皆さんから寄せられた5万件以上の書評をランキング形式で表示しています。ネタバレは禁止
していません。ご注意を!
[ 本格 ] 忘れられた殺人 カールトン・ケンドレイク名義 |
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E・S・ガードナー | 出版月: 1960年01月 | 平均: 6.00点 | 書評数: 2件 |
![]() 早川書房 1960年01月 |
![]() 東京創元社 1964年01月 |
![]() 早川書房 1975年02月 |
No.2 | 7点 | 弾十六 | 2025/03/21 22:49 |
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1935年出版。当初はTHE CLEW OF THE FORGOTTEN MURDER by Carleton Kendrakeとしてお馴染みモロウ社から出された。私は創元推理文庫で読了。
この探偵と相方のコンビが良い。いつものESG流の込み入ったプロットだが、展開が良くてあんまり混乱しないように鼻面を引き回される楽しさがある。 残念ながら原文は入手出来ませんでした。 トリビアは後ほど。 |
No.1 | 5点 | nukkam | 2023/08/28 23:13 |
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(ネタバレなしです) ガードナーが(理由はわかりませんけど)カールトン・ケンドレイク名義で1935年に発表した本格派推理小説です。ブレード新聞といえば検事ダグラス・セルビイシリーズでセルビイを失脚させんとセルビイの落ち度を探しまくる、敵対的立場のメディアでしたが本書のブレ-ド新聞と同じなんでしょうか?犯罪学者シドニー・C・グリッフが登場するまではブレード新聞の新聞記者が探偵役だし、探偵役がグリッフに交代してからもグリッフをサポートして本書での印象は悪くありません。ちなみにダグラス・セルビイシリーズ第1作の「検事他殺を主張する」は1937年発表です。その間にブレード新聞を敵役に変更する理由が何かあったんでしょうか、気になります。ハヤカワポケットブック版にはちゃんと登場人物リストが載っていますが、第17章である人物がぼやいているように別の名前を名乗る人物が多くて本名は何なのか、誰が誰なのかややこしくなる複雑なプロットです。第20章での犯人判明場面の劇的演出はガードナーとしては珍しいですね(ジョン・ディクスン・カー風です)。事件が解決されてめでたしめでたしのはずなのに説明できないことがあるのが不満なところは犯罪学者らしいですが、主人公としては地味過ぎと考えたのか作者はグリッフ登場作を2度と書きませんでした。 |