:52
 ミステリではない作品も多く阿刀田嵩風な作品も目につきました。個人的には「登竜門が多すぎる」が一番面白かった覚えがあります。逆に表題作が一番つまらなかった印象があります。あまり深く考えずさっと読める作品集だと思います。 

No.5 8点 vivi 2007/06/03 00:53
ノンシリーズ。しかも純然たるミステリの範疇ではないです。
ですが、だからこその色んな試みが楽しかったです。
ショートショートやギャグ、悲劇、奇妙な味の物語。
ロジックは薄くても、素敵な「謎」の一場面を楽しめる作品集でした。

No.4 5点 ギザじゅう 2003/04/29 01:09
どれも粒ぞろい…なんだけど粒すぎる。
印象に残るのはほとんど無かったが、一番良かったのは『夜汽車は走る』かな。

No.3 7点 テツロー 2002/11/20 00:47
 ミステリではないが「登竜門が多すぎる」が適度に笑えて良い。ミステリでは「世紀のアリバイ」が、この中では一番かな。短いし、論理的に分かる代物でもないが、ラスト思わず「あっ!!」と言わされた。
 「タイタンの殺人」SFミステリな訳だが、もうひとひねり欲しいかな。「パテオ」幻想譚としてどうこうより、主人公があわれだと思った。
 「裏切る眼」「危険な席」「夜汽車は走る」ヒロインの描写が少々…。ヤな女だなと思ってしまう。
 表題作、最後主人公は、自殺したのか? 雰囲気は良いが、後味悪し。

No.2 6点 馨子 2001/09/12 17:26
普通に楽しめましたよ。ミステリっぽくない作品も多いけど。表題作はけっこう好き。
有栖川氏の作品はなんか安心して読める感じがする。(初期のは別として)

No.1 6点 ちはや 2001/02/24 23:55
著者による同人誌? いや、面白かったんですけどね。


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