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[ 法廷・リーガル ] 五人目のブルネット ペリー メイスン |
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E・S・ガードナー | 出版月: 1957年01月 | 平均: 7.00点 | 書評数: 1件 |
早川書房 1957年01月 |
早川書房 1978年12月 |
No.1 | 7点 | 弾十六 | 2019/08/16 19:53 |
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ペリーファン評価★★★★☆
ペリー メイスン第28話。1946年11月出版。ハヤカワ文庫で読了。(なお、以下はAmazon書評の転載です。ちょっと変えてます。いずれ再読したらあらためて書きます。) 第3シーズン(私見では41話まで)は戦後メイスンです。特徴はメイスンのネチネチ揚げ足を取るような反対尋問。バーガーが私怨に凝り固まり、事件の解決よりメイスンをやっつけるのが目的のダメD.A.に… (トラッグも呆れます。) アダムス街よく似たブルネットがいっぱい、赤毛連盟風の冒頭です。運転免許証には親指の指紋が表示されている、銀行の窓口は担当が客の頭文字別になっている(「私はRからZの預金担当」)などの米国生活風景。バーガーの知恵袋ガリング地方検事補が新登場、法廷シーンは予審から珍しく大陪審へ、陪審長の計らいでメイスンは真相を掴みます。解決は鮮やか、メイスンがガリングを翻弄する手口も楽しい。文庫版の巻末には「があどなあ・ほうだん/2」夫婦間の証言についての解説あり。 銃は32口径コルト製レヴォルヴァが登場、シリアル14581(このナンバーは「埋められた時計」「寝ぼけた妻」に続き3度目、ただし前2回は38口径。) 検索すると32口径のColt New Police 1903年製が見つかりました。古い32コルト弾(32 Long Colt)と32ニューポリス弾(32 Colt New Police)の両方に対応。「弾丸はある古い形式の廃れたタイプのやつ」で新しい弾丸と区別出来る、というのは32コルト弾のことかも。 毎年2作のメイスンものを生産してきたガードナーですが、1946年だけこの1作きりです。 (2017年3月26日記載) |