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[ 本格/新本格 ]
密室殺人ゲーム・マニアックス
密室殺人ゲームシリーズ
歌野晶午 出版月: 2011年09月 平均: 4.25点 書評数: 16件

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講談社
2011年09月

講談社
2015年01月

No.16 5点 sophia 2021/05/23 02:12
「2.0」で既にげんなりした部分はあったのですが、毒を食らわば皿まで(?)の精神で3作目にも手を出しました。結果やはりと言うべきか、1作目から順調にクオリティが下がっていって、今作終了後にはもう草も生えない状態となりました。まずゲームの存在が世間に知れ渡ってしまったのが興醒めなんですかね(例えるならば、デスノートの存在を知るのはキラだけであってほしかったというような)。
「王手飛車取り」のコロンボは「出題者の用意した解答ではなくても矛盾がなかったら正解として認めろ」とキレましたが、今作のコロンボは「制作者の意図を汲み取り、制作者が用意した結末に向かうのがゲーム」と随分大人なことを言います(別人だから不思議はないのですが)。「密室殺人ゲーム」はどうあるべきなのか、この命題に読者の私も振り回されたシリーズでした。

No.15 6点 mediocrity 2020/07/16 03:52
シリーズ3作目。平均点4点ということで全く期待せずに読んだのですが、それほど悪くないと感じました。
確かに1作目から1点ずつ点数下がってきてますが、こんな特殊設定で3冊目を書けるだけでもすごいと思う。特にQ1のトリックは想像して笑ってしまった。
4作目は9年経ってもまだ出ていないようですね。よほどいいアイデアが浮かばない限り書きたくないんだろうなあ。

No.14 6点 虫暮部 2020/03/30 12:22
 多分これは意図的に問題のある問題を出し、それに対する読者の批判と作者の反論をシミュレートして、解答者対出題者のチャットの形で提示している。
 もっともらしく言えば、ミステリ読者に対する批評。つまりは、読者に対して作家として言いたい、けど言うのは如何なものか、である本音をやっぱり言ってやる! と言う鬱憤晴らしに書いたんじゃないかなぁ。読者は簡単にこういう文句を言うよねぇ、ということである。
 特にQ1とQ2に対するストレートな批判は、まさに作者が読者に言わせたかったことであって、作者の思う壺だと思う。 

No.13 4点 ミステリ初心者 2019/02/06 20:37
ネタバレをしています。また、前作、前々作のネタバレも少ししています。

 非常に読みやすく、すいすい読み進みました。シリーズ恒例の特殊な設定も踏襲されています。

 このシリーズは結構好きなのですが、この作品は好みではありませんでした。前作までは、各キャラクターの出題が短編集のように楽しめる上に長編としてもなにか大仕掛けがあるような感じでしたが、今作はそのどちらも楽しめませんでした。

 解説をみると、この作品は外伝的作品で、4作目が本編&最終作らしいです。それに期待しています。

No.12 5点 HORNET 2018/09/30 18:03
 「2.0」を読んでから6年も経ち、読んでみた。
 基本的に第1作の「王手飛車取り」が本家で、「2.0」も本作も、その模倣犯の話。そういう意味では設定自体の面白さはどうしても第1作を超えられない。
 本作は、その模倣パターンに仕掛けがあるわけだが、作者の言葉にもあるように、そのパターンをやってみたかったことが第一にある感じで、個々の事件(出題)の謎は作りこまれていない印象。極端に非現実的でトリッキーか、極端に地味かのどちらかで、チャットのやりとりを読み飛ばしてさっさ「解答」へと行きたくなる感じだった。
 その中でも、Q1の「本」の仕掛けが一番面白かったかな。

 自分としては、「2.0」の中で明かされていた「王手飛車取り」の結末で、「伴道全教授」(正体は女子高生)だけが逃げ延びたことになっていたので、その再登場がどこかであるのか期待していたのだが…

No.11 4点 haruka 2015/04/12 23:10
最後のオチはともかく、個々のネタがイマイチ。

No.10 5点 E-BANKER 2015/03/07 14:48
『密室殺人ゲーム王手飛車取り』『密室殺人ゲーム2.0』に続くシリーズ第三弾。
またもや“あの”レギュラーメンバー5名が推理ゲームで競い合う!
(これが最終作品になるのだろうか?)

