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15人の推理小説
英国探偵作家協会 編
アンソロジー(海外編集者) 出版月: 1960年01月 平均: 5.00点 書評数: 1件

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東京創元社
1960年01月

No.1 5点 弾十六 2025/05/04 22:37
1956年出版のCWAアンソロジー。原題Butcher’s Dozen。編者はJosephine Bell, Michael Gilbert & Julian Symonsのようである。国家図書館デジタルコレクションで読んでいます。
( )内の数字は翻訳本の順番。【 】内の数字は原書の順番。
「あとがき」によると、この手のCWAアンソロジーの最初のものだったようだ。
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(1) Dinner for Two by Roy Vickers 【14】(初出EQMM 1949-01) 「二人前の夕食」ロイ・ヴィカーズ作、井上一夫訳: 評価6点
迷宮課もの。1933年の事件。面白いアリバイだが成立するかなあ。解剖でわかるはず。
(2025-05-04記載)
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(2) Money Is Honey by Michael Gilbert【4】「お金は蜂蜜」マイケル・ギルバート作、橋本福夫訳 [Henry Montague Bohunもの]
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(3) Diamonds for the Million by Maurice Procter【10】 (初出Collier's 1952-11-01 as “The Bowstring Murder”)「百万ドルのダイヤモンド」モーリス・プロクター作、中田耕治訳: 5点
なんだか語り口が下手くそでわかりにくい話になっている。英国警察と米国警察が共同して犯人を追い詰めるのだが…
(2025-05-06記載)
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(4) The Tallest Man in the World by Janet Green【5】「世界一背の高い人間」ジャネット・グリーン作、橋本福夫訳
(5) Portrait of Eleanor by Marjorie Alan 【1】(初出EQMM1947-12)「エリナーの肖像」マージャリー・アラン
(6) The Thimble River Mystery by Josephine Bell【2】(初出The Evening Standard 1950-05-08 as "The Thimble River Murder")「シンブル川の謎」ジョジフィーン・ベル[Dr. David Wintringhamもの]
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(7) A Death in the Black-Out by Mary Fitt【3】(BBCラジオドラマ)「灯火管制中の死」メアリー・フィット作、井上勇訳: 評価5点
田舎の開業医フィッツブラウンFitzbrownもの。作中現在は1944年11月。オートバイ事故で呼ばれた医師。三人ブリッジをしている場面あり。ミステリ度は普通。
(2025-05-05記載)
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(8) Strange Journey by Frank King 【7】(初出Britannia and Eve 1949-09)「奇妙な旅行」フランク・キング作、中田耕治訳
(9) The Killer by Vivian Stuart【12】「殺人者」ヴィヴィアン・ステュアート
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(10) Death at the Wicket by Bernard Newman【9】「打席に死す」バーナード・ニューマン作、井上一夫訳: 評価5点
田舎のクリケット試合で起きた出来事。専門用語たくさんだけど、さすが井上先生は上手く処理している。ミステリ度は低いなあ。
(2025-05-04記載)
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(11)Rubber Gloves by L. A. G. Strong【11】「ゴムの手袋」L・A・G・ストロング作、中田耕治訳
(12) The Dupe by Julian Symons【13】「かも」ジュリアン・シモンズ
(13) The Lost Village by Cecil M. Wills【15】「失われた村」セシル・M・ウィルス
(14) He Got What She Wanted by Nigel Morland【8】「魔につかれて」ナイジェル・モーランド
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(15) Remote Control by Alan Kennington【6】(初出Esquire 1950-02 as “Fingerprints Can’t Talk”)「遠隔操作」アラン・ケニングトン作、橋本福夫訳: 評価6点
ちょっと面白い工夫。戦後の話。三角関係の顛末は…
(2025-05-06記載)


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