皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 警察小説 ] 死者はまだ眠れない 十津川警部シリーズ |
|||
---|---|---|---|
西村京太郎 | 出版月: 1983年01月 | 平均: 5.00点 | 書評数: 1件 |
![]() 双葉社 1983年01月 |
![]() 双葉社 1985年01月 |
![]() 徳間書店 1996年11月 |
![]() 徳間書店 2009年08月 |
No.1 | 5点 | 人並由真 | 2025/03/15 18:21 |
---|---|---|---|
(ネタバレなし)
その年の11月5日の夜。調布市内の45歳の電気店主人・佐々木努が、多摩川の土手の周辺で偶然に死体を見つけた。だが佐々木が慌てて警官を呼びに行くと、死体は痕跡もなく消えていた。佐々木の通報は何かの勘違いとして処理される。その一週間後、今度は板橋区の周辺でスーパー勤務の仕入れ主任・伊藤賢二が、自宅のアパートで弾みで25歳の妻かおるを殺してしまったと自首してきた。だが警官がアパートに赴くとどこにも死体はなく、その後のかおるの行方も不明だった。伊藤はテレビの人探し番組に出て、無事に生きており? 失踪した? 妻の行方を捜し求める。その番組を観た十津川警部の新妻・直子は、それを契機に不可解な連続死体消失事件に関心を深めていく。 元版のフタバノベルス版で読了。 <ミッシングリンク的な流れで続発する、連続死体消失事件>という、謎解きミステリとしてはなかなか攻めた趣向。これは面白そうだと、久々に十津川ものを読んでみた。 だが導入部というか発端の謎こそ惹かれるものの、内容の方は途中から悪い意味で「ああ、そっちの方に行くのか」という流れになだれ込み、だんだんと気が抜けて来る。 でもって最後に作者が、<またもあの手>を使ったため、全体の事件の構造もいまひとつ明かされず、送り手に振り回されてキツネにつままれたような気分で終わる。 後半、部分的にちょっとしたトリックの創意(みたいなもの)があり、その辺はまた印象に残ったが。 (備忘用のキーワードは、ア〇〇〇〇〇〇だな。) 十津川夫人の直子さんにしっかり付き合うのは、もしかしたら今回が初めて? かもしれん。 ネットで調べたら初登場作品は『夜間飛行殺人事件』らしいが、たぶんその辺になるともうリアルタイムでは読んでないや。すでにシリーズ内の人気キャラみたいで、テレビドラマでも浅野ゆう子、池上季実子、萬田久子、坂口良子……と世代人には錚々たる女優たちが歴代で演じてるのを初めて知った。またそのうち、お会いすることもあるだろう。 |