海外/国内ミステリ小説の投稿型書評サイト
皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止 していません。ご注意を!

[ 本格 ]
眠れる森の惨劇
ウェクスフォード警部
ルース・レンデル 出版月: 2000年04月 平均: 6.00点 書評数: 2件

書評を見る | 採点するジャンル投票


角川書店
2000年04月

No.2 4点 YMY 2021/09/11 23:23
全体的なプロットは悪くないが、中盤で捜査が停滞するのと一緒に、物語も停滞して、ウェクスフォードが何回も同じような話を聞きに行く。そして悩むの繰り返し...退屈。

No.1 8点 Tetchy 2009/09/13 20:28
今までミステリとは、事件が起こり、その事件に関する犯人、動機、手法といった様々な謎を主人公とともに探り当てる、その過程を愉しむものだと思っていたが、本書を読んでいる最中はそういう風には思わなかった。
ミステリとはある事件をきっかけに、それに纏わる人々を活写し、またそれによって起こる登場人物達の様々なドラマを読み解く物なのだな、そういう風に感じた。
前者は「推理」小説であり、後者は推理「小説」となるのだろう。
しかし本作はその双方の魅力を兼ね備えていた事を、結末で思い知らされた。
デイジイという人物の位置付けは結末に至る前には判ってしまったが、それでも尚、本作は面白い。
原題「ガンナーの娘にキスをする」
その警句が「ガンナー」=「拳銃使い」=「○○」という暗示めいた等式に歪められ、皮肉な響きを胸に残した。


キーワードから探す
ルース・レンデル
2015年08月
街への鍵
平均:4.00 / 書評数:1
2002年12月
悪意の傷跡
平均:5.00 / 書評数:1
2001年03月
シミソラ
平均:5.33 / 書評数:3
2000年04月
眠れる森の惨劇
平均:6.00 / 書評数:2
1999年07月
聖なる森
平均:6.00 / 書評数:1
1999年04月
殺意を呼ぶ館
平均:6.00 / 書評数:1
1998年10月
女を脅した男
平均:7.00 / 書評数:1
1998年09月
石の微笑
平均:7.00 / 書評数:1
1996年05月
求婚する男
平均:6.00 / 書評数:1
1992年10月
死を誘う暗号
平均:6.50 / 書評数:2
1989年12月
惨劇のヴェール
平均:7.00 / 書評数:2
1989年04月
女ともだち
平均:6.50 / 書評数:2
1988年08月
罪人のおののき
平均:6.67 / 書評数:3
1988年07月
緑の檻
平均:7.00 / 書評数:2
1988年06月
仕組まれた死の罠
平均:7.00 / 書評数:1
1988年05月
カーテンが降りて
平均:7.00 / 書評数:2
1988年04月
死を望まれた男
平均:6.50 / 書評数:2
引き攣る肉
平均:6.00 / 書評数:2
1988年03月
虚栄は死なず
平均:6.00 / 書評数:2
1987年09月
偽りと死のバラッド
平均:6.00 / 書評数:2
死のひそむ家
平均:6.00 / 書評数:2
1987年06月
死が二人を別つまで
平均:6.50 / 書評数:2
1987年05月
無慈悲な鴉
平均:7.50 / 書評数:2
1987年04月
運命のチェスボード
平均:5.25 / 書評数:4
1987年01月
もはや死は存在しない
平均:7.00 / 書評数:1
1986年05月
地獄の湖
平均:7.00 / 書評数:2
1986年04月
身代りの樹
平均:7.00 / 書評数:2
1986年02月
絵に描いた悪魔
平均:5.33 / 書評数:3
1986年01月
指に傷のある女
平均:5.50 / 書評数:4
1985年12月
殺す人形
平均:4.33 / 書評数:3
1985年11月
死のカルテット
平均:7.50 / 書評数:2
1985年08月
荒野の絞首人
平均:3.00 / 書評数:4
1985年04月
マンダリンの囁き
平均:5.50 / 書評数:2
1984年06月
ロウフィールド館の惨劇
平均:6.75 / 書評数:12
1983年03月
乙女の悲劇
平均:7.00 / 書評数:3
1982年06月
わが目の悪魔
平均:6.33 / 書評数:3
1981年12月
薔薇の殺意
平均:5.00 / 書評数:1
1980年09月
ひとたび人を殺さば
平均:6.60 / 書評数:5