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[ 本格/新本格 ]
ルームメイト
今邑彩 出版月: 1997年08月 平均: 5.47点 書評数: 17件

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中央公論社
1997年08月

中央公論新社
2006年04月

No.17 7点 虫暮部 2023/06/03 12:54
 第一部が何だか曖昧な構造じゃない? Zさんに関して、AさんがBさんに話す。知り合ったばかりの人の言うことをBさんは鵜呑みにしてCさんに話す。みたいな感じで事実確認をなおざりにしたまま基本設定が示されて、“これどこまで確かなの?” と思った。そのはっきりしない気持悪さは都市伝説系ホラーでも読んでいるような味わい。
 そんなモードで入っちゃったから以降も今一つ記述が信用出来なく感じたりして、まぁそれはそれで面白い気分だったが、ミステリ的な仕掛けにつながってはいないので、作者が意図的にそんな風に書いたわけじゃないんだろうね。

No.16 6点 2020/06/07 09:45
とても読みやすく楽しめました。
文庫本の「モノローグ4」を読まない読者がいるのでしょうか?
私は読んでよかったです。

No.15 5点 レッドキング 2019/06/21 07:01
同じルームメイトものとしては「二の悲劇」よりも面白い。
ところで、もしも「一人称」だけで多重人格物を叙述されて、登場人物のみならず叙述者自体さえも怪しくなったら、ミステリとしての解読は難しくなるかなあ。
※追記。これ文庫版では最終章を「仮封印」し、作者が思わせぶりに「読んだら気分悪くなるわよ、それでよかったら・・」みたいに書いてるけど、あんなこと書かれたら余計に読むよ。

No.14 5点 E-BANKER 2015/12/06 20:15
1997年発表の長編。
昔の作品ながら何故か最近映画化もされた作品。

~「わたしは彼女のことをなにも知らなかったのか・・・?」 大学へ通うために上京してきた春海は、京都から来た麗子と出会う。お互いを干渉しない約束で始めた共同生活は快適だったが、麗子はやがて失踪、跡を追ううちに彼女の二重、三重の生活を知る。彼女は名前、化粧、嗜好までも変えていた。呆然とする春海の前に既に死体となったルームメイトが・・・~

とにかく『多重人格』というプロットをいかに膨らますかに専心した・・・という作品。
ルームメイトのひとり(麗子)が多重人格者だということはほどなく判明し、後はいったい作者がどうやって読者にサプライズを与えようとしているかということが鍵となる。
二重人格までなら作中の書き分けでもアンフェアにならないのだろうが、三重・四重・・・まで来るともはや書き分けでは無理だし、こういうプロットになるのだろうなぁーと納得した。

で、問題は、というか要は最終章となる「第三部」が本作のほぼすべてということだろう。
途中から「こうなる」ことはほぼ察しがついてはいたのが(伏線はあったしね)、なかなかサスペンスフルな展開ではある。
影の主役ともいえる工藤が真相を知って苦悩するさまも、命の危機に陥る展開も予想内とはいえ、ツボを押さえた盛り上げ方ではあるよなぁ・・・
いわくつきの「モノローグ4」は・・・どうかなあ?? 
(いらないと言えばいらないかなぁー)

まっでも、正直小粒な印象は残った。
作者の作品も数多く読んできたけど、どれも水準以上の出来が多いのは確か。
本作も映画化に耐えうる作品だとは思った。
評点はこんなもんだろう。

No.13 5点 touko 2012/07/30 23:04
作者がお好みで読んでも読まなくてもいいと断っていたラストのオチがなかったら、何の面白みもない盛り上がりに欠ける作品のような。。

ところで、この作者の中でも特に面白い方でもない古い作品なのに、最近になって、書店が主に若い女性をターゲットにし(たそうです)、これをプッシュして成功したのは、NANA(対照的な2人の20歳の女の子がたまたまルームメイトになったことから始まる青春友情恋愛バンドもの、映画化もされた少女漫画の大ヒット作)の影響なんじゃないか……なんて推理してみたんですが、どうでしょう。

だとすると、若くないけど(汗)女の私でも面白くないんだから、男性読者には余計つまらないかも?