①「六人目の探偵士」=<aXe>が出題者となる本編は密室+アリバイがテーマ。ただし「アリバイ」については出題者が途中で放棄しすることに・・・。密室トリックについてはなぁー・・・リアリティはともかく、まぁ本作ならではの解法だろう。(アリバイトリックを放棄した理由は③で明らかになる!)
②「本当に見えない男」=「見えない男」といえば当然G.Kチェスタトンの名短編だが、本編は「本当に見えない」男なのだ。ということは透明人間か?? ってこれも本作らしいトリック。二段構えの出題になっていたのは別に関係ないような気がするけど・・・
③「そして誰もいなかった」=これはいわゆる「ネタばらし」の章。まさにタイトルどおり、「誰も」いなかったのだ!(いやっ一人はいたってことだよな) これは正直脱力もの。

以上3編の構成。
一応①~③まで個別に書評したけど、本作に関しては個別の作品はあまり関係ない。
あくまで全体に仕掛けられた「企み」をどう捉えるか次第で評価は大きく変わる。

まぁシリーズも三作目となると、当然今までと同じプロットは通用しないわけで、作者なりの「捻り」は十分に効いているんじゃないかなぁとは感じる。
(こんなブッ飛んだプロットをシリーズもので実現させるのは至難の業ではないか?)
ただし、③のネタバレトリックは安易だし、わざわざ五人の「外」の人間を登場させた割にはそこの仕掛けが浅すぎだし、今回はちょっと練り込み不足があったのも事実。
これ以上シリーズを続けていくなら、設定自体を一度見直す必要があるだろう。

でもまぁ個人的にはまずまず面白かったんだけど・・・
(「王手飛車取り」の頃はチャットそのものが斬新だったけど、さすがに今となってはねぇー)

No.9 4点 yoneppi 2014/12/19 19:57
2.0は面白かったが、これは…。

No.8 4点 simo10 2012/08/31 23:15
2.0の文庫版読了、王手飛車取りの再読で勢いがつき、文庫化を待てずにノベルズ版の本作を読んでしまった。
正直、失敗したと思った。内容の善し悪し以前に、さすがに本シリーズのテンションに飽きがきており、指が進まない。
ただでさえそんな状態なのにトリックの種明かしたるや、結末たるや…。
読み始めは文庫化を待てば良かったと多少後悔もしたが、待ち侘びて無駄に期待値を上げるよりはさっさと見切りを付けられて良かったかなとも感じている。

No.7 4点 いけお 2012/08/30 00:32
個々のネタは弱いので全体の構成が肝心だったが、前作までとの繋がりが直接無いのは残念だった。
前作で普通の短編へ、今作でそれ以下になってしまった。

No.6 2点 こう 2012/01/22 01:16
 2作目の時点でマンネリ化を感じていましたがつい買って読んでしまいました。てっきり2作目のラストとつながっているのかと思いましたが関係ありませんでしたね。
 このシリーズは1つ1つの作品、トリックに期待しても仕方ないので全体のプロットが楽しめるかだと思いますが途中からつまらまくなって読了するのが苦痛でした。
 帯は「驚愕のラスト」となっていましたがどこが「驚愕」なんでしょうか。
流石に第4作は出てももう読まないと思います。

No.5 3点 ムラ 2011/11/14 21:16
繋ぎの息抜きには悪くない作品。

No.4 5点 まさむね 2011/10/15 16:39
 シリーズ第三弾の全体構成としては,「アリ」だと思いますね。
 しかし,個々のトリックは拍子抜け。ちょっと辛い。作者の言いたいことも分かりますけどねぇ。4点と5点の中間ってことで,四捨五入。

No.3 4点 kanamori 2011/10/07 17:43
シリーズの番外編。
これまで5人の鬼畜メンバー内で閉じられていた密室ゲームをオープンにすることによって初めて意味を持つことになる作品全体に仕掛けられた本書のアイデアはそう悪いとは思わない。
しかしながら、個々の出題に対する真相はお寒い限り。ゲームだからトリックが巧く行ったものを出題したという趣旨の”メンバー”の発言があるが、それを言ったらオシマイだ。

No.2 3点 黒い夢 2011/09/14 08:13
これまでの1・2作目を読んでいる人にとっては、物語のひとつのケースとしてとらえれますが、ミステリとして評価するのはむずかしいです。

No.1 4点 シーマスター 2011/09/13 20:27
(おっと、既に登録されていたとは)


密室殺人ゲームシリーズの第3弾だが、これはないでしょう。
少なくとも本格ミステリーとしての意義はほぼゼロだろう。

まぁネット、IT、現代機器で、どこまでミステリーゲームができるかをネットオタクの作者が、若干のネット社会論も交えて書いた確信犯的な「お遊び作品」というところか。(それでも第2話の後半はふざけすぎ)

このシリーズ、これで終わりではなさそうだね。


歌野晶午
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