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[ クライム/倒叙 ]
グラスホッパー
殺し屋シリーズ
伊坂幸太郎 出版月: 2004年07月 平均: 6.10点 書評数: 30件

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角川書店
2004年07月

角川書店(角川グループパブリッシング)
2007年06月

No.30 3点 ボナンザ 2024/10/03 21:11
個性的な語り手三人を交互に出すことで飽きさせないのは分かるが、読んでてイライラさせられるところも多かった。

No.29 6点 みりん 2024/07/05 23:52
エンタメですねぇ。個人的にはハードボイルドってこの作品のようなイメージだった。
伊坂幸太郎って会話文がやたら面白いな。ずっと読んでられる。

No.28 7点 sophia 2019/01/08 00:33
「マリアビートル」や「AX」を読む前に、殺し屋シリーズ第1作を復習がてら十数年ぶりに再読。だいぶ忘れてました。スピーディーな展開で読者を引き込む手腕はさすが。3人の視点人物の切り替えも効果的。ただしあまり中身のない血腥い話であり、伊坂版「パルプ・フィクション」といったところでしょうか。なお鈴木と蝉については分かりますが、鯨の行動の動機付けがいまいち分かりませんでした。最後の決着もあっさりとしたものでした。

No.27 6点 take5 2018/08/04 22:15
ミステリーの定義は人によりけりでしょうから、
あえてこの本がミステリーの代表的な作品とは申しません。
しかし、リーダビリティが高くカットバックも冴え、
読みやすい事この上ないです。
最後に全ての人生が交錯しますが、ここがもう少し意味が出てくると良かったです。

No.26 7点 斎藤警部 2017/01/07 12:42
鯨がいちばんいいな。んなわけあるか! やっぱり岩西だ!!本当かよ(/ _ ; ) 嘘だよ、槿だね。 いや、鈴木の妻かもな。。。 【ここよりしばらくネタバレ】某人物が決して黒幕でなくていい。最後に驚きの反転が無くていい。伏線たちのマリアージュに幻惑されなくていい。憎まれ奴がしっかり死んでいい。面白いからそれでいい。すごくいい。明るい残酷犯罪小説。  

んで。。これもネタバレの仄めかしになりますが、某人物が、幻覚の中で、本来なら有り得ない筈の「他人物の台詞」を耳にしますよね。。。(作者のエラーかと思ったけど、違うよね) って事は。。   いや、それともやはり、ラストシーンは爽やかな哀感たっぷりで〆るってだけなのかな? でもまあそこのアレがソレなんだとしても、面白さの核心を掠りもしない、オイラ的には。。 いや、やっぱりそんな事はない。。何言ってんだオイラは。。。。

No.25 6点 青い車 2016/11/27 22:25
 殺し屋たちの物語でありながら、期待したほどの刺激的な展開はないけれども、伊坂流の登場人物の造形や軽妙なやりとりはやはり面白いです。もっとも普通に近い人間である鈴木もなかなかに魅力的ではありましたが。騒動に巻き込まれるうち、まさに跳ねるバッタのように生き直す決意をする彼の姿は実に良かった。

No.24 7点 itokin 2015/03/29 20:33
伊坂さんの作品には予測のつかない発想とスピーディーな展開、機知に富んだ会話にいつも虜になります。この作品も同様なのだが終盤の盛り上げ、意外性の不足に少し不満が残りました。

No.23 3点 ムラ 2013/01/29 14:58
(軽いネタバレあり)

伊坂によくある逆転劇は面白かったのだがその他の物語が微妙な形で終わってしまった。
殺しやの物語というよりはちょい安っぽい裏社会の話に感じた。
伊坂節の岩のキャラはよかったけど他はちょっと薄い感じ。鈴木みたいな流されタイプもまた伊坂の小説にはけっこう出てくるけど。
一番不満だったのは三人が交差したとき大した事件が起きなかったと

No.22 5点 makomako 2012/09/08 17:50
 はじめはやたら現実感のない殺人が出てきたりして、とても嫌な感じでした。こんな本もう読むのをやめてしまおうかと思ってもいたが、まあ手元に他に読むものもなかったのでしかたなく読んだ(重傷の活字中毒の兆候ですな)。
 途中からはまずまず納得できる内容となってきたので読むこと事態は苦痛ではなくなったのだが、だから面白く読んだというほどではなかった。名前を覚えるのが苦手なわたしにとって蝉だの鯨だの覚えやすい登場人物なのがまあよかったといえばよかった。
 要するにわたしの肌に合わない小説でした。