No.12 5点 まさむね 2012/07/29 21:57
 非常に読みやすい作品だし,楽しめたのですが,多重人格モノは個人的にはあまり…。何でもできちゃいますしねぇ。
 ちなみに,モノローグ4は衝撃って程でもなく,ちょっと蛇足っぽいかなぁ。

No.11 7点 蟷螂の斧 2012/06/22 14:45
多重人格物は好みではありませんが、本作は気に入り結構楽しめました。ミスリードが冴えていますし、叙述・どんでん返しもあります。読みやすいし、モノローグ4があってもなくても、どちらにしても後味は良かったですね。

No.10 4点 測量ボ-イ 2012/05/26 17:20
ん-結末はそうきましたか。これは賛否両論ありそうですね。
因みに僕個人としては「否」の方になるでしょう。
従い採点は辛めです。

No.9 5点 こう 2012/01/25 23:47
 昨年手に取った今邑作品の一つです。多重人格を題材にした作品ですが登場人物が少ない上に作者の書き方があまりにも真犯人を特定し易くしていると思うので読み易いですがもの足りない印象でした。
 ノベルズ版ラストはあってもなくてもいいかなと思います。あったからといって驚愕という感じもないですし元々真犯人に〇〇を据えている以上予測の範囲内でしょう。 

No.8 6点 モグ風 2011/08/14 06:36
この作品は売り上げ○○万冊と帯に書いてあって売れてるならよんでみようと思ったのがきっかけでした。
これは落ちに満足いくかどうかだと思います。
自分的にはギリギリありかなーでもこの落ちにしっくりしない人もいるとは思います。
見たことがない落ち(びっくり感はなかったけど)だったのは評価できるといった感じです。

No.7 5点 いけお 2011/07/09 01:10
多重人格の話なのは初めからオープンになっている分、意外な展開だとは思えなかった。

No.6 5点 yoneppi 2011/06/10 21:05
一般受けするのもわかる気がする。ただミステリとしては少し不満も。実は多重人格じゃないというオチの方が怖いかな。

No.5 5点 STAR 2011/05/18 09:24
売れていそう?という理由で買いました。
読みやすいのですが、時間がたつとどういう結末だったか忘れています。。。

多重人格だと何でもありな気がしてしまうので、あまり好きではありません。「全てが夢でした」というような感じと同じかな?と思ってしまうので。
ミステリーでなくサイコとしてはおもしろいと思いました。

No.4 7点 makomako 2011/05/09 19:50
意外と皆さんの評価が低いけど、私は結構楽しく読みました。ミステリーとしてもできは良いし、すらすらと読めて興味津々のところもあっていいじゃないですかねえ。
以下ネタバレが少し。
多重人格が主題となっていますが、本当に多重人格なんてあるのかと思い友人の精神科医に聞いてみたらたまには経験するとのこと。うーんそんな人に会ったことないけどなあ。まあ隕石に当たって死ぬというよりは現実味があるということでしょう。

No.3 6点 misty2 2011/01/03 17:26
先般、書店で大推薦中。
過日、大型買取店に当文庫本を30円で売ったことを思い出し、少し後悔しているが、手元に置き再読することは無いと思うので、まぁいいか。
文庫本化し、内容の費用対効果が整い、平置き化させたのかな。
さて、内容は悪くなく、私としては中の上。

No.2 4点 江守森江 2011/01/03 16:16
この作品が中公文庫で人気爆発し、最近の一押し作家になっているのだが、本作を読んで何故売れたのか理解出来ず、その事が最大のミステリーな作品。
作者の読みやすく忘れやすい二大特徴はこの作品でも顕著で、そんなお手軽さと文庫化で安くなったのがベストセラーへ導いた要因なのかもしれない。
宣伝につられて本作を読むより、先に読むべきミステリーが多数あると思うのだが・・・・・。
新聞広告で期待して読むとガッカリする。

No.1 6点 シーマスター 2008/07/30 23:42
ミステリとしては微妙だが、サイコ・サスペンスと割り切って読めば許容範囲内。

ストーリーも割りと面白くて読みやすいが、(サイコは別としても)無理がある、というか不自然な展開がいくつかあることも否定できない。
例えば、身内の友達とはいえ、初対面のただの大学生に訊かれるがままに複雑な家庭の事情やらプライベート性の高い話をそう易々とベラベラ話したりするものだろうか。

ラストは更にビミョー。 少なくとも驚愕する気にはなれず。


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