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[ 本格 ] 妖魔の森の家 カー短編全集2/旧題『カー短編集2』 |
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ジョン・ディクスン・カー | 出版月: 1970年12月 | 平均: 7.48点 | 書評数: 21件 |
![]() 東京創元社 1970年12月 |
No.1 | 8点 | Tetchy | 2009/01/05 22:29 |
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玉石混淆の短編集だが、逆にそれが故にメリハリが出て、総体的にはカーの短編集の中でも最も好きな一冊である。
表題作は傑作。短編のみならず長編も含めて上位に来る作品。一瞬チェスタトンかと思った。 「ある密室」はほとんどアンフェアだが、まあこのずるさもカーならではか。 「赤いカツラの手がかり」は真相は解るものの、なかなかコミカルで、記憶に残る作品だ。 「第三の銃弾」はハヤカワ・ミステリ文庫で完全版が出ているので読む必要はないかな。 |