No.21 6点 simo10 2012/06/23 11:51
--ネタばれ含みます--

銀行強盗だけでは飽き足らず、今度は殺し屋達が主役の作品。
普通人の鈴木、ナイフの達人の蝉、自殺誘導者の鯨の三人の視点が入れ替わりながら話は進みます。謎の殺し屋「押し屋」を巡って三者が交わっていく流れは、良い意味で想定通りでサクサクと読めます。
本当にこんな奴等がいたら堪らないけど、あまりにも現実離れしているため、そこは割り切って楽しめます。(ただし悪の枢軸寺原の息子はリアルな悪で本当に嫌です)
終わり方が引っ掛かったのでネタばれサイトを見たのですが、仕掛けがあったんですね(しかもちょっと嫌な仕掛けが)。伊坂氏には珍しく後味の悪い終わり方でした。せめて「始まり」は鈴木の奥さんの死からだとまだ救いはあったんだけどな~。
まあ面白かったんで続編のマリアビートルは文庫化されたら読もう。

No.20 10点 NAP 2012/02/13 17:26
殺し屋の話。非日常的だけど、どのキャラも魅力的で読みながら、最後はどうなるんだろう??ってそればっかり気になった(笑)個人的にキッチリ納得いく終わり方でした。

No.19 9点 concon 2012/01/30 23:05
3人の視点で物語が進む。面白くなった頃合で視点が変わり、もどかしさを感じながらも、次の展開にまたのめり込んでいく。いくつも伏線が貼られていて、そしてそれが最終的に繋がるのが、さすがだと感じた。あと、殺し屋が何人も出て来たりと、非日常的な話なのだが、いつの間にか感情移入してしまう。
それと、ジャック・クリスピンのセリフが格好いい。

No.18 5点 haruka 2011/04/24 23:17
個性的な殺し屋が多数登場するも、盛り上がりに欠けたまま終わってしまった感じ。

No.17 8点 3880403 2011/04/06 20:00
出てくるキャラの中で気に入った者が居たので応援する感じで読んでいた。
ミステリーではないが楽しめた。

No.16 6点 まさむね 2011/02/23 21:07
ヒトコトで表現するとすれば「殺し屋小説」。
前半は,伊坂風セリフ回しにイラッとしたこともあり(すみません。全く肌に合わないもので),かなり冗長に感じたのですが,中盤以降の加速感は良いですね。
色んな殺し屋が登場し,人もたくさん死にますが,読後は不思議な爽快感。
内容はいいんだけど,鼻につくセリフも多いんだよなぁ…って私だけでしょうか?

No.15 7点 HORNET 2011/01/10 16:22
 かなりヤバイ状況に追い込まれているはずの主人公なのに,その危機感を感じさせないのがこの人の作品らしい。といって読んでいるこちら側としてはスリルがあり,「槿」とその家族の正体が何なのか,敵なのか味方なのか,よく分からないまま物語が進んでいくあたりがハラハラさせられます。そんな感じで一気に読めてしまいました。

No.14 4点 STAR 2010/12/13 10:19
読んでいてドキドキしてしまう作品ではあると思います。ただハードボイルド系はあまり好きではないので、この作品もあまりおもしろいとは感じられませんでした。私の肌に合わないだけかも?

No.13 6点 E 2010/12/04 22:32
殺し屋達の話。
ネーミングの所為か、殺し屋設定だからなのか、伊坂氏作品の中で顔が翳っている・・そんな印象を持つ作品でした。
でも作品としてはやはり面白い。

No.12 6点 ZAto 2010/10/17 22:29
私は物語に一定のリアリズムを要求していしまう読者だ。
これはある種、読書を不自由なものにしてしまう枷となっている。
大きな嘘をつくときほど、小さな真実の積み重ねが必要であるというのは小説でも映画でも、
私のエンターティメントに対する要求でもある。

No.11 6点 ウィン 2010/09/25 12:09
伊坂作品にしてはイマイチ。
しかし小説としては面白い。
どうも俺はこの作品の世界に引き込まれなかった。
作品は三人の人物(鈴木、鯨、蝉)の視点で物語が進むというもの。
非合法な商売をしている会社の社長である寺原の息子が押し屋に押されて車に轢かれてしまうという事件から物語が始まる。
そしてその押し屋を偶然目撃してしまう鈴木。
その時は鯨と蝉が全然違うところにいるのだが、いつもの伊坂作品通りに最後に三人が繋がってしまうんだから爽快だ。
ちなみにいつも思うが、伊坂作品の登場人物はカッコいいことを言う。だから好きだ。


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